周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

4月20―26日

2008年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 枝からぶら下がっているのはシャクトリムシで有名なシャクガの幼虫。必死に枝のフリをしていたが、周りに枝が無いので却って目立っているぞ。ところで子供にも大人気のユニークな動きとは裏腹に、シャクトリムシに全身の長さを測られた人は死ぬという、おどろおどろしい伝説がある。好きやなあ…こういう、どっちつかずの生きものって。

4/20(日) 彩七(サイナ)がタンスの角に足の中指をぶつけた(普通は小指やろ?)。あまりに痛がるので念のため病院へ。しかし休日診療は高いぞ。車椅子に乗せられたがあれは別料金やろか?看護師が二人も来たが治療費も倍かな?さて診断はただの打撲。いや。ただじゃなく有料の打撲。

21(月) 先週大阪に帰っている時、母が「これなんの書類か見て」と言って一通の郵便物を差し出した。『後期高齢者医療制度が始まったので年金から天引きをする』という通知やった。小泉時代に強行採決された悪法が今、自分の親を襲う。身内に降りかかってはじめて気付く愚かしさよ。

22(火) 帆波(ホナ)が午前中に制服を着て登校した。どうしたんや?ついに不登校に終止符か?妻に聞いたら「全国一斉学力テスト」だという。あの管理教育県、愛知の中で犬山市の教育委員会が毅然と拒否しているというのに。不登校児としてのプライドを持って、そんなテストは断れよな。

23(水) 今朝は3時間しか眠っとらんので、所用が終わったら帰ろうと思ったが、天気が悪くなってきて嬉しくなりドライブすることにした。羅漢山の麓、雨で花粉を飛ばせんヒノキ林の中を走る。今年の花粉ももう少しで終了。その時、僕の春が来る。わあ!この辺はまだ桜が満開や!

24(木) 一昨日は日中26度を超え、早くも夏日を記録したのに、今朝は急激に冷えこんで3.3度。たまらず暖房のスイッチを入れたら「冬期営業は終了させていただきました」と言わんばかりにエアコンが動かん。仕方なく風呂に入って暖をとる。僕の好きな寒い季節の風呂もこれが今シーズンの入り納めか。

25(金) 注文した料理が来た時に携帯が鳴った。やば!相談電話や。長くなりそう。約15分の電話が終わって席に戻ったが、映画が始まるまで10分しかない。えらいこっちゃ。冷めた料理をあごが痛くなるほどかき込む。どこに入ったか分からん。そのあと…映画の間、腹が痛くてあぶら汗。

26(土) 昨夜子供らと行った映画は『ライラの冒険』というファンタジーやったが、今朝その映画の中に出てきた熊に襲われるという恐ろしい夢を見て目が覚めた。冷めた料理に、腹痛に、悪夢…。なんという単純かつ完璧な連鎖反応よ。でもこういう単純な自分であることがなぜか嬉しい。


4月13―19日

2008年04月20日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo その名も高き『くいだおれ太郎』。1950年に登場したというから今年で58歳。うちの教会の1歳お兄さんになるわけや。『次郎』という弟がいるのも大阪人には常識。間もなく店を閉じると聞いてさっそく食べてきた。倒れるまで食わんかったので閉店までにもう一回行って「くいだおれ」たいなあ。(画面をクリックすると閉店の日が読めるよ)

4/13(日) いまだに久しぶりの人に会うと「茶髪はやめたんですか?」と聞かれる。96年から約10年間染めていた茶髪(時々金髪)のイメージは強烈やったらしい。今日も彩七(サイナ)の友達に「どうしたん牧師!髪が黒うなっとる」と言われた。ぼちぼちリクエストに応える時かのう。

14(月) 今日は大島で牧師会。某教区の某地区での牧師会は開会から閉会までの間に5~6回祈るらしい。すげえ!開会と閉会やろ、食前やろ、食後もするんかな?それでもまだ4回や。後は…居眠りした時に懺悔の祈りをしたり、便所で無事に出た時には感謝の祈りなんかも捧げてるんかなあ?

15(火) 色んな教会の信徒から「当番をするのは構わないけれど」とか、「聖書の話を聴くだけなら出たいんだけど」とか、献金当番や祈祷会が「祈り」があるゆえに引いてしまうという声を耳にする。祈祷を重要視する声はとても多いが…なんかおかしい。大切なことが欠落している気がする。

16(水) 多くの人が苦手なのは「ひと前で祈る」ということ。聖書に書いてあるやろ。『祈る時は部屋の中で隠れて祈れ』って。祈祷会や礼拝での祈りについて根本的に考え直すべきや。祈りの回数が増えるっていうのは「現実の逃避」になりかねん。祈りたい時にこっそり祈りゃええんよね?神さん!

17(木) 色んな方々が親父のことを心配してくれて「お父さんの具合はどうですか?」と尋ねてくださる。本当にありがたい。僕も親父の様子を見るため今週は大阪に来ている。7月で閉店する『くいだおれ』も気になって道頓堀にも行って来た。…が!今回の帰省の理由は決してそれではありません。

18(金) 大阪で開かれたカルト問題対策の集会に出席。元信者の証言はいつ聴いても胸が熱くなる。よくぞ話してくれた勇気と、脱会できて本当に良かったねという感動が、聴く者すべての心を動かす。僕はまた力を与えられた。どんなに重くて辛い相談でも投げ出せん理由はここにある。

19(土) 昨晩、エビラと老田君と大地と一緒に焼き鳥屋で歓談の時を過ごした。嬉しかったことは僕が全額持つ覚悟でいたのに、半分以下で勘弁してくれるまでに成長したエビラの姿。若いのに見事な成長ぶりや!先週(4/11)の記事は撤回してやるぞ。親父に「また来るわ」と告げて山口へ。


4月6―12日

2008年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo Photo_2

Photo_3 錦帯橋の夜桜。土日は見物客で犇いているが平日は昼夜共こんな感じ。この点はさすが田舎やなあと思う。屋台の前に立っている二人の人影は焼き鳥を待つ次女と三女。600円という値段の高さに対する抵抗は、漂ういい匂いにそそられた食欲の前であえなく潰える。

4/6(日) 礼拝終了と同時にバイクを積んだリフトバスを慎に運転してもらい、花見客でごった返す錦帯橋へ。目的地付近で大渋滞を避け、すかさずバイクに乗り換えてホテル入り。花粉が猛烈に飛び交う屋上で結婚式。終わってすぐに総会が待っている教会へとダッシュ!スリル満点やで。

7(月) 夜、友佳(ユウカ)と三丘(ミツオ)温泉へ。燃料高騰で入湯料が70円値上がり700円(割引券利用)になっていた。靴箱代100円で計800円。ここの泉質に比べりゃメチャクチャ高いが、夜の露天の雰囲気と、刺青の入った渡世人が多いせいか空いているのがええ。それに今は満開の夜桜が最高。

8(火) 昨夜、温泉に行けなかった家族のため錦帯橋の夜桜見物へ。よそじゃ300円程度の焼そばやイカ焼きが屋台じゃ600円で売られている。妻子は高いと敬遠するけれど、言わば祭りやイベントを盛り上げてくれる屋台の雰囲気代加算分や。ここで買わずに帰ったら僕は3日は悔やむな。

9(水) 帆波(ホナ)が学校から制服を借りて帰ってきた。明日から登校するという。6年になって気分を変えようと新しい担任も友達も帆波のボルテージを上げてくれたみたいや。苦節3年半。6年生になったドサクサにまぎれて、うまいこと乗せられた帆波に、ついにその日が来るんやろか!?

10(木) 朝、ドサクサに乗らんかった帆波がいた。やっぱりね。僕としては残念なような嬉しいような妙な気分やが、心配するな帆波よ。ただ、一緒にお前のボルテージを上げてくれた友達がいることだけは忘れるな。支え合い助け合うことを学んだなら、学校に行くことなんてどうでもええ。

11(金) 広島にいたエビラがこの春、大阪福島教会に着任した。送別会は開けんかったけど、来週大阪の集会で会える。昼間、そんなエビラから電話があった。「村田さん。どこにおるんすか?」と。「どこに」って…お前さん、もしかして一週間まちごとるんちゃうか!若いのに見事なボケぶりやのう。

12(土) 大島教会の総会資料が完成!マンガの挿絵だらけの周防教会の総会資料とは違って、ごく「普通」の資料。表紙にだけあるタヌキのマンガは「タヌキの生息地大島」を象徴したんやが、僕の知る限りではキリスト教界にも「ど狸」はゴロゴロしとる。ほらあなたの隣にも。あなたも…。


3月30日―4月5日

2008年04月06日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 四国愛媛、松山城の城壁を白昼堂々と忍び込む「くのいち」。でもどっか、おっかなビックリぎこちない忍びやなあ。僕も子供の頃、しょっちゅう「崖登り」をして遊んだもんや。その後遺症が現在も残っており、今でも時々崖から落ちそうになる夢を見てはスリルいっぱいに目覚めるのであった。                     

                                                      3/30(日) 今年度最終礼拝。大島が大騒ぎ。幼児が5人も居て、大人の出席数を上回り、歩き回るわ、机に乗るわ、取っ組み合いを始めるわ、挙句の果てはクレヨンしんちゃんを真似てケツまで出すわ…。でもそのおかげでドサクサに紛れてサラッと説教を流して終わった。ガキさまさまや。

31(月) 歯医者に通い始めたのは去年の3月6日。苦節一年、今日で治療が完了!これだけ頑張ったんやから、少しくらい誉めてくれてもええものを「まだ怪しい歯がありますので気をつけてくださいね」だって。僕がどんなに勇気ふりしぼって通ったかを知ったら、そんなセリフは言えねえぜ。

1(火) 柳井教会に角田牧師一家のゴミが…。いや、ゴミの角田牧師一家が…。じゃない、角田牧師一家とゴミとが一緒に引っ越してきた。10tトラック1台とコンテナ1台の荷物らしいが、柳井の牧師館に入りきれるやろか?でもゴミさえ整理すりゃ、たぶん余裕で入りきると思われる。

2(水) 亀の里アパートの片隅に一輪のスミレが咲いている。駐車場のアスファルトとコンクリートの隙間にポツリと咲く。なんもこんな所で咲きたかった訳やないやろが「どこで咲こうと文句あっか?」とばかりにすっくと立ち上がる茎。ハート型の葉っぱ。その名もタチツボスミレ。

3(木) ぼちぼち教会総会の資料を作らにゃ。さて今年の挿絵は何にするか?年々パワーアップしている資料の挿絵に多くの人は戸惑いながらも「今回は何やろ?」と楽しみにしているという。「うちじゃ絶対にマネできんな」と言いつつ、近隣教会の牧師も楽しみにしているらしい。

4(金) うちの教会カレンダーには『おかまの日』と書いてあるが、今日を『トランスジェンダーの日』とも呼ぶらしい。いや厳密には後者の方が正しく、前者は差別的だとも言われている。だからうちはあえて前者の言葉を選んだ。言葉から入ったら差別は深~いところに潜っちまう。

5(土) 資料完成!今年の挿絵は時代劇マンガ。ただですらつまらん総会資料ゆえ、挿絵は「緊張の緩和」やと思っている。落語もこの緊張と緩和の落差で聴かせるんやと、故桂枝雀も指摘している。でも落語と教会の資料といったいどんな関係があるのか?…なんて聴くのはヤボやで。