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☆シャマラン監督「レディ・イン・ザ・ウォーター」感想

2007年12月02日 02時11分31秒 | 映画
レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版今日が無料放送のスターチャンネルを録画をして、「レディ・イン・ザ・ウォーター」を見る。
たいへん評判の悪い映画でレンタルビデオ店で借りてくるのを躊躇していたのでちょうどよかった。
これまで何度か書いたと思うけど、シャマランの映画にたいして僕はかなり好意的で相当好きなほうだと思うが、今回はさすがにだめだった。
途中で一度眠ってしまった。
目が覚めて、もう見なくてもいいかと思ったが、あと30分ほどだったのでがんばって見通した。
物語はこういうものだというところをあまりに突き詰めて行ってしまうと、裏の裏のその裏まで考えすぎてしまって何も作れなくなってしまい、八方ふさがりになり、何をやってもすでに誰かがやっているということになり、結局行きつくところは単純な神話になってしまうというようなことがよくある。
小説で言うと高橋源一郎、とかかなあ。

それにしてもなんだろうこの映画は。
狙いがよくわからない。
ロール・プレイング・ゲーム的な世界を描いたのだろうか。
その世界にいる人には何らかの役割が必ずある。道具も必ず役立つためにあるという世界観。
だとしても失敗作だろうな。

「BSマンガ夜話」が復活し録画して三夜( 新井英樹 「真説ザ・ワールド・イズ・マイン」と五十嵐大介 「魔女」と二ノ宮知子「のだめカンタービレ」)とも見たが、「真説ザ・ワールド・イズ・マイン」の回でいしかわじゅんが、化け物の全身を描いたところで駄目だと思ったと言っていて、「真説ザ・ワールド・イズ・マイン」自体を読んでいないので彼の言うことが当たっているのかどうかは知らないが、その言いたいところはよくわかる。
これまで化け物を隠し続けてきたシャマランが「レディ・イン・ザ・ウォーター」では真正面からそれを描いていて、そこがこの映画の失敗の原因だろうと思う。
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