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☆村上春樹「アフターダーク」感想

2006年09月18日 12時12分43秒 | 文学
アフターダーク村上春樹の「アフターダーク」が文庫化されたので買って読んでみる。
村上龍が書きそうな感じだなあと思った。カオルは年取った神取忍のイメージだな。「ケイタイ」とか「すかいらーく」、「相田みつを」など最近の風俗をとらえようとする努力が見られる。
ゴダールの映画「アルファヴィル」って見たことないけれど、面白いのかなあ、つまんないだろうなあ、たぶん。しかしちょっと興味を持つ。
視点の自由な移動と、その視点に「私たち」という人称を使っているのが目新しい。
タランティーノの映画「パルプ・フィクション」や、その他の、複数の人物の話が同時に進み、少しずつ重なりすれ違うという、そんな感じの映画の雰囲気を出したのかなあ。
なにかの練習なのか、という印象でそんなに面白くはなかった。
全体的にすべて比喩、という感じ。
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