周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

4月21―27日

2013年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_2山で見つけて「何て花やろ?」と思っていたところ、突然「教えちゃろか?」と言って見知らぬおじさんが後ろからヌッと現れた。『フデリンドウ』と言って、この辺では珍しい花だという。天候に敏感で、雨の日はもちろん、曇っても、逆に晴れ過ぎても花を閉じるという。閉じた形が筆の先のように見えるところから命名。要するに気難しい花っちゅうことなんやな。

4/21(日) 広島で開催されとる菓子博。電動車イスでの会場乗り入れ制限をめぐり問題勃発。差別だとの抗議を受けているのに「入るなら手押し車イスへの乗り換え」を求める会場側と、「電動車イスは体の一部だ」と反発する利用者側の熱いバトル。ええぞ、もっとやれやれ!大勢の安全だけを優先させて、より良い解決策を

22(月) 考えようとしない石頭をかち割ってやれ車イス勢!なんでも差別差別と訴えるだけの抗議なんかに負けるな主催者側!赤勝て!白勝て!ちなみにうちの電動クルマニストのオケーさんの意見を聞いたところ、「あたしゃわざわざ人ゴミなんぞにゃ行きとうない」だって。僕も二千円も入場料払うなら、その分お菓子を買う方がええ。

23(火) まだ明け方0度近く下がる日がある。僕は寒さに慣れているから来客の寒さ基準が分からない。「寒いですか?」と聞くと、たいてい「大丈夫です」と遠慮される。そこで客の様子を見ながら暖房の調節をする。どや、この配慮ぶり。でもうちにはそんな上品な客は少ない。勝手に暖房を入れて、付けっぱなしで帰る奴ばっかりや。

24(水) 散髪屋へ。風呂上がりで体が火照っている。順番を待つ間に落ち着く計算やったが、すぐに番が来てしまった。案の定、汗が止まらない。切った髪が顔にへばりつく。面白いようにへばりつく。顔中にヒゲが生えているようや。あ~気色わるぅ~!「すごい汗ですね」と理容師の兄ちゃん。気付いとったら何とかせえや!

25(木) 新聞やニュースでは「少ない」とか「終了期に入っている」とか報道されているが、実際のところどうなんかは分からない。過去、鵜呑みにしてエラい目に遭ったこと幾千度。そこで身をもって花粉の飛散状況を体験するため黒岩峡に立ち入ってみた。咲き乱れる花。小鳥たちの声。ああ新緑は招くよ。結論は今夜出るはず。

26(金) 昨夜は何の症状も出んかった。やった!僕にもやっと春が訪れた。今年は予想外に早く症状が始まったので気持ちは沈んでいた。しかし予想外に早く終わった嬉しさよ。そう言えば親や先生の口から、「宿題は早くやって早く終えると気持ち良く遊べる」と何度聞かされた事か。この歳になって何となく分かりました!

27(土) 絶滅したニホンアシカ最後の生息地と言われていたのは、たしか竹島だったはず。日本と韓国の乱獲が原因や。国境問題。靖国参拝。自分の事しか考えない連中のトバッチリを受けるのはいつも弱いもの。僕が神さまならば、もう一回大洪水を起こして、次は人間以外の生き物だけを方舟に乗せてやる。


4月14―20日

2013年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 翁という敬称が最もふさわしい森田恒一牧師。僕が高2の時、この牧師から洗礼を受けた。十数年ぶりの再会。会ってまず聴いた話しが「私はね、人生で車が一台買えるくらいの罰金を払いましたよ」という武勇伝。そして前回の高齢者免許更新で初めて自らの衰えに気が付き、以来安全運転を心掛けているという。ちゅうか、まだ運転してんのかい!

4/14(日) 昨夜食べたホタルイカの目玉が左上の歯にガキッと衝撃を与えたと同時に激しい歯痛が起こった。市販の鎮痛剤を飲んだが全く効かない。いよいよ年貢の納め時、歯医者行きやな・・と観念したが僕には奥の手がある。最後の望みをかけてマグナム弾を黄門様の御紋めがけて一発装填。待つこと30分。やっぱ効くわあ。

15(月) うちで牧師会。昨年に続いて武士道「侍はつらいよ」と題して研究発表。馬鹿げた愛国心を刺激するかのように、世に蔓延している右翼的に歪められたサムライ意識に異を唱えるのが目的やったが、元来時代劇が大好きな僕の話は、批判よりも楽しむ時代劇鑑賞方法となってしまった。これにて一件も落着せずじまい。

16(火) 昨夜来山したK島県のS布志教会のY山牧師と一緒に桝田ボスのお見舞いへ。しかし病院に着くなり「ちょっとトイレに行ってきます」と言ったままY山牧師が戻って来ない。どうやら院内で迷子になったようや。やっと見つけたと思ったらボスのリハビリ時間となり、あえなく面会終了。わざわざ広島まで小便をしに来たんかよ。

17(水) 今年度も引き続き保育園での礼拝。新しい年少さんが加わった。まるでヒヨコみたいやな。僕のことをお兄さんと呼んでくれる子は今年で年長さんか。子供たちの顔はけっこう覚えたけれど、なぜか先生たちの顔が全然覚えられん。僕のことを「ちょいと、お兄さん」とでも呼んでくれたら、すぐさま覚えるんやけどなあ。

18(木) まだ滞在中のY山牧師に付き合ってもらい、日本海は益田市へ。先週「ねむの家」に入居された森田恒一牧師を訪ねる。到着するなり職員のSさんから「どうか、やめるよう説得して下さい」と頼まれた。明日千葉まで車を取りに行き、日曜に戻るという森田牧師は、元飛ばし屋の95歳。ギネス級の高齢者免停を期待しております。

19(金) まだ居座ってやがるY山牧師に付き合ってもらって、亀の里元入居者の北川氏宅へ。椅子のメンテナンスをしてほしいと言われたのが去年の暮れ。すっかり忘れていて今日の訪問とあいなった。久しぶりに会う北川氏はいつも驚きを与えてくれるが、今回の驚きは「毎晩椅子で寝る」という荒業。諸事情により、もはやベッドの上

20(土) では寝れなくなったという。しかもその椅子はリクライニング式とか、ソファーとかいう楽な代物ではなく、ごく普通の椅子。「横に転げ落ちんように手すりを長くして」というのが今回の依頼やが、「こ、こんな椅子で人間が眠れるというのか!」。エコノミー症候群になるぞ。おそろしき亀の里OB。こうなりゃ目指せ、即身仏!


4月7―13日

2013年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

2013 ヤエザクラという名の花は無い。シダレザクラという名の花も無い。花弁が幾重にも重なって咲いている桜の総称を八重桜と言い、柳の枝のように垂れ下がって咲く桜を枝垂(シダ)れ桜と呼ぶ。ゆえに重なった花を垂らしているのをヤエシダレザクラと呼ぶ。例えば・・・眼鏡をかけて痩せている奴をメガネザル,暴れん坊のデブをブタゴリラと呼ぶが如し。

4/7(日) 教会総会。信徒約17名と有志10数名でひねり出した献金が330万円。受けた援助300万円。次年度繰越3万円が周防の全て。2012年度も綱を渡るようにして過ごした。全国では余裕で繰越した教会もあるやろが大半の教会はジリ貧のはず。この差を何とかしようとしないのならば、教団がやっているのは伝道でも宣教でもない。

8(月) 電話を切る前に母が「この前、家の階段から落ちてなあ。でも手すりがあったから助かったわ」と言った。親父のために取り付けた手すりが役立ったらしい。ふと思った。ある人のためにしたことが別な人の役に立つ。素敵なことやな。昔、好きな子のために買っておいた菓子を妹に食われた。そりゃあ、腹が立たいでか!

9(火) 今日誕生日を迎える知人が3人いる。ほう、それは珍しい!と思うのは間違い。人が23人居れば、誰かと誰かの誕生日が重なる確率は実に50%以上。かと思えば、同じ23人中あなたと同じ誕生日の人が居る確率は6%程度。不思議でしょ。これを誕生日のパラドックスという。解るかな?解んねえだろうなあ。僕にもよく解んねえ。

10(水) 昼前火事を知らせるサイレンが鳴り響いた。東の山合いからすさまじい煙が立ち上っている。燃えたのは山賊の倉庫。もしこれが店舗の方やったら、うちに来る客が皆ガッカリするところや。気ぃつけてや山賊さん。おたくの存在はうちに来る客の満足度に影響するんやからね。ちなみに僕が周防教会に着任する前に面接を

11(木) 受けた思い出の『公卿七厘』(山賊の店舗の一部)は89年に焼失している。当時うちの役員をしていた晋作&警察官の徹氏は見物しに行ったヤジ馬。その晋作氏に今回の火災を告げたところ「僕も見に行きたい」という。バチ当たりめ!でも障害者の頂点に立つ彼なら、きっとこう言うぞ「バチはもう当たらん。先払いしてある」。

12(金) 獺祭(だっさい)の酒蔵に行く。どれにしようかと迷っていた時、サラリーマン風のおっさんが『磨/その先へ』セット(35000円)を買っていった。たぶん取引先のワイロに用いるんや。そして「つまらぬものですが・・」とか言って渡すんや!そんで酒の包みの下には札束か小判が敷かれてあるんや!かく言う僕は時代劇の見過ぎなんや。

13(土) ヒノキ花粉が終息期に入ったというニュースは僕にとって、まさに春のお告げ。マスクを外して外出できるようになったら行ってみたいところを一生懸命に考えた。けど、全然思い浮かんでこない。マスクをして、サングラスをかけて、帽子をかぶって、人目を避けながら出かけたいところやったら、なんぼでも浮かんでくるのに。


3月31日―4月6日

2013年04月07日 | 日記・エッセイ・コラム

Photoイースターエッグ。最近は便利なシールがあるので簡単かつカラフルな卵を作ることができる。でもイエスの復活を記念する日やろ?抱卵でもしてヒヨコを孵すなら解るが茹で卵やで。しかもほとんど夢精卵やで。とことん復活などさせまいという異教徒の陰謀としか思えんで。ま、実際復活なんてどうでもええんやけどな。なんて書くとまた同教徒が騒ぐぞ。

3/31(日) 教会員(約1名)からの絶大なるリクエスト「イースターの昼食には是非牧師のパエリアを!」との命を受けたので、逃げるわけにもゆかず久しぶりに作ってみた。さていつものように言い訳を①有頭えびが売っていなかった(頭から良い出汁が出る)②ムール貝もなかった(同様に出汁が出る)③プレートが⇒火曜日に続く。

1(月) エイプリルフール。帰省してきた真理のガキがこんなことを言っていたという。「今日のおっちゃん優しかったね。嘘つかなかったね」だと。もちろんおっちゃんとは僕のこと。そうだよ。昨日のイースターで、たっぷり嘘をついたから今日はお休みなのさ。しかし幼児に見透かされるとはな。僕も焼きが回ったんかいのう。

2(火) 続き⇒小さ過ぎて大量の米を充分に炒められなかった。④平日ならまだしも、よりによってクソ忙しい礼拝後、産まれたばかりのヒナ鳥みたいにピーチクパーチク餌をねだる連中を前にゆっくり調理する時間が無かった!以上のような悪条件下で牧師様が作った料理を「不味い」なんて言える勇気は誰にもあるまい。

3(水) 春の眠気は自律神経のバランスの乱れが原因らしい。なら安心や。神経なんてものは子供の頃、歯の神経と一緒に抜かれてしまったとばかり思っていたから、僕の眠気がバランスの乱れからくるならば人並みの神経ってことよ。ところでうちの教会の聖餐は乱れているらしいが、それも人並みの神経がある証拠やろ。

4(木) 安心して眠ったらハードな夢を見た。集団自決しようとする人々を説得して思いとどまらせようという夢。先月観た映画の影響や。ただし夢の中の僕はみんなを死なせてはならないという思いではなく、自分が死にたくない一心やった。ドカーン!という爆弾の炸裂で目が覚めた時、枕元で携帯が鳴っていた。

5(金) 大島教会の役員会に行く前、煮干しラーメンを食べに行く。例によって汚いことこの上ない店。店内は長年の油と埃で真っ黒や。でもここのラーメンは絶品。ふと思った。うちみたいに礼拝堂なのか、食堂なのか分からんような落ち着かん教会であっても、みんなの心はハッピー。酷似してませんか?何か違いまっか?

6(土) 教会総会資料を作っていたらコピー機のトナーが切れた。仕方なくコンビニへ。うっかり資料を床にぶちまけてしまった。よりによってまき散らしたのは裏表紙。そこには散らかしたオモチャ箱の横に立つ侍の絵と、『かたじけない』というデカ文字が書かれてある。お!手伝ってくれるの?店員さん、かたじけない!