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内田康夫『棄霊島 下』

2023年06月13日 22時12分40秒 | 文学
内田康夫『棄霊島 下』(文春文庫)を図書館で借りて読んだ。
一つ前に読んだ『後鳥羽伝説殺人事件』が浅見光彦シリーズの第一作目で、この『棄霊島』が百作目らしい。一作目はおもしろかったのに百作目はひどかった。どこから、いつからこんなふうになってしまっていったのだろう。
作者の、なんということもない平凡な政治的意見を言うためにこの作品は書かれているのだろうか。おだて続けた編集者が悪いんだろうな。
ミステリーの部分はなにかのおまけのようにしか存在しない。具体的な行動や証拠などは何もなく、ただただ探偵の想像が語られて、しかもそれで当たっている。
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