周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

9月22―28日

2019年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム

牧師室の入り口付近で見つけたトビズムカデ。体長12cm以上はなかなかのもの。捕獲してみると最初は暴れていたのに、すぐに叱られた子供のようにシュンとなってしまった。それとも単に体力の無いヘタレムカデやったのか?可哀想やが出て行っていただかにゃ。お互いが不幸を見るからな。あ、その前に娘の友佳に見せて、一度叫ばせてからね。

 

9/22(日) 台風17号が夜中に山口県西側を通過した。イチョウの木がメッチャくそ揺れた。教会のトタン屋根がブッ飛んだ1991年の台風19号ではイチョウまで折れて倒れた。以来、台風の度に残り一本のイチョウに頑張れと願う。切り倒した方が安心やが、夏には涼しい木陰を与えてくれるし、ギンナンも実る。プラマイして損得勘定をすると・・・もうチョイ頑張ってくれ。

 

23(月) 広島流川教会で開かれた教区の伝道部セミナーの帰り、帆波と夕食。夏には「もう帰って来るな」などと引導を渡したが、広島で一人暮らしをしている娘の姿を思うと、いじらしくなってしまい、つい分不相応のリーガロイヤルホテルなどでディナービュッフェ。金も気力も吸い取る末っ子の魔力の恐ろしさよ。わかってます。親バカチャンリンです。で、次はいつ帰る?

 

24(火) コブクロのメンバーが君が代の独唱で大失敗をしたらしい。そう言えば56年前、坂本九も君が代独唱で声がうわずって大失敗して、死ぬまで悪夢にさいなまれたという。緊張して歌う国家などいらん。胸に手などを当てて歌うよりゃ、手拍子したり踊りながら楽しめる歌がええ。昔、忌野清志郎がパンク調で歌った君が代は一時発売中止になった。誰が代や?

 

25(水) 歯の定期検診へ。今まで行く度に歯科衛生士さんが細かい指導を熱心にしてくださったのに、今回は何も言われんかった。もしかして、それは「GOOD」ということなのかな?それとも何度指導をしてもこのオヤジは改まる可能性が無いので「ダ~ミだこりゃ」てな風に見離されてしまったのかな?沈黙の理由を聞くのも恐いので何も質問せずにすごすごと帰る。

 

26(木) 診療所の内科検診へ。ここ三回に渡り数値が下がらず平行線をたどっている。難しい顔をしながら僕の顔を見つめるドクター。医者の唇が「左様ならば」と動くことが恐くて下を向いてた。じゃなく、間髪を入れず「これはきっと運動不足やな。最近全然運動していないなあ。次回はしっかり運動して来ます。ああ、参った参った」と早口で告げて逃げるように帰った。

 

27(金) 眼の治療へ。先週に続いて友佳より頼りなさそうな女医さんにレーザーを照射される。しかしよく観察してみると、頼りないのではなく、無表情であまり愛想が無いことに気付いた。かと言って「今日も一発ハデに照射しまひょか」などと陽気に振る舞う医者も恐い。次は僕の方からダジャレでもかましてみるか?でも無視されたら最悪やな・・・などと思案しつつ帰る。

 

28(土) 今週は医者三昧やった。太陽に向かって惑星が三つ以上並んだ状態のことを「惑星直列」などと珍しがるが、三日連続でかかりつけの医者に行ったなんて、まさにこの惑星直列に匹敵するような珍事やなあ・・・などと一人で感心していた。そんなこと言っとる場合やない。これから歳を取るごとに「毎日医者通い」なんてことになったら感心なんかしておられんぞ。


9月15―21日

2019年09月22日 | 日記・エッセイ・コラム

外見を見ればそこが蕎麦屋であることに気付かない。しかし外見で判断してはいけない。ここの蕎麦は実に美味い。大島大橋を渡って左折してすぐ。その名は『うずしお亭』。本当は誰にも教えたくないがその点は安心。こんなブログを読む人はおらんので紹介した。右の写真はオープンテラス。瀬戸内海が一望できる。

 

9/15(日) 今日の礼拝は常連さんの欠席が目立った。どれくらい目立ったかと言えば、半分近い7名の欠席。これがもし礼拝出席100人の教会やとしたら、優に40人が欠席したようなもの。そう考えると教会員の謀反か反乱が起きて、抗議のボイコットかと勘違いされてしまうぞ。ちなみに大島教会なんて2名欠席するとボイコット並。よかった。大教会なんかじゃなくて。

 

16(月) 新しい便座を取り付けたが水道管の根元から半日に数滴ほどの水漏れがある。数滴と言ってもあなどってはならない。蟻の一穴のたとえがある。そこで思い立ったが吉日。真夜中に補修作業を始めた。まずは屋外の元栓を閉めてと。そしてゆっくりと水道管をゆるめたところ突然の大放水。しまった!僕としたことが二階の元栓と間違った。もはや手では押さえ

 

17(火) 切れない。当然全身ビショ濡れ、見る見る便所は大洪水。堤防の亀裂に腕を差し込んでオランダを救ったハンス少年の話しが頭に浮かぶ。非常ベルで妻をたたき起こして一階の元栓を閉めた。もし非常ベルが無かったら僕はハンスのように翌朝発見されるまで便所で死闘していたとこや。あっちはフィクション小説やけれど、こっちはノンフィクション生中継。

 

18(水) 神社の総代長が来会。今年の天神祭りの実行委員長が去年の祭りのデータを欲しがっているとのこと。懐かしいなあ。去年の今頃は近づく祭りを前に東奔西走していた。通行止の申請や手伝いの人員確保。町内への宣伝から当日のお天気の心配まで。特に踊りの練習は佳境に入っていた。ええ思い出や。もう一度やる?と聞かれたら二つ返事で断るけど。

 

19(木) 朝、オケーさんを医療センターに送った際、病院の玄関に停めた時に気付いた。リフトバスがあまりに汚れている。恥ずかしくなったので帰ってから洗車をする。なんせ福祉車両やからな。どの施設でも職員がピカピカに磨いているが、哀れ亀の里にゃ職員がおらん。でも汚いままじゃ示しがつかん。僕が洗わにゃ誰が洗う。利用者の安全とかよりも見栄が大事。

 

20(金) 眼底に僅かな出血があるらしく、今日から4回に分けてレーザー治療を受けることに。今まで検査室はほとんど暗室やったし、担当の女医さんはマスクを付けているので顔が分からんかったが、今日初めてお顔を拝見。あ、あなたがやるのですかい?と尋ねたくなるような、うちの友佳より頼りなさそうなお姉ちゃんがレーザー銃を構える。ここで祈らにゃいつ祈る。

 

21(土) 飲み屋でいきなり羽交い絞めにされ、外に連れ出された。元自衛官だけあって怪力で掴まれて、どうにも振りほどくことができない。去年のお祭りで仲良くなった実行委員たち三人で飲み会をしたんやが、僕に割り勘を支払わせぬための行動。結局すべてご馳走になる。もしかして被援助教会の牧師の収入を知っていたのかもしれん。感謝、感激、雨あられ。


9月8―14日

2019年09月15日 | 日記

目の検査をするため造影剤を点滴した時、液が漏れた。あたかも塗ったように見えるが、この黄色は漏れた液が皮下で広がったもの。看護師に「痛かったでしょ?」と聞かれ「痛かった」と答えたが、実はブチ痛かった。ひねられているような痛さや。でも謝罪は無し。一言「ごめんちゃい」とでも言ってくれりゃ僕は必ず言ったであろう「あなたの罪は許された」と。

 

9/8(日) 再び熱帯夜が戻ってきた。寝苦しい部屋で本を読んでいると壁に動く怪しい影。目をやると大きなアシダカグモのオス。おそらく5年は経っとるやろ。よくそこまで生き延びて来たな。でもこちらには来るなよ。寝返った時に潰してしまうかもしれんぞ。ところでお前はこの暑さ平気ないのか?つれづれなるままにそんなことを考える。ますます眠れなくなる熱帯夜。

 

9(月) 20年前に観た痛快な映画『ショーシャンクの空』を再び観る。意にたがわずやっぱり痛快な映画やった。しかしそれよりもショックやったのは「映画の内容をほぼ覚えていなかった」こと。あの感動は一体何やったんやろ?でも考えようによってはこうも言える。新鮮な感動を再び味わえたではないか。でも落ち着いて考えなおしてみたら・・・やっぱチョイ不安。

 

10(火) 知人宅に寄る。家の中へと勧められたが、すぐに失礼するつもりやったので外で立ち話しにした。それが運のつき。話が長くなってきた。しかも内容がだんだん深刻に。そこは遮蔽物が無い路上。まともに西陽が襲いかかる。滝のように流れる汗。瞳孔を開いた時のように眩しい周囲。胸の鼓動はドキドキ、目先はクラクラ、負けそう、負けそう~ 私、ピンクの♪

 

11(水) ご存知じゃない世代の方々のために申します。胸の鼓動はドキドキ・・・はピンクレディーの歌『サウスポー』です。森達也の本に刺激され、最近ピンクレディーのCDを買ってしまった。ファンでも何でもないが、読書から影響を受けやすい性格。ちなみにファンでもなんでもないが、間もなくキャンディーズのベストコレクションも届く。暑中お見舞い申し上げます~♪

 

12(木) 明け方、学生時代以来二度目の金縛りにあう。床から10cmほど浮かび上がっている。まだまだや!もっと上がれ!せっかく40年ぶりの体験なのにこれじゃ物足りんぞ。こんな時に現れるとうわさにきく、幽霊でも化け物でもええから早く姿を見せろ!ガンバレ金縛り!そんな願いも空しく、すぐに解けてしまった。次回はもっと派手な体験をさせてもらいたい。

 

13(金) 今宵は中秋の名月。教会の有志と一緒に鞍掛山に登って観月会とシャレ込んだ。日没前から登りはじめる。参加者は3歳児から80代までの10名。来れなかった人たちに申し訳ないほどの見事な月が遠くの山から顔を出した。月が~出た出た~月が~出た~ヨイヨイ♪でも神様は平等。なぜなら明日以降、きっと参加者たちの足腰が立たんようになると思うから。

 

14(土) さすが還暦。昨夜の筋肉痛がまだ襲って来ない。ということで苦痛にさいなまれ、やる気が失せてしまう前に教会トイレの便座を交換する作業をすることにした。夜は彩七一家と義父母が来たので手巻き寿司で夕食。しばらくして。あ!まあ、ええか・・・誰も気付いとらんしなあ・・・。さっき散々便所で作業をした後、手を洗っていなかったことを思い出したのでした。


9月1―7日

2019年09月08日 | 日記・エッセイ・コラム

教会玄関の自動ドアにくっついていた。先日、牧師室で大騒ぎをしたクツワムシ♂なのか、別の個体なのかは不明やが、また入って来て鳴かれたらたまらんのでイチョウの木に引っ越してもらった。♪ガチャガチャ、ガチャガチャ、クツワムシ♪と歌にはあるが、秋の虫たちのオーケストラの邪魔をしているのは間違いない。

 

9/1(日) 夏休みも今日で終わり。子供の頃、自由研究でアゲハチョウの幼虫を箱の中で飼って羽化するまでを調べた。幼虫からサナギと観察は順調に進んでいった。そして運命の日。箱を開けたらそこには大きな蛾(セスジスズメ→見たら背筋が凍ってしまうことから命名。嘘)が孵っていて悲鳴を上げた。それがトラウマになったのか、今では大きなチョウまでが苦手。

 

2(月) 眼科の定期検診へ。今回も瞳孔を開く検査をしたため、外に出ると眩しくて目が開けられん。毎回思うんやが、この検査はぜひ夜にやってもらいたい。その理由は暗闇の中でどこまで見えるかを試してみたいからや。もしかして猫やフクロウのように真っ暗闇でも見えるのではないか?と期待している。何を見るのか?そんなことここに書けますかいな、あんた。

 

3(火) 彩七が歯医者に行っている間、孫らの子守りをした。場所はショッピングセンターのフードコート。ほれ、案の定0歳児が泣き出したぞ。おお、今日は一段と激しい。泣き声が店中に響き渡り、みんながこちらを凝視する。さしずめ「助けてください!不審者に捕まっています!」と言わんばかりの号泣。泣くこと37分の新記録。これじゃクツワムシの方がずっとマシや。

 

4(水) 学生時代からずっと買い続けているのは『夕焼けの詩』というマンガ。あらゆる神学書や雑誌の定期購読は途中でやめてしまったけれど、このマンガだけは今でも40年近く買い求めている。そのマンガの66巻目が実に一年半ぶりに出版されたのである。感無量や。中でも僕のお薦めの巻は第40巻の「お好み焼き」の話。これは何度読んでも泣けてしまいます。

 

5(木) しばらくぶりで隣町にある台湾料理屋に行ったら、流暢な日本語の店員が僕の顔を見るなり「お久しぶりです」と言ってきた。こんなこと言われりゃ、また近い内に来なければと思ってしまうがな。見知らぬ異国で懸命に働く店員。この店の経営、ひいては両国家間の国際関係が僕の来店回数にかかっているような思いになってしまうのは、やっぱ自意識過剰?

 

6(金) 大阪王将で持ち帰り餃子を買った。50年前の「復刻版餃子」という文字を見て、小躍りしながら店員に尋ねた。「これは昔の餃子のこと?」「そうです」「一皿食べたらニンニク臭で人が逃げ出すというアレ?」「いやそんなことは・・・」「だったら復刻版と違うがな」。高校時代に食べ、家族に居間から追い出された殺人的ニンニク臭の餃子はやはり幻で終わるのか。

 

7(土) 冷たい便座で秋を感じていたのに、また冷たい便座が心地よくなってきた。予想はしていたが真夏日が舞い戻ったのだ。もう一度キャンプに行きたくなるような暑さ。キャンプと言えば、毎年極寒の季節に冬キャンプをしようと考えているがまだ一度も実行していない。暑い時期に「次の冬こそ」と決心するんやが、寒くなるにつれて勢いが萎えてしまう還暦過ぎ。


8月25―31日

2019年09月01日 | 日記・エッセイ・コラム

毎夏、大島教会に神戸からジンズ・フラのメンバーが来島される。辻建牧師はその日を心待ちにされていた。今年はそのメンバー(左写真)が礼拝後に辻牧師への追悼フラを演じてくださった。晩年はアロハを着て説教されていた辻牧師。ビシッとした背広姿しか知らない方にはビックリポンやろな。

 

8/25(日) マダム矢野が興奮気味に言う。「え~!この方が福ちゃん?」。「こちらがつねさん?」。それに今回はベムにベラも居る。今宵はジャーナルでお馴染みの妖怪たちが大集合。さながら百鬼夜行といったところ。あんたええ日に来なすったの。かく言うあなたも充分妖怪仲間ちゅうことですよ。でもくれぐれも憑りつかれんよう、用心なさいまし。

 

26(月) サービス向上委員会で広島社会館へ。委員会後、帆波の顔を見て帰ろうと保育所に顔を出すと、「今日はお休みですよ」。そう言えばあいつめ「福岡に行く」とか言うとったがそれが今日やったのか。えぐ猿(エグザイルとも言うそうな)関係のコンサートやろ。職員さんたちに「どうか厳しく指導し、真人間に更生させてください」と懇願して帰る。

 

27(火) 油断も隙もあったもんじゃねえ。キャンプで沢山残っていたはずの缶コーヒーが絶滅していたので、ほぼ犯人の福ちゃんを連れて買い足しに柳井へ。『塩の長司』という妖怪がおるが、たぶん福ちゃんはその種に分類されると思う。そう言やマダム矢野は『妖怪大辞典』(別名/周防教会名簿)を購入したとか。そこにはほぼ周防のメンバーが出てます。

 

28(水) たこ焼き屋のおかみさんから電話。「村田さんにはお知らせしようと思って」と落ち込んだ声。閉店されたらしい。ガーン!元三段目力士のラーメン屋『鶴の舞』も先週閉店した。心が痛む。もっと通ってあげればよかった。まあ僕が毎日通ったところで屁のツッパリにもならんやろが。しかしますます不思議や。焼き鳥つねは何で潰れんのやろ?

 

29(木) 去年から教会と牧師館の便座の暖房が故障している。夏場はまだええ。そのことを忘れ、うっかり便座に座った日にゃ思わず叫び声をあげてしまう季節が近づいている。風流に表現すれば「ケツで感じる秋の気配」か。応急措置でカバーをしていたが、たまにウ〇チが付いている。必死にぬぐった痕跡はあれど、未だ名乗り出た犯人は誰一人いない。

 

30(金) モビリオの助手席エアバッグに不具合があるらしくリコールの手紙が届いたので柳井のホンダへ。部品を注文してからの作業となるので来月になるとか。ちょっと待てよ、もしそれまでに事故ったら責任はどうなるんや?でもこれはチャンスかもよ。運だめしに助手席に乗りたい方はいませんか?もしかしたらガッポリ稼げるやも知れまへんで。

 

31(土) 5月に関西へ日帰り出張があった時、東三国駅にある走野の店『ちそうや』に十数秒ほど立ち寄ったが、今日の日帰り出張では50分ほど立ち寄ることができた。しかし店内は閑散としていて、走野が一人黙々とカツオをさばいていた。客はおろか、店員の姿すら無い。え?まだ開店前?それに今日は予約で満席って?こりゃまった失礼しました!