周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

10月18―24日

2015年10月25日 | 日記・エッセイ・コラム

『水戸黄門』で黄門様が米俵に腰かけていたら、お百姓にこっぴどく叱られた場面があった。もちろんあれは別な物語からの引用。他にもパンを踏んづけて泥沼に沈んだ少女の物語もあったなあ。なのにこれは畏れ多くも餅をケツの下に敷いたり、踏んづける儀式らしい。泥沼の人生を歩まねばええが・・・。でも珍しい儀式を見させてもらった。

 

10/18(日) 徳山教会の応援説教。もう何回も応援に来ているが上手くいったためしがない。というのも相変わらず司会+演奏機操作+説教のトリプル一人演技になかなか慣れんからや。周防では未だに古い聖書と讃美歌を使っているので勘も狂ってしまう。何だかゲームをクリアできん時の気分のようで悔しい。そんな考えって罰当たりですか?

 

19(月) 教区通信に同封してもらいたいものがあって大竹の事務所へ。同封物というのは『オウム死刑囚の死刑執行停止願い』。日本中の誰もが協力してくれない署名である。信者の親たちが遠慮がちに、しかも平身低頭依頼してきたもの。さて、どれだけの教会が協力してくれるやろか。この僕が珍しく「祈りをこめて」送付させてもらいました。

 

20(火) 日清焼きそばを三人前作って一人で食べるのが子供の頃の夢やった。その夢を最初に叶えたのは18の時で、以来何度かその夢を繰り返し叶えては満足している。そして今夜も久しぶりに三人前作った。理由はささいな夫婦喧嘩からやが・・・二人前にしておきゃよかったなあ。まさか食い過ぎて一晩苦しむことになるとは夢にも思わなんだ。

 

21(水) 昼過ぎに来客がある。中途半端な時間やったので昼飯は終わってから食べようと我慢。でもまだ来ない。どうする?腹が減った。カップラーメンでも作ろうか。いや作っている時に来たら悲惨や。でも来ないぞ。いやいや作っている時に限って来るぞ。そんなマンガみたいなこと。やっぱ来ん。え~いと湯を注いだ時、「ごめんください」。マンガや。

 

22(木) 希与が一歳になったので『一升餅』の儀式をするからと彩七の嫁ぎ先に招かれた。餅を踏ませたり、尻もちをつかせたり、背負わされたり。そこには「一生食べ物に困らないように」という願いもあるらしい。そうかそんな意味があるのか。でもな、それは親と本人の問題や。いよいよ食いもんに困ったら餅ぐらい食わせてやってもええけどな。

 

23(金) 歯医者。今日は古い銀のかぶせを取るので麻酔をしますとのこと。ええ!麻酔をするほど痛い治療なの?さっぱりわからんが例のキュイーンという機械音にだけはビビってしまう。おお、まるでそんな僕の気持ちを表すかのように流れるBGM。♪Won't you please, please help me~♪。ジョンにポールにジョージにリンゴ!助けてくれ!

 

24(土) FF10が面白すぎる。またしても朝までやってしまった。思えばテレビゲームばかりする僕に意見をしてもらおうと、女房が大阪の実家に行ったのは三十年前。しかし思いも空しく、その時親父はドラクエにハマっていた。考えてみりゃ、あの時の親父は今の僕と同じ年齢。感慨深いなあ。よし!死んだ親父のためにも早く仕事を片付けて続きやろっと。

 

 


10月11―17日

2015年10月18日 | 日記・エッセイ・コラム

憧れの高所作業車のバスケットに乗った。子供の頃から高い所が大好きで気分爽快。秋晴れの青空をバックに作業する雄姿!と言いたいとこやが、竹やイチョウの枝を切った後、HP(体力)は残り僅か。枝を投げ下ろす力もなく、屋根に落とした枝を取ろうとする恥ずかしい場面。誰かケアルかホイミしてくれ!向こうに見えるのは蓮華山(576m)。

 

10/11(日) 周南市役所からバイパスへ続く道を歩いた。めっちゃ臭い。ギンナンの実のせいや。誰も拾わんのは種がやや小粒やからと思われる。昔、下松におられた藤岡牧師が某神社の境内で段ボールにどっさりギンナンを拾っておられた。そして車のトランクに入れたまま忘れてしまった。結末は書くまでもなかろう。専門用語でバチが当たったと言う。

 

12(月) 二ヶ月前「魔女の一撃」を喰らったのは、冷蔵庫から食材を取り出そうとした時やった。今日は風呂で体を洗っていた時にみまわれた。前回よりは軽いがそれなりに痛いので、歩くとどうしても前かがみになってしまう。まるで頭を下げているみたいや。これじゃ小僧寿しの鉢巻太助やで。きっとこれはいつも頭を低くせよという警告かもしれん。

 

13(火) ハンググライダーの夢を見た。テイクオフ前の緊張感が鮮やかによみがえってくる。こんな夢を見たのも、町でスカイスポーツの先生と偶然出会ったのが原因です。でも結局飛ぶ前に目が覚めてしまった。しかし、ご馳走を食べる夢、お金を拾う夢、きれいな姉さんとデートする夢、全てに共通すること。何でええとこで目が覚めるんや?

 

14(水) 欠けている前歯を見せてやった。僕としては笑いを期待したのに「もう生えて来ないよ」と園児たちから真顔で言われてしまう。そこで「春になったら生えてくる」と応えると、「大人は生えないよ」とマジで反撃。苦しまぎれに「僕の歯はサメみたいに何度も生えてくるんや」とムキになって応酬。大人気ない愛隣幼児学園の礼拝の一コマでした。

 

15(木) この歳になるまで親不知があったなんて全く気付かんかった。歯医者さんは「今日はそれを抜きますから」と言う。お言葉ですが、先生。奥歯の列の一番奥に、あたかも奥歯以上に奥歯らしく威風堂々と並んでるやん。それでも「抜く」とおっしゃるのですか?大阪の母の言葉が頭をよぎる。「歯ぁだけは大事にしときや」。確かに親不知でした。

 

16(金) 見つからんように注意をしていたのに、まさか後から襲って来るとは!「何かお探しですか?」と化粧品売り場のお姉ちゃんに声をかけられてしまった。あれよあれよとお姉ちゃんの術中にハマってしまう。あげくの果ては僕の手の甲にクリームをつけてナデナデしてくるではないか!あ・・・あかん。こうなったらもう買うしかないがな。

 

17(土) 朝早く下松教会の増野さんが高所作業車で来会。地上10mに伸びた竹の頭を散髪する作業の始まり。一度乗ってみたかったバスケット。ええ眺めや!ルンルンで刈り始めたがこれがまた重労働。午前中で体力は限界。増野さんが言う「顔色悪いですよ」。午後から来る予定の客からドタキャン電話が入った時、どんだけ嬉しかったことか。


10月4―10日

2015年10月11日 | 日記・エッセイ・コラム

こんな至近距離から若いお姉さんを写メったことがなく、周囲の目を気にしながらサッと撮ったのでややピンボケ。相手がたとえアンドロイドでもや。話は変わるが、数年前『うみとそらのたまご舎(や)』の小林さんに出会ったが、その奥さんに「ブログ読んでます」と言われ焦った。あ、あなたはカタギの衆ですよね・・・。こんな世界に迷い込んではいけません。

 

10/4(日) 僕はブランド物には全く興味が無い。愛好者は「ブランドは高くても質が良いから長持ちする」とか、「安物を買うと銭を失うだけ」などと言うが、一つの品を十年持たせるより、十年で十個買った方が変化があってええ!が僕の持論。今日、神戸牛が半額になっているのを見つけた。ブランド牛やがな。買わにゃ!関西人には損得が生きる基準。

 

5(月) カルト問題の研修会。正しくは統一原理問題研修会。早晩名称がカルト問題と変わる予定。そこでよくこんな質問を受ける。「カルトに日本キリスト教団は含まれるんですか?」と。即答でこう答えている。「もちろん」と。実はカルトかそうでないかの境目は難しい。目安として「自分たちが正しい」と思い込んでいる人は要注意。僕?正し過ぎて困っとる。

 

6(火) 寒い山ん中での研修会やったもんで、どうやら風邪を引いてしまったらしい。何度も「そんな服装で寒くないんですか?」と聞かれたが、「寒い盆地の玖珂町で30年以上暮らしているから平気平気!」と答えていたのに不覚を取ってしまったわい。油断大敵雨アラレ。これもある意味で「自分は正しい」考かもしれんな。まだまだ修行が足りんわい。

 

7(水) 今日の歯医者はキツかった。ちなみにここの歯医者は無痛・丁寧・親切な上、腕がいい。予約を取ることも難しい。では何がキツかったのかと言えば、クシャミが止まらなくなってしまったのである。これも風邪のせいや。治療中に鼻がムズムズしてくる恐怖。人生で最もクシャミをしてはならぬ瞬間の一つ。他には食事中とか潜水中とか下痢の時とか。

 

8(木) 大島でみかん栽培をしている青年を訪ねる。みかんは毎月農薬を用いなければいけないほどデリケートな果物やが、彼は一回だけで頑張っているという。岩手県からの移住者で、「子供の頃からみかん大好き」が理由とのこと。うひゃひゃ。これは『農を語る会』に推薦せにゃ。紹介してくれた小林さん有難う!でもこのブログは劇薬まみれでっせ。

 

9(金) 以前、天語が教会の玄関前で何かにラッカー塗装をして、コンクリートの上に黒いラッカー跡が残り、こっぴどく叱ったことがある。同じような場所に今度は銀色のラッカー跡が!天語は石垣島におるし・・・いったいどこの誰や!はい、それは教会の牧師です。だってウルトラマンのジェットビートルの模型に塗装したかったんやも~ん。

 

10(土) 今年も駐車場奥にあるキンモクセイの花が咲き出した。ただ悲しいのは、僕が初めてキンモクセイの香りを嗅いだのは便所の香水。ほれ、ヒヨコが生まれて初めて見た動くものを親と認識する「刷り込み」ってあるでしょ?言わばあれと同じ。キンモクセイ=便所が僕の記憶。他に、パセリ=便所の汲み取り口の周辺。クロアナバチ=便所付近。


9月27日―10月3日

2015年10月04日 | 日記・エッセイ・コラム

これは新幹線グリーン車のトイレか?上京した時にたまたまグリーン車に近い車両やったので利用した。ボタンでドアが開閉できるシステムや。それと気づかない若いネエちゃんが力まかせに締めようとしていたのが哀れで、教えてやろうと近づいた僕と目が合うと、そそくさ一般車両へと去って行った。どうか洩らしませんように!と祈るばかりである。

 

 

9/27(日) 謝罪!先日の牧師会で僕は「満月は27日で、中秋の名月は28日だ」と言いましたが、それは逆でした。すんまへん。ゆえに、その誤報を誰かに話したら、嘘つきとなるか、恥をかくことになりますよ。でもねえあんた、僕みたいな人間が言ったことをベラベラ喋る方が悪いんやから自業自得やで。開き直り?謝罪しているつもりなんですけど。

 

28(月) 今日の福山雅治結婚報道で、多くの女性がヤケ酒ヤケ食いに走ったという。さぞかし今夜の居酒屋や食べ物屋は儲かったやろ。でも逆に食欲を無くしてしまったという報告もあるので、客足が減ったとも考えられる。そんなことより問題はうちや。「外食にして」と言われた。女房と末娘が発病(?)中。オ、オバハンに未成年!何を考えとんじゃ。

 

29(火) ついに歯医者の門をくぐった!もちろん門なんかありません。言葉のアヤです。予約電話を入れた時に「5年ぶりです」と言ったが、受付で言われたのは「13年ぶりですね」。僕には昨日のことのように思い出すんやが。子供のころからそれほど歯医者というのは恐い所。さっそく「次回、2本抜きますので」と告げられる。思わず亡命を考えた。

 

30(水) 歯科用語が恐い。歯科衛生士さんが僕の口の中を覗き込みながら言う。「ナシナシナシ、エンシン、キンシン、エロイムエッサイム・・・」などの呪いに聞こえる業界用語。いったいそれは何を意味するんや?僕にはナシは0点。エンシンは遠心分離。キンシンは「謹慎しなさい!」と聞こえる。きっと患者に知られるとマズイ言葉に違いない。

 

1(木) 僕の携帯では受信できんメールがある。特に容量が大きい画像が添付されていたらダメ。どいつもこいつもスマホにしやがって。こうしてガラ携族をどんどん蚊帳の外に排除してしまう魂胆やな。ガラ携ファンとして意地でも耐えてやるぞ!でも、パソコンに送ってもらった写真を見て驚いた。なんてキレイなんや。やっぱスマホに替えよっかな。

 

2(金) キリスト教の一コマ授業に今年もお招きを受けた。送られてきた講演内容欄にこう書いた。「キリスト教の話はほぼしません。そのことを承知でお招きくださった女学院の先生方の勇気と勘違いに心から敬意を表します」。それから自己紹介欄にはこう書いた。「57のオヤジの話しに興味がある女子高生って・・・どないやねんと思いますよ」。

 

3(土) 今日たまたま教会を訪ねて来られた歯科衛生士さんに聞いてみた。「ナシ」とは虫歯が無いという意味。「エンシン」「キンシン」は遠心分離装置にかけられたり、謹慎させられることではないことも分かった。人間、恐怖に直面したら、あらぬ想像を掻きたてる。これで亡命を考える必要もなくなった。そして今日、あれよあれよで2本抜かれた。