周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

9月17―23日

2017年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム

以前『亀の里慕情』を歌ってくれた瀬戸内京子さん(芸名)が、とある素敵なお店に招いてくださった。サプライズなおもてなしに驚く。ところで「先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし」という詠み人知らずの川柳があるが、牧師はどうして先生などと呼ばれるのか?誰がカタギの彼女にそう教えたのか?次からはうちの青年たちのようにこう呼んでおくれ。《おっちゃん》

 

9/17(日) 洪水に見まわれた夢を見た。教会の駐車場を見ると車が無い。どうやら妻子は僕を見棄てて先に逃げたようす。でも僕は「やっぱりな」と、なぜか納得し、感心すらしていた。さて今日は台風18号接近のため、列車の運休で来られなかった方以外はほぼ全員が出席。嵐を恐れぬ小羊たちよ。危ないからどうぞお帰りください!献金だけそこに置いて。

 

18(月) 来会したK君と、今回は冷凍チキンライスで昼食。ちょっと量が多かったが、彼も僕もあえぎながら全部おいしく平らげた。二人とも親のしつけが良かったんやろなあ。世間じゃ冷めていて不味いとか、異物が混入していたとかで給食の食べ残しが問題になっとる。僕がガキの頃なんざ、給食に異物が入っていたら「大当たり」!とか言って喜んでたけどなあ。

 

19(火) 車を買いかえて半年。当然ながらキズも増えてきた。もちろん誰が付けたのかなんてヤボなことは問わない。今日はそんな傷をコンパウンドやラッカーで補修することに。安く済ませようとケチなことを考えたのがウラ目に出た。これじゃまるで高1で化粧を覚えはじめた頃の帆波の顔みたいや。誰かこの部分に責任分担10対0でぶつけてくれんやろか。

 

20(水) 彩七の近所のたこ焼き屋へ。オープンしたての時に40分待たされた店や。今日は近くの大学の留学生客でいっぱい。「時間かかります」と言うので出来上がったら電話してもらうことに。そして電話があったのは何と90分後。危うく注文していたことを忘れてしまうとこやった。やっぱり前回同様、海までタコを獲りに行っていたに違いないとしか思えない。

 

21(木) 近所の若いママさんは時々夜中に子供をおんぶして教会の前を歩いている。なんと微笑ましい光景や。僕も昔はよく泣く子だったらしく、母がおんぶをしては夜中に散歩に出かけてくれたという。自分でもうっすらと記憶がある。そんな母が以前こんな話を語ってくれた。「あの時、何度このまま池に身投げしようと思たか分からんわ」。なんとおぞましい光景や。

 

22(金) 映画『127時間』を観た後はマウンテンデューが無性に飲みたくなり、翌日買って飲んだ。『Uボート』を観た時はオニオンスープが飲みたくなり夜中に自分で作った。このように僕は影響を受けやすい。『裸の大将』を観た時は塩むすび。『鬼平犯科帳』を観た時は蕎麦。『吉本新喜劇』を観た時はうどん。そして『黒い絨毯』を観た時はアリ!・・・んな訳ないがな。

 

23(土) 朝、タオルケットにくるまって目が覚める。パンツ一丁で寝るにはさすがに寒い季節になってきた。ある疑問が浮かぶ。外国映画を観るとカッコイイ俳優に限って、真冬でも裸で寝ているのはなんでやろ?パジャマ姿の007なんて見たことがない。カッコ良さを保つには我慢が必要なんやろなあ。僕は秘密工作官ではないからそろそろジャージでも着て寝よっと。


9月10―16日

2017年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム

先日訪ねて来られたベムベラからの手土産。ハロウィンはまだ先やが、なにやら10月31日は「宗教改革500年!えーじゃないか、えーじゃないか!」と浮かれている教会もあるらしい。そんなことに金や時間をかけるくらいなら、自分自身の改革に精を出せ!失礼。言い直します。主よお許しください。あの人たちは何をやっているのか分からないのです。

 

9/10(日) 邦画の『手紙』を観た。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観た時に匹敵するほど、しばらく放心状態に陥った。えらい時に観てしもたもんや。こんな感動的な映画を観た後に迎える日曜。妙なプレッシャーがのしかかる。そもそも僕は会衆を放心状態にさせるような説教なんて語ったことがないからなあ。別な意味で放心させたことは何度もあるんやけど。

 

11(月) 真夜中、祖生(ソウ)方面に大雨による避難勧告が出された。祖生と言っても結構広いので、どの辺りに出されたのかは不明。とりあえず「どうか中西さんが住んでる辺りじゃありませんように」と願う。なんて書いたけれど本音はチョイ違う。僕は非日常を虎視眈々うかがう野次馬な人間。昔、晋作邸が床上浸水した時はレスキュー気分で嬉々として向かった。

 

12(火) 秋の虫が高値で売買されている。やかましいクツワムシが¥1000。マツムシはペアで¥1000。スズムシは¥500と案外安い。ウスリーヤブキリに至っては¥13000!ほんまかいな!教会の回りは虫だらけ。あっちで¥1000。こっちで¥800。そんな虫の音を聞きながら眠りに・・・。あかん。虫の音よりも算盤の音が聞こえてきて目が爛々となる銭の虫。

 

13(水) 教会に帰ると受付のテーブルに新米が置かれていた。「キリスト教の方だからパンしか食べないかも」とメールをいただいた。ほほう、カタギの人はそんな風に思っているのか。勉強になります。でも食いまっせ。米は大好きです。もちろんパンも大好き。いやいや食べられるものなら全て大好き。しかもそれがタダで頂けるのなら、そりゃ、もう、幸せの骨頂!

 

14(木) 灸を買った。本来、灸とは患部を癒すためのものやが、世に「お灸をすえる」という言葉があるように、僕は子供の頃、灸をすえられた。理由は、なかなか寝小便が治らない僕を腹に据えかねた母の怒りの灸。今なら虐待や。今回買ったのは、あの時の熱さを再体験するため。と同時に、今の自分を振り返ると、灸をすえられるに値する理由が山ほどあるので。

 

15(金) 岩国教会で牧師会。8月は休会やったので皆さん2カ月分のストレスを持参していそいそと集まられた。さあ、どうぞ存分にお吐き出しを。ところで都会の方では牧師会そのものが無いと嘆く牧師もいた。僕が思うに、それは牧師会で集まること自体がストレスになるからではないでしょうか?おいたわしや。そんなストレスまみれの牧師さん。田舎においで。

 

16(土) 台風18号が接近中。明日は山口県をかすめて通過するみたいや。こんな時、世間では「休業」とか「休園」とか「休校」とか「休暇」・・・これはないな。まあ世の中、普通は休みます。でも教会はなぜか休まない。休んだりしたら天罰が下る!という神学的根拠は無い(と思う)が、魂も救われない説教を聴かされるだけならあなた、自分の命を守りましょうね。

 

 


9月3―9日

2017年09月10日 | 日記・エッセイ・コラム

♪浴衣の君は~ススキのカンザシ~♪『旅の宿』のモデルとなったのは青森の温泉宿らしいが、この6畳部屋は鹿児島は霧島の温泉宿。今でも時々夢にまで見る旅の思い出。昔、高校卒業時に初めて行った一人旅。東北の町々をギターを持って旅した。あの時代を反映しとる。♪僕はすっかり酔っちまって君の膝枕にうっとり♪というのにも憧れるが。僕は下戸。

 

9/3(日) ここの教会はほんまに狭いなあ~と感じるのは「今日は来客があります」と伝えた途端、いつものように礼拝が終わってのんびりするはずの会衆が気を遣って帰ってしまう姿を見る時。会堂以外に集会室が無いからや。でもそんなみんなの心遣いがとてもありがたい。うちの教会は狭いけれど、皆の心は広い!それというのも僕の教育の賜物やろなあ。

 

4(月) 前から気になっていたが、モビリオに取り付けたカーナビがフロントの視界を妨げていて危ない。他の場所に置き換えるとしても、エアバッグやダッシュボードの開閉の邪魔になる。そこでセンターパネル部分を改造して取り付けることにした。よし、これで完璧や!しかし、女房曰く「別に全然気にならなかったけど」。今までどんな視界で運転しとったねん!

 

5(火) 益田市にある『ねむの家』へ、百歳でダイエットをしているという森田恒一牧師を訪ねる。森田翁の大好物である山口名物の豆子郎を手土産に持って行ったが、ダイエット中の人にこのような土産はいかがなものか・・・と、おそるおそる手渡したら、「ああ、これくらいは大丈夫」と喜んで受け取られた。こんなお歳になっても好物の誘惑には勝てんのやなあ。

 

6(水) 滋賀よりはるばる谷村耕太がきた。よくぞ参られた。歓迎いたす。昼は大島のアロハオレンジでギャング丼をご馳走し、夜は下松健康パークの湯に浸かる。ところで、しばらく音沙汰がない大川大地よ!お前の一番弟子の座は耕太に奪われるぞ。ん?耕太はあなたの弟子になる気があるのかって?丼と♨の接待まで受けたんやぞ。普通は断れんやろ。

 

7(木) 最近は忙しくて「耕太ハム」はあまり作っていないという。以前彼に「全部買ってやる」と豪語して買い占めたことがあった。見栄を張ってしもた・・・と支払う3万こそ痛かったが、耕太が作ったハムはとにかく絶品。そんな耕太は日産ラシーンで颯爽と帰って行った。滋賀では『さんまクラブ』の学童たちが待っている。また買い占めてやるから次は持って来いよ。

 

8(金) カルト相談が一件落着。嬉しそうに帰って行かれる家族を見送る時は胸が熱くなり目がうるむ。でもそれは僕の手柄などでは絶対にない。家族が家族を取りもどしただけ。イエスがよく言うてまっしゃろ。『あんさんの信仰があんさんを救ったんやで』(なんで関西弁やねん)。牧師の仕事は全てがそう。勘違い牧師たちよ!うぬぼれるな!誰の口が言うてまんの?

 

9(土) 今週開かれた某教区の某常置委員会での某情報を耳にして最初に頭に浮かんだ言葉は「唖然」。と同時に強烈な怒りが込み上げてきた。しばらくして沸騰したお湯が急速に冷めはじめ、平常心へと戻って、どうしたもんやろかと冷静に考えられるようになる。そして出る結論はいつものように♪どうせこの世はホンダラッダホ~イホイ♪要するに僕は楽天家。


8月27日―9月2日

2017年09月03日 | 日記・エッセイ・コラム

宮島に渡ると「あなご飯」は1500円前後するが、行きつけのスーパーで買うと680円。それになかなか美味い。今日は奮発して季節外れのカキフライも付けた。小ぶりやがこちらも美味い。この弁当を100個買って宮島で1000円で売れば利益は32000円か。「おんどりゃ!誰から許可もろうとんじゃ!」と凄まれて20000円ショバ代を払っても儲けは出るぞ。

 

8/27(日) 午後、TさんとK君が突然来会。周防教会のメンバーを「妖怪たち」と紹介したところ、真面目なK君が「そ、そんな風に言っていいんですか?」と予想通りの反応をしてくれた。だってここはゲゲゲの周防教会やで。砂かけ婆。天邪鬼。てっそ。油すまし。小豆洗い。ぬっぺふほふ、等々。誰がどの妖怪かって?そんなこと言えまへん。僕だって祟りが恐い。

 

28(月) 帆波が友達と二鹿(ふたしか)の清流に泳ぎに行ったら、オッサンたちが声をかけてきて、「お姉ちゃんら、どこのスナック?」「今度行くけえ」としつこく問われたという。我がオッサンの同志たちよ!あなたがたも分かってくれますか。高校時代から化粧ベッタリで親が見てもお水のバイトにしか見えんかったからな。やっぱ保育園でも源氏名を使ってるんか?

 

29(火) 九州からの帰りだと言ってベムベラが(お忍びやったらごめんね)立ち寄ってくれた。そこで全盲の人に前々からやりたかった挨拶をする。すなわち「やあ久しぶり!握手握手!」と言って足を差し出すことです。思っていたほど驚いてもらえんかったのは残念やが、まあ一応願いは叶えたわい。足だけに満足ってとこか。明朝の出立までゆっくりおくつろぎを。

 

30(水) 去年の暮れに立ち寄ったが、売り切れで悔しい思いをした「たちばな屋」へ。坂上二郎に似た親父さんが震える手で出す煮干しラーメンは最高。と、親父さんが鋭い目で一点を凝視している。その刹那、ラーメンを出す動きとは別人の如く、何かを踏みつぶし、店の戸を開け外へ蹴り出した。ゴキブリや。飛び散った内臓が僕の足にかかっとる。最低やん。

 

31(木) 切手シートの下3mmほど切れた状態のものを郵便局で交換できるか尋ねたら、思わぬ展開が待っていた。長いなと思ったら、本局にまで問い合わせている。本来は少しでも破れた切手はNGやが、これはシートに繋がっているので間違いなく未使用。一旦帰り、電話で返答をもらったが結果はダメやった。大変お手数かけましたが一言だけ言わせて。ドケチ!

 

1(金) 福ちゃんが来て、真夜中にクレイジーキャッツを二人でしみじみと聴いた。以前、谷村德幸牧師が落ち込んでいた時に、『ホンダラ行進曲』に慰められていた。♪ひとつ山越しゃホンダラダホ~イホイ(中略)、どうせこの世はホンダラダホ~イホイ♪青島幸男作詞の名曲。こんな歌こそ教区総会の時に皆で合唱したいもんや。♪だから皆でホンダラダホ~イホイ♪

 

2(土) 今週は営繕作業に忙しかった。教区事務所の壊れた棚机の修理(これくらい三役常置委員でも出来るがな!)。親せきの家のビールサーバーの掃除。友人宅の便所の水漏れ補修。そして大島教会の洗面所の鏡の取り付け。業者ならこれで出張費込み5万は固いやろなあ。でも僕は全てタダでの奉仕。なんせ牧師ですから。そのかわりに保証期間は0日。