![軽くて深い 井上陽水の言葉](http://ec2.images-amazon.com/images/I/41c%2BRSOdgYL.jpg)
井上陽水の発言には昔から興味を持っていてNHKなどに出演する時にはわりとよく見るので、この本を見つけたときにも興味を持って図書館で借りた。
おそらく相当に齋藤孝的な井上陽水像になっているような気がするが、それでも井上陽水はやはりおもしろいと思った。
僕が井上陽水の発言で好きだったのは、確かNHKのインタビューでだったと思うが、「いつもいつも定型じゃないことをやっていると、それが定型になってしまうので、たまには定型でもやる」というような意味の発言をしていたときに、「すげぇ」と思った。
それから今回歌を聴いていて、「東へ西へ」の、「昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういう訳だ」というのはいいと思った。たしかにどういう訳だ? とよく思う。
たまには本屋に行ってみないといけないな、と思うのは、知らない新刊本を見つけたときだ。
昨日本屋で、
蓮實重彦と黒沢清の対談『東京から 現代アメリカ映画談義 イーストウッド、スピルバーグ、タランティーノ』
という本と、それから、
サルトルの『嘔吐』の新訳(鈴木道彦訳)
を見つけた。
蓮實重彦の本はとりあげられている三人の監督に興味があるので図書館で借りて読みたい。
『嘔吐』は、どうせなら文庫で出せばいいのにと思う。