周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

7月21―27日

2013年07月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo二年ほど前、北の国からベラと一緒に流れて来たベム。彼らにはずいぶんとお世話になっている。なんせ小さなことから大きなことまで仕事の早い奴や。特に「値切り交渉」に関しては是非彼に依頼すべき。ええ仕事してくれまっせ。牧師にしておくのは実に惜しい人材。日頃の働きに感謝して大きなハンバーグを食べさせてあげました。

7/21(日) 憂鬱な選挙の日。結果は分かっているが国民の権利を放棄するのも悔しいし、天語が初めて投票する記念の選挙でもあるし、とにかく行くことにした。「誰に入れりゃあええん?」と尋ねる天語に「自分の名前でも書いとけ」と応える。残念やが今回は推したい候補に入れたとしても、お前の初選挙は負け戦や。

22(月) 六文銭の曲に♪キングサーモンの熱いステーキが食べたいな♪という歌詞があるが、この曲を初めて聴いたのは鮭の切り身しか食ったことがなかった高校生時代。キングサーモンが何たるかも知らず、ただ憧れていた。今日は♪天然うなぎを丸ごと一匹使ったうな重が食べたいな♪などと歌いつつ過ごした土用丑の日。

23(火) 7/9のジャーナルで「今年はセミが鳴かない」と書いたが、その時、僕が頭に思い浮かべていたのはアブラゼミのことやった。しかしそもそもアブラゼミが鳴き出すのは7月下旬。アブラゼミさんを始め、セミ全般、特にバルタン星人の陰謀だなどと疑いをかけましたことをここに深くお詫び申しあげます。どうも連日

24(水) の暑さで混乱していたようです。ちなみに『閑かさや岩にしみ入る蝉の声』で有名な芭蕉の句のセミを歌人の斎藤茂吉は当初アブラゼミだと主張していたが、句が詠まれた時期からして、後にニイニイゼミであったと訂正をしている。そう、素直に過ちを認めるのは立派なことですよ。すなわち僕も立派ってことやろね。

25(木) セミの話題が出たついで。昔、ウルトラQの『クモ男爵』編で観た巨大グモが強烈な記憶で残っている。当時クモ嫌いの僕にドキドキ便所行きの日々を送らせた作品や。男爵ほどデカくないが、うちの教会はやたらとクモが多い。玄関と便所など払っても払っても巣を張る。無理もない。クモは早い種で数分、通常は数十分も

26(金) あれば立派な網を完成させる。まともに相手しとったらクモに翻弄されるだけ。中でも一番困るのは自動ドアのセンサー部に巣を張る、ちっこいオニグモや。夜中に何度もドアを開閉させる。牧師としてしのびないが(実際マジ頭に来るんで)教会から追い出しに行く。こらあ!お前らクモの分際で電気のムダ使いしやがって!

27(土) 昨日退院されたボスの家を訪ねたらパクチーを頂いた。カメムシ草の異名をとるこの香菜を初めて食べた時、その凄まじい味に店内を駆け回った。今ではパクチーが無いアジア料理なんて僕のいない銀河系くらい空しい。しかしこれで最後のお下がりかと思うと、もうチョット入院して・・・。いや、ま、退院おめでとうございます!


7月14―20日

2013年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム

2013 毎年フェスティバルのフィナーレを飾る、合唱・演奏・踊りの場所が無いので一端バザー会場を片付けてから舞台設営する。中には「ありゃ?もうバザーは終わったんかいのう」と思って帰ってしまう人も。帰っちゃいけん!まだ終わっとらんよ。しかし毎年この暑さ。灼熱フェスティバル。死人が出る前になんとか日程を見直さにゃいけんなあ。

7/14(日) 時としてタコはストレスから自らの足を食べるという。さあ今年も自分たちで献品した物を自分たちで買って、自分たちが作った食べ物を自分たちが買って食べる究極の愛情奉仕イベント『第14回亀の里フェスティバル』の日が来た。日々のストレスがお溜まりの皆さん!ささ、どんどん飲み食いしておくんねえ。

15(月) 青年達の手を借りて祭りの後片付け。骨組みは昨日のうちに解体したので今日の作業はテントたたみ。デカいテントをコンパクトにたたむにはチョットしたコツがある。キャンプ好きが高じてか作業はお手のもの。サーカスを見て「このテントをたたんでみたいなあ」なんて思うくらい僕はテントたたみが大好きです。

16(火) 2週間分たまった無敵の80年代ドラマ『愛の嵐』を意を決して観た。思ったとおり『ぬかるみの女』を観た時と同じく気分が悪くなる。あれはぬかるみならぬ『どろぬまの女』やったが、こちらも愛どころか『憎悪の嵐』や。やっぱもうあの時代には帰れんわい。と思いつつ、続編『夏の嵐』の録画予約をするのであった。

17(水) 今月末に退院予定のボスのお見舞いへ。日々病院に通われる奥様の苦労もさることながら、ボスもよくぞ半年間禁酒なされた。お努めご苦労さまでした。しかし残念なことがひとつだけ。クッキーとか、ケーキとか、煎餅、饅頭に果物とか。これからはもう、お見舞い品のお下がりをもらえなくなるんですよね。

18(木) 子供の頃、アセモ対策に真っ白なものを顔や首に塗りたくられた。たぶんクリーム状の天花粉の一種やと思う。まるでドーランのようで恥ずかしかったが親に逆らえる年齢じゃなかった。今、首から肩口,足の付け根,太ももの裏をすっかりアセモにやられてしまっている。痒くてたまらん。おかん。あれどこで売っとんねん?

19(金) お年玉くじ付き年賀状の交換期限が22日に迫り、あわてて当選番号を確かめた。4等の切手シート3枚が当たっている。ほぼ確率通り。下4桁の3等など一度も当たったためしがない。周辺でも耳にした事がない。ましてや1等,2等など論外。僕の勘やけどね・・・ほんまは当選者なんて存在せんのじゃないかと思う。

20(土) 荒川良々,岸部一徳,笹野高史,生瀬勝久,古田新太らは僕のテンションが上がる俳優たち。今日はその中の笹野高史の講演会を聴きに行った。申し込みハガキが当選したのだ!久々の嬉しい出来事やった。なのに応募者全員が当選しましただって。あのなあ、庶民のささやかな幸せまで奪うのか?主催者。


7月7―13日

2013年07月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo見た瞬間、祭りの射的かと思った。比叡山にあるお堂に並べられた仏像。本当は巨大な壁一面に何千とあり、写真に収まりきれん。もっと驚いたのは、このお仏像一体の値段が2万円やったこと。ここに写っているだけでも100体以上はあるぞ。キリスト饅頭を一個売っても儲けはたった50円。この国でキリスト教が伸び悩むはずや。合掌!

7/7(日) 今夜はラッキーなことに新月。晴れたら天の川が臨めるぞ。ちゅうことで楽しみにしていたが、溜まった録画番組を見ていて星空のことをすっかり忘れていた。でも次の楽しみがある。来月のキャンプ中日はまさに新月。真っ暗なキャンプ場から拝む三途の川・・・いや天の川は冥途の土産の価値が充分にある。

8(月) 梅雨が明けて半端な暑さやない。ガキん頃は暑けりゃ暑いほど元気が出て、昼寝を強要する母親に抵抗して外に飛び出た。暑さよりも遊ぶ時間が大事。夜、下松で開かれた牧師会でも暑さのせいか、イッパイ入った勢いか、なかなか熱い論議が飛び交った。暑さよりもストレスを発散する時間が大事なんやな、牧師にゃ。

9(火) 今年はなぜかセミが鳴かない。教会のイチョウで、早ければ梅雨前あたりから毎年うるさい蝉しぐれが七月に入っても聞こえない。飼い猫のめかりも一向にセミを捕まえてこない。きっと何か理由がある。こんな時こそネットで検索や!とも思うが、体がだるくて調べる気にならん。そうか。きっとセミもそうなんや。

10(水) たわいない母からのメールが届く。いつもこの時期になると必ずメールの末尾がこんな一文で締めくくられている。『あんたも歳なんやからキャンプはもう止めなさい』。僕も毎年そう思っとるわい。誰か後継者はおらんか? 教会キャンプなどと銘打っているのに、参加者を絞るため、ここ数年は申し込み用紙も

11(木) 作っていない。だが気持ちとは裏腹に年々内容は濃くなってゆく。去年は発電機が登場したおかげでビールサーバーが設置され、携帯充電も出来るようになった。今年は滋賀からの団体さんも参加するから電動カキ氷機を搬入する予定でいる。しかし、氷を削るよりも命を削っているような気も・・・ちょっとする。

12(金) 幼少時に映画館で『ゴジラ』を観て以来、今でも時々夢でうなされる。今朝も襲われて目が覚めた。しかも今回は『ゴジラ』と『大魔神』の豪華二本立てによる襲撃。思い当たる節は寝違えと五十肩で眠りが浅いということ。夢の神さま。どうして『ローマの休日』や『小さな恋のメロディー』は見せてくれないの?

13(土) 夏の風物詩《亀の里フェスティバル》を明日に迎えて、やることが山ほどあるのに全て人任せにし、僕はまだ何もしていない。思い当たる節は寝違えと五十肩で眠りが浅くてヤル気が削がれているからや。ところでこの便利な言い訳はもうしばらくのあいだ使えんかなあ。がんばれ五十肩!負けるな寝違え!

(追記)

※ところでセミが居ない理由やが・・・。もしかしてバルタン星人が関係しているのではないか?などと心配する今日この頃である。暑中お見舞い申し上げます。


6月30日―7月6日

2013年07月07日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo インドネシア語で「おいしい」という意味のえなちゃん。京都教区の横田牧師んちの長女。キョトンとした表情がかわいい。なんとか「お手」を教えようとしたが叶わなかった。よく見りゃ犬よりもチンパンジーに似とるわい。親に写真掲載の許可を得た時「家でもお手の続きを教えてます」と。親も親やで。そうそう。お手の後の餌も忘れずにね。

6/30(日) 明日からの旅準備をする。ベムにもらったちっこいパソコンがあるから旅先で週報準備ができる。謄写版印刷していた時代には想像もできん進歩。でも携帯やパソコンを忘れてきたがために手も足も出ず呆然としている牧師連中を見たことがあるぞ。鬼太郎!パソコンを狙うのじゃ!そっちがきゃつらの本体じゃ!

1(月) 京都駅の湖西線ホームで農伝の校長を発見。電車を待つ列の先頭にいる。話し相手ができたぞ。ところが電車のドアが開くと同時に校長が小走りで向かったのはなんと優先席。ちょっとどこ行きまんねん!小心な僕は一般席に座って他人の顔をした。あ、婆ちゃんが乗ってきたよ。爺ちゃんもきたで。校長ピ~ンチ!

2(火) 雄琴温泉での研修会2日目。全体行動から抜け駆けし、有志4人で向かったのは高野山と肩を並べる仏教の聖地比叡山。とにかくデカい!うちの教団と桁が違う。例えていうならば、海と水溜まり。山と盛り土。ミシュランの三つ星と序の口の黒星。85年のタイガースと87年のタイガース。僕と石橋某。僕と福山雅治。

3(水) 研修会が終わって実家に向かう途中、昼飯を食べようとナンバで降りたが、暑さと人いきれに圧倒され急速に食欲が遠のいた。ひとりで居るのも一因。浮かんでくるのは手をつなぎ歩いた道頓堀の思い出。ボーッとそんなことを考えていたら道に迷ってしまい、荷物を入れたロッカーの場所を探してさまようこと30分。

4(木) 母に命ぜられたミッションは庭木の剪定。こっちは炎天下で蚊に刺されながら大汗かいて枝切りをしているのに、「隣の敷地に落ちた葉っぱは一枚残らず拾っときや」とか、「あかんでそんなに切ったら!その木、高かったんやで!」とか、いちいちうるさい。ああ、分わかった分かった。そやからもうちょっと小声で頼むわ。

5(金) 実家の猫が発情しているらしく大声で鳴く。母がご近所に「うちの猫が騒いですみませんねえ」と謝っていた。その夜、僕が風呂に入っていたら、どこからともなく不気味で耳触りな音色が聞こえてきた。母が弾く大正琴や。こんな夜中に近所迷惑な。明日の朝「母が熱情しておりまして」とご近所に謝りに行くべきか?

6(土) 目覚めたら右肩に激痛。どうやら首からきた寝違えのようや。左は五十肩。右は寝違え。痛みに耐え、歯を食いしばって両手に重い荷物を持って新大阪へ。ただですら暑い駅の通路をおばはんが横一列になってしゃべくりながらノロノロと歩く。「サッサと歩かんかい!糞ババア!」と、どれだけ叫びたかったことでしょう。