周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

5月20―26日

2018年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム

毎年猫の手も借りたい忙しさの亀の里フェスティバル。帆波の職場の職員や上司までが参加してくれたり、手伝いに来てくれるのに本人は顔すら出さんかった。あまりに腹が立って「もう二度と帰って来るな!」とメールを出した。「末っ子はわがまま」にもほどがある。しかしフェスタが過ぎて一週間。怒りのレベルは半減。くっそぉ~!末っ子めえ!許してやる!

 

5/20(日)『亀の里フェスティバル』当日。礼拝直後から慌ただしく準備が始まった。バザーコーナーを見てビックリ。なんと幼稚園から借りた紙芝居や僕の私物の本に大事なプラモデルまでが並んどる。早めに気付いて事無きを得たが油断も隙もありゃしない。むしろ売れるもんなら売りさばきたいうちの教会員。魔除けに最適。どうです一体ほど。安しときまっせ。

 

21(月) 割れた陶器を接着していた時のこと。え?な、なんで?と自分でも全く記憶にないまま、舌や唇に接着剤がついていた。いつどうして付いたんや?でも百均で買った接着剤やから大した効き目は無かろうと思っていたが、大した効き目があって口が開けられなくなった。なぜそんな所に接着剤?空いた口が塞がらんとは言うが、塞がった口が開かんがな。

 

22(火) 福祉員として高齢者宅訪問。「ごめんください」「ちょっと待って。湯あみしとったけえ」湯あみとは風流な。「お声が聞けただけでいいです」「今出ますけえ」「おかわり無いことが確認できましたから」「待ってください」中から息を切らせる声。「も、もう失礼します」何かが倒れる音。逃げてしまおうとしたら、戸が開いて汗まみれのお婆ちゃんが「何ですか?」

 

23(水) 毎年フェスタの後は後片付けが待っているが、ゆっくり時間をかけてでもボチボチすればいつかは片付く。それより難儀な究極の後片付けがある。こちらはボチボチなどしておられん。日数が限られており、今日がその最終決戦。売れ残った焼きそばとの壮絶な戦いや。今年のノルマ60食。言い古しの表現で恐縮やが「もう焼きそばなんか見たくもない!」

 

24(木) めぐみ幼稚園にテントを返しに行って、倉庫の扉を開いた途端、沖縄風に表現すると「ハブに打たれた」衝撃(ハブに咬まれたことは無いけれど)が走った。扉の角で右足中指の生爪をはがしたのである。なんで「生爪」て言うんやろ?爪はいつでも生やのに・・・などと疑問を呈する余裕ができたのは痛みが治まったずっと後のこと。久しぶりに悶え苦しんだ。

 

25(金) アメフト事件のニュースがまだ続いている。確かに激しいスポーツで、僕も高校時代、反則を繰り返す相手選手に腹が立って足を骨折させたことがある。故意ではないが確かに怒りは存在した。僕の同級生は脳に損傷を受け、今も施設で暮らしている。畑違いのコメンテーターが自分の常識で論評するのに憤りながらも、ついつい見てしまうワイドショー。

 

26(土) 朝から踊りのお師匠さんとの打ち合わせ。午後は自治連合会の総会。夕方からは三千円の自腹は痛かったが懇親会に出席。先週牧師連中とのウーロン茶3杯三千円に比べりゃ、高級弁当と飲み放題は超お得。しかも2時間でピッタリ終わり、最後は全員で(キリスト教の世界ではほぼ絶滅した)三本締めをして解散。やっぱ一般社会はおもしろいなあ。


5月13―19日

2018年05月20日 | 日記・エッセイ・コラム

SLのD51とその車内。そして特急スーパーおき4号(2両編成)。鉄道マニアではないが、こんな列車に乗ると旅情をそそられる。若い頃はよく一人旅をしたもんや。あの頃は駅の待合室やベンチで寝ても何も言われないどころか「一人旅?風邪ひかんでね」などとねぎらってもらったもんや。あんな古き良き時代はどこ行った(; ;)

 

5/13(日) 夜中、牧師室に今年の初ムカデが登場。もうそんな季節になったのか。体長が10cm程ゆえ4~5年は生き続けてきたんやろなあ。よくご無事で。しかし全てを受け入れると評判の周防教会やが、なんせ毒性の強い種類のアオズムカデ。長寿を願うからこそ出て行ってもらう。君には向かいの天理教会さんの庭の方が広くて住み心地がええと思うぞ。

 

14(月) 今日明日と光市室積の普賢寺祭り。今回は初めて夜の屋台を見に行く。はやる気持ちで向かったので、事前にお茶を買うのを忘れてしまった。屋台で買うと300円も取られる。我慢しようと思ったがお好み焼きを食べた後はさすがに辛い。結局渇きに負けて高い茶を購入。秋の玖珂天神祭りにもこの十分の一でええから人が集まってくれんやろかなあ。

 

15(火) 今日明日と広島で教区総会。困ったことに今夜は玖珂町の連合自治会の役員会と環境衛生推進協議会があり、夕方一旦議場を離れ玖珂に戻って両会議に出席。こちらの会議は二つ合わせて40分であっけなく終了。おだちん千円をもらって再び広島へ戻り、夜の飲み会に途中から参加する。ええ!烏龍茶3杯しか飲んどらんのに京都大原三千円?!

 

16(水) 総会二日目。順調かどうかは分からんが会議は時間通りに進む。昔は延長に延長で喧々囂々(ケンケンゴウゴウ)の議論が交わされたもんや。総会中に甲山教会の梅ちゃん牧師が赤ちゃんを産んだという報が入り、会場から今総会最大の拍手が湧き起こった。男の子か。命名はこの日にちなんで、「総会」「議論」「建議」「少数否決」「廃案」。さあ、どれにする?

 

17(木) 新しいリフトバスにカーナビとETCを取り付けてもらう。ところで、見れば見るほど気になるのは、車の側面と後部にデカデカと「競輪補助車両」とか「KEIRIN」の文字。ご丁寧に合計8か所も記されている。極めつけは縦25cm×横250cmにもなる自転車のロゴマーク。これじゃまるで競輪の宣伝カーやがな。いっそのこと『移動車券販売』でも始めるか。

 

18(金) ホトトギスの初鳴きを聞いたのは三日前の15日。去年より十日も早かった。以来毎晩楽しんでいる。残念ながらアオバズクの声がまだ聞こえない。それとは別に深夜時々妙な声。「ウー」とか「アー」とか場合によっては「ホニャラカピヨピヨプープープー」とも。どうも牧師室から聞こえてくる。新年度に入ってやるべき仕事が増えてしまった牧師の嘆き声です。

 

19(土) 連日、大学のアメフト試合事件が一般ニュースにまで取り上げられているが、事件を起こした学生の将来はどうなるんやろ?アメリカでは試合のことをWARなどと呼ぶ。もともと野蛮なスポーツや。高校時代、山岳部かアメフトに入部したいと親に言ったら「どっちが死ぬ確率高いんや?」と聞かれ、「山岳部かなあ」と答えたら「アメフトにしなさい」と言われた。


5月6―12日

2018年05月13日 | 日記・エッセイ・コラム

角島の夕景。沈む夕日が旅情を誘う。しかし心残りがひとつ。ハマダイコンの向こうに沈む夕日のショットを撮った後、肝心のハマダイコンを収穫するのを忘れてしまったこと。この細い大根はメッチャ辛いそうで、「辛い大根おろし好き」にはたまらんらしい。僕も辛い大根おろし党。ガラにもなく夕日になんぞ見とれてる場合やなかったわい。

 

5/6(日) もう5月に入ったというのに礼拝堂には暖房が入っていた。誰や!え?植木さんが寒がっとる?一人のためにもったいない!消しなさい!と言いたいところやが、確かに5月に入っても最低気温が6℃という日がある。あなどれぬ玖珂盆地。ちゅうことで、寒かったらどんどん暖房を入れてもええですよ。うちの教会は常に「弱者」と「わがまま」の味方です。

 

7(月) 21年乗ったリフトバスを廃車にすることになった。長年乗った車を処分するのは心が痛む。昔イプサムを廃車に出した時のこと。車屋を後にした時、まだ幼かった帆波がしくしく泣いた。そこで僕は親として声色を使い、「僕を置いてどこに行くの?」「ねえ戻ってきてよ」「置いてかないでよお~!」と言ってやったら号泣した。そりゃ性格ゆがんで育つわな。

 

8(火) 夜、教会で天神祭りに向けて五回目の寄り合い。まだまだ協力者は少ないが準備を企てるメンバーのボルテージは少しずつ上がってきている!と思うんやが。僕の好きな歌で岡林信康の『橋・実録/仁義なき寄り合い(動画も見れます)』というのがある。前からこんな田舎の寄り合いに憧れていた。教区総会なんかよりゃあんた、断然面白おまっせ。

 

9(水) 彩七の家に行く度に行きつけのたこ焼き屋さんに行く。先日そこのお店がテレビで紹介されているのを偶然見たので、ママさんに「テレビ観ましたよ」と言うと、「んまあ~デッカイおばちゃんが映っとったでしょ」と言われたので、「綺麗で優しそうなママさんなら観ました」と応えたら、アイスコーヒーとたい焼きをおまけしてくれた。なんでも言うてみるもんや。

 

10(木) 広島社会館にてサービス向上委員会。会議が終わって帰ろうとしたら、館長に「帆波の仕事ぶりを見ていきませんか」と言われたので「んじゃ後学のために」と見に行った。昔、保育園に帆波を迎えに行った時、僕の顔を見ると嬉しそうに頭を振りながら走って来た姿を思い出す。あの帆波がねえ。今じゃ僕よりも稼ぎが多いとは。少しくらい父に回せ。

 

11(金) 携帯の調子が悪いのでショップで見てもらった。案の定スマホを勧められる。にわかに心が動きかけた。それ以上勧めんで!もうひと押しというところで、今と同じ機種とも交換ができると聞いて我に返った。お姉ちゃん。最後にいらんこと言ってしまったね。これで後2年はガラ携を継続できる。新品になったガラ携を胸に心晴れやかに回覧板を回しに行く。

 

12(土) 益田の『ねむの家』に新しい(とは言っても十年落ちの)リフトバスを貰い受けに行く。玖珂駅から単線に乗って徳山駅へ。徳山駅から山陽本線で新山口駅。新山口駅からSLやまぐち号(D51)で津和野駅。津和野駅から特急おきで益田駅。益田駅からバス。緑ヶ丘卸団地で下車。徒歩でねむの家。ねむの家から新しい車で帰宅して、天神の寄り合い。


4月29日―5月5日

2018年05月06日 | 日記・エッセイ・コラム

光の虹が浜海水浴場で海風に吹き流されている鯉のぼり。何やら震災復興に関わり合いがあるイベントだと聞いた。5月5日の『こどもの日』が誕生日という人がうちの教会関係者に3人もいる。これ不思議?などと考える必要はない。確率から言えば人が70人いると誕生日が同じ人の確率は100%近いのだ。理由?それは自分で調べにゃねえ。

 

4/29(日) 昨夜遅く近所の青年が泊まりに来た。またしても家を締め出されたとのこと。彼はたまにそんなことがあって、行くところに困り教会に泊まりに来る。ええ判断や。そう言えばここしばらく常連のホームレスのおっちゃんの姿を見ない。無事にこの冬を越せたんやろか?来たら来たで面倒やが、来なけりゃ来ないで心配になる。まるで寅さんみたいな人や。

 

30(月) 4年前に買ったTVが壊れた。音はすれど画面が見えず、ほんにあんたは屁のような。レシートに『5年間無料保証』と書かれてあるが、全額は出せないと言われる。電話口で「約款に一部保証と書いてます」と言われた瞬間「ぷっちん」。「約款を読まんこちらが悪いというのか!買った時には説明されてない!消費者センターに訴える!4年で壊れるような

 

1(火) TVを売りつけるのか!」クレーマーと化して怒鳴りつけた。兄ちゃんはたじたじでしどろもどろ。気分が晴れたところで「兄ちゃん。うちの息子くらいの歳やと思うが、よう辛抱して応対してくれたな。こんな客が多いと思うが負けずにしっかり働くんやで」とフォロー。なんて優しいクレーマーでしょ。でもこの会話って録音されてる?牧師ってことがバレませんように。

 

2(水) 教会のジュースの在庫が無くなったと同時にガキ共がピタリを来なくなったが、今日は久しぶりに顔を出していた。そこで「こら!お前ら(ちなみにガキ共は僕を「こらおじさん」と呼ぶ)ジュースが無くなったから来なくなったんやろ?」と聞くと、「うん」と即答。もうちょっと子供らしく悪びれる姿を見せんかい!でも天晴!それでこそ悪ガキ。オロナミンCを授けた。

 

3(木) 憲法集会に行った。会場は聴衆でギッシリやったが見渡す限り爺ちゃん婆ちゃんや。ここはきみまろのライブ会場かいな。しかし逆に心を打たれた。こんな年齢層の方々が憲法九条を守ろうとして集まっておられるんや。しかも保守王国と呼ばれる安倍のお膝元の山口県でや。聴衆の力は偉大なり!ん?聴衆の力・・・?山口は長州。長州の力・・・。長州力。

 

4(金) ぼちぼち西瓜が出回っている。今年の初西瓜は先月食べたけれど、今日も糖度12を見つけ思わず買ってしまった。よくある疑問に「西瓜は野菜か?果物か?」というのがあるが、どうやら園芸的には野菜。食品的には果物だそうな。そんなことはどっちゃでもええ。とにかく糖度12以上を見ると西瓜好きの僕は「買われてなるものか」と本能的に手が出る。

 

5(土) 角田一家と礼拝堂で焼肉。会堂中に臭いが満ち満ちている。この臭いは明日の礼拝までには消えんかもしれんな。久米田教会に通っている頃、イタチに屁をこかれ、真冬にもかかわらず窓を開け放して礼拝をしたことがあるが、それに比べりゃ焼肉臭は上等や。それに聖書では神様がことのほか喜ばれるという香ばしいかおりやそうな。贅沢なやっちゃで。