周防教会・牧会ジャーナル

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12月3―9日

2017年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム

コガタスズメバチの巣と思えるが、うちの信徒が近くのお寺からもらってきたらしい。これを飾っていると左手を挙げている招き猫のように人を招く御利益があるとか言われ、さっそく礼拝堂に鎮座ましましていただいた。これでクリスマス礼拝は大会衆であふれることやろ。でもどちらかと言えば、うちはハチの巣をつついたような大騒ぎの方が似合う教会やがな。

 

12/3(日) 今年も大量の葉を散らした教会のイチョウも間もなく落葉終了。毎年掃除するのは妻と会員の有志。僕が最後に落ち葉を掃いたのはいつのことやろ?思い出せないほど昔のこと。下手に手を出すとみんなを戸惑わせるだけ。しかしこれくらい熱心に自分の教会を掃除すりゃええんやがなあ・・・などと考えつつ、朝から天神さんの境内のイチョウを掃く。

 

4(月) 子供の頃から村田という苗字があまり好きではなかった。もっとカッコええ苗字がよかったと他人の苗字がうらめしかったこともある。ところが最近某テレビ番組で「村田」姓の発祥を知って驚く。知らんかった。そんな理由があったのか。めちゃカッコええやん。でもちょっと待てよ。「名前負け」ならぬ「苗字負け」してしまいそうや。いらんことを知ってしもたわい。

 

5(火) いつの間にか彩七の家の近所のたこ焼き屋の常連客になっていた僕は、今日、たこ焼き4個と20円をおまけしてもらった。思えば子供の頃、近所のたこ焼き屋に行く時、閉店ギリギリを狙ったもんや。もちろん「売れ残りをおまけしてもらう」ためや。コツは綿密な状況判断とタイミングと実行力。あとは運だけや。この秘儀は孫たちにも伝えようと思っている。

 

6(水) うちの風呂の湯舟に浸かったのは何カ月前やったかなあ。おそらくまだ寒い時期やったと思う。ぼちぼちこの町が氷点下になる季節に入り、手足が凍えるようになったので湯舟に浸かることにした。ああ極楽や。牧師ならここで「天国や」と言うべきかもしれんが、僕があまりに風呂から出てこんので、妻や娘が極楽に行ったのではないかと時々覗きに来る。

 

7(木) 小学校4年の時の恩師から今年も「すだち酢」が送られてきた。先生の徳島のご実家で作られたものとか。恩師に品を贈るのなら分かるが、恩師から頂くとは罰当たりなことや。しかも僕は当時新任やった先生の手をとんでもなく焼かせた問題児やった。そうか、これはもしかして罰か?そしてこの酸っぱさは先生の涙か?喜んで反省して頂きます、先生。

 

8(金) しまった!明日の寄り合いまでに「どうすれば来年の天神祭りを盛り上げられるか」を考えておかねばいけなかった。ちょっと、ちょっと!それを言う前に「今年のクリスマスをどう盛り上げるか」やろ、牧師さん。こんなことばかりやっとったら祭りを迎える前に「くび!」ってなことになりかねんで。それはそれで困るが、今はその問題よりも明日の寄り合いや。

 

9(土) 天神祭りの寄り合いが教会で開かれた。見方によっては「大丈夫かいな?」と思われそうな光景や。でも案ずるようなことではない。毎週「大丈夫かいな?」と思われそうな牧師が、「大丈夫かいな?」という内容の説教をしているが、幸い多くの信徒はチンプンカンプンか、眠ってくれているから大丈夫。この大丈夫ではない光景に今さら神様も驚くまい。


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