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内田樹・高橋源一郎『沈む日本を愛せますか?』

2011年04月07日 19時57分17秒 | 文学
内田樹と高橋源一郎の対談『沈む日本を愛せますか?』(ロッキングオン)を図書館で借りて読んだ。
かなり分厚い本で政治の話なので、読めるかなと思っていたが、読めた。小沢一郎と江藤淳の話が中心だった、わけでもないのだが、その二人の話が特に印象に残った。日本とアメリカの話となれば、やはり江藤淳が登場しないわけにはいかない。
高橋源一郎が小沢一郎の著書を五冊読んで来たという回があり、おもしろかった。そういうことをやりたくなる気持ちはわかる。その回で、高橋源一郎が武田泰淳の『政治家の文章』の話をしていて、僕はこの本について知らなかったのだが、興味を持った。政治家の文章を小説家が読むというところが斬新だ。
その他、高橋源一郎がルソーの『社会契約論』について語っていて、この本にも興味を持った。
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