周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

8月19―25日

2018年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム

お医者さん自らが包帯を巻いて下さったのはええが、安定が悪くガタつく診察台に、小柄やけれど恰幅のよいドクターが立ち座りする度に台がシーソーの如くギッタンバッコンし、その振動が傷口に響く。歯を食いしばって我慢する僕を見かねたのか「私がやります」とナースが代わってくれた。その辺におるオッサンのような医者なのに、心が和むのはなんでやろ?

 

8/19(日) いよいよ天神祭りに向けて踊りの練習が始まった。『寿囃(ことぶきばや)し』という曲を習う。一回の練習でマスターできる易しい踊りや。フォークダンスで言うならば、そう、あの、好きな子と踊る直前で曲が終わってしまうので有名な『オクラホマミキサー』レベルか。しかし踊るなんて、下関丸山の女の子とバブル期のディスコに行って以来や。な、ソンヒョ。

 

20(月) 毎度々々、礼拝堂で暴れまくっているガキどもが「ボールを貸してください」と言ってきた。はは~ん、また礼拝堂でサッカーをする気やな。そこで「お前ら二つ持ってるがな」と言うと、キョトンをした顔をするので「ほれここに」と股間を指さして「ガハハハ」と笑ったら「下ネタはやめて真面目に応えてください」と言われた。ガキならここで一緒に笑うとこやろ!

 

21(火) アジア大会に出場している選手が不祥事を起こして追放されたそうな。そのことを書いている新聞記事で関係者のコメントを読んでのけぞった。『日の丸を背負っている自覚が無い』とか『日の丸を背負っている間は我慢』とかいう意味不明の批判。じゃあ聞くが、事あるごとに世界中から非難を浴びるこの国の日の丸と、選手の日の丸はどこがどう違うねん?

 

22(水) そう言えばこの前、高校野球でもガッツポーズをした選手が審判に注意をされるという事件があったな。野球のルールブックには無いが、道義的かつ、フェアプレイが問われる問題やそうな。すなわちこういうことやな。体で表現しないで、ここは「高校生らしく」心の中で襟を正して「ざまあ見やがれ!」と喜びなさいってか。そっちの方がよっぽど陰湿に思えるが。

 

23(木) ツワリで苦しんでいる彩七が先月からうちに泊まり込んで養生している。それは別にええんやが、今日僕が屁をこいたら、この暑い中、せっかくエアコンをかけて部屋を冷やしているにもかかわらず、部屋中の窓と言う窓を開けて換気しおった。屁でもツワルというのか!でもまあ、冷静に考えてみると僕も自分の屁はええが、人に嗅がされる屁は絶対に許せん。

 

24(金) 孫の希与をいじめて追い回した時、右足を椅子の角に思いっきりぶつけた。あまりの痛さにその場で倒れこんでしまう。その足をよちよち歩きの紗与に二度も踏まれたのがダメ押しとなった。尋常では無い痛さが続くのでさすがに心配になり、一人でこっそり病院へ。骨折は無いが薬指が打撲もしくは捻挫しているという。まるで昨日の屁の仇を取られた気分や。

 

25(土) 天神祭りまで残り3カ月を切った。いよいよ大詰めの時期を迎えている。夜、いつものように脱線しながらの田舎の会合を終え、びっこ(昔懐かしい、差別と批判された言葉)をひきながらの帰り道、ふと夜空を見上げると14番目の月が「皓々・煌々・皎々・晃々・耿々」(全て「こうこう」と読むがどれが一番ふさわしいのか分からん)と輝いていた。明日は満月か。


8月12―18日

2018年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム

今年の夏は新たな楽しみ「イカ釣り」に出会った。シーズンこそ終わったけれど、また来年も行きたいなあ。イカと言えば、北海道に行った時イカソーメンを食べようと思ったが、過去に二度もチャンスを逸してしまった。三度目があるか否かは未定。千円前後のイカソーメンを食べに数万の旅費をポンと出せる身分になりたいぜ。

 

8/12(日) 今夜は隣町の周東花火大会。3kmほど先やが教会の窓からも充分眺めることができる。以前は打上の前に「次は誰々の提供・・・」とか、やたら宣伝が入り間延びした花火やったが、今は連発で大迫力。花火の後は駐車場の外灯を消してペルセウス座流星群。こちらも流星痕の残るような迫力の火球が観られた。何よりあんた、これら全部がタダだっせ。

 

13(月) 回覧版、キャンプの後片付け、日除けテントの設営、ビールサーバーの設置と朝から大忙し。その上、溜まりに溜まった録画『水戸黄門』と『大岡越前』も見にゃいけんし、ネット放送の『ゲゲゲの女房』も見にゃいけん。体はキャンプの疲れや筋肉痛から未だに快復しとらん。夜、『見て肛門』(知って書いてしまう関西人のサガ)『水戸黄門』を見ながら夢の中。

 

14(火) 彩七の夫のアジオ(結婚を申し込みに来た日、手土産にアジの開きを持って来て以来、僕は彼のことをアジオと呼んでいる)の熊毛の実家でソーメン流し。まだまだ猛暑。無性に子供用ビニルプールに入りたかったが、大人やから状況を考え我慢し、日除けテントの下でゆっくりした時を過ごす。ここで一句「汗流れ ソーメン流れ 時流れ」。来年は入ってやる。

 

15(水) 玄関先でツバメが騒いでいる。見ると3羽ほど巣にいる。お前さんらは先週巣立った子らか?家が恋しくなったのか?それともお盆の里帰りか?んな訳ないわな。お盆と言えば先日、礼拝堂の聖壇の上にハスの花が飾ってあったなあ。教会にハスの花。まるで御仏に見守られているような気分になりますなあ。ありがたや、ありがたや、んな訳でもないか。

 

16(木) つねさんの店に行った。相変わらずスローフードの焼き鳥屋やが何故か常連客もいる。失礼なこと言いました?勘定は千五百円で、二千円出したら「キャンプに部分参加したから」と千円返してくださった。ありがとうございます。ほんまは二千円ほどもらいたいところやけど。ま、ええか。ところでつねさん山芋スライスを注文していたけど出て来んかったで。

 

17(金) 敬老会の事業計画書を町に提出せにゃいけんが、今日がその期限。そんなん毎年同じやがな。「防犯講和に昼食、ビンゴ大会、カラオケ」と書いて提出。一人千円の補助を受けるために必要な手続き。うちの教区も似たようなもんやけどな。これもご高齢の方々のため。サザンの歌にある♪愛しさを知るほどに老いてゆく♪そんな老い方ができたらええな。

 

18(土) キャンプの夢を見た。寒くて毛布を探したがどこにもなく震えながら寝ていた。今朝はそんな夢を見るほど寒く、明け方にあわてて窓を閉めた。「子供の頃はクーラーも無いプレハブ住宅で暮らしたぞ」と自分に言い聞かせ、意地でクーラー無しの扇風機のみで、汗もに悩まされつつ耐えた盆地の熱帯夜。体よりも電気代の節約。秋はそこまで来ている。


8月5―11日

2018年08月12日 | 日記・エッセイ・コラム

左から「アユの塩焼き」風景。日本屈指の清流のテナー「カジカガエル」。全てから解放されキャンプを満喫する「某牧師親子」。以前は60人を超える参加者がいて大騒ぎやったが、やっぱ多くて20人、できれば12~3人ぐらいが丁度ええ。『亀フェス』に次ぐ大イベントが終わってやれやれ。後はクリスマスさえ終えりゃ僕の年度は終わる。

 

8/5(日) 第36回目の教会キャンプは8日から始まるが、早くも常連の碓氷一家の先発隊(母息子)が今夜愛知から到着。この一家が来てくれると十人力。年々体力が落ちている僕には欠かせない参加者である。出来ればキャンプの主催権を全て「無償で譲渡」し、僕は単なる一参加者になれたら最高なんやがな。クリスマスにも同じことを思い続けて早や36年。

 

6(月) キャンプのための買い出しへ。今回は参加者が少ないようなので思い切って超贅沢な食材を調達することにした。例えば今まで缶ジュースは29円のものが55円のものに。カップラーメンは100円以下しか買わなかった品を120円を超える超高級品に。とにかく二泊三日七食、飲み放題に食い放題で大人5000円。人が来れば来るほど赤字やからな。

 

7(火) 朝、教会の前で騒がしいツバメの声がした。見ると10数羽がパタパタと羽を打ちながら飛び交っている。そうか巣立ったんや。その瞬間こそ見られんかったが、何だか嬉しそうに飛んでいるなあ。思えば僕の巣立ちは1987/10/2。初めてハンググライダーで空に舞い上がった日。もう20年以上も飛んでいないが、以来色んな意味で僕は舞い上がっている。

 

8(水) 昨日から前泊と称しキャンプはスタートしているが、正式には今日からが初日。4歳になった大阪の孫が「ママが行かないならキャンプには行きたくない」と拒んでいたらしく、「じゃあママも行くよ」と言ったら、「ジジがいるから行かない」と応えたそうな。しかし何のかんのと今日から一家でやって来た。てな訳で孫とはなるべく目を合わさんように過ごさねば。

 

9(木) 河川敷キャンプは毎年大雨の影響で地形が変わるゆえテントの張り場所を開墾せねばならない。今年は川の真横に2張り。高見に1張り。これを我々はダウンタウンとビバリーヒルズと呼び、いい場所には子連れか、高額カンパ者を優先する。いつも参加人数からしてテントが少ないのは半数は外で寝るから。流れ星を眺めて寝るのはキャンプ通の醍醐味。

 

10(金) 毎年河川敷で出会う常連さんが総揃いした。カワガラスを始め、カワセミ、オオゴキブリ、ヘビトンボ、カジカガエル、ヤマセミには会えなかったが思わぬ珍客サシバが初登場。ヤスで突いたアユを食べ、涼しい夜を迎え、ド派手な花火を打ち上げ、昼夜かまわず川で遊泳する。見た目はまるで難民キャンプ。昼過ぎ、お約束の筋肉痛を残して撤収。総勢25名。

 

11(土) 昨夜は碓氷一家の高2の長男が一人教会の和室で寝ることになったが、外でアシダカグモと目が合った辺りからどうも動向がおかしい。さてはクモが苦手なんやな。ええことを知ったわい。朝、親が何度起こしても起こしても起きないという彼にさっそく試そう。「お友達が訪ねてきているよ」とクモを持っているふりをして部屋に入った途端ぶっ飛んで起きた。


7月29日―8月4日

2018年08月05日 | 日記・エッセイ・コラム

国道187号線にある看板。何年も前からあったけれど、なんせめったに通らないし、カーブの先に設置してあるし、書いてある言葉が長いので、何が書かれているのか読み取れなかった。先日の豪雨被害で道路の通行止めが影響し、車を停めて写すことができた。それにしてもなぜこんな所に設置したのか?無理に読もうとするとそれこそ事故ってしまいまっせ。

 

7/29(日) 下松教会の創立百周年の日に台風12号が襲来。岩国市全域に避難勧告が出たので僕だけが周防教会の代表で参加することにした。ま、それはそれとして、パイプオルガン演奏でいきなりバッハの何たらちゅう曲が流れた。こ!この曲は!嘉門達夫の名曲《鼻から牛乳》ではないか!おっしゃるな!僕はその演奏中、笑いをこらえるのに必死やった。

 

30(月) 前から一度行きたかったので、昨日泊まられたベム・ベラさん(明石教会牧師)と一緒に朝ジョイ(朝のジョイフル)へ。でも600円チョイでメッチャ豪華な朝飯や。もっと早く知るべきやった。しかし見渡す限り爺さんの一人客が多い。おそらく妻に先立たれて一人で寂しい朝食に耐えきれず来たんやろな。え?勝手に想像するなって?でもそれしか思いつかん。

 

31(火) 教育委員会にテントの借入予約をしに行く。キャンプの開催日は8~10日の三日間やが、余裕をもって6~13日までお借りしますと言った。ところが職員さんが「もっとゆっくり借りられていいですよ」と、しきりに勧める。なんでや?ご厚意から言われたとは思うが、それにしても妙で意味深な表情の職員さん。いよいよ保管が邪魔になってきたんとちゃうか?

 

1(水) 周陽の麻ちゃんと双子の甥っ子、そして角田家の芽生とでキャンプ場の川へ泳ぎに行く。当初から小5の甥っ子らのエネルギーは爆発的かつ破壊的だと聞いていたので、同じく小5の芽生を誘ったのだ。いわゆる人身御供や。目論みは見事に当たり、芽生が甥っ子たちの爆発を全て受け止めてくれた。芽生、今夜はお前の好きな回転寿司で慰労してやるぞ。

 

2(木) 今季二度目のイカ釣りへ。漁期はお盆までゆえ、ピークは過ぎているので釣果は少ない。でも夜10時を過ぎると急に暑さが止んだ。そして高原にでもいるかのような涼風が吹き出した。魔物が潜んでいるかのような真っ暗な海面。ここにいれば安全とばかり結界を敷いてくれる漁船。見上げると満天の星。イカなんてどうでもええわ。ここは極楽浄土や。アーメン。

 

3(金) 秋の敬老会について開かれた町の説明会に出席。高齢者一人あたり町から千円の補助金が出されるが「不足分は各自治会で何とかしてちょ」とのこと。今時千円で何が出来る。戦前戦後の暗い日本の歴史を背負ってこられたご高齢の皆さまに対して何たる侮辱。ようし!自治会から大盤振舞や!一人につき500円出そうやないか!ちょっとショボいですか?

 

4(土) 連ドラで過去に放映されていて見逃してしまった『ゲゲゲの女房』をアマゾンのネットで観ている。うちも周囲から『ゲゲゲの教会』の異名をとるような奇奇怪怪な教会やが、やっぱ妖怪の世界はええわ。そもそも人を人間としてだけしか見ないからモメごとが起こるんや。相手が妖怪なら「ま、しょうがないか」と全て納得がいくではないか。皆さんもどうぞお試しあれ。