ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『メッセージ』を見る。映画評論家の町山智浩がテレビドラマ『THIS IS US 36歳、これから』について語っている動画を見ていたら、『THIS IS US』とこの映画『メッセージ』が似ているというようなことを語っていた。ちなみこの前見た『リメンバー・ミー』もそのとき話に出ていた。
『メッセージ』の原作のテッド・チャンの『あなたの人生の物語』は以前SFを読んでいるときに興味を持ったことがあるが読んでいない。今回も原作を読もうかどうしようか迷ったが、短編集のなかのひとつを読むために短編集すべてを読まないといけないと思うと億劫で（べつに読まないといけないということはないけれど、短編集を買ってそのなかの一つだけを読むということはできない）、映画を見て興味もったら原作を読むつもりだった。
とてもおもしろい話で興味は持ったけれど、もう原作を読まなくてもいいかなと思った。
『THIS IS US』と似ているというのも分かった。現在だと思っていたものが過去だったり、過去だと思っていたものが未来だったりする。
娘が可愛かった。
映画を見始めてイカみたいな宇宙人ヘプタポットが出てきたときには、「こりゃとんでもないものをつかまされたかな」と思ったのだがきちんとした映画だった。
言語を習得することで未来が分かるようになるというのがすごい発想だと思う。すごい発想だと思ったので原作は読まなくても良いかなと思った。
