周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

8月20―26日

2006年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム

【今回のジャーナルは、7月22日から周防教会で『夏期伝道実習』なるものをしてくださった、有住航(アリズミ・ワタル)神学生(関西学院大学神学部・大学院1年生)が書いてくれました】

有住航の実習ジャーナル  

8/20[日]、周防にきて1ヶ月。遂に実習最大の山場がやってきた。周防教会での礼拝説教、普段顔合わせてる人達だけに緊張する。けど、僕の「下痢話」にみんな笑ってくれた。おかげで緊張も吹き飛んだ。老若男女、いくつになってもみんな「下ネタ」が好きなんやなあ。「下ネタ」は笑いの基本です!?

21[月]、昼過ぎ、ぷらっとミコーの本屋に立ち寄る。この本屋には演歌CDのコーナーがあって、喜ばしい限り。ついつい『京山幸枝若ベスト』を購入。なかなか珍しいCDもあって、いつも気になって立ち寄ってしまう。もし、演歌コーナーで僕を見かけたら優しく声を掛けて下さい。きっと驚きます。

22[火]、午後に訪ねてきた人が村田さんと話し込んでいるうちに晩飯時になり、一緒に晩飯を頂く。食べ終わって「じゃあそろそろ…」と言い出すタイミングを見計らってか、コーヒーが登場。みんなでゲラゲラ笑っている間に12時に。これが一度訪れたら帰れなくなる周防の魔力、いや神の力なのか!?

23[水]、今日の晩飯は中西さん秘伝の素麺!おいしく頂きました。夜、落合の柱松を見に出かける。夜店が立ち並び、結構な賑わい。無事柱松に火がついて、さあ帰ろかという時に「まだ打ち上げ花火が余ってましたので、今から打ち上げます」とアナウンス。ゆるーい雰囲気が何とも言えず、おもろかった。

24[木]、今日は周防で花火大会。今日の目玉は花火師も認めた「スカイブルー」。プロの花火師でも作るのが難しい青色の火花が出るらしい。期待して火をつけたが、ほんまにただ青い火花が出るだけ。…素人にはこの凄さがわかりまへんわ。派手な打ち上げ花火もええけど、こういうのも好っきゃなあ。

25[金]、ふと旅行カバンを開けたら、実習中に読むつもりでわざわざ持ってきた本がようさん入ってた。ここに来て一冊も読んでへんことに気づく。おかしいなあ、こんなはずでは…。ここに来てから観たビデオは12本。本読むより勉強になったからまあええか。おっ、この映画もおもろそうやなあ、観とこ。

26[土]、早いもんで実習もいよいよ大詰め。あっという間の1ヶ月。ほんまにようさん食べて、呑んで、笑った毎日。ほんまに楽しかったなあ。しかし、明日は岩国教会と大島教会での説教が残っとる。ぼちぼちネタ仕込まんと…まあその前にビールでも呑もかのぅ。皆さんひと夏、ほんまにお世話になりました!


8月13―19日

2006年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム

8/13(日) 夕方、まるで潮が引くように来客たちは帰って行った。顔では明るくサヨナラをしたけれど、心の中じゃ涙が流れているはず。現に帆波(ホナ)は、よよと泣き崩れていた。今夜はペルセウス流星群の極大日。月が明るくてやや見えにくいけれど、空の上じゃ星が流れているはず。

14(月) 年末年始,ゴールデンウィーク,お盆とくれば、もっとも原理相談が多い時期。本当は家族や親戚が集まって楽しい時間を過ごすはずやのに辛く苦しい集まりをするわけや。「助けたい」なんて考えるとうまくいかん。そやけど…やっぱり本音は「なりふり構わず助けたい」。

15(火) 小泉が靖国を参拝。煮えたぎるような怒りを覚えた。こいつの頭ん中はどうなってるんや?テレビのスイッチを切った。便利やなあ。嫌なもんは見なけりゃ済むんやから。気に食わんもんを直視せず避けとったら、ある意味で僕も小泉か。無視に慣れたら大事なものも見失う。

16(水) 二鹿(フタシカ)の山奥にある『光る石』の展示販売所へ行く。80数歳のご婦人が色々と石の説明をして下さる。後から旦那さんがぜいぜい息を切らしてやって来た。炎天下、草刈をしていたという。今にも倒れそうなのに石の解説をしてくれた。よ、よく解りましたのでご休憩を。

17(木) 有住君のガールフレンドの小百合さんが来山。二人を宮島見物へ。食堂に入ろうとしたがどこも店じまいの最中。まだ観光客はいっぱいおるで。やっと入った店も5時まで。後から外国人観光客が一人入って来たが店のお婆ちゃんが追い返した。Oh my God!ああ…神の島、宮島よ!

18(金) 台風10号は来ているのやらいないのやら。ところで毎年台風が来るたびに、各地で高齢者が戸外に出て災難に遭っている。家でおとなしくして居たらよかったのに。何でやご老人!しかし、昨日や一昨日、出会ったお年寄りたちを見ていたら、ジッとしてられんのがよく解る。

19(土) お盆休暇もどうやら今日明日あたりでおしまいらしい。帰省の青年たちも今日を境にみんな帰って行った。来週から寂しくなるやろなあ。お盆で坊さんは書き入れ時やったみたいやけど、牧師のふところは吐き出し時やったなあ。でもみんな帰ってきてくれて嬉しかったぞ!


8月6-12日

2006年08月13日 | 日記・エッセイ・コラム

8/6(日) よりによって台風が3つも発生し、あろうことかその全てが山口を狙っている。梅雨明け後ずっと晴天続きやったのに。どう考えても「周防のキャンプを阻止するため発生した」としか思えん。だれの陰謀や!と思う半面、中止になりゃチョット楽かも…という感情も少し。

7(月) 朝、角田牧師一家が来会。まあわざわざ台風に遭うためにご苦労なことです。悪いけれど今回は山口でゆっくりと台風を味わっていって下さいね。今日予定していたキャンプ用品&食材買出しも止めにした。それよか、逆に台風襲来にそなえての準備をすべきなのかも知れんぞ。

8(火) 朝「台風それたよ」と彩七(サイナ)に起こされる。はあ?逸れた?そんなはずあるまいと天気図を確認したら…ホンマに逸れとる。しかも3つとも。すっかりあきらめていたので買出しもしていない。あわてて準備し、場所取り先発隊がキャンプ場に到着したのは午前0時やった。

9(水)-11(金) 僕の祈りが天に届き、3つもの台風をモーセが紅海を分けた如く蹴散らしたわけであるが(だれか適当に突っ込んで)とにかく今年のキャンプがスタート。明日の夜の予定やったバーベキューを今夜に変更したのは、明日から参加する者が15名近く増えるという情報を耳にしたから。少しでも予算を節約せにゃ。2日目。贅沢な悩みやが、毎年うちのキャンプはなるべく参加者が増えんよう努力しとる。しかし常連の顔ぶれに混じって必ず新顔がおる。この調子でいくと来年は抽選やな。いや待てよ。貢ぎ物で決めるか。3日目。晴れすぎても困る。もくもくと積乱雲が発達し雷雨を呼ぶからや。午後になってゴロゴロ鳴り始めたので早めに撤収。総勢37名。事故もありませんでした。でも一時は台風であきらめていたキャンプやのに何やらオマケみたいな展開やったなあ。得した気分や。おかげさんで今年も思い出がドッサリ出来ました。誰のおかげ?もちろん僕です(だれか適当に突っ込んでくれ)。

12(土) ガキ共を連れて錦町に行こうと御庄(ミショウ)駅へ。車を駐車場に入れたのはええが列車の時間まで残り3分。駅まで約400m。脱げたスリッパを左手に持って、ズレ落ちる短パンを右手で押さえ、心臓バクバクで走りに走った。命がけで駅に着いたら列車は5分ほど遅れとるって。


広島の日に

2006年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、日本キリスト教団では【平和聖日】と呼んでいる日曜でした。毎年8月の第1日曜がそうです。うちでは『聖餐式』を行ないました。もちろん、余ったパンとブドウジュースは子供達の嬉しいおやつ。今じゃ、多くの教会はブドウ酒ではなく、ジュースを用いてます。ところで、昔、久米田教会の聖餐式の残りワインを楽しんだのは、竹内他、酒飲みの連中だけやった気がするなあ。


7月30日―8月5日

2006年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム

7/30(日) エアコンが無い大島教会は灼熱地獄。おまけに礼拝開始時間は暑さのピークの14時。それでも今日は周防の有志が数名「大島の礼拝に出たい」と申し出た。なんと言うご奇特な方々や!と言いたいが帰りに寄るショッピングモールが目的やということは内緒にしてやろう。

31(月) 有住神学生は大阪での集会参加のため土曜まで帰阪する。彼を見送った何人かいわく「(乗る列車まで)たっぷり時間があるのに改札を抜けた後、走って行った」「嬉しそうだった」「もう戻って来ないんじゃないか?」等々。こういうのは最終評価に大きな影響を与えるかも。

1(火) いちいち言うまいと思うんやが…「もう八月や。月日の経つのはなんて早いんやろ!」と言ってしまう。違う意味で、そのセリフを一番言いたいのはガキ共のようで、特に天語(テンゴ)などは、もう今から夏休みの宿題に敗北宣言を出している。しかし宿題多すぎんか?玖珂中!

2(水) 所用で長門へ行った帰りに、土産物店が並ぶ秋芳洞商店街に寄る。提灯の飾りつけをしているのだ。300mくらいの商店街に真っ赤な大提灯が2006個並ぶ。毎年1個ずつ増やすとか。しかし観光客が一人もおらん。店も全部閉まっとる。ガキ共は「千と千尋みたい」と喜んだが。

3(木) 初めて下松健康パークのビアホールに行く。事業団の研修会後の懇親会やが、ここのオーナーでもある西尾さんに「僕も飲めんけど乾杯くらいせめてこれでいきましょうよ」と(ノンアルコール)ビールを勧められた。「おえ~不味う」悪いけどこっそり捨てた。西尾さんも…捨てとった。

4(金) 一昨日のボクシング世界戦で、どう見ても納得がゆかない判定で勝った日本選手に抗議が殺到している。おもしろいのは相手国のベネズエラ大使館に日本人から激励メールが1000通以上届いたというニュース。お詫びメールまであったという。日本人やなあ。武士道!腹切り!

5(土) たま屋~!とばかり、錦帯橋の花火大会に行く。今年は上空に適度な風があって煙を吹き飛ばしてくれたので、空のキャンバスは次の花火の打ち上げ準備が整うまで、常に黒板消しで消したような透明な夜空を準備していた。どうです?この詩的な表現。自画自賛にかぎ屋~!