周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

12月23―29日

2018年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム

今年のキャンドル礼拝。大島教会との合同礼拝に柳井教会からの出席者も加わった上、ご近所の方々もたくさん来てくださって50名を超え、立ち見まで出る盛会。しかしチコちゃんは知っている。みんなの目的は礼拝後の食事会だということを!今年も牧師の手作り、牛肉10kgのビーフシチュー。正露丸も用意済み。

 

12/23(日) やはり朝の礼拝~午後の祝会~夜のキャンドル礼拝と一日で全てをこなすのはキツかった。祝会は周防教会三大鍋料理の一つ、今年はカキの土手鍋。ところで作った人は食欲を無くすと言うが、作っていてすっかり食欲を無くした僕は昼食を一口も食べなかった。初めて作るがあれで良かったのか?焦げた!変な臭い!おえ~!そりゃ食欲無くすわ。

 

24(月) 柳井教会のキャンドル礼拝に参加する。十数年ぶりで行くキャロリングも懐かしいけれど、やっぱり玄関先で歌うのって恥ずかしいなあ。それに近所迷惑じゃないんかなあ。ましてや、もしその家の人が隠れキリシタンを通していたりしたらバレてしまうで。このように次から次と、いらぬことをつい考えてしまうので、周防教会ではとっくの昔にやめたキャロリング。

 

25(火) 明日は雨の予報で、週末には寒波が来るそうな。ということは今日がラストチャンスとばかり、年末帰省を前にスタッドレスに取り換える。こんな作業、学生の頃は20分もあれば楽々交換できたのにその倍もかかってしまった。自分でも分かるが動作が緩慢になっているし、いちいち「よっこらしょ」と声が出る。一本換えるたびに腰を伸ばして小休止。ああ還暦。

 

26(水) 昨日天神祭りの会計報告が完成した。なんと残金が50万円。そして今朝のこと・・・「実行委員長に謝礼です。受け取ってください」と、竹の皮に包んだ50万を差し出された。「そ、そんなの頂けませんよ」「皆には内緒ですから」「い、いけませんよ」「いやいや」と無理やり手渡された。「そんなことぉぉぉ」と拒みつつも笑みがこぼれて仕方がない。という夢を見た。

 

27(木) 今年最後の回覧版と高齢者宅訪問。冬のバイクはキツイけれど今日は足どりが軽い。仕事納めをしているような感覚で20軒。しかし昨日の夢はリアルやったなあ。僕の潜在意識の中にそんな感覚があったんやな。でも何で竹の皮に包んでいたんやろ?竹の皮ねえ・・・。そんなこと考えていたら訪問先を通り過ぎてしまうほど、昨日の夢を引きずっている。

 

28(金) 百均でばったり栗栖さんに出会う。ということは・・・子熊の側には母熊がいる如く、きっと近くにジョニーがいるに違いない。と、まさにその時、奥から「オーイ!こっち◎※$▽♯!」と、店中の人が思わずそちらを注視してしまうようなジョニーの大声が店にこだました。やっぱり居た!僕は知り合いであることを隠すかのように足早にその場を立ち去った。

 

29(土) 猫のキナコがあられもない姿になって帰って来た。そう言えば昨日叫びながら廊下をバタバタと走り回っていたなあ。またヒヨドリかイタチでも捕まえてきたのかと思っていたが、そういうことやったのか。毛にへばりついた粘着液はしばらく取れんやろ。夏毛に生え変わるまでのガマンやな。しかし猫仲間に顔向けできんぞ。ネズミ取りシートに捕まったなんて。

 

 

【先週の問題の答え】

正解は④の「ラッキー7の7箱」です。多数の回答が寄せられ!・・・ませんでした。たった一件、指宿から「③の5箱」との回答が届きましたが、惜しくも外れたとはいえ、その勇気に感動し、みかんを送らせていただきました。それではみなさん、良いお年を!


12月16―22日

2018年12月23日 | 日記・エッセイ・コラム

今年は裏年でみかんの生りは少なかったが、この早生みかんの木だけは豊作で鈴生りに実っていた。さてここで問題です。この木一本から10kg入り段ボール箱に何箱の実が取れるでしょうか?①いくらなんでも1箱やろ。②案外3箱くらい獲れたりして。③いやいや5箱は軽いね。④ラッキー7で7箱。⑤千箱!正解された方はみかんをお送りします。解答は来週。

 

12/16(日) 毎週礼拝後にみんなで昼食をとるのは20年以上前からの習慣になっているが、これも小回りの利く小さな教会ゆえの特権です。さて今日は何にするかなあ・・・などと考える。幕の内か?洋風弁当か?やっぱり焼きそばかな?いや今日は気分的にパスタかな?何を食べようか何を飲もうかと礼拝中に命のことで思いわずらう牧師って・・・どないやねん?

 

17(月) 亀の里の短期入所者の退居日。「ちょい待った!」と念のため部屋を確認。やっぱりな。見事なゴミ屋敷。台所はカップ麺・空き缶・空き瓶の山。床はベトベトのネチョネチョ。布団には得体の知れん液体の痕。炊飯器には化石化した飯。満杯のままの冷蔵庫からは気絶しそうな腐敗臭。え?期限切れの食パンは寄附しますって?どうもありがとう。言えるかい!

 

18(火) 三丘温泉へ。ここは露天風呂までの道が少々長い。一度内湯で温もって行けばええんやが、せっかちな僕は頭の血管が切れる思いで震えながら露天へ。しばらくしてオッサンが入ってきた。またしても悪い血が騒ぐ。このオッサンより早く出たら負けや。10分・・・20分・・・。ギブアップ寸前についにオッサンが出た。勝った。軽い眩暈を起こしてまでやることかよ。

 

19(水) みかん収穫作業。今年は裏年なので一日で終わりそうやが作業を始めてから気付いた。「ちょっと難しいかもしれんな」。しかし「みかんもぎ奉仕十二年」のプライドが許さん。やるぞ、福ちゃん!へい、合点でい!午後からピッチを上げる。そして日没で実が見えなくなる直前に終了。勝った、勝ったぞ、福ちゃん!これで凱旋できる。ところで何に勝ったんや?

 

20(木) 勝利(そやから何にや?)に浮かれた気分のままクリスマスカードを仕上げる。夜明けまでかかったのに眠気がちっとも襲って来ない。アドレナリンが大放出していたらしい。そんなことよりもっと驚いたのはカードを書く僕の横で福ちゃんが黙って付き合ってくれていたこと。君は織田信長の横にいる森蘭丸か?ただ、歳を食い過ぎとるゆえ寵愛はならぬぞ。

 

21(金) 楽しみにしていた『大岡越前』の再放送が僕に連絡もなく終わってしまった。もし『水戸黄門』まで終わってしまったら僕は人生の楽しみの20%ほどを失うことになる。この損失を補えるのは『素浪人月影兵庫』か『破れ傘刀舟悪人狩り』か『木枯し紋次郎』しかない。『子連れ狼』とか『三匹の侍』も捨てがたいなあ。『てなもんや三度笠』なら何も言うことはない。

 

22(土) 夕方になって明日の夜のディナーで出すビーフシチュー作りを始める。肉が柔らかくなるまで煮る必要がある。10kgの肉やから完成までにはたっぷり12時間。明日の朝までかかるやろなあ。でも年に一度のことゆえ大して苦とは思わないが、ふと毎日仕込みをしている息子の走野のことを考えると心の底から思う。アホやなあ。料理人なんかになりよって。と。

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12月9―15日

2018年12月16日 | 日記・エッセイ・コラム

恭子のやつ、素敵なプレゼントをくれたぜ。さっそくかぶって孫たちに見せたところ、もはや僕のおどかしに慣れたのか、姉の希与は笑って反応したが、妹の紗与は期待通り絶叫して怖がってくれた。秋田では間もなくナマハゲの時期やが、最近は「子供を怖がらせるな」と自粛ムードまで漂っているらしい。次はクリスマスに備えて、ガイコツのお面を用意している。

 

12/9(日) 日曜の朝10時。広島駅に僕は居る。なんか不思議な感じや。普段の駅を知らないから今日がどれだけの混雑ぶりかは分からんが僕から見れば人で溢れている。旅行者が多いのかなあ、皆楽しそうな顔をしている。このまま旅にでも出れば、さぞや楽しかろうなあ。しかし今日は教区の交換講壇。僕はサラリーマンの顔をして広島主城教会へと向かった。

 

10(月) オレンジの友希に推薦された大島の蕎麦屋へ行った。場所は前から知っていた。看板に「そば」とは書いているが、実際は物置小屋か倉庫にしか見えず「怪しい店もあるもんや」と、ずっとスルーしていた。でも友希の言葉を信じて入ってみる。カウンターには椅子が6脚。その向こうに口数は少ないが愛想の良い老夫婦。さて蕎麦の味は。病みつきになるで!

 

11(火) 祭りが終わったのは三週間以上も前。なのに未だに黙々着々のハイペースで仕事をこなしている。おかしい。これは本来の僕のペースでは無い。ぐずぐず、だらだら、緊張感なく、ぼちぼち行こかというスタンスに戻れない。あな恐ろしや祭りの後遺症。やればできる子やったんやな僕は。でも早く本来の自分「行き当たりばったりの付け焼刃」を取り戻さねば。

 

12(水) 先月名古屋に行った時、身体からやけにカメムシの臭いがした。間近にいる。僕の体にいる。上着を脱いだり、ズボンをはたいたり、ポケットの中まで探したが見つからなかった。しかし強烈な臭いは消えない。そしてミステリーは起きた。干からびたカメムシがはいている下着から出てきたのである。今頃なぜパンツの中から?あなたならこれをどう推理する?

 

13(木) 町内の方が「今まで回覧版が楽しみなんてことは一度も無かったけれど最近は楽しみ」と言っているらしい。おそらく僕が作るややふざけた内容が面白いんやろ。でも逆に思ってしまう。皆さん、どんだけ楽しみの無い生活を送られているのですか?こんなチンケな楽しみで満足していいのですか?分かりました。来春の会長交代まで面白回覧を心がけます。

 

14(金) 今年も某柳井にある某幼稚園でサンタのアルバイト。簡易楽屋まで用意されているので、出番を待つ芸人のような気分になる。来年は「村田様お控室」とか紙を貼ってもらおうかな。しかしつい調子にノッて「サンタさんの好きな食べ物はなあに?」との質問に、「トナカイの丸焼き」と答えたのは、どうやら園児たちをドン引きさせたみたい。次はもう呼ばれんかも。

 

15(土) 昨日から今日未明にかけ《ふたご座流星群》の極大日。氷点下に冷え込む駐車場に寝転んで観測した。結構な数や。その天体ショーに見入ってしまう。だけどさすがに寒さに耐えられず、後1個観たら止めようとしたが、その1個がなかなか現れない。あ!流れた!でももっと凄いのを観て最後にしよう。そんなことを何度も繰り返す。踏ん切りがつかぬ流星夜。


12月2―8日

2018年12月09日 | 日記・エッセイ・コラム

男命と書いて「みこと」と読む。これは男命イカというブランドイカ。ま、ケンサキイカやけどね。なぜ男命と書くのかと言うと男が命をかけて獲るイカだからである。知らんけど。僕も夏に日本海でこのイカを釣った。涼しい海上で至福の時を過ごしながら釣ったので同じケンサキイカでも男命イカとは呼べないか。よし来年は命をかけて釣るぞ。

 

12/2(日) 町内一斉清掃。嬉しいなあ。このイベントが終われば町内会長としての大仕事がほぼ終わる。あとは回覧だけや。だがそんな時に限って事件とは起こるもんやな。草刈り機の跳ねた小石が通行中の車の窓ガラスに当たって割ったとの通報が入る。僕は現場責任者なので「市の保険で修理します」と謝罪。良かった。被害者のオッチャンが温厚な人で。

 

3(月) 眼科の定期検診。相変わらず混む待合室。今日も座れるスペースは無い。気長に待つか。と、立って本を読んでいたら次第に眠くなって足がガクッとなり、落とした本の角がつま先を直撃。その痛かったこと。いっぺんに目が覚めた。さて検診で「眼底にわずかな出血がある」と言われた。先生、ついさっき目から火が出たのですが、そのせいじゃないでしょうか?

 

4(火) 月報に書いていた「本議事を終了とする」という言葉に唖然。「村田を性差別問題特別委員から外せ」との抗議に対して、教区は「終了とする」だって?僕はその教区から委嘱されたんですけどお~。結局、教区が出した判断は何なのさ?それが聴きたい。ぜひ聴きたい。やれ聴きたい。さあ聴きたい。さあ!さあ!さあ、さあ、さあ、さあ~!傾いとる場合やない。

 

5(水) 今年最後の保育園の礼拝。クリスマスの話をしなければ。しかし選んだのはディズニーの『ピーターとオオカミ』の紙芝居。先日《日本オオカミ協会》に入会した僕としては、オオカミがいかに悪者扱いされてきたかを子供に教える絶好のチャンス。問題はオオカミとクリスマスをどう結びつけるかや。♪オオカミなんか恐くない~恐くないったら恐くない♪誤魔化すなよ。

 

6(木) 自治会連合役員会。どうやら僕が天神祭りパレードのチラシを町内全自治会に回覧してもらったことがキッカケで『全自治会に回覧する時の諸規定』なるものが作成されていた。そこにはしっかりと『宗教関係の回覧はダメ』と記されてあった。その通り!政教分離は守らねば。この前、皇室の誰ぞも言うとった。ましてや、牧師が天神祭りの回覧などもっての外や。

 

7(金) ねむの家の施設長に『ゲゲゲの人生展』の招待券を頂いた。ゲゲゲとか、オオカミとか、クマとか、昆虫とかの話題を耳にすると血沸き肉躍る。居ても立ってもいられなくなった僕は、大波が打ち寄せる日本海の益田へと車を走らせた。その途中で気が付く。ガーン!招待券忘れてしもうた!おそらくこれは妖怪の仕業に違いないな。油断も隙もありゃしねえや。

 

8(土) 寒波に包まれた夜、祭り実行委員の報告会と解散慰労会。祭りの成功話しに花が咲き、あの時の興奮が蘇える。かと言っていつまでも余韻に浸ってはいられん。もうすぐクリスマスや。ぼちぼち牧師の本業に集中せにゃ。あ!明日は交換講壇で広島主城教会に行くんやった。危ない危ない。すっぽり忘れとった。これも妖怪の仕業に違いない。油断も隙もある僕。


11月25日―12月1日

2018年12月02日 | 日記・エッセイ・コラム

インスタ映え?とかいう言葉はよく分からんがネットで拡散して今や世界中から観光客が訪れるようになった名所。確かに景色はええが何故そんなに人が押し寄せるのか理解できん。写真のせいやろなあ。昔、西明石駅で見た見事な温泉ポスター。どこや?行きたい!と思ったのも束の間、地元の由宇温泉やった。見合い写真しかり。写真には力と嘘がある。

 

11/25(日) 昨夜から泊まりに来られた久米田教会の竹内夫婦が礼拝に出席。気がかりなのは久米田の礼拝の方や。今日の出席は牧師夫婦だけってなことにはならんやろな。そんな二人は礼拝後、昼飯を食ってそそくさ角島に向かって旅立った。せっかちな奴(夫の秋彦)やで。ところで旅から帰ったら久米田のこと宜しく頼むで!ついでに僕のおかんのこともな!

 

26(月) 分区牧師会旅行。今年は近場で済ませようと山口県内の旅。まずは下関へ。圧巻は観覧車。全員で一台のゴンドラに乗れば半額以下になるので詰め込み乗車。悲劇はこの後に起こる。6人も乗っているからオッサンらの熱気でみるみる窓が曇る。これじゃ景色が見えへん。窓も開かん。暑っう~!降車時に係員に言った「この観覧車はサウナ付きか?」

 

27(火) 一の俣温泉の宿を後にし、最近にわかに観光名所となった元乃隅稲荷へ。さすがに平日は空いているやろと思ったのが大間違い。韓国人だらけや。御来日カムサハムニダ。ご高齢の加藤牧師を護送犯のように両脇を抱えながら居並ぶ鳥居をくぐる。次は仙崎に行き青海島の遊覧船。今日の日本海は波静か。ちなみに韓国では東海(トンヘ)と呼んでいる。

 

28(水) シャイな慶君が来会。何が面白いのか彼は月に一度遊びに来る。とは言っても、今回も牧師室で黙々とちぎり絵を制作している。その横で僕も黙々と町内会の回覧を制作している。静かな時間が流れる。時々沈黙を破って「今日の牧師室使用料は300万円」などと冗談を言うとケラケラ笑う。こら!そんな冗談で笑うな!関西人の誇りが傷つくやないか。

 

29(木) 辻牧師のお見舞いの帰りに大島教会信徒の野口さん宅に立ち寄ったら、今まさに水道が通じたところに遭遇。大島大橋の貨物船衝突事故から三十九日ぶりの開通や。「今夜はゆっくり風呂に入れます」と小躍りされていた。毎日の水汲みで腰を痛めた島民も少なくないからな。本当に良かった。僕も嬉しい。これで心置きなく大島教会の便所で大ができる。

 

30(金) 祭り主催の主要メンバー4名で飲み会。町の人たちとこんな飲み会ができるのは天神祭りに関係できたおかげや。先日は神社の総代さんたちとも飲み会で楽しく懇親を深めた。聖書的に言うと「異教徒との交わり」やな。今でも「本部からのお咎めは無いのですか?」などと色んな人が心配してくださる。そう言えばイエスもそんなことで殺されたんやったっけ。

 

1(土) 岩国地区の教会共同墓地掃除。落ち葉を掃いた尻からハラハラと葉が落ちる。おそらく小一時間もすれば元の木阿弥になるやろ。マジで墓地をきれいにする気があるなら周囲の木が全て落葉した後に行くべきや。子供の頃、鐘が鳴るまで遊び半分で教室を掃除したでしょ。あれがいかんのやろなあ。大事なのは内容ではなく「掃除当番をしました」という事実。