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電子書籍

2014年11月24日 22時23分28秒 | 文学
MacBook Airを使っていて、iBooksという電子書籍を読む、または買うソフトが入っていたので使ってみる。
私はまだまだ電子書籍というものに慣れず、文章は紙で読まないと読んだ気がしない、不器用で、古い人間です。映画や音楽に最近興味がなくなったのは物へのフェティッシュな愛情がなくなったせいではないかと考えている。つまりビデオテープやカセットテープの時代にはあった、動画や音声の入っている物体への愛情がなくなったせいで見なくなったり聴かなくなったりしているのだと思う。
本も紙じゃなくなったらやっぱり愛情が薄れて読まなくなるんじゃないかな。読むにしても熱心さが欠ける気がする。
なので、iBooksを使って購入したのは(無料なので購入ではないが)、買うほどの興味が持てない作家の、愛情が湧きそうにもない作品とした。しかしそこまで全く興味がないともちろん読まないので、そのへんが難しい。
結局選んだのは有島武郎の『或る女』と島崎藤村の『夜明け前』。
有島武郎の『或る女』についてはどこかで誰かが何かを語っていた気がする。忘れてしまったがなにか興味を惹かれた記憶がある。
島崎藤村の『夜明け前』は太宰治がどこかで、眠れないときに一晩で読んでしまったとかなにか言っていた気がする。そのくらいの興味。
いつか、何かの事情で、ネットのつながらない環境で、このパソコンといっしょに放り出されて、文庫本も持っていないことになったら読むことにしよう。なかなかあり得ない想定ではあるけれど。
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