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☆夏目漱石「坊っちゃん」感想

2008年11月24日 15時47分23秒 | 文学
坊っちゃん (新潮文庫)夏目漱石の「坊っちゃん」(新潮文庫)を読んだ。
一点、読んだだけでは分からなかったのは、祝勝会というのが出てきて何の祝勝会だろうと思ったのだが、日露戦争の祝勝会らしい。クロパトキンの名前も出てくるので日清戦争ではないだろう。クロパトキンは司馬遼太郎の「坂の上の雲」に登場していた。
赤シャツが漱石だ、という話をこのところ続けて聞かされていて(茂木健一郎と関川夏央)、そうなのかなあと思いながら読んだ。
うらなりとマドンナと赤シャツの三角関係で、赤シャツはうらなりからマドンナを奪ったわけだから、確かにのちの小説の原型のようなことも思われる。
山嵐が会津で、坊っちゃんが江戸なので、敗れた旧幕派の反逆のようにも取れる。

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