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なかにし礼『長崎ぶらぶら節』

2023年06月22日 20時09分01秒 | 文学
なかにし礼『長崎ぶらぶら節』(新潮文庫)を読んだ。長崎特集の六作目。
もっと長崎の街をぶらぶらして、観光名所を紹介するかと思ったらあんまりぶらぶらしなかった。
愛八という芸者と古賀十二郎という研究者が、長崎の古い歌を探す話。ある程度は実話なのだろう。
むちゃくちゃおもしろいわけではないが、退屈しない程度にはおもしろかった。
旅行の参考にはあまりならない。
旅行中に「長崎ぶらぶら節」か「浜節」でも聴くことがあればいいけれど、そんなことはないだろうし、たとえ長崎の街で流れていても説明されなければそれを「あっ、ぶらぶら節だ!」と思うこともないだろう。
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