周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

9月19—25日

2021年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム

左から、中秋の名月(映りが悪いなあ)・僕の好きな花カタバミ・ヒガン花・キバナコスモスと、秋のオンパレード。カタバミとヒガン花は光教会の庭で、コスモスは周防教会で咲いていた。ギンナンはすでに落下済み(今年は不作やった)。キンモクセイはもう少し先。秋はええ季節や。

 

9/19(日) 昨夜初めて一人でうちに泊まった孫の希与(キヨ)。説教をしている最中に「ダルマさんが転んだ」を始めた。僕が下を向くと近づき、前を見ると動きを止める。今日はとがめる親もいない。子供は礼拝をも遊びにかえてしまう。僕までがつい反応してノッてしまう。まだまだ修行が足りんということやね。

 

20(月) フラメンコを観に行く。生で観るのは初めてのこと。普段、大島でフラばかり観ているので最初は強烈な違和感があった。満面の笑顔が命のフラを観ているので、フラメンコを踊る人の表情が怒っているように見えてしまう。情熱の踊りフラメンコ。一度怒り狂って踊るフラも観てみたい気もするなあ。

 

21(火) 二週間前、な上に見るからに頼りないドクター(しかも耳鼻科医)に縫ってもらってメチャ不安やった。先週その傷を診てくれた外科医が「壊死してしまったら縫い直さねば…」などと呟いていたので不安倍増。しかし今日の診察で「いいですね」と無事に抜糸。でもあの耳鼻科ドクターはもうごめんや。※変=人が見ていようが構わず自分の股間をかきまくるのである。

 

22(水) 二週間ぶりに二輪教習へ。まあ聞いてください。なんと今日は一度も転倒しなかった!脱輪は二度したけど。教官は必要以上に気遣ってくれ何度も「無理せんでもいいですからね」と声をかけてくださる。やさしいなあ。でも「この人、無事に!早く!卒業してちょうだい」と切望しているに違いない。

 

23(木) 先日、僕が二輪教習を受けていることを知った友人から電話があった。嬉しそうやった。還暦も過ぎた親父が免許を取るなんて興味津々というか、ネタとしては面白かろうよ。僕の洗礼者第一号という栄誉を与えられた恩返しにここへ来て指導してくれてもバチは当たらんで。ちなみに彼は元白バイ隊員。

 

24(金) 生徒から「それ前にやったよ」と指摘されてしまった。毎回チェックしているつもりやのにこういうミスが生じてしまった。ちなみに授業の内容より、もっと真剣に気にかけているのはギャグやダジャレ。これは二度かぶってしまうとシラけるからなあ。一体どんな授業してるねん?自分でも気になる。

 

25(土) コロナの影響でバイクが手に入り難いという。ネットで調べてあちこち電話した。僕が欲しいバイクは新車ならあるが中古が無い。予約しても運よくて年内、一年以上は覚悟とか。ダメ元で昨日福岡の販売店に電話した。「ありますよ」と言われ、なんと免許取得より先に今日到着。運転はおあずけや。


9月12―18日

2021年09月19日 | 日記・エッセイ・コラム

教会の真ん前に停まっている救急車。彩七の次女が公園で滑り台から落ちて腕を痛がるので呼んだ。しかし土曜ということもあり、受け入れ先が決まらず、やっと一軒見つけて出発したのは45分後。コロナの場合はもっと深刻。この国の医療は薄氷の上に立っている。兵器なんぞに大金を使っている場合か!孫は骨折やった。

 

9/12(日) 早くも新米が手に入った。毎年くださる方がいるがお返しをしたことがないので心苦しい。先週いただいたサンマも心苦しかった(しかも今年は高値らしい)。これでカニとか松茸とか送られてきたらどんなに心苦しいことか。もし僕の心を苦しめたい人が送ってきたらどうしよう。ああ饅頭こわい。

 

13(月) 二十世紀梨を買った。子供のころ岸和田のだんじりを曳いた後に配られたのがこの梨。たっぷりの水分が渇いた喉を潤す記憶が鮮明に残っていて、スーパーで見たらついつい買ってしまう。同じように懐かしく買ってしまうのが「まっか」(まくわうり)。母親に「メロンやで」とだまされて食べていた。

 

14(火) 雨でバイク教習が中止。普通は雨でも行なうらしいが教官が気遣ってくださり「今日はやめましょう」と電話をくださった。実はこのような配慮が今週あと2回もあった。まるでビップ待遇や。隠していた僕の身分が知られてしまったのなら苦しゅうないぞよ。「ただの年寄り扱いじゃ」と娘に言われた。

 

15(水) 先週病院で出された新しい薬を飲んだら食べ物の苦味が増した。何を食べても苦くて食欲がなくなる。「ゴーヤを食べたら」と提案してくれる人もいたがそういう問題やない。医師に聞いても理由が不明やったが、これで手術後から僕を襲い続ける苦味原因は薬か?という所まで犯人を追い詰めたぞ!

 

16(木) 理由を言わずにただ生徒に「我慢すべきか?それとも諦めるべきか?」と問うたら「我慢すべき!」と答えが返ったのでそうすることにした。しかしとうとう我慢の限界が来て授業を中断し「ごめん。トイレに行って来るから静かに待っててね」と言って教室を出る。久しぶりに肛門を締めながら歩いた。

 

17(金) 台風14号接近で授業が休みになり、一日中バイクをネット検索して過ごす。まだ教習は第一段階なのに気分はライダー。ただ見れば見るほど困ったことに欲しいバイクが次々と出てくる。でも教習で落ちればその分買うランクも落ちる。最終的に今乗っている原チャリのまま・・・てなことになる気もする。

 

18(土) 朝、教会のすぐ近くでミンミンゼミが鳴いた。14号の通過でまだ風がやや強いが台風一過ですっかり晴れ上がった空には未だに夏の名残があって日差しが強い。君の鳴き声に応えてくれる彼女が居たらええが、何となく声に張りが無いぞ。その声は彼女を呼ぶ声じゃなくて寂しくて泣く声に聞こえる。


9月5―11日

2021年09月12日 | 日記・エッセイ・コラム

今年のキャンプの三日間、せめてこれくらいの青空が欲しかった。雨予報で中途半端な終わり方をし、夏を充分満喫できなかった。思い出すだけで悔しい。でも実は雨もまんざらではない。結構楽しい。テントのありがたみがよく分かるし、何よりも涼しい。だから来年は「快晴/一時にわか雨」がええな。

 

9/5(日) モズの鳴き声を耳にするたび思い出すのは、サトウハチローの詩『百舌よ泣くな』。岡林信康が『モズが枯れ木で』という題で歌ったことからフォークソングに分類されているが、すでに戦時中には歌われている。歌詞内容は検閲ギリギリ?子供の頃、はやにえ(蛙)を食ったなあ。え?普通は食わんの?

 

6(月) 毎年夏の名残を惜しむように来てしまうキャンプ場。ここでキャンプをしたんやなあ。まだミンミンゼミの声が渓谷にこだましている。そしていつも思う「今年こそ冬キャンプするぞ」。だけど一度も実行したことがない。隠退するまでにやるぞ。発電機と電気毛布があれば無敵や。それって反則技やん。

 

7(火) 愛隣幼児学園の礼拝後、園長先生に自動二輪の教習を受けていることを話す。「ほんと?」とか「すごい!」とか「大丈夫?」とか、驚いた表情だけとか、そんなたぐいの反応が返ってくるもんやとばかり思っていたら、間髪入れずに「ダメ!やめなさい!」と言われてしまう。黙っているべきやったな。

 

8(水) 心臓手術後の定期検診。エコー画像を見た医師から「前よりだいぶ良くなってますね」と診断された。そこが分からんのや。前は相当ひどかったんかな?だとしたらどれくらい悪かったんや?そして今はどれくらい良くなってるの?ちなみに二輪教習を受けていることに関してドクターストップは無し。

 

9(木) 遠く三陸方面で獲れたデカいサンマが届いた。いつか行ってみたい土地『遠野物語』で有名な遠野の友人・横山さんから送られてきた秋の味覚。秋と言えばサケやイクラは北海道の友人から届くはずやし、松茸は長野か京都あたりの友人から届くやろ・・・と妄想する。全国津々浦々友は多いが貧乏人ばっか。

 

10(金) どうせバレるので言います。教習で何度も転んだせいで左足ふくらはぎを8針縫いました。娘たちからは「それが愛情たっぷりに育ててあげた父親に対して言う言葉か!」と言い返したいレベルの激しい叱責を受けました。だけど先日の園長先生の「ダメ!」よりも強烈やったので反論しませんでした。

 

11(土) 聖光高校通信制の卒業式。校長先生に二輪教習のことを話すと「すごいですね」とのリアクション。これよこれ!このリアクションが欲しかった。さすが校長!わかってくれますか。でも、もし「ダメ!やめなさい!」なんて言われていたらどうする?いずれにせよ、神が止めても聞く牧師ではない。


8月29日—9月4日

2021年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム

プロテクターを付けたのはアメフト部やった高校時代以来のこと。精魂尽き果てた表情やが、僕に似た人だと思ってくださって結構。手術直後の顔もこんなんやった。まだ教習半分にも達していないが、目標は9月中の卒業。目下、左足首が腫れていて痛いのなんのってあんた。しかしそれよりも補習代はもっと痛いぞ!

 

8/29(日) 礼拝後、某所の営繕作業に行く。先週工具が無くて途中で中断した雨樋の取り付け作業。今日は周防教会の便利屋さんこと木下さんが参加してくださるので心強い。高所作業なのでかなり手こずりはしたが日が沈む前に無事に完了。ちょっと曲がっとるのはご愛嬌。ま、雨さえ降らなきゃ立派な雨樋。

 

30(月) 自分がアイヌであることを目覚めさせてくれたというある女性の証言に感化され、アニメ『ゴールデンカムイ』を動画で観た。しかし最近のアニメは難しい。『天才バカボン』とまでは言わんが、せめて『ゲゲゲの鬼太郎』程度の内容にしてほしい。ちなみに『ヱヴァンゲリヲン』は分からんが面白い。

 

31(火) バイク講習。先週初めてバイクに乗った時は「僕は天才かも」と思ったんやが今日は二度こけた。乗っていないのにこけてしまうのを「立ちごけ」と言うらしい。とにかく250kgある400ccバイクはバランスを崩すと力では支えきれない。まあこういう経験も大事やしな。弘法にも筆の誤りって言うし。

 

1(水) 僕は弘法やと思っていたが今日は何度もこけた。しかも立ちごけだけじゃなく走りごけが加わる。当初の「僕は天才かも」が「僕は普通かな?」となり、次第に「僕はどんくさいのか?」と首をかしげ、そして最後に悟ったのが「僕は爺さんや!こけて当たり前!」完全なる開き直り。爺さんなめんなよ。

 

2(木) 真夜中から明け方にかけて凄まじい雷雨。本当は窓から落雷見物でもしたいところやが、今日から二学期の授業が始まるので寝不足は避けねばと目を閉じる。だが雷鳴でなかなか眠れず結局寝不足。どれくらいの寝不足かと言うと、声をかけられただけでも未だに緊張する苦手な職員室で居眠ってしまった。

 

3(金) 授業が終わった時、女子生徒が僕の似顔絵を持って来た。今描いたという。ほほうカッコよく描いてくれておおきに。ちゅうか、君は授業中にこんなことしとったんかい!なんてこと言える立場ではない。今日は授業で岸和田のだんじり動画を見せたからなあ。いや、これも宗教に関する大事な教育です。

 

4(土) だんじりと言えば子供の頃、綱引きに行った。その時こんな注意を受けた「走り出したら転んでも絶対に綱を離したらあかん」と。手を離すと後から来た人に踏まれたり、将棋倒しを起こしたり、最悪だんじりに轢かれてしまうかも。なぜ人々は祭りに命をかけるのか!ほらね、立派な授業の題材でしょ?