周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

6月21―27日

2009年06月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo そんな目で見つめるなよ。拾われて来た晩、ちょっと不安そうにこちらを見ていた「めかり」。しかし、おとなしかったのはこの晩だけで、翌日には前から住んでいたかのように部屋中を走り回っていた。恐ろしいのは真夜中。ひとりで大暴れしているらしく、朝起きると家族の手足に覚えの無いひっかき傷があるという。たいしたガキ猫♀やで。

6/21(日) あれまあ!足に大きなギプスを付けて矢江子さんが礼拝に現れた。自宅前の小川に落ちて左足を骨折したという。その痛々しい姿を二人息子の旬と研に送るため写メで撮った。はい笑って~。笑えるかいな!これが夫の方ならケガをせんで済んだのに。ケガをしない。ケガしない。毛が無い。言うてしまいましたね。

22(月) 早朝の吉野家。《頭の大盛り》を注文したら店員の兄ちゃんが知らなかった。ご飯が少なくて肉が多めの牛丼のことやと教えてあげたら、肉をどっさり入れて出してくれた。やった!明日はホームランだ!「肉多過ぎや」と詳しく説明をしてあげてから店を出る。しかし牛丼食って幾歳月、今日のはプレミアもんやった。

23(火) 教会カレンダーに『敏・雅子逢引30周年』と書いてある通り今日は妻と初めてデートをした記念日(学生時代に日記を書いていなかったら、間違いなく忘れとったやろな)。うわさじゃ韓国のカップルは彼が色んな記念日をちゃんと覚えていないと彼女にぶちのめされるとか。ちなみに初デートの場所は神学校。ショボ。

24(水) めかりを亀の里の事務室に連れてきて仕事をしていると、なんやら教会の二階が騒がしい。しばらくして帆波(ホナ)が事務室にやって来て「やっぱりね」と言いながら連れてった。二階じゃ「めかりがいない」と大騒ぎだったとか。しかし夜中の2時過ぎやぞ。全員が起きて探すか?僕が失踪してもそんな風には探さんやろ?

25(木) ヒットした映画が続編を出すのはよくあることやが、帆波もついに続編を出し始めた。題して、『ああ…不登校/中学校編』。思えば3月19日に、「カバンも制服もぜ~んぶ買い揃えてから不登校になってやる」と言っとったなあ。すなわちマニフェスト(公約)を実行したというこっちゃ。さすがわが娘!政治家よりも偉いぞ。

26(金) 広島西空港に到着するお客を迎えに行った。少し時間があったので近くにある『マリーナ・ホップ』というアウトレットモールに立ち寄った。2005年に114店舗でオープンしたらしい。初めて訪れたけれど何だろうこの静けさは。まるで閉鎖しているかのように人影がほとんど無い。ところで…アウトレットモールって何?

27(土) 以前から「近日オープン」という看板をかかげていたビデオ屋がついに開店。在庫3万本だという。今日いそいそと出かけて行き、自動ドアを入ったとたん目に飛び込んできた文字は「18歳未満入場禁止」の文字。僕みたいに驚いた客はいっぱいおったやろに。もはや18歳を過ぎすぎて、さすがに入る気がせんわい。


6月14―20日

2009年06月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 今を盛りの栗の花。車の窓を開けて走るだけでプンと匂ってくる。結構強烈なので一度嗅いだら忘れられん。学生時代ミツバチを飼っていたが栗の花が咲き出すと緊張した。菜の花や蓮華に比べると栗は臭い。混ざると売り物にならん。でも思い出すのは韓国からの留学生の金さん。「混ざること大丈夫!分からない、売ろう」。強気やったぜ。

6/14(日) 周陽教会・木戸牧師の就任式に出席した帰り、周防教会の有志9人「せっかく徳山まで来たんやから」と、ショッピング&ディナーとシャレこむ。有名デパートの高級ブランドショップと三ツ星レストランにでも行こうかと思ったが、メンバーを見渡して、今回は「百均のダイソー」と「はなまるうどん」で我慢することにした。

15(月) コンタクトレンズの交換に行く。前から興味あったのが『遠近両用コンタクト』。1枚のレンズが近視と老眼の二役をこなすとか。試せますというので入れてみた。ん?何じゃこりゃ?近くはええが遠くが二重に見える。慣れの問題かと思ったが全然慣れん。遠くのお札を二枚に見る試みもしたが現実は一枚。明日返そ。

16(火) 山口市のMさんを訪問。「まだ生きとったんか!」という挨拶を交わせる障害者の一人。というか、僕はほとんどの障害者の友人にそんなこと言うから、時々第三者に「ひどい牧師だ」と思われる。でもそれは付き合っとる障害者の質のせいや。「障碍者」の友よりも「障害者」の友が多いからな。 分かる?この違い。

17(水) 友佳(ユウカ)がガンとして教習所に行きたがらない。事故る自信満々だからだという。でもな、どちらかというとお前は事故るよりノロノロ運転で迷惑かけるタイプやから大丈夫やと思うぞ。夜9時過ぎに鎌ちゃんが来会。ちょっと遠回り(迷ったとも言う)をしてきたとのこと。あの鎌ちゃんでもこの春、免許を取ったんやぞ。

18(木) 鎌ちゃんとベラベラしゃべっとったら夜が明けてしもた。結局一睡もせんで教団で開かれる会議に出るため上京。夜は教団にもっとも近いので常宿にさせてもらっている『ホテルK牧師館』に泊まらせていただく。ベッドに寝転ぶと、いつも聴こえるホトトギスの鳴き声ではなく、都会の音が聴こえてきた。たまにはええなあ。

19(金) ところで、この10日ほど気になって仕方ないことがある。先週の牧師旅行の帰り、門司の『めかりPA』にいた子猫のこと。駐車場と売店の間を走り回り、危なっかしいのなんの。轢かれとらんかなあ。土曜の高速代は千円か。ええいままよ!居なくてもともと。僕もスッキリして眠りたい。東京から戻って家にも寄らずに

20(土) めかりPAへ。到着は午前1時半。呼んでみたが姿は無し。当然や。10日も経っている。(誰かに拾われたに違いない。まあこれで納得)と自分で結論づけを終えた時…「ニャア」。生きてたんか!売店の人に聞くと野良だという。動物は大好きやが飼うのは大嫌いな僕の横で眠っている子猫の名前は当然《めかり》


6月7―13日

2009年06月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 別府・鉄輪温泉いでゆ坂で見つけた看板。「その家に禍がおこります」と言い切っている表現がすごい。こういう強烈な表現の看板は関西方面で時々見かけるがほとんどがヘタクソな手作り。その点この看板は専門業者(看板屋)が作ったとしか思えん。すなわち「金」をかけてまで作ったということかいな?めっちゃ怒っているんやろなあ。

6/7(日) お恥ずかしい話ですが…ウキウキしている。明日のことを思うと笑みまで浮かんでくる。たぶん僕だけではない。T牧師は去年発熱で断念したから今年は何が何でも参加しようと精進の日々を送っている。名誉幹事のK牧師も準備万端。O・T牧師に至っては分区を出たのに参加する。僕も興奮して眠れそうにない。

8(月) 今日から中高年の修学旅行「山口東分区牧師研修会」!。たった一泊に命を燃やして旅に出る。今年の旅先は別府温泉。過去何度か訪れているがそんなことはどうでもええ。一年間待っていた楽しい時間がどんどん過ぎていくのが惜しいという思いを込めてO・K牧師が雄叫んだ「毎日が今日ならいいのに!」

9(火) その言葉に全員が共感の涙を流した一泊二日。さて、青の洞門,温泉,大宴会,地獄巡り,天国巡り,夢の吊り橋…あっちこっちで旅の恥を掻き捨てて、40代から80代までの「児童」12人がどっさり冥土の土産を残してきた。そして珍道中の終わりは「今日が昨日ならいいのに!」。来年もみんな生きて参加しようね。

10(水) どうやら中国地方は梅雨入りしたらしい。朝からシトシト降っている。旅行中は天気に恵まれてよかった。もっともあの旅行は雨でも晴れでも大差はない。過去を振り返っても「雨で楽しさが半減した」なんて記憶がないからな。ただ楽しみはまた1年も先なのかと思うと、今日はみんな魂が梅雨入りしているに違いない。

11(木) 統一協会に公安のメスが入った。朝から各テレビ局でニュース報道されている。こりゃいかんぞ。罪の無い人が逮捕され裁かれる。ましてやそのニュースを見た原理の被害家族たちが「それ見たことか」と信者を責めるかも知れない。離婚や勘当を言い渡すかも知れない。世間も犯罪者扱いして、無知ゆえの差別や

12(金) 裁きを行なってしまうかも知れない。社会が間違った対応をして、ますます信者の心を閉ざしてしまわないように(この問題にたずさわっている牧師なら意味を理解できるはずや)たとえ反牧と呼ばれようがサタンと呼ばれようが、どんなに嫌がられても信者たちを守らねばならない。オウムの時と同じ失敗を繰り返すな。

13(土) 先日ホタル狩りに行った。夜8時頃のショータイムが過ぎていて休憩中だったにもかかわらず、例年よりも盛んに光っている。その光り方が気になって1匹捕まえてみたら背中に十字架を背負っていた。ゲンジや。町内のホタルはヘイケやとばかり思っていたのにゲンジの親分さんだったとは。おみそれいたしやした。


5月31日―6月6日

2009年06月07日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 僕が中一の時に祖母が亡くなり、その2年後に祖父が亡くなった。仲のいい夫婦やった。祖母の死を信じなかった祖父は葬儀に出ることを拒否し、式の終わりになって現れ、祖母の棺にすがり付いて泣いた。母方の方も同様に優しい祖父母やった。僕には何の財産も無いが4人の祖父母からもらった無形財産は絶対に伝えるからね。

5/31(日) 上弦の月だったっけ久しぶりだね~月見るなんて♪…は『旅の宿』の一節。上弦と下弦は間違いやすいが、この歌詞のカップルはちゃんと知っていたんやろか?だったっけ…ちゅうあたりがどうも怪しいなあ。『月々に月見る月は多けれど、月見る月はこの月の月』これは仲秋の満月を詠んだ句やが、今夜の月は上弦。

6/1(月) B君が「肉吸い」を作ってくれた。吉本新喜劇の役者花紀京が注文した「肉うどんのうどん抜き」がきっかけで出来た食べ物。僕は松竹新喜劇派で藤山寛美が大好きやったが花紀京だけは例外やった。授業が終わった土曜日、急いで帰らにゃ新喜劇の番組が始まるのでランドセルを揺らしながら走って帰ったもんや。

2(火) 昼間はウグイスの声を聴き、夜はホトトギスの声を聴いた。両者(鳥)は托卵関係で有名。昼間のウグイスはホトトギスの育ての親やろか?んなアホな。親子丼を食べるときに思う。この肉と卵とはホンマの親子やろか?んなアホな。おそらく他人(鳥)や。ゆえに親子丼ではなく他人丼と呼ぶべきやろ。へそ曲がりですか?

3(水) 久しぶりに人に薦めたくなる映画を観た。『ダウト(疑い)』と言う作品。キリスト教を知らない人には分かりにくい部分もあるが、クリスチャンならこの映画を観たら原点に立ち帰ろうという気持ちになれる。少なくとも牧師には必見や。テアトル徳山で12日まで上映。ところで…かく言う僕は原点に立ち返ったんかい?

4(木) DNA鑑定の菅家利和さんが17年半ぶりに釈放。無期ではなく、もし死刑判決が下されていたら刑が執行されていたかもしれん。だとしたらどうすんねん!戦慄が走る。僕はクリスチャンとして死刑に反対したことは一度も無いが、人が人を100%正しく裁くことは出来ないという一点においては死刑に反対している。

5(金) 亀事務のデッキにあるベンチに座ると夜風が実に心地いい。毎朝3時半頃に新聞配達のじいちゃんが自転車でやって来る。ベンチは暗やみの中にあるので、じいちゃんは僕が座っていることに気付かず教会の階段を上がって朝刊をポストに入れていく。「わっ!」とおどろかせたくなる衝動をグッとこらえる夜明け前。

6(土) 礼拝堂がギョウザ350個のにおいで充満した。明日の礼拝でにおうかも知れないが、それは尊(ミコト)の3歳の誕生会の祝いのかおり。とにかく礼拝堂で何かのにおいがする時は、ここで楽しい宴が開かれた証拠なので共に喜んでください。でも何のにおいもしない悲しい相談の方が多いということを忘れないでほしい。