センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

野鳥観察が脳を活性化させる!

2024-03-27 00:00:30 | 自然観察

野鳥観察が脳を活性化させる!
この話題は、十数年前にテレビ番組から取材を受けて話題にもなり、放送後には子供に野鳥観察(バードウォッチング)を親子でする人たちが増えました。
私は井の頭小学校で「探鳥会」の講師をしてから三十年以上が経ちました。
そんな大勢の子供たちに指導して感じたのは、普段では中々見られない、感動や感激を感じて喜ぶ姿をよく見かけます。
そんな子供は生き生きとし、笑顔が絶えません。
私には孫はいませんが、孫のような世代から頼りにさせる。子供たちとコミュケーションが取れます。
また、野鳥を探す方法、早く見つけ出す方法を私の独自の指導方法、「脳科学の応用」にあります。
此処で何故?野鳥観察が脳を活性化させるかについて脳科学で説明します。

野鳥を探す。早く見つけ出すのには、目で探しても居場所は、経験がないと分かりません。ですから、私は「野鳥の鳴き声」に耳を傾け、鳴き声のする方向を探します。
木の上なのか?林の中にいるのかを探し当てます。
次に、木に止まっていれば、風で動いているのと違い、早く動いたりしたら、其処に野鳥が止まっていたりします。


笹薮でも同様に笹が風で動いていないのに、カサカサと音がしたり、動いていたら笹薮の中には小鳥がいます。
そして、肉眼で見て「いた!」と見つけたら、種類を確認するために、双眼鏡で見ます。そして、カワセミだと分かると、ブルーの綺麗な鳥と分かり、綺麗だと感動します。
カワセミを始めて見たことがきっかけで、野鳥観察、バードウォッチングをする人が多いのも納得します。
こうした一連の動作は、感覚を研ぎ澄まし、集中力を養うことになります。
私は専門的に「センストレーニング」と名付けています。

つまり、野鳥観察をすることは、人の五感を総動員し、見つけた時の喜びこそ「感動と快感」に繋がります。
人の脳は「楽しい、楽、快感」などが好きで、「辛い、苦しい、不快」などが嫌いです。
ですから、嫌いなことはストレスでしかありません。ストレスは、全てが脳に悪い訳ではありません。人の脳には、強いストレスはあまりよくありませんが「刺激的なストレス」は、脳の活性化には必要なことです。
例えば、探鳥会では季節によって確認出来る野鳥も違います。勿論、気温も違います。
時には、野外ですから不快に感じるかも知れませんが、こうした場面も踏まえて、野鳥を探し廻りそして、野鳥を探し当てて、見つけた喜び、それが誰よも先に見つけたお子さんを私は褒めます。 よく見つけたね!と言うと笑顔で喜んでくれます。
こうした笑顔や笑いが特に子供たちの脳には、一番の良い刺激となり、活性化するのです。
バードウォッチングなどでは、単なる野鳥を見つけるだくではなく、脳をフル活動させることになります。 

鳥を見つけるために集中し、洞察力を使い、そして観察力を養います。
こうしたことから私が「センストレーニング」と名付けたように、子供の成長と共に脳の発達にも繋がります。
現に探鳥会に参加された親御さんから、我が子が探鳥会に参加してから落ち着いて来たとか、宿題も嫌嫌でなく、自主的に集中して出来るようになり、学校の成績も上がりましたと言われ、私の予想通りに、センストレーニングされた訳です。
こうした体験は、子供だけではなく、我々大人、特に高齢者の方々にも応用は出来ます。
但し、指導員が野鳥のばかりを集中して教えていては、逆効果になります。
それは、飽きてしまったり、つまらないと感じたら脳はストレス状態だからです。
こうした。センストレーニングを応用した「探鳥会」やバードウォッチング指導が出来るのは、日本では私だけと自負しています。
そもそも、バードウォッチングが人の脳を活性化させると言う、長年の指導経験と人の感覚や脳の関連研究をしてきた賜物です。
今後も子供たちに愛護を目的に野鳥を探しながら同時に脳を鍛える方法で指導して参ります。
センスプロデュース研究所、葛西行彦

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジョウビタキのスピリチャル... | トップ | アカゲラのスピリチュアルな... »
最新の画像もっと見る

自然観察」カテゴリの最新記事