周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

4月22―28日

2007年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_36 ホテル『かんこう』の屋上ウェディング特設チャペル。後に何気に見える錦帯橋がなかなか素敵でしょ。しかし僕はこの特設会場が嫌いや。というのも約80%の割合で、「暑い」「寒い」「風が強い」「騒音」のどれかが邪魔をする。今日は暑くて風が強かった。プログラムは飛ぶは、リングピロー(指輪を置く枕)は飛ぶは、直射日光で背中はカチカチ山になるは…。天は我を見離したか!と言いたくなる。

(画面をクリックすると錦帯橋がよく見えるよ)

4/22(日) 風呂に入った時の密かな楽しみは、ある程度体があったまった時に風呂の窓を開け放ち、外の冷気を入れること。あの瞬間は「極楽」や。外気は冷たいほどええ。だが春が来て風が温かくなり極楽が次第に遠のいていく。僕の場合「天国」も遠のいているというもっぱらの噂。

23(月) 天語(テンゴ)の家庭訪問日。マンガに描きやすそうな先生がやって来た。時たまマンガに描きやすい人に出会う。失礼な発言に聞こえるかもしれないが、マンガになりやすい人の共通点は「やさしそう」という証拠です。でも僕がもしそんなこと言われたらきっと不愉快やろな。

24(火) 43年ぶりに強行された『全国一斉学力テスト』。学力低下が理由というがそれを強行した連中の学力(常識力)もテストしろよ。そんな中、驚いたのは愛知県犬山市の教育委員会は拒否したというニュース。やめて!僕の中の教育委員会のイメージが良くなってしまうやないか。

25(水) 風呂を出て体を拭いていた時のこと。左腕が急にひねったような痛みに襲われた。そのあと時間を追って痛みが激しくなる。まさか49歳で四十肩?完治まで1年以上かかることもあるって?次の誕生日までに治らにゃ病名は五十肩になるんか!そんな問題ではないけどね。

26(木) 今日は帆波(ホナ)の家庭訪問。まだ若い女の先生。もちろん話題の中心は《5年生になっても不登校記録を伸ばしている帆波》のこと。「帆波が家にいてくれると結構助かるんです」勢いで言ってしまったんやが、返答に困っておられる先生をよそに僕はなぜかええ気分やった。

27(金) 大型連休の来客用にとジュースを大量に買い込んだ。同時にそのジュースを狙う子ネズミも監視せにゃならん。今日ほんのチョット目を離したスキに2本もくすねられてしまった。1本30円やから許してやったがこれが1本80円以上のジュースなら、許してやったかどうか。

28(土) おかしい。連休が始まったばかりの土曜やというのに青年が一人も訪ねて来ん。仕方ない。今日は子ネズミの監視でもして過ごすか。しかし子ネズミもさる者。「ジュース飲んでもいい?」と友達連れで聞きに来る。うまいこと考えよったな。そのズル賢さはさすがわが子よ。


4月15―21日

2007年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_35 鳥取県境港市の《水木しげるロード》には妖怪像がたくさん並んでいる。これはその中の一つで『サラリーマン山田』と書いてあった。はて?これって妖怪なの?しかし、僕の周りにも「こいつ…妖怪ちゃうか?」と思える人間があまた存在することを思うと、人間も立派な妖怪かもしれん。いや「立派な」なんか付けると妖怪に申し訳ない。(画像をクリックすると誰かに似てるかも?)

4/15(日) 桜の時期はもう終わりやが、今日、欠席者が多い大島の礼拝では周防の「サクラ」が花盛り。やっぱり出席者が多いと活気づく。それにこのサクラは四季を通じて咲いているし、めったなことで散るようなこともない。たとえ散ってもドライフラワーに…。それはやめとこ。

16(月) 大島教会にて牧師会。30本もありゃ充分やろと買った缶ビールが見る見る無くなってゆく。夜10時「また明日からそれぞれの戦場で頑張ってください」との祈りをこめて、酔っ払い戦士9名を乗せ、柳井~光~下松~徳山~岩国と順繰りに送って行った。強制送還ともいう。

17(火) 『夢の跡』の掃除をしに大島へ。会堂に入った途端、鼻をつく酒臭さ。会堂で酒盛りなんて!という教会もあるが、この臭いを嗅げば僕でも「主よ。彼らをお許しください。何をしているのか分からないのです」と言いたくなる。悪いとは思わんけど、恥ずかしい…とは思う。

18(水) 大島教会の青年友希(トモキ)に異変が起きた。先週職場で突然しゃべれなくなってしまったという。高校時代アーチェリーで鍛えたレスラー級の体で、気のいい力持ちの口から言葉が出ないのだ。本人も驚いたろうが周囲も驚いた。大人は腫れものを触るようにおっかなびっくり。

19(木) それに対して、子供らは興味津々寄って来る。もっと驚いたのは本人が僕にメールで「俺のことをジャーナルに書いてくれ」と言う。ただ者ではない。おもろいやっちゃ。実は僕も書きたかったんやが、さすがに躊躇(チュウチョ)しとった。ところで、僕の手元にはうちの子供らと

20(金) 友希が交わした筆談の紙がある。「AK47」「ワントリガーで3発」「サバゲーもあんなんよ」「三点バースト」…何の話しかよく分からんが現在まだ彼は治療中。ふと思った。しゃべれぬ彼が病気だと言うなら、いらぬことをしゃべり続ける人間を健康だなんて誰が呼ぶ。

21(土) 引越しの手伝いと義母の身の回りの世話のため、昨日妻が東京に帰った。とにかく留守をしたら一番影響の出る存在ゆえ、残った家族に広がる不安は隠せない。ここで「父さんがいるから安心!」と言ってほしいとこやが(父がおるから面倒くさい)という空気が漂っている。


4月8―14日

2007年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_34 オレンジをむさぼり食うシマリス君。人はこの光景を見て「かわいい!」って言うやろ。でも僕は何故かネズミやシマリスがもくもくと何かを食っている姿が「こ憎たらしい」のである。なんでそう思うか自分でもよく分からんのやが…たぶん「奴らは何を考えているかわからん」顔をしているからやと思う。あ~憎たらしい!(画像をクリックすると、憎たらしさが倍増するよ!)

4/8(日) イースター。ゆで卵を包むセロハンが無くて、子供らに色エンピツで直接絵を描いてもらった。おお!セロハンよりもいける。あまりにかわいいんで殻を割って食べるのがおしいくらい。だが中には絵などお構いなしにコツコツ割ってモリモリ食べる人も。ま…人それぞれ。

9(月) 泥棒が入る夢を見た。それだけなら大したことはないが夢の中で大声で「こらあ!」と叫んだつもりが現実にも叫んでいたらしく、自分の声に驚いて目が覚めた。寝ながら屁をこいて目を覚ましたことはあるが、声で起きたのは初めての経験。なんだか嬉しくて仕方がなかった。

10(火) 去年の夏期実習生の有住君が関学を卒業し、新しい道を求めて来週フィリピンに旅立つという。それを聞いてなつかしい思い出がよみがえった。僕も学生時代、フィリピンかインドへの留学を夢見ていた。でもあっさりとあきらめたのは彼女ができたからでした。軟弱やのう。

11(水) 夜空に下弦の月が輝いている。下弦とは月の左真半分が輝いている状態をいう。ちなみに三日月とは新月(月が真っ暗な状態)から数えて三日目の右側が明るい弓形の月のこと。形が似ていると言って二日目や四日目の月は三日月ではない。参考までに花王石鹸は三日月ではない。

12(木) 大島教会の信徒が亡くなったという知らせが入った。長いこと老人施設におられたおばあちゃんである。ほとんど面識の無い僕なので今夜の前夜式は担当したが、明日の告別式は40数年前おばあちゃんに洗礼を授けた思い出の深い加藤満牧師に担当していただくことにした。

13(金) 今日は一日、小坊主ならぬ小牧師として加藤牧師のアシスタントを勤めさせていただく。つくづく思った。なんでみんな、ああ堂々と式が出きるんやろ。僕はどうしても声は詰まる、もらい泣きはする、たぶん葬式に向いてないんやろなあ。てなわけで皆さん、長生きしてね。

14(土) 以前にも書いたが、うちはいつでも電話に応対できるようにと、便所にも子機がある。今日急な腹痛で便所にかけこんだ矢先にベルが鳴り、条件反射で受話器をとってしまった。まさか相手は僕が便所で唸っている最中とは思うまい。額にあぶら汗をにじませ「も…もしもし…。ウウウ…」


4月1―7日

2007年04月08日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_33 夜桜が実に美しかった三丘(ミツオ)温泉の露天風呂。この日、ちょっと疲れ気味やったが、この桜を見ながら湯に浸かりたい一心で出かけた。モデルは次男の天語(テンゴ)。天語の例の毛も確かめたかったが、今回もしっかりガードをされ、確認できんかった。

4/1(日) 午後から教会総会を開催。一日中、あわただしかったせいで今年はエイプリルフールを楽しむ余裕が無かった。まあ嘘なら日常的についとるから今日にこだわる必要もないが…。夜、前回泊まれんかった子らを連れて、再びラビリンス(迷宮)に住む慎の家へ。やはり迷った。

2(月) 雨の日でもハッキリと見える山かげが、今日は霞んで見えないほどに黄砂が舞う。黄砂と言えば中国北部の砂漠から運ばれてくる細かい砂のことやが、なんとこの黄砂の原因に日本も関係しているというから驚きや。大流行している柔らかい繊維カシミヤをとるためにヤギを大量

3(火) に放牧した結果、緑が食い荒らされ砂漠化が進んだという。日本が関係した自然や環境破壊は他にもある。バナナやエビや象牙やら、数えるとキリが無い。世界中にトラブルを撒き散らしとる美しい我が国。愛国心を広めてゆく手前こういう負の事実は国民には隠しておかにゃ。

4(水) 今日は『オカマの日』。1985年、大阪にオープンしたニューハーフパブが女の子の節句(3/3)と男の子の節句(5/5)の間をとったのが始まりらしい。しかしこれに抗議してこの日を『トランスジェンダーの日』と呼ぶべきと訴える団体もある。こんな土俵で喧嘩するなよなあ。

5(木) 彩七(サイナ)の看護学校入学式。18~37歳までの生徒47名。ん…?47人?おお、赤穂浪士みたいやな。ところで、看護四十七師の皆さん。特に彩七さん。奨学金を借りたいからといって、昔の武士みたいに学校や国に忠誠を尽くさんでもええんよ。それとこれとは別なんやからね。

6(金) 間もなく県議会選挙。基地に原発にと問題は山積み。また悪代官が選ばれるのか。最近夕方に『水戸黄門』が再放送されている。しかも黄門役は人気ナンバーワンの東野英治郎。たとえば天皇が菊の御紋を持って全国世直しの旅に出るのなら、僕は八兵衛になってお供をするぞ。

7(土) 岩国に行くのに錦帯橋の花見渋滞を避けるため原付を発進。国道を避けて山越えコースを選んだが手がかじかむ寒さ。でも山の中のすがすがしさよ!新緑。ヤマザクラ。ウグイスの声。エンジンを止め、しばし僕は春に抱かれた。どうしたんや?僕らしくない表現。気色悪う~。