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雑感

2011年03月20日 14時04分53秒 | 文学
この間弁当箱を買って包装してもらうときに「ご自宅用ですか?」と訊かれ、「いえ、お出かけ用です」と答えたくなった。

アカデミー賞の授賞式を録画していたので見た。
ディカプリオの出ている『インセプション』がいちばんおもしろそうだった。おもしろそうなのであまり内容を調べないままに映画を見たいと思う。
それから『ソーシャル・ネットワーク』、『英国王のスピーチ』、『ブラック・スワン』を見たいと思った。
『ブラック・スワン』は少女マンガみたいな雰囲気なのかなと思っている。『リトル・ダンサー』にしても『花とアリス』にしてもそうだが、バレエを題材にしている映画にハズレはない。
『英国王のスピーチ』はカウンセリングの話のようで興味を持った。

マイケル・サンデルの『これからの「正義」の話をしよう』というタイトルはなかなか深いタイトルだと最近感じる。
正義の話は、「これからの」か「これまでの」話はしやすい。「いま、ここの」正義の話はなかなかしにくいものだ。「いま、ここの」正義を大声で語っている人に対して「いま、ここで、あなたの言っている正しさは本当の正しさなのか?」と疑問を言うことは普通、許されないことが多い。しかし思ったことを好きに言えない雰囲気は哲学の出来る雰囲気ではない。これからかこれまでの話だったら落ち着いてできる。
NHKの「男前列伝」で手塚治虫は人間が善人と悪人の間で変身するところにエロスを感じていたという話を聞いた。その話自体はどこかで聞いたことのある話なのだが、とても悪い人と、とても善い人(あるいはとても不幸な人)しか世の中にいないように報道されることが多いので、手塚治虫の思想(性癖)は顧みられるべきだなと思った。
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