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ひどい風邪

2015年10月28日 22時32分21秒 | 文学
日曜日の夜くらいから熱が出て、月曜日は会社に行ったのだが、火曜日と水曜日(今日)は休む。
まだ熱がひかない。
たまにこのような、なかなか去らない風邪をひく。もう僕は風邪とともに生きていくしかないのだから、熱があることも常態と考えるべきなのではないかと思ってしまう。つらい。

加藤典洋の『戦後入門』(ちくま新書)というたいへん分厚い新書を読んでいる。
初めのほうで加藤がすぐに読めるはず、と書いてあるが、頭が痛いせいかなかなか進まない。いまは、第二次世界大戦のときの連合国対枢軸国という構図は戦後に刷り込まれたものではないかという話を読んでいる。なるほどそうかもしれない。

橋本治の『負けない力』(大和書房)を図書館で借りて読んでいたが、いつものこねくり回すような、括弧書き多様の橋本文体で頭が痛くなる。最後まで読めないかもしれない。

片岡義男の『短編を七つ、書いた順』(幻戯書房)も図書館で借りて、最初の短編とふたつめを少し読んだが、いったいこれがなんなのかわからず戸惑っていて、最後まで読むかどうかわからない。これは頭が痛いせいには出来ない。
片岡義男はひとりで遠くに行っているように思う。
文学にならないようにする、というような言葉を登場人物に言わせていて、たぶんその辺りに入り口があるように思い、そうであるならば面白いと思うが、たしかに文学にはなっていないかもしれないが、さてこれはなんだと問われても私にはなんだかわからない。
片岡義男はなんだか凄いのかもしれないな、といつも思う。

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、お笑い芸人の岡村隆史が過去に出演したプロフェッショナルたち3人に話を聞きにいく回を見た。
りんご農家の木村秋則はこれまで顔は何度も写真で見たことはあるが話すのを初めて見た。
義歯を入れない理由を、つらいときを忘れないためというのには感動した。
確かにいろんなことを忘れてるひとを見ると悲しくなるよね、と思った。
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