周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

6月22―28日

2008年06月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 肖像権は無視できない。そこでH牧師に電話した。どうやらもう寝とるらしい。ほんまにいつも早よ寝るオヤジやで。O牧師に電話した。出張だという。ほんまによう外出するオヤジやで。もうええわい。勝手に載せたる。ということで、これは牧師会旅行で行った徳島・鳴門でのワンシーン。この手の「顔出し記念写真」って僕は無性に好きやな。

6/22(日) KAT-TUN(カトゥーン)のチケットを買う夢にうなされて目が覚めた。だがチケットが確保でき、嬉々として広島に向かう友佳を見て「これでよかったんや」と自分に言い聞かす。少なくとも身を粉にして工場で働く友佳の密かな楽しみに、ヤクザな牧師が文句をつける筋合いは無い。でも…KAT-TUNの野郎め!

23(月) 牧師会の旅行。みんなこの日を楽しみにしているのは言うまでもないが、なんと角田牧師は高熱で欠席。僕もこんな時に限って歯茎が痛くなり、座薬を連発しながら鳴門へ。他の牧師連中も昼間にバスの中で飲み過ぎたせいで、夜10時には就寝。かつて無いほど大人しい牧師会旅行の1日目。

24(火) 全員で美術館に行くという、似合わぬ行動で2日目が始まった。だがそこは我が分区の牧師たち。案の定、半分ほど観たところで飽き始めて、あろうことか「徳島ラーメンが食べたい」などという信じ難い理由で見学途中で退館。かつて無いほど大人しかったが、毎度のごとく子供じみた旅行やった。

25(水) 昨日徳島から帰ってすぐ歯医者に駆け込んだ。体の抵抗力が弱っていた時に歯茎にバイキンが入ったのが原因ではないか?と言われる。思い当たる節があるぞ。KAT-TUNや。僕にしては珍しく忙しい6月で徹夜も続いたが、あのKAT-TUNがとどめを刺したに違いない。おのれKAT-TUNめ!

26(木) 亀の里の通帳に銀行のATMで入金した。その通帳を見てびっくり!手数料105円?預金して金取られる意味がわからん。人に聞くと「営業時間外は手間がかかるのでは」とのこと。ああそういうことか。ラーメン販売機(2007/7/15~21参照)みたいに、ATMにも人が入ってたんか。 ご苦労さまです。

27(金) 徹夜になったが昼まで眠って仕事の続きをすりゃ、終末の仕事は楽勝やな…と踏んでいた。しかし、まず電話で起こされ、来客で起こされ、お出かけのお誘いでホイホイ出かけ、あれよあれよと思う間に、超寝不足状態で一日が終わる。医者が言った「抵抗力が弱る」原因って…これなんやろな。

28(土) 保男も広島について来た。僕が用事をしている間、市内の大繁華街紙屋町に放つ。3時間後、保男を回収しに紙屋町へ行ったが、夕方の街は人であふれとる。この中から探し出すのは容易やないぞ…と思ったが、都会の中で浮いている田舎もんを発見するのは簡単やった。さあ帰ろか。お山に。


6月15―21日

2008年06月22日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo これを完成させた陶芸家の腕前は不明やが、自分の体と同じくらいの大きさの壺を2時間程度で完成させたとなると驚きやな。直径1.5cmほどの巣。キアシトックリバチの作品と思われる。でも作った場所が亀の里の事務所のカーテン。悪いが撤去させてもらった。もちろん作品は牧師室に丁重に飾られています。トックリとご覧あれ。

6/15(日) 夜、岩国教会の隣にある宿『半月庵』に懐かしい面々が集まった。教団で「問題提起者」などと呼ばれる人たちである。しかしみんなジイちゃんになりはって。でも、歳取ってもこういう反基地集会に集まるんやなあ。感心感心。ただ話の内容は昔とは微妙に違って、病気や健康のことが多かったが。

16(月) 集会2日目の午後は岩国基地周辺の現地見学へ。運転するバスのルームミラーに、寝不足と呑み過ぎで目がうつろなみんなの顔が映っている。ところで昨夜の大宴会やが、貸切やと思っていたのに他にも泊まり客が居たらしく、「うるさい」との苦情が出されたとか。さすが「問題提起者」たちや。

17(火) 奥出雲のひなびた温泉宿にて教区の統一原理問題の研修会が開かれた。常日頃、原理に振りまわされている委員の慰労を考えたら、やっぱ温泉での開催が一番やなあ。温泉といえば本物の温泉がどんどん消えている。ここも当局の指導で塩素をドッサリ放り込まれた被害温泉。もし、

18(水) 本物の温泉にゆっくりと浸かって、日々追い立てられる心身に休みを与えてあげれば、「歌を忘れたカナリア」のごとく、原理信者も心をよみがえらせるんやないかなあ。少なくとも牧師がしゃしゃり出るよりゃ温泉の方がずっといい。冗談抜きで温泉の癒しに僕はゆだねたい。

19(木) 東京にて統一原理問題全国会。今回は韓国から30名近い牧師や信徒代表が来日。あちらでは統一協会の知名度は大変低く、参加者たちは日本でこれほど被害が甚大であるという事を初めて知らされる。「深く責任を感じます…」などと言われると戸惑うけれど、少なくとも皆さんや韓国

20(金) の責任ではありません。思わずこちらも日本政府に代わって「深く責任を感じます」と、第2次世界大戦の謝罪をしたくなった。でも「李明博(イ・ミョンバク)大統領は我が長老派教会の信徒です。きっとこの問題に協力してくださるでしょう」なんて言い方はいかにも韓国人らしいが、マジ期待してまんで。

21(土) 一日中パソコンの前にいたのに仕事ができん。『KAT-TUN広島コンサート』のチケットを買うためネットオークションから目を離せんかったのが理由。正規の値段が何倍にもなっている。だが友佳(ユウカ)はなおあきらめない。払うのはお前やが、父さんはこの一週間で、すっかり金銭感覚がマヒしたぞ。


6月8―14日

2008年06月16日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo とにかく平日のサファリランドは空いていて、おかげでたっぷりと動物の観察ができた。子供たちは何度も車の窓を開けたくなる衝動と闘いながら、グッと我慢して車内で興奮している。写真は窓を開けられなかった鬱憤をトラをイジめて晴らしている帆波(ホナ)。ちゃうちゃう。ホワイトタイガーにエサあげ体験しているところ。

6/8(日) 金曜から東京ディズニーランドに遊びに行っていた友佳が帰ってきた。20年ほど昔、一人でシンデレラ城にかけて行って迷子になってしまった友佳が、今じゃ友人らだけで行けるようになったんやなあ。感無量や。そしていつかは僕を連れて行ってくれるようになるんやろなあ。感無量や。

9(月) 小学校が臨時休校なのでガキ共をサファリランドに連れて行く。その帰りに立ち寄った『景清洞』の洞窟奥に「山東高 山岳部・1949・8・1 村田・木村・林」と60年前の落書きがあった。帰ってネット検索をしたがそんな高校は無い。あの落書きをした人らは怒られたんやろか?うう~。気になる。

10(火) 「山口が梅雨入りしたとみられる」なんて予報が出されたが、断定していないのが最近の傾向。台風予報も同じやが、断定して外れた場合は責任問題が生じるのかもしれん。ただ、断定がええか悪いかは別問題として、「責任」という言葉にすっかり臆病になってしまったのは事実やな。

11(水) 朝早く相談電話で起こされる。毎晩眠るのが午前3時近い僕にとって、朝8時前の電話は辛い。でも悩んで眠れん人にとってはそれでも遠慮してかけてくる時間や。一つだけ心配なのは寝ボケた返答をしてないかってこと。AさんなのにBさんやと思って話しとったなんて事は一度や二度では…。

12(木) K牧師が《基督(キリスト)饅頭》なるものを開発?した。試食をしたが味もなかなか。売り上げは『亀の里』に献金するとのことで、すでに[Yahooオークション]にも出しているという。毎回よくこんな奇抜なことを考えるなあ。感心する。ただ、近々発表する曲『饅頭マンボ』ってのが心配でならん。

13(金) 「幽霊っていないんですか?」という質問は、「たたりってないんですか?」との質問の次に多い。僕が今一番会いたい人(?)はその幽霊なんやけど、残念ながらまだ会ったことがない。もし会えたら牧師を辞めて幽霊研究のために残りの人生を費やすつもりなんやがなあ。めっちゃマジやで。

14(土) 「幽霊はいないが妖怪はいる」。そして「たたりなどないがバチはある」というのが僕の見解です。それは「あってほしい」という願望のあらわれでもあります。実例をあげてみましょう。以前「妖怪」の異名をとる某人が風呂場でスッ転びました。どうしても「バチが当たった」と思えてなりません。


6月1―7日

2008年06月08日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 大島教会の会堂で踊る「のあ」。天才的フラ素質があり、本場ハワイ・カウアイ島から「留学指名」まで受けた小学1年生。その昔、暁伸(アカツキ・シン)&ミスハワイという漫才師がいた。「アーイーヤー」と歌いながら腰を振るミスハワイはおぞましかったが、のあは歳の割りに色っぽ過ぎる。大島教会の礼拝に出ると、このフラが観られるかもよ。

6/1(日) 一週間ほど前、彩七が山大で解剖実習を受けた。20体もの献体が並んでいて直接臓器に触れる実習だったという。死に触れて生を知る…か。彩七よ、貴重な体験実習やったのう。しかし予想通り、ホルマリンの臭いが強烈だったみたいで、特定の食べ物が喉を通らないという。

2(月) 帆波が朝から学校に行った。しかも教室でみんなと一緒に授業を受けた。修学旅行の勢いがまだ続いているらしい。これってもしかしてニュートンが確立した「運動の法則」の中の第一法則=慣性の法則ってやつちゃうか?え、違うって?もちろん知ってて言うてまんねんがな。

3(火) 帆波が今日もまた朝から学校に行った。まだ集団登校にこそ加わっていないが車で行った。そして昨日今日と授業を受け、なんと手を上げて発言をするという誰も予想だにしない大胆な行動にまで出たという。だがまだ信じられん。3年間不登校しとったんや。そう簡単にいくわきゃねえ。

4(水) 帆波の登校が3日目に入った。妻が体操服や上履きを買うという。ちょっと待て!後もう1年しか無いんやぞ。誰かのお古を探そう!と止めた。僕はまだ信じていないぞ。あの帆波がこんなに易々と登校を始めてしまうなんて、僕の子らしくないからな。何か魂胆かカラクリがあるに違いない。

5(木) 帆波の勢いがとまらん。もしこれが本当に不登校の克服だとしたら「素直に喜ぶべきか」あるいは「信頼を置けない文科省の配下に再び送ることを悲しむべきか」は自由だ~!登校イズ・フリーダム♪登校イズ・フリーダム♪でも~いずれにせよ再び給食費を払わにゃいけんようになるで~♪

6(金) 帆波が今朝一人で学校に行った。しかも今日でもう登校5日目になる。ここまで来れば立派な登校や。だが不登校の子を持つ親の相談を受けた時に「うちの子も不登校です」と言って共感を覚えてもらっとったのに、これからは「不登校だったんです」と、だいぶトーンダウンするな。

7(土) 今週のジャーナルは帆波で始まり帆波で終わった。今日は臨時の授業があって、それにも帆波は出席した。おかしい。というか3年間お前が毎日家にいる生活を送ってきた僕は、これからいったいどんな時間を過ごせばええんや。帆波よ。時々学校を休んで父さんと遊んでくれ。


5月25―31日

2008年06月01日 | 日記・エッセイ・コラム

250 このケバい紫色のバイクは息子の友達の『ヤマハ・マジェスティー250』。さぞかしヤンキーが乗っているんやろと思ったら大間違い。いたって童顔の優しい青年や。僕も免許取って彼女を乗せたかったなあ。昔、祖父は祖母を単車の後ろに乗せて帰ったら姿が消えていたという。途中のカーブで田んぼに落としてしまっていたらしい。

5/25(日) 天語が修学旅行から帰ってきた。予想はしていたが教師は一度も生徒と食事をしなかったそうな。別室で宿からの大接待を受けるという寸法やが、未だにそんなあからさまな事が行なわれているとは驚きや。まあそれは教師の役得ということで許してもええが、生徒にゃ生焼けハンバーグと

26(月) 冷えてカチカチのメンチカツを出すってのは理不尽やろ?彩七(サイナ)の時は鶏の唐揚げと焼きそばやったというし、あまりにもバカにし過ぎていると思わんか?もし《山口発関西2泊3日/5万円の旅》を企画し夕食にこんなメニューを出す勇気のある旅行社があったら教えてくれ。

27(火) 大相撲千秋楽結びの一番で朝青龍と白鵬が小競り合いをしたことに対し「厳重注意」がなされた。アホくさ。僕はあんな面白い結びの一番は初めて観たぞ。そもそも横綱の風格とか言う一方で、相撲は格闘技だなんて豪語するなら、小競り合いや睨み合いなんて当然やろ。あれだけ

28(水) 闘志やライバル意識をムキ出しにできる力士はおらんぞ。そんなに風格を問題にしたいのなら、最初から外国人力士なんて入門させず、管理教育で純粋培養された倭人のみでハッケヨイやっときゃええ。僕は来場所も『憎まれ帝王の朝ちゃん』と『ムッツリ仁王の白ちゃん』を応援します。

29(木) 当初、行きたい気持ちは「10のうち3くらい」だと言っていた帆波(ホナ)が「10のうち10」だと言って修学旅行に出発。この日まで教師・友達・親兄姉が一丸となって、エサで徐々に獲物を誘い出すかのように帆波の気持ちを盛り上げてきた。そして今朝早く、意気揚々と出かけて行った。

30(金) 旅を満喫した顔で帰ってきた帆波が旅行の話しをする。中でも感動的やったのは、友達が「帆波楽しいか?」と何度も気遣ってくれた話。そしてこのまま来週から学校においでよと誘ってくれたという。なんと優しい少年よ。さあ果たして帆波の運命やいかに!ところで…お土産は?

31(土) 昨夜保男と『靖国』を観た。中国人監督が撮ったとは思えん素晴らしい映画やが、『Yahoo!映画』の作品ユーザーレビューを読んでみれば、すっかり保守化した日本人が見えるはず。教団もそれと同じ流れの中におるんやろな。帰りに、感動した勢いで保男に沖縄料理をご馳走してしもた。