周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

6月19―25日

2016年06月26日 | 日記・エッセイ・コラム

石垣の天語からソーキそばの写真が送られてきた。僕の大好物と知っての狼藉や。タイトルは「うまいのう」。悔しいから国道437号の道沿いにある「彩竜」のチャーハンセットの写真を送ってやった。ここのチャーハンは天語も大好物なはず。うちの家族はこうして相手を羨ましがらせたり、悔しがらせて楽しむという習性がある。

 

6/19(日) 相馬市にあるメンタルクリニックの毒蟻先生からメール(毒蟻とは精神科医の蟻塚亮二さんのことで僕が勝手にそう呼んでいるだけ)。6/20発売のAERAで紹介されるから読んでねとのこと。このドクターの発言や文章には毒があり、この毒は歪んだ社会の中で発揮する。特に国には猛毒。でも聴く耳のある政治家たちには特効薬になるはず。

 

20(月) 0カロリーのカルピスを味も確かめずに箱買いした。おおよそ0カロリー食品の多くは不味い。どうせ不味いやろうけど薬やと思って飲んでみたらこれがなかなか美味かった。もっと正確に表現すると懐かしかった。子供の頃、贅沢品でめったに飲めなかったカルピス。母が原液をケチって薄めて入れてくれた味にそっくりや。薄いカルピスは母の味。

 

21(火) 誰かが来た声がしたので牧師室の戸を開けてみて「おお!」河波悦子さんや。同窓会があるそうで今日千葉から来山されたばかりだという。だが瞬間、頭の中に「!!!」マークが並んだ。恐る恐る下を見てホッとする。安心してください。履いてます!蒸し暑い日は時々ズボンを脱いでパンツ一丁で過ごすことがあるので凍り付くほど焦ったぜ。

 

22(水) T牧師からハガキが届いた。そこには先週の牧師会旅行のことが書かれてあった。「どうしても連れて上がると腕を持ち、背中を押してとうとう天守台跡まで押し上げてくれました。奇蹟的快挙!」と。またそんな大げさな。まるでイエスが死人を蘇らせたみたいなことを。麓の売店に一人だけ残して、もしも迷子にでもなられたら厄介やからですよ。

 

23(木) 真夜中に尋常ではない雨音。念のため外に出てみて正解やった。大雨の時はいつも開けている排水溝の蓋が閉じられたままで雨水があふれていて、礼拝堂横の出入口から浸水する寸前やった。牧師さんはこうやって真夜中も教会を守っているなんてこと、誰も気付いてないやろなあ。と思ったので、僭越ながらここに書かせていただきました。

 

24(金) 宮島口伝道所から運んできた首振り機能が壊れている大型扇風機を修理した。奇蹟的快挙!これで大島教会に持って行ける。しかし誰もあんまり褒めてくれへんなあ。ちょっと悔しい。イエスが死人を蘇らせたのは眉唾やが、僕が扇風機を修理したのは事実!でも罰が当たるのが恐いので白状します。いじくり回していたら勝手に直っただけです。

 

25(土) イマジンの歌詞の中には「想像してごらん。天国なんて無い。地獄も無い。国なんて無い。宗教も無い。占有しない。欲ばったり飢えたりすることも無い。簡単なことなんだ」と書かれてある。イギリスのAU離脱で世界中が蜂の巣をつついたような大騒ぎ。日本でも株が下がる、儲けが飛ぶと大騒ぎ。その中にレノンファンはいませんよね。


6月12―18日

2016年06月19日 | 日記・エッセイ・コラム

竹田城跡と竹田駅にあった『恋人の聖地』の碑。調べたら全国各地にこの手の碑があるそうな。気になるのは何で碑文が英語やねん。「ここを恋人たちの聖地と宣言します。この出会いに素晴らしい未来を」てなことが書かれてある。たぶん。なんか大きなお世話やと思いまへんか?まあ、僕には関係無いわいというヒガミもあるけど。

 

6/12(日) またこの日がやってきた。僕にも学習能力くらいあるので、昨日のうちにピーナッツ・かりんとう・芋けんぴ・おしゃぶり昆布とか色々買っておいた。どうせ今夜は興奮して眠れんやろうからな。だったら考え方を変えればええねん。明日は眠気覚ましに菓子を食べながら運転すりゃええ。これらのお菓子は牧師たちの命を守る、まさに『命の糧』。

 

13(月) 今日から一泊二日で姫路方面への旅。まずは姫路城。国宝とか世界遺産の城よりも興味をそそられるのは、城内にある皿屋敷怪談のお菊井戸。でも本当の目当てはお菊の怨念を宿すと言われる、お菊虫(ジャコウアゲハ)を探すこと。ところがバスのキー紛失事件でそれどころじゃなくなった。毎回何かが起こる牧師会旅行。これやから面白い。

 

14(火) 夜遊びに出る気を根こそぎにしてしまうような山深い峰山高原にあるホテルを後にし、今日は日本のマチュピチュとの異名をとる竹田城へ。城までの坂道を最高齢のT牧師のペースに合わせて登る。と言えば聞こえはええが、普通のペースで登ると全員へばっとったのは間違いない。有難うございますT牧師。人のせいにするのも牧師の十八番。

 

15(水) T牧師のベルトの後を右手で持ち上げながら登り降りしたので、右手と右足だけが痛むという妙な筋肉痛にみまわれた。それはそうと、やい竹田城!駐車代3000円もボリやがって。姫路城は600円やったぞ。マイクロバスのマイクロとはギリシャ語で「小さい」や。それからな、1マイクロメートルは0.000001メートルじゃい!勉強し直せ!

 

16(木) 夜、人もいないのに教会の自動ドアが何度も開閉する。夏も近づいてまた怪奇現象が始まったか。なら、面白いんやけど、犯人はセンサーに反応する虫。こんな時は電源を切っておくことにする。問題はそこではない。スイッチを切っているのを忘れて開かぬドアにぶつかってしまうこと。今日はぶつかった弾みで携帯を落としちまったわい。

 

17(金) 結局、都知事は辞任することになった。彼が不適切な使用と言われて使った金額はいくらか分からんが、知事選挙を行なうのに30億~50億の金がかかるというぞ。「シェ~!」イヤミ。「アッチョンブリケ!」ピノコ。「あっと驚く為五郎!」ハナ肇。「インド人もびっくり!」芦屋雁之助。「アジャパー!」伴淳三郎。「そやからどないやねん」僕。

 

18(土) 教会の裏に伸びた竹を切る。ネットで調べてみたがこの竹の種類が解らん。解っているのは春から夏にかけてぐんぐん伸びて隣の家の庭を侵食し、また菓子折りを持って詫びに行かにゃならんということ。そんな面倒な竹やが、小鳥が羽を休め、教会を台風から守り、ご近所さんが孫のため毎年七夕の竹を取りに来られる、牧師より役立つ竹。


6月5―11日

2016年06月12日 | 日記・エッセイ・コラム

アニメ『エヴァンゲリヲン』の作者は山口県出身らしい。我が町、岩国の美術館は今『エヴァンゲリヲンと日本刀展』を開催している。エヴァンゲリヲンとは福音のこと。使徒まで登場するし、十字架の形をした不自然な爆発もあったり、内容は聖書がベース。もしかして作者はクリスチャンか?でもこれだけは言える。牧師の説教よりは格段に面白いぞ。

 

6/5(日) 友人から「来られましたよ」と写真付きメールが届いた。母が久米田教会の礼拝に出席したらしい。息子の僕が言うのもなんですが、讃美歌は嫌い、献金はもったいないを豪語する母が自ら礼拝に行く筈がない。めっちゃ退屈しとったんやろと思われる。ま、枯れ木も山の賑わいというしな。ただ枯れ木らしく大人しくしといてくれればええが。

 

6(月) 岩国めぐみ幼稚園に実習に通っている帆波が園児に「ゲームごっこのラスボスになってほしい」と言われて、「ラスボスということは悪人ね」と答えたところ、その園児から「悪人は必ずしも自分が悪いことをしているとは思っていないから悪人とは言い切れないのではないか」というような趣旨のことを言われ、驚いたと言っていた。あっぱ

 

7(火) れじゃ!それにしても僕が30年かけて悟った真理を僅か4~5歳で言い放つとは!末恐ろしい園児や。昔うちの教会の子供に「いじめるか、いじめられるか、どちらがええ?」と質問をしたら「いじめられる方」と答えた子がいた。人をいじめて憎まれるのは嫌だというのが理由。その子はいじめられっ子やった。よう聞けよ!そこいらの大人たち!

 

8(水) 大島教会にて役員会。帰りに友希の店で昼飯を食ってこと思ったが、平日にもかかわらず駐車場は満車状態なのであっさりあきらめた。相変わらずギャング丼人気が続いているなあ。にもかかわらず彼のお母さんは「ハラハラしています」と不安げに言われる。それが母親ってもんや。僕の母はどうかって?僕が母親にハラハラしてます。

 

9(木) 舛添は前から好かんが知事攻撃は見るに忍びない。まるでいじめにも見える。僕が知事なら「ファーストクラスも高級ルームも昔から政治家は皆やっとる!オバマが来た時どんだけ銭使ったんじゃい!絵画や飯くらいで細かいことぬかすな小市民!悔しかったら知事になってみい!アホ!ボケ!カス!」と大見得を切って辞任してやる。

 

10(金) 歯の定期検診に行く。歯科衛生士さんに「歯を強く磨き過ぎて歯茎に傷が入っていますよ」と指摘された。他にも心当たりがある。子供のころから筆圧が強くて何度も鉛筆の芯を折ったり、紙を破ったりした。バイトでボルトを締めすぎて折ったこともしばしば。とにかく中途半端な馬鹿力があるので、今後もぜひ牧会に生かしたいと思っている。

 

11(土) 来週の牧師会旅行を前にマイクロバスで走るルートをグーグル地図でシュミレーションしてみた。走ったことの無い道を画像で疑似体験できるなんて、ほんまに便利な時代になったもんや。ただ忘れてはならないことがある。「人生にシュミレーションなどいらん」と言わんばかりの酔っ払い連中を満載した、行き当たりばったりの旅だということを。


5月29日―6月4日

2016年06月05日 | 日記・エッセイ・コラム

フェスタの日に2階の警報器が鳴った。1階トイレや!急行したが誰もおらん。誰かが間違えて押したんやろ。そこで非常ボタンと書いた張り紙をした。ついでに中国語と韓国語の表示も加えた。ネットで適当に探したから本当に正しい文字かどうか分からん。仮に押したところで2階に誰も居なかったら・・・便所だけにウンが悪かったということに。

 

5/29(日) 今日はこの春、下松教会に着任した真砂牧師の就任式。石川五右衛門が詠んだという辞世の句に「石川や浜の真砂は 尽くるとも 世に盗人の 種は尽くまじ」というのがある。この句の真砂は「まさご」と読むが、真砂牧師の場合は「まなご」と読む。下松の地で良い種が蒔かれますように。なんか紛らわしいって?どうぞ誤解を招きませんように。

 

30(月) 鎌ちゃんから電話。そう言や先月誘われた時に「来月も行きましょ」と言われていた。エビラも一緒にスローフードで有名な『焼き鳥つね』へ。話題が豊富なつねさんの店は居心地がいい。忘れた頃に出てきたのは焼き鳥の盛り合わせ。スローフードはええんやけど・・・つねさん。これちょっと焼き過ぎとちゃいますか?豚バラがほぼ炭化してまっせ。

 

31(火) 今日は幼稚園の遠足だと言っていたから、きっと疲れているやろうとは思ったが、念の為エビラに電話をして「出てるで」と教えてあげたら、「行きます!」と二つ返事でやってきた。友佳の職場裏の笹見川にゲンジボタルが乱舞。エビチビたちは大はしゃぎ。ホタル狩りを堪能した後はビールにカキ氷に亀の湯。世が世なら一人3000円ってとこやろな。

 

1(水) ゆうべホタルを眺めながらエビラがしきりと言っていた。「大阪にいた時はホタルを見に万博公園まで行って駐車場代と入園料を払って見に行ったけど・・・あれはなんやったんやろ」と。すなわち君ら一家はとてもお得な一夜を過ごしたというわけやな。これで晩飯でも付いていたら、ええとこ5000円やで。関西人はすぐに算盤をはじいてしまう。

 

2(木) アオバズクが鳴いた!お帰りアオバちゃん。待ってました!月曜の夜、友佳が声を聞いたと言っていたが、自分の耳しか信用しない僕は「どうせまたアオバズクそっくりの声で吠える犬と間違ってるんやろ」とあまり信じていなかった。でも今年も忘れずに帰って来てくれたんやね。しかしよく考えてみたらアオバ犬の方がもっと珍しいかも知れんなあ。

 

3(金) 一週間ぶりに見つかった北海道七飯町の子供のニュースに思わず涙がこぼれた。久しぶりのグッドニュースや。僕も昔「言うことを聞かんかったらお山に捨てるぞ」と言って子供を叱った。実際お山(鞍掛山)に捨てられた犠牲者は天語。何に対する罰やったかは忘れてしまったが、車の後をありえんスピードで走ってきた天語の姿だけ覚えている。

 

4(土) 亀の里フェスティバルの日に友達と遊びに行った帆波に激怒したまま未だに口をきいていない。みんながあんなに準備をし、奉仕をし、協力してくれた年に一度のフェスタ。思い出すたびにムラムラと怒りが込み上げてくる。今日牧師室の戸を開け小声で「駅まで送って」などとぬかす帆波。どこまで身勝手で自分本位なんや!送ってやる!甘いですか?