周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

12月23―29日

2012年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo開演まで後2時間。無情にも降り出した雪を見た僕もスタッフも思った「終わったな」。クリスマス寒波や。ところが、開演間近、妙な光景が目に入った。氷点下の会場に向かう途切れぬヘッドライトの灯りと、大わらわの車誘導係。ほんまかいな?みんな来てくれたのか!あんたら、クリスマスやのに行くとこないんかよ!写真はリハ風景。

12/23(日) 泣いても笑っても本番の日が来た。うちの青年が「おっちゃん、最後の挨拶で泣いとったやろ」と言ったが残念ながら泣いてはいない。どちらかと言えば嬉し過ぎて笑みがこぼれた。でも出演者の歌や演奏,フラを見て、何度もこみあげたのも事実。総勢430人以上の人たちと迎えた生涯忘れられないXmas!

24(月) 余韻が冷めぬどころか熱したまま柳井教会のイヴ礼拝に行く。今年は昨日のコンサートに全時間を費やしたので、周防教会のクリスマス行事は縮小したのである。思えば牧師になって以来、よその教会のイヴ礼拝に出席するなんて初めてのこと。出席するだけってのはメッチャ楽ちんやがな。よし、来年もこの手や。

25(火) 今年最後の幼児礼拝。今日のお題は十戒より「嘘をついてはならない」。うちの教会では決して話せませ~ん。日常的にホラ吹き牧師ってことを皆が知っているからで~す。最後まで話を聞いてくれたごほうびに「お正月にお年玉をあげるよ」と言うとみんな大喜び。さて静まったところで「嘘でした~」にて話は終わり。

26(水) ところでコンサートの日に最も恐れていた雪が降り、本番直前に「天は我を見離したか」(実際雪で断念した人が少なくとも数十人いた)とも思ったが、500人で満席の会場やのにチケットを876枚も売ったんやから、もし雪が降ってなけりゃえらいことになっとったで。ま、それも計算済やったがね。天はいつも僕の味方よ。

27(木) やっと、腫レルヤから解放された嬉しさで、アロハ・オレンジにステーキを食いに行く。前回、胃が破裂しそうになった教訓から、今日はライスを半分にしてもらった。それでも300gはキッツイなあ。そんな僕の隣で角ちゃんが500gを完食。向かい側の女子も500g完食。もう若くないという現実が真実味を帯びてくる。

28(金) 今週は暇やと思っていたがコンサートの後処理に追われまくる。相変わらずカーステからは『ハレルヤ』が流れる。何百回歌ったやろか?もう僕の頭は腫レルヤから解放されているが、猛練習した日々を思い出しながら今日も歌う。同乗者が「またか」という顔をする。今度は僕以外の人間の頭が腫レルヤ♪

29(土) コンサートの集合写真が出来た。あの日の感動が鮮やかによみがえってくる。なんと言っても目玉の『100人で奏でるハレルヤコーラス』。そしてエンディングのフラを交えた『きよしこの夜』。あかん。また泣きそうになるがな。こんな満ち足りた気分で今年を終えてしまうのは実に僕らしくないが、みなさん良いお年を!


12月16―22日

2012年12月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 屋外テントの下で寒さに震えるオッチャン(僕)のために。と、ロケットストーブを作ってくれた青年が周囲をビニールで囲ってくれた。ここまで来たらもう誰が見ても初詣に行ったら並んでいる立派な屋台。温室野菜の気持ちが分かる。最近本格的な寒波が来とらんので「出来具合」は未定やが、この努力だけで僕は何となく暖かい気がするぞ。

12/16(日) 選挙に行くべきか。やめようか。迷ったあげく時間切れギリギリで行くことにした。そして夜8時以降は、溜まった・・というより、この日のために溜めておいたテレビ番組の録画を見ながら過ごす。それもこれも全チャンネルで報道されている選挙速報を見たくないがため。いつからこの国はこうなっちまったんでい!

17(月) コンサート本番まで一週間を切った。似とる。まるで試験の合否発表を待つ感覚や。僕自身が最後に味わった合否スリルの記憶は何やったかいな?後になって「受けるんやなかった」と大後悔した、あの忌まわしい正教師試験か?あ、そうや。ハンググライダーのパイロット試験や。それにしても気分は重くら~い。

18(火) 最後のハレルヤコーラス練習。500円チャリティーとは言え、お金をいただく限りは、とことん練習せにゃとばかり、おそらく生涯でこんなに一生懸命になったことなど一度もないほど練習をした結果、何とか歌についてゆけるまでになった。ちなみに僕自身がここまで熱心に物事に打ち込んだ記憶は・・過去にありまへんな。

19(水) フラで出演してくれる子供たちの最終レッスンを見に行く。これは盛り上がること間違いなし!なんか嬉しくなってきた。コンサートが成功するとか失敗するとかなんて、どうでもええことのように思えてきた。亀の里のために無償で出演してくれる5団体。これを観ずして年は越せん。ええ席まだありまっせ、お客はん。

20(木) 最終MCチェックに行く。今回のコンサート準備を通して、MCとかFOとか板付きとかアテとかゲネプロとか客電とか、聞いたこともない新しい用語を色々と学んだ。なんかその業界の人の仲間入りをしたよな気分。これで僕もいつでも舞台監督になれるぞ。ところで、MCって・・何のことやったかな?今さら聞けんで。

21(金) 走野が勤める店に僕の知人が連続で来店してくれたらしい。走野には「誰が来ても『父がお世話になっております』と言えよ」と伝えておいた。ゆえにお世話になっていない人が行ってもそう言われます。ぜひ試してみて下さい。店は『旬味いやさか』。大阪の阪急十三駅東口より徒歩2分。ネットでも見られます。親バカでした。

22(土) 泣いても笑っても明日が本番。よ~し、いっちょ景気づけにアロハオレンジで友希の焼いたステーキでも食いに行くか。自慢のアメリカンステーキセットは300gで2000円!他の店にはマネできない安さ。明日のコンサートは120分で500円!他のコンサートでは聴けない安さ!やっぱり僕の頭は結構、腫レルヤっぽい。


12月9―15日

2012年12月16日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 高野山・奥の院には色んな慰霊碑がある。コーヒーカップとかロケットの形をしたものもあったが、中でも僕の目を引いたのがこれ。駆除団体がシロアリの逆襲を恐れて建立したに違いない。でも木造家屋がどんどん無くなる昨今むしろシロアリの絶滅を考えて、保護を訴える碑でも建てた方がええよ。でなけりゃ会社の方が先に絶滅するで。

12/9(日) 今まで一度も歌ったことがないハレルヤコーラスのテナー部。車で出かける時は柳井の啓ちゃんにピアノで録音してもらったCDをかけて練習をする。こんな自己流練習じゃいけんのは分かっているが今はこれしか出来ない。百回以上歌ったけど覚えられん。頭からハレルヤが離れない。脳みそが腫れるヤ。

10(月) 去年亡くなった愛隣幼児学園の伊藤園長の幼稚園記念会に招かれた。式の最後に園児たちが献花をしていた時のこと。驚くべき光景が!なんと子供たちが泣き出したのだ。念のため連鎖反応ではない。身内ですら一年前のことに涙する者は少ないのに。伊藤さん。あんたどんだけ慕われた園長先生やったの?

11(火) 歌合せを前に礼拝堂でハレルヤを練習すること6時間。まあこれだけ歌えたら良しとするか。よくがんばったもんや。そして夜の歌合せへ。ドンガラガッチャ~ン!カーッペッ!(唾を吐く音です)。よ~し、今日はこれくらいで堪忍しといたろ。てな感じかな。要するにとても「がんばった」なんてレベルではなく落ち込んで帰路へ。

12(水) 自分の身内の悪事には目をつむり、他人が嫌な事をすれば大問題だと大騒ぎする。おかしいやろ?あなたもそう思うでしょ?アメリカが核実験したのに見て見んフリをし、北朝鮮がロケットを飛ばしたら、この世の終わりとばかりに大騒ぎ。おかしいやろ?え?おかしくない?おかしくないこと自体がおかしいやろ!?

13(木) 今夜はふたご座流星群の極大日。夜10時を過ぎたあたりから流れ出した。流れ星を観るのは久しぶり。今はこんなのんびりと夜空を見上げているような余裕はないんやけどなあ。でも観出したら止まらんようになった。「も一個だけ観たら作業に戻ろ」と思いつつ、何度も見てしまう。だって今夜は新月。絶好の観測日和。

14(金) クリスマスカードを作っている間は昼夜が逆転してしまう。今日は、朝は下松、夜は柳井で集会がある。なのにメッチャ寝不足。意識が飛んでしまいそう。しかし秘策を駆使(睡魔に襲われたら携帯がかかってきたフリをして席を立つ)して乗り切った。教区の集会ではなく、カタギの人が集まるゆえ居眠りなどできんからな。

15(土) 今年は喪中の友人が多い。そういう方には年始の挨拶を控えるのが一般常識。でも過去に喪中の人から「カードが来んよ」と苦情を言われたことがある。しかも何回かあった。できれば喪中ハガキを出す時に悲しみの度合いを10段階で示してくれたら便利なんやけどなあ。なんてことを考えながらのカード書き。


12月2―8日

2012年12月09日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 先日の温泉旅行の帰りに大阪の山道で見た看板。たぶん大阪でしか見られん看板やろな。でもそんなことより気になるのは、「もう誰か沖縄旅行に行ったんやろか?」ということ。不法投棄の罰金と、沖縄旅行の代金をそれぞれに計算して、罰金の方が安いのなら、自分で捨てて自首するという方法はどやろか?誰か試したら教えてね。

12/2(日) 僕の教会学校の教師で、中学の先輩で、農伝の後輩で、一緒に卒業した(どんな関係やねん)福井智さんが著書を送ってくれた。『ハンカチ隊長』(国土社)という児童書。親しい僕から言わせてもらうと「彼と児童文学のどこがどう結びつくねん?」というくらい、とても心温まる一冊。みんな、とっとと買わんかい!

3(月) 昨夜天語が「父さん見て」と車を指さす。ぶつけたかと見たら右前輪がスペアタイヤになっていた。要するにパンクしたけれどタイヤ交換を自力でやったと自慢したかったのか。でも天語、タイヤ交換実習の授業料は安くないぞ。側面亀裂でタイヤはお釈迦。金16000円也。月々の教習所代返済に上乗せしておくから。

4(火) 自動車保険の更新。67,000円。天語が未成年ゆえ、泣けるほど高い。これだけ払ってるんやからドカンと事故って来んかい!とは言えん。仕方がないのでいつものように精神的打撃を緩和する裏ワザで前向き志向に転換した。「日割りにすりゃ180円チョイ。マクドのポテトSより安いなんて信じらんな~い!」

5(水) 今朝の夢は三本立て。外来種のクロゴケグモを発見する夢(先日クモを見た)。墓地でお金をドッサリ拾う夢(貯金箱の小銭を数え、鬼太郎の漫画を読みながら寝た)。池に張った氷に乗っていたら流されて最後はドボンと落ちる夢(朝、寒くて目が覚めた)。全ての理由が単純明快。僕って、なんて素直な人間なんやろ。

6(木) やっぱりな。おかしいと思っていた。彩七が自白。三ヶ月ほど前に彼氏が出来ましたと。ところで最初の恋愛は高確率で実らんという事実を認識しておきたまえ。それから決して僕のような偉大な男性に巡り合うことはないという現実と、多くの父親は別れることを願っているという潜在心理もな。おい、帆波。お前もやぞ!

7(金) 今朝の気温は-4℃。しかも昨日の日没から今朝まで半日以上もマイナスという氷の世界。亀チャリに出演することになり、冷え冷えとした礼拝堂で一人、ハレルヤコーラスの練習をする。しまったなあ・・。こんなことになるのなら入場料を五千円にしておくべきやった。今ならプラス一万円で特別席にご案内!

8(土) 今年もみかん収穫の手伝いで大島へ。白波が立つほど風が強い。今年は裏年とかで例年ほどの実りは無かったが、それでも結構な量が実っている。寒風が吹きすさぶ中、黙々とみかんをもぎ続ける。つくづく思う。やっぱ牧師って楽勝やな。給料が安いとかブーブー文句言ってる奴はみかんでももぎに来いってんだ!


11月25日―12月1日

2012年12月02日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 旅館『十津川荘』。実に家庭的な宿で温泉は最高。朝、露天に入っていたら眼下の川の対岸にサルの子が姿を見せた。鹿肉の刺身は美味。朝食のアマゴの甘露煮風も気に入った。従業員の素朴なサービスも良い。常宿にする値うちあり。仲居のお姉ちゃんが可愛かったが、僕が言うとガキ共からスケベ親父扱いされるので黙っていた。

11/25(日) 亀の里チャリティーの最終実行委員会。チケットは約300枚売れたが目標の500枚にはまだまだ。そう言えば、劇団公演を計画し成功させるまでを描いた『同胞』という映画がある。「失敗したらオラのベコを売るだ」と言うセリフが印象的やった。もし、亀チャリが失敗したら・・・。屋台でミドリガメを売るだ。

26(月) 明日、喜寿を迎える母を一泊の温泉旅行に連れて行くため、夕方から大阪の実家へ向かう。今日までにやっておくべき事はドッサリあったが「まあええやろ」と出発。三人娘を乗せて、途中神戸の妹を拾い、都会の夜景が美しい湾岸道路を走る。眼下にUSJの灯りが「おいで」と誘う。ううう・・メッチャ引かれるなあ。

27(火) 奈良県南部にある十津川へ。2002年宮崎で起こったレジオネラ菌による集団感染死亡事件以来、お上は全国の温泉に塩素ブチ込み指令を出した。そのせいで日本中の温泉は塩素臭プンプンの温水プールと化す。ここ十津川は2004年日本で初めて「源泉かけ流し宣言」を出した。反骨な母の喜寿祝いにゃ文句ない温泉や。

28(水) 母が言う「あんた、ゆうべ布団蹴って寝巻だけで寝てたで」。そして布団をかけ直してくれたらしい。54の息子に77の母が布団をかける光景はたぶん子供の頃とちっとも変っていない。僕が母に布団をかけるのは・・四角い箱に寝かせる時くらいやろな。今朝の玖珂は今年初の氷点下。-2℃やったそうな。

29(木) 午前1時に帰山。久しぶりにホンマモンの温泉に何度も浸かったまでは良かったが、母心の布団掛けも空しく、どうやら風邪を引いてしまったみたい。思えば寒風で揺れる吊り橋,底冷えする高野山の奥の院。母の体のことを考えず、自分が行きたかった場所ばっかり行ったからなあ。これこそ見事なバチや。

30(金) お値段以上~ニトリ~♪のCMで有名なニトリが下松にオープンしたので行ってみた。欲しいものは色々あるが百均慣れしている僕には手が出ん。夜、K原牧師に誘われてうちの青年達と岩国の歓楽街へ繰り出した。風邪で不調の僕が葛根湯を飲み、寒さを忍んでまで行く。このパワー。有効利用できんものか?

1(土) 岩国から帰ったのは午前3時過ぎ。こんなことしとったら風邪が悪くなる一方や。夜は亀の里チャリティーの音合わせに柳井へ。今日はオーケストラの演奏のもとで合唱が行なわれた。大演奏をバックに歌ったら「もしかしたら僕も合唱に参加できるかもしれんぞ」という自信がついた。声がかき消されるからです。