センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

アリスイという鳥!

2023-04-13 00:00:30 | 野鳥

アリスイ(蟻吸、Jynx torquilla)は、キツツキ科アリスイ属に分類される鳥類。アリスイ属の模式種。

分布!

アフリカ大陸、ユーラシア大陸、イギリス(ジブラルタルを含む)、日本。

夏季にアフリカ大陸北部やユーラシア大陸で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸中部やインド、東南アジアへ南下し越冬する。日本では北海道、本州北部では夏季に繁殖のため飛来し(夏鳥)、本州中部以西では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。アリの出現に合わせて移動しているらしく、クロナガアリが出現している間は冬の関東地方でも長い間越冬し、厳寒期に南下する。

形態!

全長17-18cm。背面は灰褐色の羽毛で覆われ、褐色や黒褐色の複雑な斑紋が入る。た頭頂から背面にかけて暗褐色の太い縦縞が入り、側頭部や肩部にも黒い斑紋が入る。喉から胸部にかけては黄褐色の羽毛で覆われ、黒褐色の横縞が入る。尾羽は丸尾で繋がっておらず、黒褐色の横縞が約5本入。

生態!

開けた森林、林縁、草原、湿地、農耕地、川原などに生息する。樹上では木の枝に対して水平に止まる。外敵に巣を狙われた場合、大声で鳴いて巣の周りを飛ぶ、警戒のために頻繁に首を傾げるような行動を行う。種小名torquillaは「首を捻る者」の意で、英名(Wryneck=曲がった首)と同義。

食性は動物食で、主にアリを食べ、和名の由来になっている。地表や朽ち木に止まって舌を伸ばし、獲物を捕食する。

繁殖形態は卵生。樹洞や地面に空いた穴、キツツキの古巣に営巣し、日本では6-7月に1回に6-10個の卵を産む。主にメスが抱卵し、抱卵期間は12-14日。雛は孵化してから18-25日で巣立つ。

 

アリスイは、幹だけではなく地上にも降りて歩いて地表や地中の餌を採るのが特徴です。 食性は動物食で、主にアリを食べるので和名の由来になっています。アリを吸うように捕食するから「アリスイ」と言う和名が付けられました。

私がアリスイと出逢い撮影したのは、昨年は葛西臨海公園の葦原の湿地に、クイナとヒクイナなどが出現する場所にいました。

その場所は、クイナとヒクイナが良く出現する場所なので、バードカメラマンが何人も陣取っています。

その日も数人のカメラマンがクイナが現れ、一斉にカメラのシャッターを切り、僅かの時間で奥の葦原に隠れてしまい、同時にカメラマンも居なくなりました。私だけは残り、ヒクイナが現れないか待っていたら、突然、葦原の奥からアリスイが飛び出し、首を持ち上げ、上空を見上げていました。3枚シャッターを切り、直ぐ隠れてしまいました。

今年は、冬場に手賀沼で二度、アリスイに遭遇し、撮影も出来ましたが、木に止まっていたので遠かったですが確認出来ました。

その時には、隣にモズと一緒でした。モズもアリスイも動物食なので獲物を横取りしようとしたかも知れません。

二度目もやはり、木に止まっていました。アリスイは警戒心の強い鳥なので、手賀沼のような人出の多い場所では、道端から離れた木に止まったりします。

生態もそうですが、アリスイは姿形もユニークな野鳥です。

また、バードウォッチャーにも人気のある野鳥です。

センスプロデュース研究所、葛西行彦、

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お天さまとヒバリの民話! | トップ | 野鳥と共に! »
最新の画像もっと見る

野鳥」カテゴリの最新記事