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☆滝田洋二郎監督「おくりびと」感想

2009年04月18日 22時51分25秒 | 映画
おくりびと会社の同僚が映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)を見て泣いた、映画館で嗚咽するほどだった、というので興味を持ち、嗚咽に憧れ、ひっそりと家で「おくりびと」を見た。
卒業式の記憶は大体の人にあって、年を取ってから卒業式で人が泣いている姿を見るとつられて泣きそうになってしまうように、葬式も年をとると参加することが多くなるので、葬式で人が泣いているのを見ると思い出して悲しくなってしまう。
非常に醒めた言い方をするとそんな感じなのかなあ。
まったく何も思い出さなかったわけじゃないが、僕にとっては泣くような映画ではなかった。
山崎努が本木雅弘にお金を渡している姿を見ると「その金は脱税した金だろうなあ」(「マルサの女」)とか、食べ方は「タンポポ」のころといっしょだなあとか、山崎努を、というか伊丹十三映画を懐かしむ映画だった。
自分のやっていることに反対する人がいて、その人に自分の仕事を見せて、納得させるという、「フラガール」と同じ形の映画だった。反対されながらも自分の納得できる仕事をし続ける姿をたまには見てみたい。
モックンがどうしてもモックンで、ショーパブっぽいというか、誰とでも軽くおしゃべりする雰囲気が滲み出ていて、もうちょっと暗い印象の若い俳優(瑛太とか?)の方がよかったんじゃないかと思った。
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