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高橋秀実『「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー』

2024年08月22日 23時29分18秒 | 文学
高橋秀実『「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー』(新潮文庫)を読んだ。
理論でむちゃくちゃ勝っていく野球チームを期待したのだが、そこまで勝つチームではなく残念。
高校生たちの言葉は、賢い男の子たちのある特徴を捉えていると思う。男の子は頭でっかちになるとこんなしゃべりかたになるだろうな。なにかずっと言い訳をしているような感じになってしまう。私もそうだったと思う。
甲子園を見ていて、私がもっとも嫌なのはバントを始めだすときなのだが、この開成高校の監督は思い切り振れと思っているのがいいと思った。
「チームに貢献するなんていうのは人間の本能じゃないと思います」(216頁)と言う野球部の監督ってすばらしい。

桑田真澄の<解説インタビュー>もすばらしい。
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