周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

10月19―26日

2008年10月26日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_4 1964年に開業したこの新幹線が「0系」と呼ばれ出したのは80年頃。開業してすぐこれに乗り家族旅行に行った。旅先は伊勢なので新大阪から名古屋まで乗ったはずやけど…記憶に無い。たぶん小学1年の時や。今は山陽新幹線でしか走っていないこの車両は2列&2列のグリーン席使用。僕のお気に入りやが来月一杯で姿を消す。

10/19(日) 亀の里の住人が体調を悪くし、ここ3週間ほど1~2時間置きに介護要請のSOS電話が入る。家族総出と、時々泊まりに来る友希の手を借りて24時間体制で対応していて、特に夜更かしの僕は深夜~夜明けまでを担当している。おかげで胸を張って朝寝坊ができるって寸法よ。

20(月) 久しぶりに顔見知りの旅人(ホームレス)が来た。酒臭い。酒を買う銭はやれないと言ったら「寒いからつい飲んでしまう」という。気持ちは分かるがそれならば…と風呂と食事と宿泊を勧める。これからが厳しい季節。外で凍え死ぬくらいなら教会で泊まりゃええがな。友希!晩飯一人前追加ね。

21(火) 朝、昨日の旅人が泣きながら去って行ったと友希が教えてくれた。牧師「お前が泣かせたんか?」友希「違いますよ」牧「じゃあなんで?」友「知りません」。お金をあげんかったからかなあ?また路上生活に戻る辛さかな?接待に感激したか?(それは無いな)。気になってしょうがない。

22(水) 例の迷い猫を獣医に連れて行った。熱あり。貧血あり。おまけに猫エイズにまで感染していることが判明。こうなりゃ面倒を見んわけにゃいかんがな。しかし獣医で7400円。僕が夏に受けたMRI検査が8000円。釈然とせんまま注射で食欲が戻ってきた猫を眺める。メダカは食うなよ。

23(木) カルト相談で福山へ。信者本人が僕と二人で話しをしたいということで家族に退席してもらう。涙を流し始めたので、ティッシュとゴミ箱を取ってあげようとして手が滑りドンガラガッチャ~ン!「もしかしたら今の音で暴れていると勘違いされたかもよ」と言うと、彼女は涙をぬぐいながら

24(金) 笑っていた(実際その時、別室にいた家族は「暴れているのでは…」と気が気でなかったという)。今回の問題は無事解決。もちろん拉致も強制改宗もする訳がない。あ!しまった!確かめるの忘れた。家族らは牧師と彼女のどちらが暴れていると思ったんやろ?新幹線の中で思い出す。

25(土) 先週、妻と食事に行った時のこと。料理を運んできた店員の「エビチリです」と言った声で、妻の話しを聞き逃したので、「なんやて?」と問い返したら、怯えた声で店員がもう一度「エビチリです…」。ちゃうちゃう!今のは妻に聞いたんや。おかげでガラの悪い客やと思われてしまった。


10月12―18日

2008年10月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_4 ストレッチをしているのではない。謝っているのでもない。帆波(ホナ)から強烈な一撃を食らった青年が15分ほど動けなくなった図である。キックがもろに急所を直撃し、巨漢の男がもんどりうって倒れこんでしまった。この状況を把握できない帆波は唖然と見ているだけ。女にゃ分かるまい。でもこれで帆波は色んな意味で何かを学んだろう。

10/12(日) 役員会の最中に大きな屁をこいてしまい、思わず「いつも(放屁と言えば)Kさんばかりやから悪いと思って」などと苦しまぎれの弁明をしたところ、普段冗談など言わぬSさんが一言「ブーイング」。周防色に染まっている。または周防病に侵されている。他の教会の役員会もこんなやろか?

13(月) 大島教会のNさん一家がうちの子らを島根の水族館に誘ってくださった。ところが子供らは今日みんな都合が悪い。Nさんたちも「急だし、ダメもとで誘ってみよう」とか、「牧師だけ来たりしてね」などと冗談を言っておられたらしいが…牧師だけ車に乗り込んだ。(志村けん調で)「お邪魔かねえ?」

14(火) ギンナン処理をせにゃいけん。これだけ大量やと《お助け珠実》を呼ばねばなるまい。「はいよ!」と手伝いに来てくれたのはええが、作業中に気分が悪くなったらしく「ゲボが出そう」と言い残し、志半ばで(礼拝堂で)寝込んでしまった。安心せよ。この無念は夫の徹さんが必ずや果たしてくれよう。

15(水) 水族館に行ったNさん一家&牧師の一行は、人目にはどう映ったかという話題で盛り上がった。多数意見は「じいちゃん・ばあちゃん夫婦と娘母子」やと。そうかなあ「どう見てもばあちゃんと若夫婦と孫やろ」は僕だけ。同じく少数意見として「ばあちゃんと娘母子と実家に居候している無職の兄」

16(木) どうしても合点がいかんのやが、よく問題にあがる残留農薬や薬品混入の食品騒動。ニュースでは国民に心配かけぬ配慮からか「毎日4袋食べても人体に害はない」とか「100年食べ続けても影響はない」なんて言っとるが、結局どないやねん?死ねへんのなら全部うちで引き取るで。

17(金) 先週から居ついているトラ猫やが、食欲も無さそうやし、やせているし、「どこかの飼い猫には違いないが、お金がかかっても一度獣医に連れて行こう」という話になった。そんな矢先、礼拝堂の水槽の周りが水びたしで、5匹いたメダカが3匹になっているのを発見。当面…獣医は却下やな。

18(土) 岩国東教会のバザーに周防から7人の助っ人を派遣。当初は僕もその一人やったが寝不足で使いもんにならん。自主的にリタイアして岩国のマンガ喫茶で寝ようと試みたがマンガに夢中になってしまう。こんなことなら『一人カラオケ』に行きゃよかったと悔やむ《実家に居候している無職の兄》


10月5―11日

2008年10月12日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 僕の実家の町のだんじり。この写真を撮った時は、ちょうど町内を一回りした直後の休憩時間で、曳き子らが地面に倒れるようにして休んでいた。僕も子供のころ、体力が続く限り曳いて走った。休憩時に配られたナシやアイスの美味しかったこと。けが人や時には死者まで出るこの祭りは、諏訪の御柱に次ぐ「奇異な祭り」やと思う。

10/5(日) 昨夜ある宗教の建物の横を車で通ったら、何か集まりがあるらしく駐車場はビッシリ。すごいなあ。キリスト教会が年ごと日ごとに衰退する中、この盛況ぶりはなんや!「なんか悪いことしてるんちゃうか?」と勘ぐってしまう。教会もなんか悪いことすれば増えるやろか?宗教って紙一重やから。

6(月) 昨日から「ヤバい」と思っていたが、朝起きたら案の定、熱が出ていた。今日は朝から来客、午後はうちで牧師会。しかも研究発表は僕が当番。もちろん風邪を言い訳にしてお茶を濁し、そのまま夕食になだれ込む。とにかく何か食わせておけば、うちの分区の牧師らは治まってくれる。

7(火) 今日も朝から微熱があって調子が悪い。大阪への帰省を一日延ばすことにした。ところで昨日から迷い猫が居すわっている。首輪をしているので、どこかの飼い猫やったんやろ。そう言えば昨日から大島教会の青年の友希がしばらく居すわることになった。首輪をしてやらねば。

8(水) 熱も下がって妻と一緒に大阪へ。天王寺公園の中を歩き、自動販売機で飲み物を買ったところ、7本もジュースが出てきた。やったあ!神様からのプレゼントや。しかし今日の大阪は暑く、ジュースでズッシリと重いカバンは病み上がりの体にこたえ、へたり込みそうになった。

9(木) 岸和田のだんじり祭りと言えば、毎年9月に行なわれる城下町の方が有名で、同じ岸和田で10月に行なわれる山手地区のだんじり祭りはあまり知られていない。山手と呼ばれても上品なイメージの場所ではなく、山のふもとの農村部を指す。今じゃ大半が住宅地で昔の面影は

10(金) ほとんど無い。なんせ岸和田。城下も山手も上品なんて言葉から程遠い。ところで初めて知ったんやが、親父はもちろん、お袋も子供の頃、ねじり鉢巻をしてだんじりを曳いたという。そんな親をもった息子が影響を受けんはずがないわな。もしも、岸和田で僕がずっと暮らして

11(土) いたら、牧師であろうが無かろうが半被を着て参加していたに違いない。実に32年ぶりに見た《だんじり》は、夢中で曳いた子供の頃の記憶をよみがえらせ、血わかし肉踊らせる。今回の帰省では懐かしい友人らにも再会できた。後ろ髪を引かれつつ山口に帰る結婚記念日。


9月28日―10月4日

2008年10月05日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 僕はオムライスが大好きで、今でも子どもの頃に大阪で食べた味のオムライスを求めて旅をしている(してへん、してへん)。中のチキンライスが透けて見えるくらい芸術的な薄い卵をまとい、匂いも味もたまらんオムライスをもう一度食べたい。ちなみにこの写真はオムライスでもオムレツでもなく、オムライスそっくりのケーキやから驚きや。

9/28(日) 礼拝後、所用で出かける。新幹線に揺られて何度も眠ってしまう。でも乗り過ごしてしまうと一大事。行きは一つ手前の駅で飛び降りてハッと気付いてまた飛び乗った。帰りは新岩国で危うく降りそこなうところ。なまじ速いってのも考えもんやで新幹線。気が気で寝てられへんがな。

29(月) 教区の一泊協議会で広島へ。成り行きで開会礼拝を担当させられた。山陰のある若手牧師(鎌ちゃんのことやけどね)が言う。「村田さんにはお祈りや説教をしてほしくないです」と。『牧師らしくない』僕のイメージが崩れてしまうからだとか。ムチャなこと言う奴やで。分かる気もするけど。

30(火) 寝床についたのは午前3時過ぎ。飲兵衛たちはせっかく広島に来たんやからどうしても街に繰り出さずにゃおれん。しかし若手牧師と最後まで付き合う傘寿の信徒(西澤さんのことやけどね)のパワーは一体どこからくるのか。ムチャなことするジイさんやで。分かる気もするけど。

1(水) 駐車場のイチョウからギンナンがほぼ落ちたようす。イチョウの根元に集められたギンナンが臭いのなんのってあんた。毎年誰が種の処理をするかが問題。これがホンマの「悩みの種」。こんな時、困りごとがあると黙って見過ごせないのが広瀬夫妻やが…なんか催促しているみたいで悪いなあ。

2(木) 宮島口まで行く用があったついでに船で10分の宮島に渡る。観光客を見ると日本三景まで30分ちょっとの場所で暮らしていることを改めて実感する。それにしても、関西弁を耳にするたびに懐かしさではなく(旅の恥をかき捨てて帰るなよ)と思ってしまうのは…僕も関西人ゆえの性か。

3(金) 僕が大阪の久米田教会で洗礼を受けたのは1974年の秋。その時に書いた「信仰告白」が掲載されている週報が出てきた。鎌ちゃんが読めば仰け反ってしまいそうな告白文が綴られている。うちの教会員が読んでも仰け反るかもしれん。実際、今読んだ僕も仰け反ってしまったからな。

4(土) 天語が友達と映画を観に行くという。すかさず「ポイントカードを持って行け」と手渡し、みんなのお金を集めて天語がまとめて払い、それをポイントに入れるよう指示する。夜、帰ってきた天語がカードを持ってきた。おお!やったあ!80Pも入っとる。これで映画が1回タダで観られるわい。