周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

7月20―26日

2008年07月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 沖縄の海では泳ぐな潜れ。ちょっと水中に目を向けてやると、さんご礁に青・赤・黄…色とりどりの魚が群れている。ここは石垣島の白保の海。一時は埋め立てられ新空港が建設されようとした海や。反対運動によって予定地は変更されたが、今度は米軍や自衛隊の石垣島への新設案が浮上しとる。お前ら一体どこまでアホんだらや。

7/20(日) 大島教会の集会室にエアコンを付けることになり、さっそく地元の業者を呼んだ。小さな島やし、信徒の知り合いでもある。そんなの関係ねえ~♪とばかり、本能的に値切りはじめる関西人の僕。少し値引いてもらって満足したが…こんな性格じゃ大島の牧師はとても務まらんかも。

21(月) 宇部で開かれた教区信徒大会で『オウム家族の会』の方に署名のアピールをしてもらう。以前は『オウム被害家族の会』だった。だがサリン事件の後、『被害』という言葉が使えなくなってしまう。そして世間じゃ誰も協力してくれない「信者の死刑執行停止を求める署名」を訴え続けている。

22(火) 広島にてカルト問題研修会。原理に摂理に顕正に親鸞にオウム…etc。偽装や不正,世の中に人間不信が増えるとカルトが広がる。なぜなら、そんな社会を変えたいと願い、愛と正義に燃える人たちが狙われるからや。てめえら人間じゃねえ!たたっ切ってやる!と言いたい気分やで。

23(水) 泣ける映画というのはいっぱいあるし、笑える映画も色々ある。しかし、腹が痛くなるほど笑える映画というのは実はとても少ない。今日の『ザ・マジックアワー』はその一つやった。映画館では思いっきり泣けんし思いっきり笑えん。いつかDVDが出りゃ泣くほど笑って観てやる。

24(木) 右手のしびれと軽いめまい。まさか脳梗塞?と徳山の病院で診てもらった。色んな検査の結果「特に異常はありません」と言われたが念のため次回はMRI。そして今日の診察料が10000円。帰りにガソリン満タンで8000円と、携帯の先月分が16000円。あ、あかん。目がまわり出した。

25(金) ラジオ体操の当番は3種類ある。見本で前に立つリーダー,出席スタンプを押す係,そしてラジオ担当。帆波はリーダーを避けようとラジオ担当に立候補したという。浅はかなやつめ。リーダーなら急に休んでも代わりはいるが、ラジオが無けりゃ体操はできんぞ。まあひと夏苦しむがよい。

26(土) 神学生が東京から車で来山。20代のころ髪を伸ばし下駄を履いていたら鬼太郎とアダ名されたとか。おお、仲間やがな。ここにゃ砂かけ婆、子泣き爺、土転び、化け狸、ひょうすえ、昔はぬらりひょんも居たぞ。ところで来る途中、静岡あたりでパトのお世話になったという。合掌!


7月13―19日

2008年07月20日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 那覇・国際通りの入口で燃え尽きていたジョー。たしかに沖縄は燃え上がるように暑かったが、18日には普天間米軍の辺野古移転反対が決議され沖縄県議会も燃えた。この日あちこちでカチャーシーが踊られたことだろう。だから立て、立つんだジョー!隣のキューピーの方が元気やぞ!ところで沖縄のGさん。会えなくてごめんなさい。

7/13(日) 亀の里フェスティバル開催。3年ぶりの晴天下、滝のように汗を流して動き回る奉仕者たち。売り上げは決して多くはないが、大好評なのはフィナーレを飾る亀フェス独自の『コンサート』。これを観に来るだけでもフェスティバルに参加した価値がある。冥土の土産を見逃したら成仏できんで。

14(月) 15時30分。僕は空港に降り立っていた。ついにやって来たぞ。ここは日本の亜熱帯。26年ぶりの石垣島!夜、平真教会の小倉牧師ならびに12日から石垣入りをしていた先輩2名と合流し民謡酒場へ。舞台で歌い、カチャーシー踊り、僕の沖縄モードはいきなり全開。飲んでもないのに。

15(火) 今日は平真教会の献堂式。沖縄教区の牧師たちが続々と集まってきた。中には20数年ぶりに見る顔も。しかし一歩建物を出たとたんに容赦なく襲いくるこの暑さはどうや。『男はつらいよ』で寅さんが電柱の影に隠れるシーンがあるが、思考停止しそうな暑さ。教団も沖縄に関して思考停止中。

16(水) 昨夜フィリピン沖で台風7号が発生。僕が発つ18日には石垣直撃コース。チャンスは今日しかない。白保の海のリーフまで泳ごうと頑張ったが、押し寄せる満ち潮に断念。珊瑚こそあまり見えなかったが魚は宝石のように美しかった。でも良い子は決して一人でリーフに向かってはいけない。

17(木) 台風から逃げるべくキャンセル待ちの便で石垣を発つ。1日早い那覇入りとなったので、28年前に夏期実習でお世話になった西尾牧師を尋ねる。健康食だと言って、生ゴーヤ,生島ラッキョ,行者ニンニクの葉,ダシ用の煮干,自家製梅酢で歓待して下さった。健康のため、死ぬ思いで食った。

18(金) 午後、那覇中央教会の美(チュ)ら礼子牧師…本人がそう呼んでと言うがかなり無理あるで…が島内を案内して下さり、夜はドク蟻夫妻に招かれ夕食。寿司屋で「牧師は嫌いだ」という沖縄人と出会い「僕も嫌いだ」と言うと、がぜん意気投合し夜中まで。楽しい楽しい沖縄ラストナイト。

19(土) ドク蟻(ドクター蟻塚)に勝連城跡を案内していただく。思えば先週の今日、同時刻、僕はドク蟻夫妻を岩国城に案内していた。不思議な縁や。最後は空港まで送ってもらったが、不思議な縁をはるかに通り超した不思議なドクターよ。沖縄6日の旅はアッと言う間に終わった。 みなさん色々ありがとう!


7月6―12日

2008年07月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo たしかガキどもが好んで読んでいた『犬夜叉』とかいう漫画で、半分人間/半分妖怪の生き物を「半妖」とか言っとったが…これもそうやろ。過去何度かこのジャーナルに写真登場した帆波(ホナ)やが、これが本当の正体かもしれない。ちなみにこれは不登校を止めて小学校に通い出した直後に、偶然次女が撮影した貴重な写真。この様子からしてどうやら脱皮する前の状態だと思われる。

7/6(日) お客が多い時は迷わず鍋。30度を超える夏でも鍋。今夜はオオイちゃんから教わったモツ鍋。だが夏バテのかけらも無い来客の食欲に驚く。それもそのはず。客は角田一家とフードファイター瀬戸内京子さん。しかし鍋ばっかり食ってると「すおう教会」は、いずれ「すもう協会」と化すぞ。

7(月) 映画『西の魔女が死んだ』を観に行く。不登校の中学生とおばあちゃんの心温まる物語なので(元不登校児の)帆波も連れて行ったが、僕の方が心温まり過ぎて、出る鼻水をぬぐうのが大変やった。やっぱこの手の映画はDVDで誰に遠慮なく一人で観て、自由に鼻水流し嗚咽するのが一番ええな。

8(火) 13日のフェスティバルを前にやるべき仕事が目白押しなんやけど…。まだ火曜やからなあ。連日暑いしなあ。このなまけ癖さえ克服できとったら牧師になんかならんかったやろなあ…などと考えながらウダウダウダウダする。この時点では、明日天罰が下るなんて当然知る由もありませんでした。

9(水) 瞬時に10年前の7月12日の礼拝後の記憶がよみがえった。天井がぐるぐると回る。同時に強烈な吐き気。メニエルか!?10年前はあわてて病院に駆け込み5日間入院した。今回は自宅で安静にして全て神様にお任せする。これは病気では無く天罰なんやからな。僕も信仰深くなったでしょ。

10(木) 眠って起きてを繰り返すたびに症状は治まっていった。自宅療養の選択は大正解や。こんな時期に入院なんぞやっとれん。40時間ぶりの食事(ソーメン)をとって午後から始動。一日半で2.3kgの減量。徹さんはノロ。角ちゃんは高熱。ダイエットは病気から入るのがええみたいやな。

11(金) 昔息子さんがオウムに入信して大変な苦労をされたご婦人と電話で話をした。家族の苦しみはもちろんやが息子さんの心を思うと涙が込みあげる。少なくとも彼は「これこそ真理」と信じて入信したのだ。今は社会復帰の日々を送っている。世間は冷たいが最後まで味方なのは家族や。

12(土) メル友のドクター蟻塚夫妻と突然の対面。周囲が引く妙なメル友関係はまた別な機会に紹介します。さて明日の亀の里フェスティバルを前にみんなが夜遅くまで準備を手伝ってくれた。こういう協力を黙々としてくれる人を僕は心から尊敬してやまない。うっへぇ~パンパン!(合掌するようす)


6月29日―7月5日

2008年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 『水溜りの天使』…などと言うと芸術写真めいた雰囲気になるが、実は親の制止を振り切って水遊びを始めた尊(ミコト)。おまけに小便までしたからワヤや。でもよく見ると水溜りに青空と白い雲,イチョウの緑まで映っている。政治目的に地球環境を利用して洞爺湖に集まる「先進国」のエゴイストどもよ。この水溜りで顔でも洗って目を覚ませ!

6/29(日) 大島の礼拝は14時開会。だが15時から柳井教会の就任式。大島~柳井間は車で30分。礼拝を30分以内に終わらせてもギリギリや。今日の説教担当は掛石牧師やったがここは僕の出番やな。説教5分。奏楽者も急ぎ気味。柳井に1分遅れですべり込んだ!アバウトセーフや! …怒ってる?神様。

30(月) 防府から巨漢を揺らして大将が来会。大型の運転教習を受けたがバックが出来ずあきらめたという。そんな彼を慰める意味もこめて広瀬夫婦にホタルの群生地に案内してもらった。初めて見たと喜ぶ大将。大型だけが人生やない。君は体も心も大型であれ!無理やりの慰めかい。

7/1(火) 50音順に…大将⇒広瀬夫婦⇒ブッチャケ君が亀の里&教会の大掃除を手伝いに来てくれた。目標は「とにかく捨てる」こと。汗まみれで働いてくれた順…広瀬夫婦⇒ブッチャケ君⇒大将。おかげでとても助かった。ついでに晩飯をたらふく食った順…大将⇒ブッチャケ君⇒広瀬夫婦。

2(水) 今日帰るという大将を山賊に連れて行く。さあ何でも食って元気を出してくれ。食事後、徳山駅まで送った時、車を降りながら大将が言った。「ごくろうさん」。絶句するしかないが…憎めん奴や。でもどうやら免許のショックはカケラも残っとらんみたいやな。じゃあまたキャンプで会おうぜ。大将。

3(木) 大掃除の続きをしにブッチャケ君が登場せんかったら、危うく出かけて留守をするとこやった。梅雨明けのような炎天下で大掃除を再開。暑さが体力を奪う!ゴミ収集場の閉門時間が迫る!負けるな!これが終わりゃシャワーとお昼寝や!お前ならできる!…たかが掃除に命がけかいな。

4(金) 夜、岩国の雑貨屋に向かう途中、基地の方で花火が上がっていた。そうか、今日はアメリカの独立記念日や。ミサイルや爆弾よりも花火の方がはるかに安全ではあるが、あの花火代も「思いやり予算」から出とるんやろか?ところで…そのアメリカから日本が独立する日は一体いつなんや?

5(土) 元不登校児・帆波(ホナ)情報。6月から何事も無かったかのように登校を継続中。登校を始めた理由はわからんが例えて言うなれば、数年の地中生活を終えてモゾモゾ地上に這い出てくるセミのそれやな。普通のセミは5~6年で学齢に達するが帆波は12年ゼミやったちゅう訳や。それにしとこ。