周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

10月23―29日

2016年10月30日 | 日記・エッセイ・コラム

もみ殻ではありません。教会の庭に散ったキンモクセイの花です。肉眼ではもっと鮮やかなオレンジなんやけどなあ。つまらん写真やなあ。毎週々々写真を掲載するのが実に億劫で今回はこれでお茶を濁しました。しかし今年のうちのキンモクちゃんはあんまり匂わんかった。まあ、匂ったら匂ったで、どうしても便所の香水を思い出してしまうんやが。

 

10/23(日) ドクター恵子ちゃんが帰省をするたびに病める群衆が(タダをええことに)彼女の回りに群がる。おいおい君たち。牧師様を差し置いて、皆ええ根性しとるのう。『ああ、なんという不信仰な曲がった時代であろう』。聖書にイエスや弟子たちが数々の奇跡を行なったと書いてあるではないか。もしかしてあんたら牧師様の力を信じてないんちゃうやろね?

 

24(月) 来週角島でパン屋を開業する広瀬夫妻をアポ無し訪問した。いわゆる慰問というやつやね。忙しい時に限って邪魔をしに現れる「ぬらりひょん」という妖怪がおるが、まさにそんな感じやな。そう言えば以前、この教会にも「ぬらりひょん」と呼ばれる会員がいた。よく電動車椅子に乗って現れよった。今は宮古島で泡盛を飲みながらぬらりっとるらしい。

 

25(火) 昨日昼食を食べた食堂は7年前に「大丈夫かいな・・・」と他人事ながら心配になってしまうほど客がいなかったが、味は抜群で値段も驚くほど安かった。しかし今は友希のアロハオレンジに劣らぬ賑わいで長時間待たされるほどの繁盛ぶり。でも値段は倍近く跳ね上がっていて味も落ちていた。こんな時に言う言葉がある。ホニャラカ、ピヨピヨ、プープープー。

 

26(水) 国連の『核兵器禁止条約制定案』に日本はまたしても不賛同を選んだ。もはや言うことなどない。今の日本はこんな国や。そう言えば、確か教団総会とかいう会議が開かれているとか、いないとか・・・。もはや言うことなどない。今の教団はこんな宗教に成り下がっとる。え?ここで諦めたらいかんの?すみません。でも会議の報告だけは聞きとうない。

 

27(木) 岩国市長が渡米しているそうな。目的は岩国基地に配備されるF35Bとかいう戦闘機の視察らしい。その場所は周囲に町も民家も無いアリゾナ砂漠。騒音測定をしなかったのは何でや?装置が壊れとったんか?まさか公表できんようなレベルやったんじゃあるめえな?いずれにせよ市長さん。帰国したら、是非お引っ越しを。一等地。ベースサイドへ。

 

28(金) 2号線沿いにある小さな郵便局に電話をして年賀切手を注文した。驚いたのは名乗る前に「村田さんですね?」と聞かれたこと。ほほう、僕も名を知られるほど有名になったんか。と言いたいが、皆さん!郵便局は小さい所に限ります。こつこつ通っていると名前も憶えてもらえます。ちょっとしたことで粗品ももらえます。そして僕は粗品が大好きです。

 

29(土) 智光君が帰省をするたびに(タダをええことに)僕はパソコンの不調を見てもらう。これだけは牧師様でもどうしようもない。なぜなら聖書にイエスや弟子たちが数々のパソコンを修理したとは書いていないからや。今日も調子が悪くなった。いい子だからご機嫌直して。ダダをこねるならせめて土曜日だけはやめてくれ~。ガリを切っていた頃が懐かしい。


10月16―22日

2016年10月23日 | 日記・エッセイ・コラム

間接的ではあるが、これも二次被害と呼ぶべきか。牧師室の中にいた野良猫が地震に驚いて逃げ出そうとし、このような悲惨な結末を迎えてしまった。閉じ込めたわけじゃないんよ。すぐに牧師室の戸を開放したが、興奮がピークに達した猫は棚の隅っこに籠城し続けた。猫さん猫さんもういいでしょう。今日はこれくらいにしといてください。

 

10/16(日) 母がいずみシオン教会に行ったと電話してきた。嫌な予感がする。「気になってた教会やから行ってみたねん。でもな、礼拝のあとお茶も出んかったで」。たのむわ~田中牧師夫妻は色々と恩のある方々やで。信心などさらさら無い母なのに、これからも物見遊山であちこちの教会に顔を出すつもりか?『母出没注意』の手配写真を配っておかにゃ。

 

17(月) 「気の合う人との関係は血液型にあり」牧師会後の飲み会が一気に盛り上がったのは某牧師(ご年齢や過去の華々しい業績を思うとさすがの僕も「某」としか書けんがな)のそんなご発言やった。もしこんなことを他の牧師が言ったらズタボロのアッチョンブリケ~やで。これが合コンやったら間違いなくモテる気がする。ちなみにイエスはB型とのご見解。

 

18(火) 何と『たまや』が来週開店する?人よりも狸の数の方が多い(それは大島やったかいね?)角島で血迷うたことを。ということで下関から国道191号を角島大橋を目指して約70~80分。防府からもだいたいそれくらいで行けます。島のパン『たまや』は11/2(水)午前10時開店。以後、水木金営業(早よHP作りや)。オーナーはうちの教会員。ご贔屓に!

 

19(水) 愛隣幼児学園の礼拝で年少児の女の子に質問をしたら泣かれてしまい面食らった。危うく「わしも女を泣かすようになったか」とボケで誤魔化してしまおうと思ったが、そんなことを言った日にゃ大墓穴を掘ってしまうのでやめる。泣かすと言えば、感動で会衆を泣かせる牧師もたま~におるらしいが、大半の牧師は会衆を眠らせる説教が大変お上手。

 

20(木) 礼拝堂でうちの猫と野良猫が喧嘩をする凄まじい声。助太刀いたす!スリッパで叩き、爆竹で驚かせ、ここぞと徹底的に追い回したら、牧師室に逃げ込み、本棚の隙間にもぐり込んだ。助さん格さんもういいでしょう。今日はこれくらいにしといたろ。思わず飼い猫に加担してしまったが、どちらが悪いのかは不明。冤罪とはこういうことから起こるんやろな。

 

21(金) 午後2時過ぎ鳥取を震源にこの近辺でも震度4の揺れ。牧師室に行って驚いた。窓際の棚の書類やDVDが散乱。カーテンが裂け、網戸まで破れている。だけどその原因が地震でないことはすぐに判明した。昨日の猫や。しまった!戸を閉め切ったまま逃がしてやるのを忘れていた。『猫の恩返し』というジブリの映画があるが、これはまさに『猫の仕返し』

 

22(土) 眼科医の診立てでは「白内障になりかけてはいるが手術をする段階ではない」とのこと。「では先生、得体の知れないモジャモジャの新種を発見したり、深夜の駐車場で走る小トトロが見えたのは、僕が♪子供の時にだけ~あなたに訪れる不思議な出会い~♪って歌にあるように純粋な大人だということですね!」と聞きたかったが、後日また検査することに。


10月9―15日

2016年10月16日 | 日記・エッセイ・コラム

久しぶりに屋根裏部屋に入ったら、ミイラ化したアブラコウモリが二匹見つかった。大きさを比較するために腕時計を置いた。え?ROLEXという文字が見えるって?気付かれたかあ。自慢するみたいで心苦しいなあ。親友から頂いたもの。売るのは嫌やけど、僕の知人ならば50万・・・いや!20万で譲ってもいいかな。え?5万にしてくれって?よし売った!

 

10/9(日) 彩七の転居先には野犬が多い。昔の町は野犬だらけやったが、犬の方で人を避けていたのでイジメない限りは安全やった。むしろ飼い犬の方がタチが悪く、よく吠えて咬んだ。町中が糞だらけやったが道端の糞は散歩する飼い犬のもので、野犬はむしろ草むらで糞をした。人に捨てられ、嫌われ、捕獲されたあげく、処分される野犬は被害犬で悲劇犬。

 

10(月) 名前は公表できないが、Hが付く学校のY先生からメールが届いた。「松本哉(はじめ)の『世界マヌケ反乱の手引書』はあなたの教科書か?」などと言う質問。なんじゃそれは?とにかく買ってみた。んんん?なんじゃこの本は!と言うか、僕ってこんなジャンルに分類されていたんか?広島女学院中高の矢野先生は僕をこんな人間として見ておったんかい!

 

11(火) 爺ちゃんに道を尋ねたら「困ったな」と前置きをして「ここを川沿いに行く(川?ドブのこと?)。川に蓋がしてある(やっぱりドブか)。その先にポールがある(ポール?)。ポールを越すと寺があり、寺には行かず(行かんのかい)戻って右側の車庫の裏」。ど、どうもありがとうございました。えらい人に尋ねてしもうたわい。そして言われた道を辿ったら着いたがな。

 

12(水) ぼちぼちパンツ一丁にタオルケットで寝るには厳しい朝がきた。夏の間は灼熱の草原やジャングルで人喰いライオンや殺人トラを追うハンターの気分を味わって過ごしたが、間もなく獲物を追って雪の山中で野宿をするマタギとなる。本を読むなら臨場感が大切やからなあ。ところで『マヌケの手引書』はいつ読む?僕の場合、年中臨場感みたいなもんか。

 

13(木) 今宵は十三夜。つい口ずさんでしまう。♪河原の柳の行きずりに、ふと見合わせる顔と顔・・・青い月夜の十三夜~♪。戦前の歌で、妹が踊りを習っていた時に覚えた。「あの方とまた逢えた。にっこり笑ってくださった」などと言うセリフが入る。にっこりどころか腹をかかえて笑ったら、お師匠さんや僕の婆ちゃんに怒られた思い出が甦る。今宵の月は雲の向こう。

 

14(金) 今夜はきれいに月が観えた。ユーミンの『十四番目の月』という歌がある。♪次の夜から欠ける満月より十四番目の月が一番好き♪という歌詞に共感する。旅行に行くより準備する時。正月よりも年末の日々。恋人ができるより片思いの時期。ご馳走を食べるより待つ時間。大便するより限界までこらえている間のスリル。あなたもどれかには共感するでしょ?

 

15(土) カープが2試合を残してクライマックスを制した。しかし残り2試合のチケットを買っていた人の気持ちを考えると気の毒でならん。最近はチケットを買占め転売してボロ儲けする連中もいる。何十万も出して買った人はどうなるんや。リーグ優勝チームが闘うべきでクライマックスは止めろ。クライ!マックス!暗い!真っ暗っす!やっぱ・・・かなりキツイなあ。


10月2―8日

2016年10月09日 | 日記・エッセイ・コラム

愛知で喫茶店に入ったと同時に水とゆで卵が出てきた。さすがモーニングで有名な土地や。高校を卒業して一人旅に出た時、名古屋駅の喫茶店でモーニングを注文したら、パンとコーヒー、ベーコンエッグにサラダやポテトと次々に出された。「こんなに注文してません」と言ったらマスターが笑っていた。これが巷で言う『ぼったくり店』やと思い、ビビった。

 

10/2(日) 今日の役員会は2時間も要してしまった。普段の倍以上や。その理由は亀の里との業務委託関係についての協議。今、ウサギさん(事業団)に「どうしてそんなにのろいのか」と尻を叩かれている。童謡のカメはウサギの挑発に乗ってしまったが、亀の里は童謡ならぬ動揺を来しているので、もう少しお山のふもとで寝といてください。ウサギさん。

 

3(月) 大事な用があったので追いかけている暇は無かったが、昨日の夕方、大島の海辺の民家で奇妙な生物を目撃した。最初は巨大なフナムシかと思ったがフナムシにしては足が長い。ダンゴ状にからまった2~3匹のゲジかとも考えたが、だとしたら走るスピードがあまりにも早すぎる。あれはいったい何やったんや?新種大発見の好機を逸したかも。

 

4(火) 歯の定期検診に行く。この四カ月間、自分なりに頑張って歯磨きしたので誉めてもらえると期待していたら、「力を入れりゃいいってもんじゃない」と指導された。歯茎が傷ついているらしい。過ぎたるは及ばざるが如しと言われるのですね先生。「もっと手を抜け」ということなんですね先生!虫歯になって、もっと儲けさせてくれということですね!せんせ~!

 

5(水) 台風18号は日本海側を足早に去って行った。台風一過の夜空には満天の星。星と言えば・・・ボイジャーのプラモデルを買ったけれど、まだ作っていないなあ。そう言えば、だんじりのプラモもまだやった。あ!中野ブロードウェイで買ったウルトラホーク1号も埃をかぶったままや。ま、老後のお楽しみに取っておくか。ちゅうか・・・まさか健忘が始まった?

 

6(木) 深夜2時に郵便を投函しに行った時のこと。駅の自転車置き場で何やら白いもんが走って行った。ええ!あれって…トトロに出てくる白いチビ(小トトロ)ではないか?トトロの歌詞に♪子供の時にだけ あなたに訪れる不思議な出会い♪とあるが、もうすぐ還暦を迎えるという僕が見てしまった。先日の大島の生物にせよ、小トトロにせよ・・・。来週眼科に行こ。

 

7(金) 彩七の新居の未完成な駐車場で車のタイヤが土に埋もれてしまう。学生時代バイトで何度も救出に行ったので今回のような状態程度なら楽勝やな。あの頃は楽勝状態な時でも謝礼をはずんでもらおうと苦戦するフリをする悪い子でした。でも歳には勝てまへん。ジャッキアップをしただけで体力を消耗してしまい、その後、一日動けなくなったのでした。

 

8(土) 一日どころではなかった。今日も朝から体が痛い。昨日は近所の大工さんらが助けに来てくれなければ入院していたかもしれない。んなことは無いにしても、若い頃、溝にハマったシティーターボⅡを一人で持ち上げた力はもはや無い。これからは一人で簡単に出来そうなことも、すぐに人の助けを求める悪いジジイになろうと、心に固く誓ったのでした。


9月25日―10月1日

2016年10月02日 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋城にはさほど興味無かったが、「このお堀にアリゲーターガーがいる」と言う田中牧師の言葉に俄然興味が湧く。北米最大の淡水魚。名前の通りワニのような口を持ち、体長2m、体重100kg以上に成長する。誰かが放流したに違いない。放流と言えば、町興しで川に熱帯魚を放流した温泉地があった。今は生態系問題で回収に躍起やそうな。

 

9/25(日) 神学生時代のこと。「下駄履きはNGです」とスリッパを差し出された所が東京の国立劇場やった。ひょんなことから人形浄瑠璃を観ることに(当然のことながらほぼ寝てしまったが)。そのスリッパを脱ぎ忘れていることに気がついたのは新宿方面行きのバスの中。そんな劇場で今日天語がエイサー太鼓を叩いたとか。下駄?もちろん僕のカバンの中。

 

26(月) 研修会場の宿から電話。調理師が急用で昼飯が蕎麦しか作れないとのこと。昼を食べるのは二人だけで、蕎麦を食べるのが目的やったから「結構です。1時半頃に到着します」と伝える。律儀な宿やなあ。20分遅れで宿に到着。出された蕎麦は冷めて汁を吸って伸び伸びでブチブチ。おそらく1時半ぴったりに作られたに違いない。律儀な宿やなあ。

 

27(火) 昨夜、湯を沸かそうとしたが部屋のカートリッジ式コンロのボンベが5本全て空。毎年利用しているのに「こういう宿」やということをすっかり忘れていた。自室のストーブも調子が悪く、隣の宿泊棟からストーブを運んで湯を沸かす。殿!湯が沸きもうしてござります!これでラーメンがお食べになられますぞ!(※この場合の殿とは太作ちゃんのこと)。

 

28(水) 次女の彩七の誕生日。彩七と言えば先週大阪に帰っている時、ひと騒動あった。祖母のリクエストに応えて彩七がカレーを作ったら、「不味い」と言われて大泣きしたらしい。母さんも結婚当時、煮魚を作って「不味い」と言われ大いにショックを受けたがあるが、その後、見事にリベンジを果たしたぞ。お前も婆さんが死ぬまでにリベンジしてみるがいい。

 

29(木) 7月頃に買って、熟成させていた卵をぼちぼち食べようと割ってみた。なんか臭いぞ。卵チャーハンを作ってみた。やっぱり臭い。ひと口だけ食べてみた。まだ臭い。『ためしてガッテン』で学んだ実験は失敗か?その夜、卵のにおいがする軟便に何度も襲われた。待てよ。ある意味において実験は成功かもよ。便秘の特効薬を発明した可能性がある。

 

30(金) 帆波が「USJに行く」と言って、夜行バスに乗るため出かけて行った。その出で立ちたるや「これからキャバクラのアルバイトに出かけま~す」と言っても、誰ひとり疑うことはないであろうド派手な姿。ああ、これが来春にも保育園の先生になろうかという我が娘なのかと思うと、僕は父親として涙が出るほどうらやましいぞ。くそぉ!ええなあ・・・USJ。

 

1(土) 一人我慢大会をしようと“泣ける”と定評の『そして父になる』の「泣かず読み」に挑戦。340ページの本で、所々文章表現にも難がありイライラしていたので「楽勝や」と思っていた矢先、あと残り4ページで敗北。そもそも吉本新喜劇を観ても泣いてしまう僕が挑戦すること自体間違いやった。ちなみに『千と千尋の神隠し』はオープニングだけで泣きます。