”朝吼夕嘆・晴走雨読”

「美ら島沖縄大使」「WeeklyBook&Reviews」「マラソン挑戦」

「癌との共生、終活の日々」

2014年09月12日 | 「病床六尺」

                                                    
 
本日、直腸癌手術後の10回目の化学入院治療を終えました。癌治療には摘出手術以外の化学治療と放射線治療があるようです。 化学療養とは私のようなでレベル4・リンパ切除の患者に対する癌細胞転移防止のための点滴療養です。
 今年2月の肛門癌摘出手術後  右胸にCVポートが埋め込に手術を受け、そこから今日まで7カ月に亘り、2週間毎に2泊3日、48時間の入院点滴療養を続けて来ました。点滴液が無くなり、CVポートから針を自分で抜くことが出来れば、2日目には退院帰宅出来すので、看護婦さんからこの抜針方法何度か教えて貰い、帰宅療養ですが点滴液が無くなるまで胸部と繋がったボトルを肩に掛けて終日過ごします。 このボトルをシャツ下にぶら下げて、幾度か都内で行われたイベントに出席して、担当医師と看護婦さんに呆れられました。

 抗癌剤点滴化学治療は癌細胞の成長、転移抑制と共に正常細網を弱化させ、脱毛、シャクリ、倦怠等様々な副作用もあります。中でも白血球の低下で免疫抵抗力を劣化させます。このため、毎回の化学療養前に、採血検査を実施し、白血球数値の検査があります。私の場合、これまで2度の低下現象が見られ、点滴治療を2度見送られました。

 この化学治療は文部科学省の補助金を受けて帝京大抗癌治療チームが私を含め20名以上の患者に実施している研究実験治療のようです。もちろん、治療実施の前に担当医師から説明があり、協力同意の署名を求められました。この受診を高校同期の流山中央院長の国吉君にセカンドオピニオンとして相談したところ、「大学病院はスタッフと設備も充実しており、先進治療の一環だから」とのアドバイスを受け、同意の署名をしました。それにしても、保険対象ながら毎回5~9万円、月20万以上の治療費負担は大変です。この治療は9月末の11回で終わり、後は月一の検査診療になるようですが「5年以内に移転再発の可能性5割!」と自分に言い聞かせつつ“癌との共生、終活”を過ごす毎日ですが、多くの皆さんのお見舞い、激励重ねて有難うございます。頑張ります!
                                                     

 

コメント (13)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 県人会「文化講演会」に出席... | トップ | 「高齢社会でのIT論」と“奄... »
最新の画像もっと見る

13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
都の西北 (takano)
2014-09-13 00:43:07
レベル4は きつい。
今が勝負時 ガンバレ!
返信する
Unknown ()
2014-09-13 08:33:57
重田さんは人と人を結ぶ「要」です。
扇子も要が壊れるとバラバラで使い物にならなくなってしまう様に、大事な大事な場所。
心して、お身体をお大事に、、
無理な行動が薬になる場合と、毒になる場合が
あると思います。
ブログを通して、見守っています。お大事に!
返信する
応援してます〓 (上原 多香子)
2014-09-13 09:29:02
重田さんの、癌と立ち向かってる大変な状況、初めて知りました
とにかく、今は、治療に専念(^^)v
又、だいすきな「とんぼ」が聞けるまで、治療スタッフと共に頑張って下さい今、淡々改装中
ぜひ、新しくリニューアルした淡々見にいらっしゃて下さいね
返信する
御礼 (重田)
2014-09-13 09:58:36
 皆さん!激励コメント有難う!
多香子さんがblogにコメントアップ出来るなんてIT skill凄いね!
返信する
重田様 (中村由記子)
2014-09-14 08:32:38
長い化学治療をやっと終了ですね。お疲れ様でした。点滴を胸にぶら下げてのイベント出席もおありになったとか。
そのなんと表現していいのか。精神力には脱帽です。並大抵のことではできません。
色白の柔な感じの重田さんからは想像もつかない強さをお持ちなんですね。内に秘めた強さと外の優しそうな雰囲気が
女性を引きつける要素かもしれませんね。
これからは月に1回の通院とのことですね。少し楽におなりになったら、是非に「自分史」などをお書きになるのもいいかもしれませんね。これからも健康にお気をつけて頑張ってくださいませね。


返信する
闘病生活ご苦労様です。 (大井学)
2014-09-14 08:44:59
あなたは癌、私は心臓と分野は異なりますが、抗がん剤の介入が、あなたの最大の苦闘だと思います。私は生涯に「斯くあるべきもの」との認識を捨てました。いまは命ある限り歌うことだけです。
10月と11月に無料の演奏会をします。「心と技」を尽くします。今が最高のレベルです。
いつどこで死んでもいいと思っています。ただ命ある限り精一杯の表現者でありたい。小さく地味にそして輝いた生き方がしたい。あなたの表現者としての生き方もなかなかです。いつもヒトの中にあることが優れています。
私も「人」しかないのです。音楽は人から手渡しで教わり面と向かって表現する。この中に人生がある。「美しいか、美しくないか」の自問の中に生きる核があるのです。
現世と遊離した世界に見える文化の世界が実は、すべての人の育成の根底になっているはずです。
なってなければならなかった筈です。今日の国の惨状はまさにここにあると思います。
一流大学を出て、文字を覚える天才になって国家の中枢にあり、結果国を危うくした人たち。
この人たちに欠けていたのは文化の下地でした。文化論をやれる政治家も企業家も公務員も国民もいないのが
現状です。学童の成績の低下で大きな議論が出てましたが、何をいまさらもともと沖縄は最低であったはず。
私も最低から出てきました。学業は文化の一部分にすぎない。成績を上げるのは文化のレベルを上げるのとは
比較にならないこと。難しくはないのです。学業は締め付ければ上がり、文化は放してやらねばあがりません。
粟国安彦をおもいます。彼も何もないところから天才を発揮したのです。
島に生まれたことは、島に囲まれた束縛の反面、放射状の解放があった。四方海ばかりだが「八方につながる広がりが」あるのです。ウチナンチュはみなそうやって育ったのでした。そしてそれはいまも変わらず続いているのです。
そこから夢を育んで行きたいものです。お元気で!
返信する
重田さん (堀 美知子)
2014-09-14 09:55:58
大変な病気を、果敢に戦っている姿。お見事。
ポジティブシンキングに感服しています。病院での治療だけでも大変なのに、外出時まで…!
でも、出来たということは、体力が十分だった証拠ですね。
夏の疲れが出てくる頃です。くれぐれも、無茶をしないようにお気を付けください。


返信する
Unknown (天田)
2014-09-14 09:57:40
身体的にも経済的にもなかなかたいへんな治療を続けておられるようですが、一方元気にご活躍の様子、素晴らしいと感じております。再発の可能性5割ということ
は、再発しない可能性が5割以上ということです。どうか持前の楽感的なところ、前進的なところ、を生かして、養生して下さい。終活などという言葉は聞いたこともありませんし、聞きたくもありません。「卒活」にして、定期入院治療から卒業することにしましょう。私も16日で九十になり、卒寿となります。
返信する
ダンディー重田さま (難波三津子)
2014-09-14 10:04:37
初めて高田さんとお会いした時は、術後の化学治療中だったのですね。改めて有難う御座いました。
ブロッグを読むたびに、なんと秘めた穏やかな気質の持ち主かと感じ入ります。私も17年前、大病をし母子家庭で乗り切り、現在はご覧の通りです。
今回のお写真を拝見しても、重田さんの肉体には活力が感じられます。きっと長年の心身のバランスをとる日常の結果でしょう。一年ごとのポールを立て、3年後には健康な結果が期待できますよ。


返信する
重田さま抗がん剤治療、お疲れさまでした。 (川平いつ子)
2014-09-14 10:11:48
痛々しいお姿に、お慰めの言葉もありませんが、重田さんのこれまでの お元気な行動ぶりを思うにつけ、
10回の治療の効果ははっきりと現われていると思います。
どうか、がんと共生しつつ、克服なさいますよう、願っています。
返信する

コメントを投稿

「病床六尺」」カテゴリの最新記事