周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

12月21―27日

2008年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 山道でこんな看板に出くわした。イノシシ罠の注意や。どんな罠なのか見に行きたかったが自分が掛かりそうなのでやめた。普通、肉は腐る一歩手前が美味いと言われるがイノシシの肉は俄然獲れたてが美味かった。話は違うがあれだけ注意を呼びかけている振込みサギに、なお引っ掛かるのは何でやろ?イノシシの方が賢いかもな。

12/21(日) 確かに12/7のジャーナルに「今度の教会のクリスマス祝会でぜひ披露していただきたい」とは書いたが、まさか本当に仮面ライダーが登場するとは。しかし、ライダーが人々の平和を守るのは分かるけれど、町の人々の安全を守るはずの駐在さんが、仕事を休んでこんなとこで変身していてええんかいな。

22(月) クリスマスカードを全て書き終わって「ああやれやれ」と言い知れぬ解放気分にひたっている夢を見て目が覚めた。現実はテーブルの上にまだ書き残しのカードが100通以上置いてある。タチの悪い夢や。繰り返すが、先週夫婦喧嘩でカード作りが中断した2日間がやっぱり確実に悪影響を及ぼしている。

23(火) 岩国の本屋で突然「大家さん!」と声をかけられた。聞き覚えのある声の主を見ると亀の里アパートの入居者のNさんや。Nさんは僕のことを「大家さん」と呼ぶ。正しい呼び名ではないが入居者からすれば家賃を集める僕は確かにそんな立場。でも大勢の前で「牧師さん」と呼ばれるよりもずっと安心なのは何でやろ。

24(水) ピークを迎えたクリスマスイベント。今年は声楽あり、フラありの過去にない盛大なイヴやった。ところで、キャロリングに行っている間、天語ら11名の中学生にオードブルの大皿が食い尽くされているのではないかと気が気でなかったが、妻が機転をきかせ隠してくれていた。聖母マリアみたいな人やで(どんなマリアや)。

25(木) イヴ・パーティーの幕が閉じられたのは午前3時を回っていた。ひと寝入りした後、買い物に出たついでに吉野家で牛皿の特盛りを10皿分買って帰る。さて聖夜の幕は再び開く。なんか…午後の中休みがある料理屋みたいやが、クリスマスはエンドレス。今夜も集まる暇な人々。いざ集え!行くところの無い若者よ。

26(金) 若い頃、忘年会が嫌いやった。「神さまに守られた年を忘れる会なんておかしい!」と思っていたからや。どや、この見事な信仰は。あれから30数年。場所は岩国市内。神さまや信仰の片鱗すら感じられない牧師たちが集まって、焼肉・しゃぶしゃぶ食べ放題&飲み放題で年を忘れるどころか、我を忘れていた。

27(土) 居候の友希が教会から歩いて2分のアパートに住むことになった。このご時世、就職も決まり家も決まり順風満帆やがな。問題は山口の南国、大島育ちの彼。玖珂の寒さがこたえている。電気ストーブを貸してあげたがそれじゃ間に合うまい。今朝の玖珂は-3.7℃。給料が出たらでっかいストーブでも買うんやな。


12月14―20日

2008年12月21日 | 日記・エッセイ・コラム

14 月が大好きな牧師から送られてきた携帯写メを拝借。望遠鏡を駆使して撮ったという。これはユーミンの曲にもある『14番目の月』。『こんばんはお月さん』(加川良)とか、『月にてらされて』(ティン・パン・アレー)も名曲。「月が出た出た♪」で有名な『炭鉱節』は三池炭鉱があった大牟田市ではなく、田川市で生まれた民謡だとか。子供の頃、盆踊りで夢中に踊った記憶の名曲。

12/14(日) 股関節が痛いのは寝違えやとばかり思っていた。昨夜は椅子に座ったまま3時間ほど眠ってしまったからなあ。それにしてもおかしな寝違えやなあ。礼拝で説教台に立った時やった(そうか!この痛みはミカンの収穫作業痛や!)理由が分かってスッキリした途端、説教の出だしの言葉が頭からかき消えた。

15(月) 牧師室,説教台,2階居間,2階和室,2階便所,礼拝堂便所,亀の里事務所,亀の里便所,イプサム,リフトバス。これら全てには共通点がある。それは“老眼鏡の置き場所”。用意周到と呼ぶか、無精者と呼ぶかは意見が分かれるとこやが、いずれにせよ、そこに置いてある老眼鏡は動かしたらあかんで。

16(火) 昨日、大阪の母とささいなことでケンカをし、正月は帰らんということでケリがついたが、今日「やっぱり帰っといで」という母からの電話があったらしい。やっぱり僕から謝るべきやったなあ。素直に謝れん自分を反省して(どうせ本人は読むことがない)この週報紙上で謝ります。「オカン…。かんにんやで」

17(水) 現在、昼夜がすっかり逆転した生活を送っている。朝7~9時頃に寝て、昼過ぎ~3時頃に起きる。おかげで真夜中~明け方の夜空を観る機会が増えた。冷え込んだ空気のおかげで冴える冬の星座は美しい。ただし寝るのが昼間やから、電話やメールや来客で何度も起こされ、悪夢ばっかり見るようになった。

18(木) 妻ともささいなことでケンカをしてしもた。その代償は大きく、クリスマスカード作りの2日間の中断。幸い仲直りはしたものの、この忙しい時期に2日の中断は致命的やで。(どうせ本人も読むので)この週報紙上で宣言する。「今後ケンカをする時は、とにかくカレンダーを見た上で良い日(吉日)を選ぶことにしよう」

19(金) 広島へ。今日は年末ジャンボの販売最終日。験を担いで1番窓口にだけ長蛇の列をなす人々。みんな厳しい年の瀬を迎えているんやろなあ。よ~し!僕もいっちょ買うか!と3番窓口に向かった…までは良かったが、さっきハンズで買物してサイフはすっからかん。その瞬間、並んでいる人がみな金持ちに見えた。

20(土) 迂闊やった。今日は土曜やがな。亀の里の銀行口座が残高不足なのでATMで預金したら105円の手数料を取られてしもうた。畜生!今回も言うぞ!金を預けて金取るとはどういう了見や!そもそも「手数」ってのは人の労に対して用いる言葉や。なんで機械に払わにゃいけんねや!この大泥棒!詐欺師!牧師!


12月7―13日

2008年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 12日の早朝やった。濃霧が出ている。娘を学校に送った後。霧が消えてしまわないうちに登りきれるやろか?「冥土の土産にひと目だけでも…」と心臓が破裂せんばかりの勢いで登った鞍掛山。その結果がこれや!玖珂町に暮らして26年と9ヶ月。うわさでは聞いていたが初めて観る《霧の海》。町はこの海の下に沈んでいる。

12/7(日) 大島教会の壊れた説教台を修理するため周防に持ち帰ったら徹さんが直してくれた。ところで彼は職場の忘年会芸で仮面ライダーの変身を披露したらしい。赴任地が本郷町ゆえ「本郷猛⇒変身⇒仮面ライダー」だとのこと。こういうくだらん芸は今度の教会のクリスマス祝会でぜひ披露していただきたい。

8(月) 彩七(サイナ)と友達が看護記録を書くとかで礼拝堂で徹夜をした。これがうわさに聞く看護学生の試練「地獄の看護実習」ちゅうやつか。よし今回は特別に車で学校まで送ってやろう。でも徹夜明けのボ~ッとした頭でフラフラ実習に入ってもええんか?お前らに担当される患者さんらもある意味で地獄やな。

9(火) 年3回、イースターとキャンプとクリスマスに現れる大将がバイクで事故ったと聞いて見舞いに行く。売店にも行けんというので食料をドッサリ買って行ってあげた。夜、大将の姉御から電話。何ぃ!医者から減量命令が出ているぅ?だましやがったな大将!今度ベッドの横で菓子をバクバク食ってやるから覚悟せい!

10(水) 居候の友希の就職が決まった。なんと驚くなかれ、この夏まで走野(ソウヤ)が働いていた『小料理なかの』。さっそく今日からの出勤。よかったな!おめでとう!って言ってやりたいとこやが、亀の里の爺ちゃんの夜間介護はどうすんねん!えらいこっちゃ。急募!夜の介護人。ビデオ観放題!夜食付き!無給待遇!

11(木) 保男はいつも教会駐車場隅の木陰で用を足す。しかもそこは猫たちの墓地がある場所。先日のこと。迷い猫のガリが会堂から出かけて行ったので、その様子を追って思わず歓声を上げた。隣の保男んちの駐車場の隅で用を足したのだ。『猫の恩返し』って映画があったが、これを『猫の仕返し』と言わずして何と言う。

12(金) 毎朝5時半の始発に乗らねば実習に間に合わないという彩七。悲しき田舎の列車事情。娘あわれと今週2度目の特別便を出してあげた。6時40分、濃霧に覆われた町の中へと出発。優しいパパやね…と思われそうやが、実は娘を学校に降ろした後で行く吉野家が目的。朝から牛丼。贅沢な大人の時間。

13(土) 今年も大島の知人宅にみかん畑の収穫手伝いに行く。神学生時代、土曜日に牧師に用事を頼んだ青年が役員に叱られているのを見た。その用事というのはクリスマスツリーの飾りつけ。土曜にみかん収穫を手伝うことができて、夜には青年たちが真夜中まで遊びに来るような教会に着任できた、なんて幸せな僕。


11月30日-12月6日

2008年12月07日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 「インフルエンザの注射後は30分様子を見ますから帰らないでください」と言われたので、病院の前の防波堤で時間つぶしをしていたら、この人魚に出くわした。メガネを外した光浦靖子がモデルかと思ったが50年前の建立。左手にロウソク。右腕に子供。両腕ともオッサン焼けしてるし。どう見ても素人作品やが…妙に気になって仕方がない。

11/30(日) ETC割引に関する僕の勘違いを慎に指摘された。セナが憑依する前に教えてくれんかい!しかし勘違いとは言え、久しぶりにブッ飛ばして興奮したなあ。今日、大島で20数年ぶりにバイクを数十台連ねた暴走族とすれ違った。あやうくまたセナが憑依しそうになる。暴走は職業の上だけにしとこ。

12/1(月) 亀の里の募金趣意書の郵送作業が朝からスタート。分区内の諸教会から有志が集まって手伝ってくださる。「みんな暇なんやなあ」とか「単純作業はボケ封じ」とか、僕の言葉が暴走する中、みんな黙々と作業し午前中で終えることができた。今日は立川談志の生霊が憑依したので僕のせいではない。

2(火) 何十年かぶりでインフルエンザの注射を受けた。平均3000円ほどかかる注射が1500円で受けられると聞いて大島の病院に来たんやが、なんでこんなに安いんや?2~3割なら分かるが、半額とはどういう仕組みや?特売中?在庫処分?薄めてるんか?…んな訳ないが、とにかく予防注射を受けた理由は

3(水) 亀の里の住人の介護をするため。看護実習が始まった彩七(サイナ)もすでに注射を受けている。患者に感冒をうつしたら大変やからな。自分のために打つ注射じゃなくて、人のために打つ注射か。かっこええがな。他にもないかなあ。人のために食うご馳走とか、人のために遊ぶゲーセンとか…。言うてみただけです。

4(木) 携帯の修理が終わったという連絡が入りドコモショップへ。混んでいたので順番表に名前を書いて待つこと10分。「お待たせしました」。ん?そのけだるそうな声は…。振り返るとやっぱりあのネエちゃんや!(彼女もまたあのオヤジかと思ったに違いない)。よし!僕も商売人の子。この際、言うべき事は

5(金) 言うぞ「あのな、ネエちゃん。接客の基本は愛想やろ!」ポンポーンと言うたった(心の中で)。つい先日も瀬戸内京子さん(去年の夏『亀の里慕情』でデビュー。新曲『饅頭マンボ』もよろしく)から柳井の無愛想なパン屋の話を聞いたばかり。たしか柳井にゃ無愛想な中華店もあったぞ。角田牧師の伝道圏や。何とかしろ。

6(土) 昨日、検察庁で過料(11/20のジャーナル参照)を払い、その後、裁判所に郵送代を払いに行った。職員が(え?まさか直接払いに来たの!)という慌てた顔をしながら、5分もかけて領収書を作ってくれた。しかし80円の支払いでA4用紙大の立派な領収書を貰ったのは初めて。これは額に入れて家宝にしよう。