周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

2月21―27日

2016年02月28日 | 日記・エッセイ・コラム

岩国駅と徳山駅間を海沿いでつなげるのが山陽本線。同じ駅同士を山の中を通してつなげるのが岩徳線。単線で朝夕の混雑時以外は一両で走っている。ディーゼル機関なので地元では「汽車」と呼んでいるが、乗り遅れると2時間待ちという目に。国鉄時代には乗り遅れそうになったら電話を一本いれると待っていてくれたことも。ええ時代やった。

 

2/21(日) 周防にて山口東分区の年度協議会。田舎の寄合いに近い和やかな雰囲気の中で開かれる。教会同士、互いに信頼がある証拠やろな。ところで新分区委員はすぐ決まったが牧師会長の選出が長引きそうなので、つい名乗り出てしまった。でも教団総会議長と同等の権力をこの僕が握ることになるけどええの?よし独裁政治やったんねん。

 

22(月) 僕の至福の時間「就寝読書」やが、世界動物文学は30巻中半分まで読み進んだ。人生の残り時間のことを考えると、去年オークションで入札した戸川幸夫動物文学全15巻を先に読むべきやろな。ということで、今は僕の愛してやまない幸夫ちゃんに夜の眠りをゆだねていいます。さあ狼さんに熊ちゃん、マタギさんも、いっぱい夢に出ておいで。

 

23(火) 差し入れ第二弾を携えて昇平のお見舞いへ。この週末にもう退院だという。そうか!じゃあ柔道の試合に間に合いそうやな。でもな昇平。大相撲の世界という選択もあるぞ。「月謝はいくらかかるんですか?」親思いな少年よ。心配するな金はかからん。飯も食い放題や。後はわしに任せろ。悪いようにはせん。二人で儲け・・・いや、羽ばたこうぜ!

 

24(水) ベムベラがうちの教会にマイク装置を取り付けに来てくれた。会堂が狭いので今までマイクは用いてこなかったけれど、補聴器をつけておられる人もいるので画期的な装置となるぞ。この二人には今まで表現しにくい変な珍品ばかりもらったけれど、こいつはええ。けど、お礼を言うのは実際に礼拝で使ってみて便利さを確かめてからですよ。

 

25(木) キナコが小鳥をくわえて帰って来た。いつもなら放っておくが、いったいどんな鳥を捕まえたのか調べたくなって取り上げた。ほう、アオジのオスか。まだ生きとる。こいつめ、目一杯遊んでから食うつもりやったんやな。毛布に包んでしばらく様子をみていたら元気を取り戻したので放してやると飛んでった。おい!忘れるな!恩返しやぞ恩返し。

 

26(金) 以前、10分前に東京駅にいたのに人ごみで動けず新幹線に乗り遅れたことがあった。これやから都会は嫌いや。今日、岩徳線で岩国へ出た。山陽本線への乗り換えは5分。余裕。だが試験で早い下校の高校生で大混雑。車内から出られんがな!ホームへ走ったが目の前でドアが閉まった。次の電車は30分後。これやから田舎は嫌いや。

 

27(土) 僕にも学習能力というのがある。昨日の教訓を生かして今日は列車の前のドア付近に乗ったのはええが、3分遅れで到着した上、出口で婆ちゃん渋滞。久しぶりに二段またぎで階段を上って山陽本線に飛び込んだ。おっさんにはキツイで。こうして観ることができた映画は『やくざと憲法』。やくざな牧師としても考えさせられる作品でした。


2月14―20日

2016年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム

年々少なくなってゆく義理チョコに身内チョコ。もちろん、もらった物の内容は今年も娘たちが好きな人に作ったチョコやクッキーのお余り。ヒビの入ったハート型クッキーを見てくれたまえ。女房にももらえないダメ親父であることについ同情してしまったが、素直にあげてなるものかという気持ちがこもった帆波の作品。全部食って糖尿を悪化してやる!

 

2/14(日) 玄関のホワイトボードに「敏君には甘い物を与えないで」と書かれていたバレンタインデー。Mさんの仕業や。動物園かよ。一方、以前から牧師室の入口には「ダイエット中」とか「開店休業中」とか「反省中」とかいう札が、まるで魔よけか封印の如く、何者かによって知らぬ間にかけられている。これって、ある意味において営業妨害ちゃうか?

 

15(月) 歯医者で「神経を抜きます」と言われたが、前からそれがいったい何を意味するものか分からんかった。うちに帰ってパソコンで調べて初めて意味を知る。そうか、そういうことやったのか。めちゃめちゃハイリスクやん。そんな意味ならもっと小さい頃から教えてほしかった。ええことも悪いことも教えてくれるパソコンって、考えてみりゃ怖い機器やな。

 

16(火) 昇平のお見舞いに行く。手土産は言わずもがな副食に決まっとる。これを全部食ったら別の病気が発症するかもしれんな・・・などと考えながら彼が喜びそうな食料を季節外れのサンタさながらドッサリ買い込んで差し入れてあげた。狂喜乱舞するのはええが、看護師さんには絶対に内緒やぞ。なんせ、ここはうちの娘の担当病棟やからな。

 

17(水) 清鈴園にてサービス向上委員会。玄関でスリッパに履き替えた時のこと。「うっひゃあ~冷たぁ~!まるで便所スリッパやん」。その旨を事務長と園長に告げると、「そんなクレームは初めて」だと言う。でも実際、便所で履き替えるスリッパの方がずっと履き心地ええやん。「考えときます」とのこと。小舅みたいな意見でえらいすんまへんな。

 

18(木) 亀の里委員会。の・・・はずやったが欠席者が過半数を超えてしまい不成立となる。皆たるんどるぞ!しっかりせんかい!と思いながらも心の中では、「しめしめ。茶菓子がいっぱい余ったわい」と先日の昇平のような気分を味わっていた。ところがちょっと目を離しているうちに一番楽しみにしていたキナコ草餅が消えている。しもた!ぬかったわ。

 

19(金) 周陽教会の牧師会の帰りのこと。大川牧師を送っていて、後もう5分ほどで岩国教会に到着というところで小便が限界に達し、途中の自販機エリアの便所に駆けこんだ。しかしえらいもんやなあ。残り数歩で便所や!と安心した途端に限界突破。小規模決壊。でもよかったぁ~小便で。これが大やったら・・・。思わず神に手を合わせるのでした。

 

20(土) 小便で思い出したが、今を去る37年前。秋田の八郎潟教会で夏期伝道実習をしていた時、ある信徒の家で座布団までビショ濡れにしてしまうほどの大決壊をしたことがあった。なぜそんなことになったかは省略。ジャージを借りて、ズボンとパンツが入った袋を提げて帰った。でもこの事件のおかげで僕は「大物」という評価を受けました。

 


2月7―13日

2016年02月14日 | 日記・エッセイ・コラム

診察室から泣き声が聞こえてきた。そんなに痛いのか?大きな体をしていてもまだまだ子供やのうと思っていたら、なんと医師から「全治6か月」と言われたことへのショックの号泣らしい。僕なら「やった!半年も休めるぞ」と喜ぶけどなあ。さすが柔道の強化選手。でも心配するな。医者と牧師はいつも大げさに言う。お前の未来はこれからや!

 

2/7(日) 夜、見るも無残な姿で昇平(中2/角ちゃんの息子)が現れた。大分での柔道練習試合で左足を骨折してしまい、応急処置が施され帰って来たという。さて問題は柳井の牧師館や。この巨漢を二階に上げるために何人が骨折することやら。そこで周防に泊まることに。さぞかし痛かったろうなあ昇平。場所が場所だけに、骨を折ってオオ痛県!

 

8(月) 昇平を車椅子ごとリフトバスに乗せて柳井の病院へ。手術は週末に決まり、今日から入院することに。彼を見た看護師さんが親切に「ご飯は大盛りにしましょう」と言ってくださったが、何をおっしゃるウサギさん。柔の道に命を懸けて男の意地が火と燃えているんですよ。こいつを養うにゃあ、一食4合の米を与えんと手術する前に餓死しまっせ。

 

9(火) 周陽教会で開かれた教区集会の帰りにハットリ君が立ち寄ってくださった。しかし現れたのは夜10時(先週からの『夜中の来会ブーム』はまだ続いているようや)。泊まるのだとばかり思っていたら、「明日は朝から祈祷会なんです。中止になんかしたら教会員が喜びますので帰ります」とのこと。さすが忍びの者。これは忍法「嫌がらせの術」とみた。

 

10(水) 昇平が入院した日に珍事があった。食堂の券売機の前でお爺ちゃんに声をかけられ「どうやって買えばいいんですか?」と尋ねられた。もしや、そのお声。そのお顔。その紳士ぶり。どこかで・・・と思っていたら、あなたは去年この病院で自販機コーヒーの買い方を僕に尋ねた爺さまではありませんか!お懐かしい。神のご加護を祈ります!

 

11(木) 朝の5時に翔と名乗る人物からメールが届いた。心当たりがない。ZEROに出ているとか、キリンのCM撮影をしているとか、松潤がどうとか、仕事とは関係ない出会いを求めているとか、1時間置きに9通も届いた。娘に聞くと嵐と言うグループの櫻井翔とかいう芸能人だって。あ、そう。牧師への面会ならば、夜の10時以降にお越しください。

 

12(金) 券売機で戸惑うのは爺ちゃんだけではない。久しぶりに牛丼の松屋に入った。夜の客が少ない時間帯に入ったのは、ここの券売機にはいつも戸惑うからや。牛丼単品とおしんこが欲しいんやが、一度もうまく買えたためしが無い。あかん次の客がやって来たぞ。焦って押したら卵付き。おのれ松屋め!この仇は次回必ずや討ってくれるわ。

 

13(土) 症状はまだ出ていないがついに花粉の飛散が始まった。今年は記念すべき罹患四十周年。将来、山奥暮らし希望の僕としては花粉は大敵。日本でスギやヒノキが無い場所といえば北海道か沖縄くらい。だとしたら迷わず北海道やな。どっかにええ物件がないかなあ。欲は言わん。スキー場に近く、自家温泉があって、家賃がタダなら、それだけでええ。


1月31日ー2月6日

2016年02月07日 | 日記・エッセイ・コラム

秋葉原とともに「オタクの聖地」と言われる中野ブロードウェイ。前から行ってみたかった所で、昨秋思いきって訪れた。が、欲しい物は高過ぎて手も足も出ん。ま、欲しいと言っても所詮オモチャなんやけどね。記念に買ったのはウルトラマンに出てくるビートルとセブンに出てくるスカイホークのプラモデル。でもええ目の正月させてもらいました。

 

1/31(日) 夜10時過ぎに焼き鳥屋の常さんが来会。日曜は店がお休みなので時々顔を見せに来てくれる。客相手の商売柄、知識の豊富な人で、話を聴いていても面白い。そう言えば走野が「もっと勉強せにゃ、お客さんと会話をする時に困る」と呟いていたなあ。牧師は勉強すりゃ増長するから、まず謙虚さを学ぶことや。お前のことやぞ!

 

1(月) 映画『野生のエルザ』に出ていたのは、子役、オス役、兄弟姉妹役、合わせて24頭ものライオンだそうな。エルザ役だけでも数頭いたらしい。素人目には判別つかんわな。先日「キナコがスーパーに居る」と帆波から電話があったけど、キナコならいつもの窓際で寝とる。飼い猫ですらこうや。次にこの映画を観る時、判別に挑戦するのも一興。

 

2(火) 突然訪ねてきた細野晴臣に説教を語る夢を見た。ヤクルトの容器は何に分別されるかを熱弁し「何でこんなに頭ええんやろ」と自画自賛していた。宮川左近ショーの故/暁照雄が「なんでこんなに上手いんやろ」と三味線を自慢するネタがあるが、照雄気分を味わいながら覚醒。実際に牧師が自画自賛し始めたら隠退の時期と心得るべき。

 

3(水) 夜10時過ぎにエビラと保男が来会。子供の頃の節分、母から「黙って食べるんやで」と言われ丸かじりしたが、いつも母自身が黙っておられずに喋り出した恵方巻き。いつしか我が家は最初の一口だけ恵方を向いて食べる習慣になった。閉店前の半額恵方巻きを買ってきて自分で祝う。実は今日は僕の誕生日。ささ、巻き寿司食いねえ。

 

4(木) 夜10時過ぎにアロハ・オレンジの友希が来会。今週は10時過ぎが流行ってるんかいな。去年の暮れに岩国市内に二店目を出した友希やが、今日彼が乗って来た車は真っ白のベンツ。そや!これを借りて教区の集会に出てやろうかな。みんなきっと驚くぞ。教区援助を打ち切れとか言い出すぞ。くくく・・・。けど・・・そやからどやっちゅうねん。

 

5(金) 歯医者から帰った後、バナナを食べていて驚いた。いつの間にかイチゴソースをかけたように真っ赤に染まっているバナナ。まだ麻酔が切れておらず、唇を咬んだのに気づかんかった。それにしても麻酔って凄いな。この麻酔、お尻のデンボにも打ってくれへんやろか。歯医者の治療台にうっかり座って、あまりの痛さに叫んでしもうた。

 

6(土) 孫の希与には卵と牛乳のアレルギーがあるらしい。今日、彩七の留守をええことに希与にコーヒー牛乳を飲ませてみた。へへ、大丈夫やがな。ケロッとしとる。本人も気に入ったようでお代わりを要求しよる。よし、これから内緒で少しずつ与えてやるか。だってこの前、エゲレスの偉~いセンセが「ダイジョブ。タ~ント与エナハレ」言うとったし。