周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

9月8―14日

2019年09月15日 | 日記

目の検査をするため造影剤を点滴した時、液が漏れた。あたかも塗ったように見えるが、この黄色は漏れた液が皮下で広がったもの。看護師に「痛かったでしょ?」と聞かれ「痛かった」と答えたが、実はブチ痛かった。ひねられているような痛さや。でも謝罪は無し。一言「ごめんちゃい」とでも言ってくれりゃ僕は必ず言ったであろう「あなたの罪は許された」と。

 

9/8(日) 再び熱帯夜が戻ってきた。寝苦しい部屋で本を読んでいると壁に動く怪しい影。目をやると大きなアシダカグモのオス。おそらく5年は経っとるやろ。よくそこまで生き延びて来たな。でもこちらには来るなよ。寝返った時に潰してしまうかもしれんぞ。ところでお前はこの暑さ平気ないのか?つれづれなるままにそんなことを考える。ますます眠れなくなる熱帯夜。

 

9(月) 20年前に観た痛快な映画『ショーシャンクの空』を再び観る。意にたがわずやっぱり痛快な映画やった。しかしそれよりもショックやったのは「映画の内容をほぼ覚えていなかった」こと。あの感動は一体何やったんやろ?でも考えようによってはこうも言える。新鮮な感動を再び味わえたではないか。でも落ち着いて考えなおしてみたら・・・やっぱチョイ不安。

 

10(火) 知人宅に寄る。家の中へと勧められたが、すぐに失礼するつもりやったので外で立ち話しにした。それが運のつき。話が長くなってきた。しかも内容がだんだん深刻に。そこは遮蔽物が無い路上。まともに西陽が襲いかかる。滝のように流れる汗。瞳孔を開いた時のように眩しい周囲。胸の鼓動はドキドキ、目先はクラクラ、負けそう、負けそう~ 私、ピンクの♪

 

11(水) ご存知じゃない世代の方々のために申します。胸の鼓動はドキドキ・・・はピンクレディーの歌『サウスポー』です。森達也の本に刺激され、最近ピンクレディーのCDを買ってしまった。ファンでも何でもないが、読書から影響を受けやすい性格。ちなみにファンでもなんでもないが、間もなくキャンディーズのベストコレクションも届く。暑中お見舞い申し上げます~♪

 

12(木) 明け方、学生時代以来二度目の金縛りにあう。床から10cmほど浮かび上がっている。まだまだや!もっと上がれ!せっかく40年ぶりの体験なのにこれじゃ物足りんぞ。こんな時に現れるとうわさにきく、幽霊でも化け物でもええから早く姿を見せろ!ガンバレ金縛り!そんな願いも空しく、すぐに解けてしまった。次回はもっと派手な体験をさせてもらいたい。

 

13(金) 今宵は中秋の名月。教会の有志と一緒に鞍掛山に登って観月会とシャレ込んだ。日没前から登りはじめる。参加者は3歳児から80代までの10名。来れなかった人たちに申し訳ないほどの見事な月が遠くの山から顔を出した。月が~出た出た~月が~出た~ヨイヨイ♪でも神様は平等。なぜなら明日以降、きっと参加者たちの足腰が立たんようになると思うから。

 

14(土) さすが還暦。昨夜の筋肉痛がまだ襲って来ない。ということで苦痛にさいなまれ、やる気が失せてしまう前に教会トイレの便座を交換する作業をすることにした。夜は彩七一家と義父母が来たので手巻き寿司で夕食。しばらくして。あ!まあ、ええか・・・誰も気付いとらんしなあ・・・。さっき散々便所で作業をした後、手を洗っていなかったことを思い出したのでした。


2月15―21日

2015年02月22日 | 日記

今夜は誰もいない。そこでステーキを買って帰った。ん?帆波!今日に限ってなんでおるねん!しかし帆波はすでに一人でうどんを作っている最中。残念やな。悪いが僕はステーキを焼くぞ。昔、父は自分が食べたいものがあっても必ず僕にくれた。だが悲しいかな、そのDNAは僕には全て伝わっていない。「全て」と言ったのは、二切れだけあげたからや。

 

 

2/15(日) 礼拝後、ある信徒が『猪鍋』を振る舞ってくれた。地方の教会ならではの特権やね。捕獲後の処理が手馴れていたのか、臭みが無く、実に美味い!本当に体の芯まで温まる。ところでこの猪はどこかの田畑を荒らしたのかなあ?それとも無罪猪?いずれにせよ、これも食物連鎖って言うのかなあ?やっぱり人間って一番恐い生き物やで。

 

16(月) 先日の土曜の深夜、帆波からこんな用件の電話があった。駅で最終に乗り過ごした酔っ払いのおっさんがタクシーがなくて困ってるから高森駅(隣駅)まで送ってやってという内容。そこでたまたま牧師室に遊びに来ていた祥平を派遣した。いいことしたね、帆波ちゃん!と言いたいとこやが・・お前、何時までほっつき歩いとんじゃ!

 

17(火) 午前2時。ぼちぼち寝ようと牧師室を出たら教会の前に狸がおる。久しぶりやん。しばらく睨めっこをしていたが動かん。なお睨みあったがやはり全く動かん。この信楽焼きめ!くそ、負けんぞ!ビックリして固まったんかよ?目を開けたままで狸寝入りか?ついに寒さに負けて僕の方が退散。今日一日の締めくくりが狸との敗北かよ。

 

18(水) 三人でお好み焼きを食べに行った。色々と注文したあとで財布に全財産が4050円しかないのに気がつく。念のため、ざっと暗算したが4000円は超えそう。50年前、うどん屋をしていた爺ちゃんちのお好み焼きは90~120円やったのに。そして運命のレジ。神様ありがとう!「4050円です」と言う店員の言葉に、あなたの存在を感じました。

 

19(木) 明日は園児礼拝。紙芝居から聖書の話を導き出さねばいけん。明日の出し物は『うりこ姫と天邪鬼』。さあ、どこの聖書箇所が該当するかや?落語に三題噺というのがある。人名,品,場所を客から貰って即興でオチまで付けて演じる落語。その点こちらは二題噺やから楽勝!な訳がなく、オチが付いた例がない。(例=「ためし」って読んで)

 

20(金) さて保育園での礼拝。問題の聖書とのコラボは「みんなの心の中にも天邪鬼がいるかもよ」なんて無理オチを付けて終了。こんな風に毎回々々お茶を濁して、何食わぬ顔で謝礼を受け取って帰る僕はたぶん天邪鬼です。でも二日前すっからかんになった財布が少し潤った。有難うございます。一度なったらやめられんのも天邪鬼。

 

21(土) 3&4月の教会カレンダーを作成。さあ、コピー機が来て初のカラーコピーをするぞ。今までコンビニで一枚50円で刷っていたが、今日から25円で済むんや。緊張の一瞬。おお!素晴らしい出来上がり!でも急にもったいなくなり、いつもなら15枚刷るところを12枚だけにケチる。これじゃコンビニで刷っていた時の方がずっと気が楽や。


2月8―14日

2015年02月15日 | 日記

今年は大収穫!ではあったが、一つ一つ検証してみたら手放しで喜べないチョコだらけ。本命さんに作った残り物。ホワイトデーのまき餌。車で送ってあげたお礼。作りかけの未完成品。いずれにせよ全て義理チョコであることは間違いない。でもな、くれるだけくれて「全部食べちゃいけん」と僕の血糖値を指摘しての「おあずけ」。これって・・・お供えかよ!

 

 

2/8(日) 驚いた。帆波が礼拝に顔を出しとる。なんて珍しいことよ。今日はバイトが休みなのか。まさか自主的な出席なんてことはないはず。たぶん長女の友佳に起こされたに違いない。待てよ、友佳に起こされたくらいで黙って従うような娘ではない。あれこれと思いめぐらしたが答えが出ぬまま講壇へ。せ、説教前に混乱させるなよ!

 

9(月) 口が滑るというのはこういう事か。内緒ごとであるK原K藏牧師の人事がK教区のO県であることをうっかり洩らしちまった。でもM教会とはまでは言わなかったぞ。あ、いかん!今度は筆が、否、キーボードが滑った!ま、頭文字だけやから誰にも分かるまい。安心々々。でもなんで牧師の人事って、誰もがいちいち内緒ごとなんや?

 

10(火) 中学時代ほぼ不登校の帆波やったが、今夜当時の級友が集まって鍋をしている。一応、父として歓迎の挨拶をせにゃ。礼拝堂の戸を開けて「こらあ!」と怒鳴ると、案の定みんな大いに驚いてくれたが、それ以上にもっと僕の方が驚いた。二十四の瞳の倍の瞳が一斉に僕に注がれたからや。どんだけおるねん。不登校のくせに友達多過ぎ!

 

11(水) おひまなら来てね♪の直筆のお誘いに応えて、森田牧師の講演を聴きに日本海は益田市まで行った。『思想と信教の自由を守る集会』で九十七歳の老爺が百分間の大熱弁。ありがたく拝聴させていただきました!と言いたいところやが、今朝は2時間しか寝とらんのでほとんど居眠ってしもうた。でも気迫だけは確かに届きました!

 

12(木) 先日来た帆波の友達らが「ここでこんなことをしてもいいの?」と、いたく気にしていたという。「ここ」とは礼拝堂のこと。よくぞ言ってくれた!うちの教会員でもそんなことを言う人は一人もおらんのに。見上げた信仰や!でも安心なさい。そんなことで怒る神はここにはいないんだよ。ただね、牧師を招かん鍋は許されん。バチが当たるかもな。

 

13(金) 今年は『13日の金曜日』が2月,3月,11月と三回もやってくる当たり年。何が当たるのかはよくわからんが、こう見えて僕はオカルト大好き人間である。大好きとは「超常現象がありゃ見せてみいや!」という「是非体験したい型」という意味ではある。誰かドッキリでもええから心臓がバクバクするほど驚かせてくれんもんやろか。

 

14(土) 要するに刺激を求めているんやろな。子供の頃は目もくらむような高い所に登ったり、井戸の中にぶら下がったり、いかだを作って転覆し溜池で溺れたり、マムシやスズメバチを捕まえたり、落ちればただでは済まんような崖をよじ登ったり、火薬を集めて爆発させたり、命がけで遊んだ。今、命をかけることと言えば・・・夏のキャンプくらいや。


2月1―8日

2015年02月08日 | 日記

教会活動報告書をワープロで作成したのは1985年のこと。「援助を受けている教会が」と皮肉られた。人のを借りただけなのに。携帯電話を持ったのは1995年。同じように皮肉られた。原理相談の性質上、仕方なくレンタルで借りただけなのに。そしてこれが2015年、購入したフルカラーコピー機。全力で値切った。文句ある奴にゃあ使わせてあげないんだから。

 

 

2/1(日) 去年の暮れ、帰省に間に合わせてくれと車屋を急かしてギリギリで傷の修復をしてもらった。おかげで気持ち良く年末年始を過ごすことが出来た。あれから僅か一ケ月。友佳が景気よくガリガリッ!新品バンパーが!その時脳裏に甦ったのは昔のバイト先の社長の言葉。「バンパーはね、ぶつけるためにあるんだよ」。けだし名言。

 

2(月) 最近、何度も入眠の失敗が続く。寝床に入っていつものように本を読む。睡魔が襲う。まだや。次々と襲う。まだまだ。そして今や!と思った時にシオリを挟み、消灯。目標は3分以内の入眠。これに失敗すると再度本を開くが、その後3~4時間眠れん。もしかしたら死ぬまでに『世界動物文学全集/30巻』を読み終えるかも知れんぞ。

 

3(火) 昨日つまらんことで気分を害してしまい、今日の午後に家出をした。とは言っても行くあてなど無い。ディスカウントストアに行ってお茶を箱買いしたり、古本屋を巡ったり、スーパーの駐車場で寝たり、柳井教会で角ちゃん夫婦の仕事を邪魔したり、計約7時間。「早く帰って来なさい」という娘のメールですごすごと帰る僕は今日57歳。

 

4(水) 寝る前に僕は部屋を暖めない。前にも書いたが子供の頃読んだ鈴木三重吉の『少年駅伝夫』が今でも忘れられんからや。吹雪の中でおびえる大人をよそに淡々と寝床の準備をして屋外で一夜を過ごす少年の姿は勇ましかった。僕もそんな少年になりたいと憧れて幾年月。今では寒い寝室を暖めずに寝るという、単に偏屈な大人になった。

 

5(木) この時期フロントガラスやボディーに機銃掃射されたようにヒヨドリの糞が付く。冷たい水でこびり付いた糞を洗い流しながら、「空の鳥を見よ」と言うイエスの言葉を思い、心の怒りも洗い流す。クリスチャンやなあ。翌朝また糞まみれの車。んんん・・・何とかして撃ち落としてやれんもんか。いやね、イエスさん。きっとあんたも頭に来まっせ。

 

6(金) 今シーズンは猪や猿や鹿に畑を荒らされた人が例年以上に多かった。ある方が「いやあ全滅でしたよ」と笑いながら語っておられた。その人に向かって「いやあうちもヒヨの糞がねえ」などと返すほど僕は非常識ではないが、それでもヒヨドリ連中に対する怒りは治まっていない。おい!ゴミ袋をつつき回すカラスよ。お前もやぞ。

 

7(土) テレビに障害児を持つヤンキー夫婦が出ていた。大丈夫か?子育て。その夫婦がこんなことを言っていた。「障害児が生まれたら誰でも一生懸命育てようとするじゃないですか。なのに生まれる前の子をあきらめるなんておかしいじゃないですか」。出生前検査の番組やった。ええやん!この夫婦。ヤンキー全般を見直すことにした。


1月25―31日

2015年02月01日 | 日記

テレビのグルメ番組でリポーターが大げさに美味さを強調するシーンがあるが、このカキは大げさに美味かった!しかも広島の知人に無理を言って格安で仕入れた殻付き。最初は食べるのが惜しかった。次第に満腹になると「余ったらどうしよう」と不安になった。そして実際ドッサリ余った。脳はすぐに切り替わって「これで明日も食べられるぞ!」と新たなドーパミンを発した。

 

 

1/25(日) 写真集『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』で堂々3位に選ばれた角島へ「信じれ~ん!世界3位ですよ。もっとええとこあるやろ!ってからに」とボヤキながら広瀬夫婦は帰って行った。まあどこの誰がどんな基準で選んだかや。ところで周防は『行ってみたい教会第1位』やそうな。どこの誰が?どんな基準で?・・・が鍵を握るけども。

 

26(月) 北海道の清水和恵牧師が周防に来会。そこで「ぜひカキで歓迎したい!」というベムの希望をかなえるため150個の殻つきカキを用意した。他にもカキ飯にカキフライ,酢ガキなど。しかし僕は知ってるぞ。「清水和恵」を歓迎したいというのは名目。その証拠に誰の名前が「 」に入ってもカキや。結局ベムはカキを食べたいだけなんや。

 

27(火) 発車のベルに追い立てられて新岩国駅のエスカレーターを必死に駆け上ってゆく和恵さんの後姿を手に汗握って見送った。思い出すのは彼女の結婚式に出席するため青春18切符で山口⇔北海道を往復した昔日の記憶。彼女はつまらんこと言うなと言うが言っちゃいます。あの日、ウェディングドレスの上からケツを掻いていたことを。

 

28(水) 婿殿がもしかしたらカキに当たったかも?今日、カキ飯の残りを食べた後で下痢嘔吐発熱の三拍子揃い踏み症状が出て、病院に行ったら「食あたり」との診断を授かったとか。まことに気の毒やがそれは自己管理責任やな。カキは早目に食わにゃ。え?食あたりの場合、細菌によっては潜伏期間が1週間?僕が下痢ったらベムの責任や!

 

29(木) 彩七んちの子が今日で百日目になるとか。全然知らんかった。あちらの親御さんが大きな鯛と赤飯を用意して祝ってくださったそうな。三月には初節句も祝ってくださるらしい。牧師をしていると、トンと日本の習慣に疎くなる。申し訳ないので来週の節分には彩七のアパートに行って部屋中、盛大に豆をまいてやろうと思っている。

 

30(金) 今週もヒョンなことから福ちゃんと二日ほど徹夜をした。その時に観たテレビの録画『トリック劇場版/ラストステージ』の中で架空の村落「ムッシュム・ラー村」という言葉が出た時、福ちゃんが咳き込むほどの反応を示し笑いが止まらんかった。そんな福ちゃんの姿を見て僕は確信したのでした。彼の喜ぶ姿は僕の幸せであることを。

 

31(土) 手紙を読んで思わずもう一度差出人の名前を確認し直した。その内容は2・11集会へのお招き。講師自らの自筆文章。驚いたのは文末の言葉。1961年五月みどりが歌って流行語にもなった言葉、♪おひまなら来てね♪などと、あろうことか音符付きで書かれた森田恒一牧師、齢九十七。これはもう心配で様子を見に行かざるを得んやろ。