アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』(光文社古典新訳文庫)を図書館で借りて読んだ。
いろいろなところで名前の挙がる作品なのでやはりとてもおもしろかった。
宇宙人が姿を見せたときの衝撃はすごいものがあっただろう。「あっただろう」というのは、僕自身は他の本でこの本のあらすじをすこし知ってしまっていたので衝撃はなかった。しかしその本を読んで、宇宙人の姿がそういうものであると知って、とても興味を持って読んだ。
「コックリさん」が行われるところもおもしろかった。
クラークの文章は特徴があって、省略が多い。場面転換のときにわりと大きな空白期間があったあとに文章が続く場合が多い。そこが慣れないと少し分かりづらい。説明も分かりにくいところがあるかもしれない。SFなので仕方のないことかもしれない。宇宙人なんて多くの人は見たこともないわけだから説明が難しい。
最後のところの、子どもたちの進化についてのところがよくわからなかった。
いったいどうなったんだ、という感じだった。
子どもたちが一斉に進化しはじめてそれが伝染してみんながひとつになって、という僕にはよく理解できない展開だった。やはりSFというのはオチが難しい。あまりに現実離れしてしまうと、興味を失ってしまう。僕には「んなアホな」という展開だった。
宇宙人の姿があのようであった説明も、もう少し何かそれらしい理屈があってもいいような気がした。登場の衝撃のわりにはいまいちだった。もう少しキリスト教の何か(よく知らないけど)に結び付けて語られても良かったかも。
そもそもSFファンではないのでSFファンぽい読み方はできない。今後もSFど素人として、これまでのファンたちの評価など関係なく、裸眼で(司馬遼太郎)読んでゆく所存です。
次はハインライン『夏への扉』を読む予定。
いろいろなところで名前の挙がる作品なのでやはりとてもおもしろかった。
宇宙人が姿を見せたときの衝撃はすごいものがあっただろう。「あっただろう」というのは、僕自身は他の本でこの本のあらすじをすこし知ってしまっていたので衝撃はなかった。しかしその本を読んで、宇宙人の姿がそういうものであると知って、とても興味を持って読んだ。
「コックリさん」が行われるところもおもしろかった。
クラークの文章は特徴があって、省略が多い。場面転換のときにわりと大きな空白期間があったあとに文章が続く場合が多い。そこが慣れないと少し分かりづらい。説明も分かりにくいところがあるかもしれない。SFなので仕方のないことかもしれない。宇宙人なんて多くの人は見たこともないわけだから説明が難しい。
最後のところの、子どもたちの進化についてのところがよくわからなかった。
いったいどうなったんだ、という感じだった。
子どもたちが一斉に進化しはじめてそれが伝染してみんながひとつになって、という僕にはよく理解できない展開だった。やはりSFというのはオチが難しい。あまりに現実離れしてしまうと、興味を失ってしまう。僕には「んなアホな」という展開だった。
宇宙人の姿があのようであった説明も、もう少し何かそれらしい理屈があってもいいような気がした。登場の衝撃のわりにはいまいちだった。もう少しキリスト教の何か(よく知らないけど)に結び付けて語られても良かったかも。
そもそもSFファンではないのでSFファンぽい読み方はできない。今後もSFど素人として、これまでのファンたちの評価など関係なく、裸眼で(司馬遼太郎)読んでゆく所存です。
次はハインライン『夏への扉』を読む予定。