周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

1月18―24日

2009年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 2国を山口から広島に入るチョイ手前。道路脇ゆえ年がら年中、排気ガスや埃をかぶり、塀も暖簾も汚いのなんの。しかし山口に来た当事から気になる店やった。去年25年目にして初めて暖簾をくぐった。案の定、寅さんでも座っていそうな雰囲気の店内。前が工場ゆえ肉体労働者が多いんやろ、どのメニューも大盛り。こんな店、大好き!

1/18(日) 交換講壇日。分区の牧師たちがそれぞれ別の教会に行き、自分の持ちネタ(説教)の中から自信作を披露する日。違うかあ?取組で幸運にも不戦勝に当たった力士のごとく、ラッキーな気持ちで過ごせる日曜ってとこやな。ところがここに大きな落とし穴があった。十八番(オハコ)をぶって意気揚々と帰る車ん中

19(月) で記憶はよみがえる。今日の説教…去年の夏の教区幼児施設研修会でも話したんやった。コロッと忘れとったあ。というのも、僕が担当した徳山教会は出席者の半分が幼稚園の先生!意気…撃沈。こんな時、自然と口をついて出る言葉。オンタタギャトードハンパヤソワカー!分かる人には分かる回復呪文。

20(火) 携帯電話の修理が終わったので取りに行った。しかし修理している間に借りていた携帯の方がはるかに画面は大きいし、きれいし、使いやすい。戻ってきた携帯が貧相に見える。新しいのを買わそうとするドコモの陰謀に違いない。これに対抗するには愛着を持たせるしかないな。誰か僕の携帯に名前付けて。

21(水) 歴史的瞬間!…なんて、しきりに言うから夜中にオバマ大統領の就任演説を聴いた。今もなお黒人差別が無くならないアメリカで初の黒人大統領が誕生したんやから確かに歴史的やろ。でもあのスピーチなら僕の方がええこと言えるぞ。しかし200万人を前にした演説光景は宗教かスターウォーズやで。

22(木) 電話の子機が壊れたので修理に出した。家電量販店の姉ちゃんとの会話。おっと、その前に、事前に店に電話をいれて「どうすべきか」の指示をあおいでいることを付け加えておきます。では再開しましょう。姉ちゃん「親機を持って来ていただかないと」。僕「子機と充電器だけでええと言われた」。姉「保障期間

23(金) が切れてますね」。僕「知ってる」。姉「だとすれば直接メーカーに交渉された方がいいと思いますよ」。このあと保障期間だけではなく、僕もやや切れさせていただきました。どうですかみなさん!僕が間違っとりますか?この姉ちゃんといい、ドコモの姉ちゃんといい。これからも毅然として理不尽な対応と戦うぞ!おー!

24(土) 雪は真夜中に降り出した。気になって仕方がなく仕事の手を止めてはガラス戸を開け外をうかがう。あ、積もり出した。ゆうきやこんこ~あられやこんこ~♪などと口ずさみながら、仕事をしては外を見、見ては机に向かい、そんなことを繰り返していたら戸を開けた瞬間、新聞配達のじいちゃんがいて双方肝をつぶした。


1月11―17日

2009年01月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo夫婦善哉。二人で分けるのではなく、これで一人前。夫婦善哉と言うくらいやから分けた方が理にかなうと思うが、「二椀で一人前なので分けて食べると縁起が悪い 」というのが店の言い分。分かるようで分からんな。これも浪速商人(あきんど)の商売マジックか?

1/11(日) 業者へ依頼すると順番は午前3時からだという。彩七(サイナ)よ、着物を貸してくれた上、着付けまでしてくださる知人がいたお前は幸せもんや。しかし昔の女性は毎日こんなもん、よう着とったなあ。彩七よ、そんな時代に生まれんかったお前は幸せもんや。ここで一句。『ジャージーのありがたさわかる成人式』

12(月) 岩国に合併するまでは玖珂町はお盆に成人式をしていた。多くの友達にも会えるし、着物もいらず、一石二鳥やったのに。ここにも合併の弊害がある。ところで昨日の式典会場は私語で騒がしかったとか。若者の礼節の無さが報じられるが「立派な成人」に育てようとした大人たちのやり方も問われるべきやろ。

13(火) 錦町の道の駅で雪景色を眺めながらランチを食べたり、信徒の家で昼寝をしてコーヒーを飲んでいる場合ではなかった。今日は役員会やった!すっかり忘れとった。(後日、ある牧師にこのことを話したら「役員会をすっぽかす以前に、信徒の家で昼寝をする牧師なんて聞いたことがない」と言われました)

14(水) 冷え込む日が続く。今朝は今冬一番の氷点下5.4℃。この寒さなら駐車場の水溜りも凍るやろ。ええことを思いついたぞ…。完全に凍ったのは真夜中をとうに過ぎたころ。それでは…とスケートを始めた。丑三つ時に直径3mのリンクで滑っている牧師ってのも、もしかしたら「聞いたことがない」と言われそうか?

15(木) 北海道の友、桐生さんと久しぶりに電話で話をした。氷点下5.4℃の話をしたが伝わらん。そこで、20年前に氷点下8.9℃(山口県でやで!)を体験した話をしようとタイミングをはかったが、氷点下20℃のダイアモンドダストの話を聴かされたのでやめた。さすがに相手が悪い。こんど南に住む友人に話そっと。

16(金) 3日前のことやが、成人式の祝いに彩七のリクエストに応え柳井の焼肉屋に行ったところ、駐車場で角田牧師の車を発見。角田一家も焼肉か?と思ったが彼らは隣接しているカレー屋の窓ガラスの向こうにいた。勝ったな。もちろん我々の勇姿を見せつけながら低レベルな優越感に満たされつつ焼肉屋に入店。

17(土) 作り話みたいやが、偶然南に住む友人から電話があった。しかも沖縄。グッドタイミング!さっそく氷点下の話をと思ったが統一協会の話しから入ったので内容が深刻になってしまい-5.4の話題には至らず電話を切った。考えてみりゃ山口の気温なんて誰も興味無いわなあ。 ちなみに昨日は-3.6℃。しつこいな。


1月4―10日

2009年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 夜明け前の空に静かに輝く青い光。あと5分もすれば朝の陽を感知して自ずと明かりを消す。100球を4セット連結したLEDで1万円。近所のイルミに比べりゃはるかに見劣りするが1km先からでもはっきりと見える。高さだけは負けてへん。昔、旅の途中でサイフを落としたという夫婦がイルミ目印に夜の闇をやってきた。詐欺師やったけど。

1/4(日) 三ケ月ほど前、役員会の最中に屁をひってしまったが、今回は大島教会で説教をしている最中にひってしまった。音も臭いも大したものではなく、おそらく誰にも気づかれんかったとは思うが、「誰もいないと思っていても、どこかでどこかでエンゼルが~♪」と歌われているように神様にはバレたかもしれん。

5(月) 昨夜遅く突然匿名希望のゲストが泊まりに来た。匿名は一向に構わんけど、念のため子供らにも「このことは内緒やぞ」と釘をさしておかにゃいけん。うちの子は大きくなったからええが、小さい子がいる教会は口封じが大変や。教会の子はこうして早くから内緒や嘘を学ぶゆえ妙に大人びた育ち方をする。

6(火) 正月の帰省を終え山口へ戻ったあと、大阪の母から他愛もない用件でしょっちゅう電話がかかってくる。うちと妹の家族合わせて10人がいっぺんに帰って、また老夫婦二人になったから寂しくなったんやろ。来年は一人ずつ順番にこっそり帰るか。気づいたら一人減り…二人減り…。まるでホラー映画やな。

7(水) 長男の走野が有馬から帰ってきた。年末年始は泊り客でいっぱいだったらしい。不況の嵐が吹きまくって路上で寝にゃいけん人々がいる中、高い宿に連泊できる人らもおるんやのう。ところで職を失った人に寝場所を提供する国の行為は賛同できる反面、ずっと前からの路上生活者は今夜も路上で寝とるぞ。

8(木) 今週は堰を切ったように毎日カルト被害相談。どの家族にも共通しているのは、どん底の気分で正月を送ったという事実。お前らなあ(カルト信者のことですよ)、家族を幸せにするとか言いやがって!この現実はどや!ええかげん目ぇ覚ましやがれ!…なんて叫んだりしないから、怖がらずに話しにおいで。

9(金) 周陽教会にて分区牧師新年家族会。今回はいわゆる牧師夫人たちが常日頃、溜まりに溜まった不満や鬱積を爆発させて、例年にない盛り上がりを見せた。牧師の妻だけやない。すまし顔で会食する皇室の女房らもダイナマイト抱えてるんやろなあ。美智子にも雅子にも紀子にも大爆発させてあげたいなあ。

10(土) また携帯電話の調子が悪くなった。多くの人たちが「あんたの使い方が悪いんやろ」と決めつけるように言う。それはどういう意味や?寄ってたかって疑いやがって。そう言えば修理に出した時「本当におかしいですね」なんてショップの姉ちゃんに言われたぞ。あんた、前は疑ってたんか!ドコモショ~ック!


12月28日―1月3日

2009年01月05日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 顔中が口になるほどの大あくびを見せた実家の猫。猫も夢を見ることが証明されているが、こいつの初夢は何やったんやろ?ちなみに僕が見たのは新幹線の運転席に乗って大嵐の森の中、道なき道を突き進むという内容。こいつぁ春から縁起がいい!…のかどうか。誰か夢分析してくれい。

12/28(日) やっと完成した1&2月の教会カレンダー原稿を印刷しようとしたのは午前2時やった。え?プリンターが壊れとる。15分前には平気な顔して動いとったがな!あれはフェイントやったのか?こんな土壇場で壊れるか?波乱万丈好きの僕へのプレゼントか。今年最後のドラマやで。せいぜい良いお年を。

29(月) 今日で仕事納めの友佳を待ってから夜の高速を大阪に向かう。さて究極の選択。1回だけ高速教習を受けただけの初心者彩七(サイナ)か。とことん道を知らない妻か。メッチャ睡眠不足の僕か。あなたなら誰をドライバーに選びますか?結局みんなで僕を起こし続けるコースを選ぶ。450kmの遠かったことよ。

30(火) 大阪のド真中で暮らす中村晋作さんを尋ねたのはええが、サイフにお金を入れてくるのを忘れてしまった。「晋作に借金」という屈辱的な終わり方で2008年を終えるのか!その上、回らない寿司屋でごちそうまでしてもらったりして。毒を食らわば皿まで。どうせこんなことになるなら、もっと借りときゃ良かった。

31(水) 今回は誰も夜中の初詣に出かける気配が無い。去年の大晦日は近くの寺に除夜の一番鐘を撞きに行ったが、その勢いも無く子供らはテレビに夢中。誰か行かんか?祭り好きの僕の血が騒ぎまくる。しかし「あんた牧師やろ?」との身内の言葉に今回はおとなしく紅白を観る。でもこんな過ごし方…僕らしくない。

1/1(木) ふだん認知気味ではあるが、家族みんなが集まった席でおせち料理を前にしてうれしそうに仕切るオヤジの姿があった。昔のオヤジもこんなやった。また一緒に正月を迎えることができただけで嬉しい。真夜中、天語と甥っ子を連れて街へ繰り出す。僕が非行に走らないように付いて来てくれているらしい。

2(金) 友人と二人でお好み焼きを食べに行った。東京で暮らしていた頃、時々一人で食べに行っていたが、こういう店はカップルか女性同士が行くところだと言われて一人じゃ行けなくなった経験がある。あのころ僕も若かった。大阪ではこうしてオッサン同士が堂々と行ける。でも…やっぱカップルで行く方がええな。

3(土) 山口へ帰る日が来た。後2~3日あればもっと色んなところに行けて、色んな人にも会えたのに…という悔しさは毎回つきまとう。パンクや忘れ物やらで出発が予定よりも遅れてしまったけれど、一番の心残りはやはり老いた両親。せめて僕らが去った後、寂しい思いにかられてほしくない。出来ればホッとしてほしい。