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☆内田樹「知に働けば蔵が建つ」感想

2009年07月19日 16時57分12秒 | 文学
知に働けば蔵が建つ (文春文庫)引き続き、図書館で借りてきた内田樹の本を読む。「知に働けば蔵が建つ」(文春文庫)。
とてもおもしろく、というほどではないが、退屈せずに読んだ。
何かを考えるときに時間というものを勘定に入れるのが内田樹的なのだな、とあらためて思った。
「在留日本人のパリ症候群」は懐かしかった。
僕が内田樹という書き手を意識し始めたのはこの文章あたりだったように思う。ちょうど朝日新聞にパリ症候群について載っていて、留学中に精神的にわりと追い詰められた経験のある人間としてはひとごととは思えず、調べていて内田樹のブログに行きあたったように思う。じゃなくてもしかしたら、その少し前から読んでいて、気になりだしたのがこの文章あたりだった、ということかもしれない。
名前は高橋源一郎がどこかで、なにかで、書いているのを見て知っていたはずである。はずであるが、新しい作家にはなかなか手を出さないので「ふうん、そんなひとがいるのか」という程度だった。

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