周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

8月18―24日

2019年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

広島のマリーナホップとやらに行った時のこと。海辺の階段に座っていたら突然地面が輝きだした。これは僕をターゲットにし、スポットライトを浴びせる何かのサプライズだと思って、やや緊張しながら周囲を見渡しつつその気になっていたら、プロジェクトマッピングとかいう演出やった。あな恥ずかしき田舎もん。

 

8/18(日) ミッションスクールの女子高生らを駅に送る途中、「もし駐車場が空いていたら見物だけさせてあげる」という条件で200%満車に決まっとる日曜の山賊へ。なのに今日に限って空いとるんかよ!ラッキーな娘らや。え?く・・・食うの?さっき昼飯食ったよね?その後アイスを食べ、錦帯橋を見物し、女子高生台風三名は勢力を保ったまま広島方面へと去った。

 

19(月) 夜、夕食を兼ねて角田家の面々(小学生を含む)と7人で久々のカラオケに行く。盛り上がること4時間半。大人がそんなやから、高校生の昇平が忙しい親や小さい弟のことを気遣うのでシンデレラタイムに切り上げたが、親たちは燃えさかった炎がまだまだ消えやらぬまま名残を惜しんで家路へ。帰って讃美歌演奏機で歌うかあ!一気に萎えてしまうやろな。

 

20(火) 愛隣幼児学園の礼拝。一人の子が椅子から転げ落ちんばかりにゆらゆらと居眠っている。なんとも可愛いことよ。見ていてこちらの方が癒される。そう言えば昔、神学校のクリスマス礼拝で居眠る僕を見ていた皆が、いつか転げるのではないかと気になって、説教に集中できなかったとかいうことがあった。その時の僕はさぞかし可愛いくて癒されたことでしょ。

 

21(水) 最初は背中にできた汗疹が痒かっただけ。でもそれは先月末のこと。それがキャンプが終わったあたりから、日焼けした肌にさわった時のような痛みに変わった。そして今夜、肩から腕にかけて、声に出してしまう激痛と化す。いったい何が起こったんや?痛み止めを飲むと間もなく治まったが、考えられる原因として僕には「罰(バチ)」しか思い浮かばんなあ。

 

22(木) 秋の虫が鳴き出した。教会周辺の草むらはもとより、家の中でよく鳴く。礼拝堂ではクサキリ。居間ではマツムシ。台所と便所ではエンマコオロギ。そして牧師室では、どこから入り込んだのかクツワムシがけたたましく鳴き出した。こいつはうるさくてかなわんので即刻退場処分とする。スズムシのオスなら居てもええ。人種ならぬ虫種差別に加え、虫性差別か。

 

23(金) 親の懐具合を気遣ってくれたのか、誕生日の食事は「来来亭のラーメンがいい」と友佳が言う。優しい娘に育ってくれたもんや。しかし僕はこってりした味の濃いラーメンは苦手。以前はむしろ好きやった。だが歳と共に好みが変わる。まあ今日は娘の誕生日、少々我慢するか。その結果、ひどい胸焼け。親の腹具合も気遣えよ!鬼のような娘に育ちやがって。

 

24(土) メールの設定変更通知が届いたが、書いている意味が解らん。設問「メールの送受信に何をお使いですか?」何をって・・・パソコンをお使いに決まっとるやろ。マウスも使っとるぞ。アプリ?チャート?POP?・・・プチッ。おんどりゃ!誰にものぬかしとんねん!おっさんに解る言葉で言わんかい!智光君が見てくれて解決。彼もほぼおっさんなんやけどなあ。


8月11―17日

2019年08月18日 | 日記・エッセイ・コラム

先週のキャンプ最終日は増水による川の濁りもすっかり納まった。ボディーボードに乗って孫を背中におぶって川遊びをしている時、流れでバランスを崩し、ひっくり返った。孫は必死に僕にしがみつく。僕は笑いながら落ち着かせる。しかし溺れる者は藁をも掴むというが、しがみつく4歳児に僕まで溺れそうになる。溺れる者は笑っても沈む。

 

8/11(日) 毎年お盆の時期には帰省客や旅人の多い日曜日。午後からの大島教会の礼拝は常連の4名に加えて8名のお客で賑わった。ここの礼拝堂は山口東分区内で唯一エアコンが無い。という訳ですので、ここで話される牧師さん方にお願いします。夏場の説教は短めに切り上げて下さい。長い説教は苦行ゆえ、早めに切り上げるとそれだけでも喜ばれます。

 

12(月) 昨夜も泊まられた矢野牧師ご夫妻と一緒に大島の蕎麦屋に行く。いや、行きかけた。ところが早めに出たにもかかわらず、橋のずいぶん手前から大渋滞。しばらく並んでいたが「こりゃあかん」と蕎麦屋をあきらめ、海沿いの食堂に変更。188号線の渋滞を眺めながらランチ。そこで思ったが、渋滞って、並ぶのは嫌やけど見物するとなんで笑みがこぼれるんやろ。

 

13(火) 先週の虫刺されの痒みは峠を越してやっと落ち着いてきた。落ち着いたとは言っても下手に掻いたりすると寝た子が起きてしまうので、少々痒くても我慢するのがコツ。寝る前にふと見上げた夜空に大きな流れ星。もっと眺めていたかったがあきらめた。星に見入っていて、また蚊に喰われるのはかなわん。流れ星よりも蚊を優先するペルセウス座流星群の夜。

 

14(水) 彩七の義理親の実家で毎年恒例のソーメン流し&バーベキューを行なう。雨が降り、風もそこそこ吹いてくる。何故ならば今まさに台風10号が直撃しようとしているからや。そこまでしてソーメンを流したい義理の実家の父。同じく、台風8号が真横を通過しているのにキャンプを決行した僕。どちらもどちら。雨の中すくうのが難しいソーメンと、救い難いアーメン。

 

15(木) 戦没者追悼式で天皇が「深い反省の上に立って」という前天皇の意志を継ぐ発言をした。一方、総理の安倍はその点には一切触れない式辞。靖国神社参拝の要請も宮内庁は断った。天皇制の問題を考える時、大きな方向転換をすべきだと思っている。戦い方の視点を間違っていた。天皇制そのものに異論があるのは確かやけれど、やはり天皇も被害者や。

 

16(金) 先週から帰省している帆波のわがままぶりにブチ切れ、今回は絶対に広島には送らないと決めた。自分の都合だけ優先して、他人をないがしろにするにもほどがある。末っ子とは言え許しがたい。そんな帆波が、僕が予備に買っていたお気に入りのTシャツを「も~らい」と言って着ていた。父とお揃えって訳か?このくそガキめえ~!送るから乗りやがれ!

 

17(土) 某ミッションスクールの女子高生3名が来泊。主目的は学校から出された課題『夏休み中にどっかの教会の礼拝に出席すること』を果たすためやが、副目的の『友達と一緒に泊まること』が実はメイン。真夜中に亀事務からハシャギ声が漏れてくる。僕もあと40年若けりゃ一緒にハシャギたい。残り少ない夏休みを充分に楽しみんさい。若いって素晴らしい~♪


8月4―10日

2019年08月11日 | 日記・エッセイ・コラム

天気が悪いと気分が萎える。でもうちの教会キャンプは少々の雨でもひるまない。それどころか、雨はむしろキャンプの醍醐味や。増水して真夜中に撤収したこともあったが、37年間で完全中止はたったの一回。一度、他のキャンパーとブッキングしたことがあった。その時は「この辺はクマが出ますよ」と言って追い返し、場所を奪った。

 

8/4(日) 神学生時代のこと。礼拝の司会をした時、牧師が説教している間に寝てしまい、説教が終わった後も目覚めず、オルガニストに起こされたことがあった。今日の礼拝のこと。説教中に寝る人はいるが、司会者が聖書を読んでいる間にオルガニストが寝てしまい、僕が大きな声で「讃美歌!」と言って起こした。いつか説教をしながら寝るという荒業に挑戦したい。

 

5(月) 接近する台風8号は山口県をかすめるコースをたどりそうなので何とかなる。ただ台風が引き連れて来る雨雲の動きが心配やが、僕が引き連れ回す福ちゃんの動きも心配や。色んな珍しいスカタンを見せてくださる。でも明日からのキャンプの準備だけはしておかねば。時代遅れの三角テントを教育委員会に借りに行く。たとえ福ちゃんでも居てくれて助かった。

 

6(火) 朝からの雨で出発を見送る。できれば今日は中止にしたいところやが、貴重な休みを取ったK君や、お店を早仕舞いまでしてツネさんが夜中にやって来る。奮起して夕方6時から行動開始!案の定、深夜から降り出した雨は豪雨となり、見る見る川の水量が増し始めた。負けるもんか!加入したキャンプ保険「死ねば3000万円!」を励みにみんなで耐えぬく。

 

7(水) 夜明け前、あと数cm増水したら撤収も考えねば・・・というところで水が引き出した。長年の体験上の賭けが勝ったことに自画自賛する。しかしこんな賭けで左右するようなキャンプが、よく三十数年も続けられたもんや。周囲からは「もうやめた方がいい」とか、「歳を考えんさい」と言う声も上がっている。でもね、抜けるような青空と満天の星空を見たら止められんよ。

 

8(木) 空だけではない。以前より透明度こそ減少したが清流も魅力。清流のテナーと呼ばれるカジカガエル。清流の宝石カワセミ。潜る鳥カワガラスにエレガントなヤマセミ。県によって絶滅危惧種のオオゴキブリや、ナウシカの腐海で飛んでいる虫に似たヘビトンボと、魅力だらけ。今年も無数のヤブ蚊やアブに場所代がわりの血を献上して、無事にキャンプが終了。

 

9(金) 全身筋肉痛。それ以上にかゆくて眠れん。アウトドアの代償とは言え、液状のかゆみ止めで満たした風呂があったら入りたい。こんなかゆみも川に入ればピタリと止まるのになあ。キャンプ場の川は別名「おたけび川」とも呼ばれている(今考えた)。水の冷たさに誰もが叫びながら川に入るからや。来年は皆さんも是非「おたけび」を上げにお越しください。

 

10(土) 東京の教会時代の友人、合田努君父子が来会。由宇球場にカープ2軍の試合を観に行っていたとのこと。そこまで来れば周防に寄らずに帰るという行動は罪に問われるからな。過去には山賊まで来て、そのまま帰ったというつわものがいた。こちらは重罪に当たる。申し上げておきますが、由宇球場も山賊もアロハオレンジに行くのも周防の許可が必要です。


7月28日―8月3日

2019年08月04日 | 日記・エッセイ・コラム

卵塊を咥えたアシダカグモのメス。ほどなくこの卵塊から無数の子グモが誕生する。なかなか見ごたえのある光景で『クモの子を散らす』という言葉は、このアシダカグモの様子から用いられるようになった(村田仮説)。嘘かも知れんしホンマかも知れん。過去に二度見たことがある。一度は家の天井で孵られて、寝床の引っ越しを余儀なくされた。

 

7/28(日) 関西で活躍している『リピート山中コンサート』へ。代表曲は『焼肉ヨーデル』。パストラルホールに来るたびに思い出すのは、2012年の『亀の里40周年コンサート』のこと。雪の中、予想を超える来場者で大成功に終わった。毎年、クリスマスが近づくと、あの時のDVDを観返しては感動に浸るという、過去の栄光を棄て切れず進歩しない不憫なタイプの僕。

 

29(月) 角ちゃんちの末っ子の芽生を連れて、彼の好物の回転寿司へ行く。今回も「ええか、二十皿食わんと帰さんぞ」とプレッシャーをかけ、ランチがスタート。昔、うちの近所に二十皿食べると特製湯呑がもらえるという回転寿司屋があって、今でもうちにはその時の戦利品湯呑が何個もある。今日の僕は十皿でギブアップ。芽生は十五皿。小学生に負けてしまった。

 

30(火) 山口放送のアナウンサーだった勝津正男さんから電話。こう見えても僕は以前TVに生出演したことがある。新聞の番組欄には『村田敏さんに聴く』とのタイトルまで踊っていた。ラジオにも月一回やが、レギュラー出演していた。今回の電話は『村田スペシャル』か?それともドラマ出演のオファーやろか?と思っていたら、亀ペンをあげたことのお礼だけやった。

 

31(水) 梅雨明けから続く熱帯夜のせいで扇風機を回しても温風を引っ掻き回すだけ。明け方になってやっと涼しくなるが、そのあたりからセミの奴に起こされる。従って睡眠が浅い。おかげで今月は本が5冊ほど読めた。しかしその代償は背中に出来た汗疹。仕事をしつつ、USJに行った娘から土産にもらった、ターミネーターの腕型孫の手でボリボリと背中をかく。

 

1(木) キャンプの買い出しに行く。今年はうちと角田家だけかと思っていたが、何のかんのと参加者が増えはじめ、30名に近づきつつある。そうなると買い出しの量を考え直さねばならない。一番面倒くさいのは、ほとんどが部分参加者。メインの焼肉はいつするか?に頭を悩ませる。言うまでもなく「最も人数が少ない時」にする予定。当然、肉の質も人数で決まります。

 

2(金) 買い出しの後、福ちゃんとファミレスへ。気づくと買い出しで使い果たしてしまい、財布の残が160円。それを知った福ちゃんがニコニコ笑顔で言ったセリフに唖然とする「僕も財布持ってません」。今時そんな還暦オヤジがおるか?レジで「ナナコでも大丈夫です」と言われ、残が気になるも、おそるおそるカードをかざし1353円。キャッシュレス時代に救われた。

 

3(土) 台風8号がキャンプ初日に直撃するとの予報。しかし僕は至って冷静。心配いらん。この台風の影響は無い。だって去年の天神祭りで90%の雨予報を晴天に変えたんやから。これでもし直撃なんかしたらえらいことですよ。聖書の神が天神さんに負けたことになりますで。だとすると、ここは意地でも晴れさせんとキリスト教の面目が立ちませんぜ。ねえ、神様。