周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

8月20―26日

2017年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

こんな所にセイタカアワダチソウが?引っこ抜こうと思いつつそのまま忘れていたら、なんとユリが咲いた。雑草と間違われ、引っこ抜かれる運命を免れたことを喜ぶかのように、教会の玄関前のわずかな花壇に一輪だけで咲き誇っていた。台湾固有のタカサゴユリ。台湾じゃ雑草だそうな。そもそも雑草の定義は人間本位。神に似せられた罪深き生き物。人間よ。

 

8/20(日) 自分でも忘れていたが今年3月末に自らの不注意な医療行為?でハンパじゃない口内炎を作ってしまい、お土産にもらった大好物の崎陽軒の焼売が食べられなかったという事件を覚えてくれていた方がいた!神奈川県のさおりさんや。彼女は帰省した夫のやっちゃんに焼売を預けてくれた。感動の涙にむせびながら頂いた。ちょっと大袈裟やったかな。

 

21(月) 関心するなあ。午後3時に来てもう午前2時やで。そのほとんどの時間、B君は牧師室で眠っていた。寝るのは全然構わんのやが、幅110cmの二人掛けベンチで体を曲げてまで寝るのは至難の業や。おそらく胎児の頃の記憶が残っているんやろなあ。いや、よくよく観察すると、決して小さくない体を曲げて眠る姿はまるで屈葬されたご遺体のごとし。合掌。

 

22(火) 左耳の中にデキモノができた。歯痛のような痛みに耐えかねて、10数年ぶりに耳鼻科へ。院長はロビーで高校野球に夢中。僕の顔を見たとたん「勝ってますよ」と。別に広陵のファンでもないけれど思わず「そうですか」と応えた。しかし、膿を出す時の痛かったこと。先生、力が入り過ぎですよ!パソコンでスポーツナビを見ながらの治療はやめてくれませんか。

 

23(水) 友佳の誕生日。外での夕食は何がいいか?と尋ねたら「下松SAの焼きカレー」とのこと。わざわざ高速を通らず、一般道からSAに行く道は自分で事前にリサーチしていたらしい。そうか、そこまでして食べたかったのか。ところで焼きカレーと言えは門司が有名やが、もし「門司の焼きカレーがいい」と願い出ても、北九州にまで行ってお祝いする気は無いぞ。

 

24(木) 保育園の礼拝。「今日の紙芝居は感情が入っていて良かったです」と、園長先生からお褒めの言葉をいただいた。実は自分でもノッテいると感じていた。今日の僕なら子供の頃あこがれていた紙芝居のおっさんを越えていたかもしれんぞ。おっさん!僕はやりましたよ!ちゅうか、問題は、子供らは僕が牧師とも、これが礼拝とも思っていないところにあるな。

 

25(金) よく行く中華料理屋で天津飯を注文したが、先日のSAの焼きカレーと同じく、たった一人前を全部食べきれなかった。どうも最近になってそんなことが多い。思えば、幼いゆえに大好きなバナナを半分しか食べられないという、かわいそうなサッちゃんとは逆に、こちらのサッちゃん(僕の名はさとしです)は年齢と共にどんどん食が細るという、かわいそうなオヤジ。

 

26(土) 大阪から来た智光君がパソコンのネットをつないでくれた。ルーターとかいう機器が壊れて以来、彼の来山を心待ちにしていたんやが、おかげでまた牧師室や礼拝堂でWifiとかいうのが使えることになった。このお礼は何にすべきかを考えた結果、彼が明日観に行く中日戦でカープが勝つよう祈祷することに決めました。阪神戦でなくて良かったわい。


8月13―19日

2017年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム

素麺流しをするには冷たい水が不可欠。山の湧き水は難しいが、最低井戸水でないと美味さが半減する。一体いつ誰が素麺を流して食べようなどと考えたんやろ?面倒臭いし、時には争奪戦なんてことにもなりかねない。仲良く食べよという情操教育の一環か。ああ、先にかっさらってやりたい。闘争心がうずく。でもガマンガマン。これも僕自身の情操教育や。

 

8/13(日) 大島教会では週報に毎週カラー写真を掲載する。周防教会の週報も毎回挿絵を入れる。今日は川に流れる灯籠,ナスとキュウリの精霊馬,盆灯籠。なんせお盆やからね。気分出さにゃ。僕は夏場は短パンにアロハで礼拝をおこなうが、大島の辻建牧師もこの夏からアロハで講壇に立たれている。そうでしょ?なんか大きな後ろ盾を得たような気がします。

 

14(月) 彩七の夫の実家で行なわれる夏の行事『素麺流し』に招かれた。ん?流し素麺?素麺流し?どっちやろ?これは戦後激論となった、カレーライスか、ライスカレーか?に通ずる問題や。お好み焼きで用いる道具はコテか?テコか?ヘラか?この歳になっても解らない疑問がまだある。太鼓饅頭と回転焼きと今川焼きと大判焼きの違いは何なんやろ?

 

15(火) 日々、ボクサーパンツとトランクスに押され、今やブリーフは絶滅の危機に瀕している。あちこちの店を回ってやっと見つけたのは紺の柄物と白のたった2種類だけ。そういえば学生時代は白を愛用していたなあ。ちゅうかあの頃は白しか無かった(色物は不良が掃くパンツやった)。風呂屋では、母に書かれた名前と、パンツの黄ばみとを隠しながら脱いだ。

 

16(水) 皿洗いアルバイトの日。しかし運悪く別な用事が入ってしまい、妻と長女に行ってもらうことに。そのバイト先で気になる女性客が来たそうな。一人で早くからバスに乗って来て順番予約をし、食べた後、ナプキンに「美味しかった」との置き書きを残して去ったという。きっと名のあるお方に違いない。あるいはミシュランの調査員か、はたまた幕府の隠密か。

 

17(木) 38年前、高知県の新庄川での目撃を最後に、5年前絶滅指定を受けたカワウソが対馬で発見された。ユーラシアカワウソの可能性が高いとされているが、それはどうでもとにかく大スクープや。絶滅種は他にもいる。ニホンオオカミ、ニホントキ、オガサワラカラスバトはもう二度と戻って来ない。そして、我がブリーフも絶滅の危機から守らねばならない。

 

18(金) 教会カレンダーを作っていたらすっかり夜が明けてしまった。幸い今日は用が無いので、ゆっくり寝ようと床に入ったら、9時に相談電話があり、午後から面会をすることに。それまで少し時間があるので寝ておこうと思ったら、遊びに来た孫が寝ている僕を小突き回す。最近つくづく感じる。もう無理はできん。自分で言いたかないが、僕はもはや爺さんや。

 

19(土) 昨夜、地区の自治会長選出の寄り合いがあり、妻が出席したが結局決まらずに終わったとか。最近はどこでも「長」と名のつく役割を誰も引き受けたがらない。みんなが困っている時、牧師として心苦しいのやけれど、タイミングの悪いことに今回は天神さんの大きな記念行事があるらしく、それも会長の任になるんだとか・・・。おもろそうやな。名乗り出るか?


8月6―12日

2017年08月13日 | 日記・エッセイ・コラム

今年も二泊三日のキャンプを決行。台風5号の余波で雨にも見舞われたが河原リゾートを満喫。初めて来た人は川を見てキレイだと言うが、35年間見てきた僕たちには汚れが目立つ。しかしキャンプ施設では決して出来ない大騒ぎも自由やし、ガンジス川に比べりゃまだまだ清流。

 

8/6(日) 厚木基地の空母艦載機の岩国基地移転が今日から始まるということやったが延期になった。今日を移転日に選ぶというのは米軍関係者には歴史認識や、反発を買うであろうという懸念などは全く無いということやろな。結局台風5号の影響?で延期になったけれど、日本政府は、なめられているのか、アメリカさんの前ではチキンなのか。そんな広島の日。

 

7(月) 山口直撃コースという予想やった台風は四国南部に進路を変えて、関西方面に向かっている。大阪の母に電話をしたら「別に何も変わってへんで」とのこと。一人暮らしの80の母を心配したのに、逆に「まだキャンプするんか?ええかげんやめときや」と、還暦前の僕の方が心配された。いくつになっても子は子か。でもな、そんなこと人前では言わんといてや。

 

8(火) 逸れたとはいえ、台風の余波が続く中、キャンプの初日を迎える。まず最初にすることは運動会用テントの設営。これはキャンプの心臓部や。次に立ち木を利用してブルーシートを張る。これも日差しと雨除けの必須アイテム。この下で寝ると雨や夜露をしのげる。この光景を見る人はおそらくキャンプとは思えんやろなあ。僕らも「難民キャンプ」と呼んでいる。

 

9(水) 雨が降る前に△テントを張った。以前は「こら!遊ぶな!手伝え!」と叱りとばしても言うことを聞かんかったガキ共が成長し青年となった今、荷物運びから、火おこし、食事、テント張りまで全て何でもこなす。「よくぞここまで習得した。もはや、わしがお前たちに教えることは何もない」と見物。次は僕がサボる番や。これで還暦過ぎても続けられるぞ。長崎の日。

 

10(木) 予報通り昨夜から明け方まで大雨小雨が降ったり止んだり。♪テント~の中で~も、月見~は出来る、雨~が降ったら濡れれ~ばいいさ~♪という歌があるが、少々の雨はキャンプの醍醐味の一つ。何よりも涼しくなるからな。今日は最終日。人(エサ)が居る間に吸っておこうと飛び回るアブに別れを告げての撤収。♪また来~る~時には、血吸って~おくれ~♪

 

11(金) やった~!今年も大島のアロハオレンジからバイトの依頼が入った。今回は客室清掃ではなく、皿洗いの手伝いらしい。一日だけやがとてもありがたい。「食器を割っても怒らないでね」とメールをしたら快諾してくれた。よその教会に呼ばれて、言いたいことを一方的にしゃべって何万円も受け取るようなヤクザ稼業に比べりゃ、カタギの仕事は本当に幸せ。

 

12(土) 帆波が鬼畜米英のエゲレス産の猫を引っ連れて広島から帰って来た。いくら一人暮らしが寂しいからといって、生き物を金で買ってくるとは何ごとか!そんな教育をしたつもりは無いぞ。飼いたきゃ柳井教会の周辺にたむろすノラを飼え!生き物を飼う前にまずは自分を飼え!猫に罪はないが、灰色をしているので僕はこいつを「薄墨」と呼ぶことにした。


7月30日―8月5日

2017年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム

教会の前の外灯には、よく虫が集まってくる。土曜の晩、型のいいカブト虫2匹を捕獲した。30~40年前なら都会のデパートで数千円の値段が付いていたが、今じゃ五百~千円程度。鞍掛山の林に帰してやった。え?これが数千円なら山に帰したかって?あたり前よ!じゃあ、数万円なら?もちろん、外灯の下でなんか待たず、山まで探しに行くに決まってらい。

 

7/30(日) 下松教会の99周年記念講演会へ行く。講師の関谷直人牧師には、その昔、彼が東京の霊南坂教会におられた時に色々とお世話になった。なのに以前、電話で「初めまして」と言ってしまうという失態がある。僕はこういうヘマをたまに・・・いや、時々・・・いや、よくやってしまうので、どうか皆さん、そのような場合「無礼な奴だ」と思わないでくださいまし。

 

31(月) 時々TV番組で『危険生物』が日本にいる!とかなんとか、実に低レベルな大騒ぎをしているのに腹が立つ。だったら見るなよと言われそうやが、生物好きの僕はつい録画をしてまで見てしまう。ところで知っとるか?規格外超危険生物が日本にもウジャウジャ棲息しとるぞ。しかもあんた、地球上に70億匹以上も巣食っていて色んな生物を絶滅させとる。

 

1(火) ニュースで海水浴客がピーク時の25%にまで減っているとの報道。理由は「暑いしベトベトする」「焼けたくない」「プールの方が楽しい」など。昔は競って肌を焼いたもんや。みんなプールの中で小便しとるぞ(僕なんかプールの便所に一度も行ったことがない)。さあ今日は光の虹ケ浜へ!もっとも、目的は海水浴ではなく海の家の飯。焼けたくないもん。

 

2(水) 先週、ツネさんから頂いた大きなスイカやが、食ってみるとなかなか美味しかったので、お礼の残りを申し上げます。どうもありがとうございました。さて一方、Sさんからも小玉スイカを頂いている。ちょうど近所の子供たちが遊びに来たので、「切って食べなさい」と与えたら大喜び。あとから台所に行くと、かわいい歯型だけついているスイカが残されとった。

 

3(木) 彩七の家の前にたこ焼き屋がオープンした。たこ焼きと聞いて反応せん関西人はおらん(おるかも)。「少しお時間頂けますか?」と聞かれたが、幸いに客は僕だけやったので「はい」と応えたまではよかったが待つこと40分。関西人なら必ずこう言うはず(言わん人もおるかも)。「今、海までたこ獲りに行ってるんやろ」。でも味は上々や。また来まっさ。

 

4(金) 教会の前をお坊さんがお布施袋を透かして眺めながら通っているのを妻が二階から目撃したらしい。喝!修行が足りんぞ!防犯カメラも乱設されているこの時代、どこで誰が見ているか分からんよ。その昔、「誰もいないと思っていても、どっかでエンゼルが見てるで」ってなことを森永さんがCMで言うとったが、お互い、神や仏の目には気をつけましょうぜ。

 

5(土) 今日はピアノのミニコンサートがあり、チビッ子とママさんの若い熱気が会堂にあふれた。ある時は来客の笑いであふれ、ある時は食べ物の臭気であふれ、ある時は人の涙であふれ、またある時は泊り客のいびきであふれる。本来、教会とは満ちあふれる場所や。そして明日は中高年の加齢臭であふれる。ま、あふれるほどは集まらん。漂う程度ってとこか。