ダブログ宣言!

ひとりでするのがブログなら、
ふたりでするのがダブログ。

SF幼年期の始まり

2011年04月10日 23時58分27秒 | 文学
今日は選挙に行った。
20代のころは一度も行ったことがなかったのに一度行き始めたら欠かさず行っている。いまだに誰に入れるべきという強い確信が持てないままに投票している。しかし改めて考えてみるに、「誰に入れるべきか分からないけど、名前を書いて投票できちゃう」ということが、まさしく大人になったと言うべきことなのかもしれない。青年のころは間違いの側に自分の身を置くことを嫌う(だから間違わないためには投票しないという選択肢しかないと無意識で思ってしまう)が、年を取るとそれも平気になってしまう。

さて、ここのところSF入門のような本ばかり読んでいたけれど、やっとSF小説を読み始める。正確に言うと、星新一の『ボッコちゃん』を読んだから二冊目なんだけれど、あれは僕の思う(期待する)SFではなかった。
クラークの『幼年期の終わり』(光文社古典新訳文庫)を読んでいる。
すごくおもしろい。今後しばらくSFを読んでみようという気になる。宗教について考えるにはSFを読むのがいちばんなんじゃないかという気もする。
読んでいると、少年が津波の被害に遭いそうになる場面があり、「なんでいま津波の小説!?」と偶然に驚く。こういう偶然はたまにある。たまにあって、私の進んでいる道は間違っていない、という気になる。神を感じる瞬間です。
コメント