周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

4月18—24日

2021年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム

『たまや』のパン。今や世界的な観光スポットとなった角島で念願のパン屋を経営している夫婦がいる。元周防教会の信徒たち。いや失礼、妻の方は今でも教会員。夫は僕の洗礼第一号。日曜の午後はパンでランチとなった。角島に渡ることがあれば是非お買い求めを。営業日は水木金ですよ。

 

4/18(日) 珠パンが届いた!と、先に言ってしまったが、角島のパン屋/広瀬夫妻が礼拝に来られた。もちろんパンをドッサリ手土産に。というかこれが無きゃ歓迎ムードは半減やで。言わば免罪符や。何からの免罪か?それは長い間周防詣でをご無沙汰していたことです。あなたの罪は(しばらくの間)許された。

 

19(月) 教会の玄関に今年もツバメが帰って来た。「土食って虫食って渋い~」がツバメの鳴き声の聴きなし。もうすぐ「特許許可局」と鳴くホトトギスも帰って来るやろ。楽しみな季節になった。でもコロナで戻って来られないうちの教会メンバーがたくさんいる。どんな鳴き声でもええから早よ帰っといで。

 

20(火) またしても「食いものが無い」という超わがままSOSを帆波が発信して来た。僕はクセになるから無視すべし!と言ったが、妻は差し入れを準備している。なんで末っ子というのはこうわがままなんや!宅配代もかかるがな!そこで広島まで持って行った。どうして末っ子にはこう甘いんや!僕は。

 

21(水) 愛隣幼児学園の礼拝。今年も新しく年少になった園児らが加わった。言葉を選ばなければ。「温かい国から寒い日本の動物園にゾウさんがやってきました。ゾウさんは温かいのが好き。なぜか?象印のポットは温かい」なんてジョークが通じる訳ない。年長の園児まで無反応。先生だけ苦笑いしてくれた。

 

22(木) 今年もヱヴァンゲリオンを用いた授業をする予定。去年教えた生徒とすれ違うたびに「シン・エヴァは観ましたか?」と聞いてくる。他の生徒たちもみんな聞いてくる。そこで気づいた。生徒たちの記憶はヱヴァのことだけで聖書のことは何も残っとらん。「良い。全てこれで良い」キールのセリフより。

 

23(金) 学校の帰り道、道路わきの田んぼを注意しながら車を走らせた。いるいる。繁殖期はオスの紅潮した顔が目立つし、縄張りを主張してメスを呼ぶために「ケンケーン」とびっくりするほど大きな声で鳴くので、誰でもすぐに見つけられる。どこの田んぼもキジだらけ。良いお相手が見つかりますように。

 

24(土) バッハ会長が日本で緊急事態宣言が出されたとしてもオリンピックとは無関係との発言をした。出かけた小便は止められんちゅうことか?失礼。思わず下品な表現をしてしまいました。出かけた大便は止められんと訂正します。ちなみに僕は大便も小便も必死に頑張ったら、たとえ途中ででも止められます。


4月11—17日

2021年04月18日 | 日記・エッセイ・コラム

天神掃除の日、二本の樅(モミ)の木を伐採するとのショッキングな情報を得た。それから三日後、予告通り伐られてしまった。15mほど残しての伐採なので一見すると散髪したみたいやが、間もなく渡ってくるアオバズクはさぞかし戸惑うことやろなあ。しかしこれってご神木やった筈・・・。バチが当たらねばええが。

 

4/11(日) 朝から天神さんの境内清掃へ。掃除のあと、今春お向かいの天理教会に着任された若い教人さん(きょうと=牧師に相当するのかな?)が紹介されていた。僕も周防教会着任当初から掃除に参加していたら紹介されていたのかも知れん。いずれにせよこの地域の宗教は仲が良いので宗教戦争は起こらん。

 

12(月) ひと段落して観客が少なくなった頃や。マスクでオッサンを隠しつつ若者に混じって観に行った『シン・エヴァ』。とんでもない映画やった。訳が分からんまま魂が揺さぶられる。涙が止まらず、もはや嗚咽の域。こんな凄い結末になっていたとは。しかし困ったなあ。はてさて、どうしたもんかのう。

 

13(火) スマホにしてまずやったことは星座アプリのインストール。スマホを夜空にかざせば星座の位置と名前が出る。メッチャおもろい。しかし今日気付いたことがある。それは夜でなくてもいいということ。それから外に出なくても室内でもできるということ。けど、夜、外でやった方が気分は盛り上がる。

 

14(水) うちの教会は今までずっと口語訳聖書と旧讃美歌を用いていたが今日新しいのが届いた。よその教会は新共同訳やろうが今週からうちはより新しい聖書協会共同訳や。勝った!一方でこの訳にはイチャモンも多いと聞く。それはきっとヤッカミやな。周防は時代の最先端をゆき、時空をも超える教会や。

 

15(木) 映画を観たあと「どうしたもんか」と思ったのは、これを授業にどうやって反映していいものか考えこんでしまったからや。今日は新学期の初授業。ヱヴァと聖書のコラボ。シンクロ率50%以上を目指す。活動限界となり暴走してしまうこともしばしば。あ、ヱヴァ用語が出てしもた。どうしたもんか。

 

16(金) いずれにせよもう一度観に行かねばならない。生徒たちにも「ヱヴァから聖書を学ぶぞ」と言ったら顔がパッと明るくなったんで、間違ったことを伝える訳にゃいかんしな。え?ヱヴァを利用しなくとも僕の聖書解釈はゼーレのシナリオにも無い?またヱヴァ用語が出てしもた。どないもこないもない。

 

17(土) 大阪から帰って二週間が経ったというので、彩七一家がおそるおそる遊びにやって来た。何という疑り深い娘や。あのな、言っておくがここは玖珂町。人口11,000の小さな盆地。山口県内じゃお前らが暮らす周南の方が都会やから、今じゃ確率的にはそっちの方が保菌率高いぞ。形勢は逆転しとるわい。


4月4-10日

2021年04月11日 | 日記・エッセイ・コラム

教会の玄関前から撮った青い夕焼け。夕焼けと言えば僕は西岸良平の『夕焼けの詩』が好きで、学生時代から今もコミックを全巻集めている。うちの子らも大好きで、登場人物の名前まで憶えているくらい小さい頃から読んでいる。おかげで本はズタボロ。しかしこれは子供らに残す唯一の遺産やから、自業自得やな。

 

4/4(日) 大島教会の礼拝が終わった後、会堂でフラが演じられた。今日は夢の競演。プロも顔負け。のあ&あり19歳コンビのフラ。可憐に踊る姿を観ながら「この二人のマネージャーになったら大儲けできるぞ」などと考えつつ動画を撮った。冷静に考えたらイースターなのに復活しがたいバチ当たり牧師や。

 

5(月) 高校で二回目の聖書販売。制服,通学カバン,靴,教科書代等々の出費に加えて、聖書+讃美歌=5700円は家計に痛い。保護者に「これは買わないとだめなんですか?」などと聞かれ、返答に窮し「せいぜい値段に見合う授業をしますんで」。苦し紛れとは言え、広げたなあ大風呂敷。どないしまんねん。

 

6(火) 里帰りしている一週間に溜まったTV録画を見る。基本2倍速で見ても問題のない番組はええがドラマなどはそういう訳にはいかん。見ながら意識が飛んで寝てしまい、ハッと起きてはまた巻き戻す。それを何度も繰り返す。2倍速で見る意味無いがな。今日中に全部見るつもりが明日までかかりそうや。

 

7(水) この一カ月は目も当てられん食生活を繰り返した。大阪でも食い倒れこそせんかったが始終食べまくっていた。姑息な言い訳はせず素直に非を認めよう、と診療所へ。ドクター「良くなってるね」。僕「はあ?」。先生、やっぱりここの機械壊れてまっせ。でなきゃ僕はこれから何を信じてええか分からん。

 

8(木) 高校の入学式。居並ぶ一年生を眺めながら思う(また一からか)。授業よりも大変なのは顔と名前を覚えること。しかも全員マスクをしているので一苦労や。そこでいつも特徴から記憶することにしている。今までに覚えたのは、河童、猫娘、貧乏神、稲荷、泥田坊、ぬりかべ・・。あかん、本名が出て来ん。

 

9(金) 先月初めて行った柳井の宅配ピザ屋へ。駐車場に車を止めて店に入る。「いらっしゃいませ~」と声をかけられた瞬間固まってしまった。「ピ・・ピザ屋は?」。どこやねんここは?あのピザ屋は潰れてしまったんか?訳が分からん。ドッキリ企画か?異次元移動か?ようやく理由が判明。ピザ屋は隣やった。

 

10(土) 今日は通信制の入学式。ところで新任の教師の中に岸和田の高校で教えておられた先生がおられるとのこと。それを聞いて頭に浮かんだのは「さぞかし苦労なさったことやろ。きっと夢を壊され、泣く泣くこの学校に来られたんやろなあ」。岸和田と聞いたらまずそんなことが浮かんでしまう岸和田育ち。


3月28日―4月3日

2021年04月04日 | 日記・エッセイ・コラム

奈良の大仏さまが鎮座まします東大寺。小学校の遠足で行って以来(中学校やったかな?)の再会。丁度お昼の読経に出くわした。観光客がいないとお経にも力が入らんやろなあ。牧師じゃあるまいし、そんな狭量ではないか。大仏さまが涅槃になってしまったが、僕の力量ではまだ縦にする術を持たない。修行が足りん。お許しを。

 

3/28(日) 車で行くことにしたのはコロナが活性化している大阪へ公共交通を使いたくないからである!と言うのは嘘。別に新幹線や大阪環状線、阪和線が危ない訳ではない。要は車の方が安く行けるので、5時間半の運転を選んだまで。眠気覚ましは落語のCDと大量のお菓子。血糖値を忘れることにし出発。

 

29(月) 走野の店《ちそうや》へ。常連のお客が来てくれていたので帰りがけに一言「いつもごひいきにしてくださってありがとうございます」と挨拶をした。「こんなちんけな店を支えてくださる皆様はよっぽど変わりもんやと思いますが今後も景気よう銭落としてって下さい」と付け加えたかったがやめた。

 

30(火) 岸和田の隣、和泉市にある黒鳥山公園へ花見に行く。ここは母が友人とよく来る場所らしい。彩七がうるさいほどに「人ゴミに行くな!」メールを寄こして心配する。看護師気質とでも言うべきか。たとえ見物客は少なくても「知っちゃいねえ」とばかりに咲き誇る満開の桜。実にもったいない公園や。

 

31(水) 今日は母と叔母(母の妹)を連れ、大阪を脱出し奈良へ。奈良と言えば鹿。飼われていない野生鹿が町中に居るのは世界でも不思議な光景。最近は観光客の激減により鹿せんべいの恩恵に与れない。さぞかし飢えているのでは?心配無用。飢えているのは鹿ではなくてせんべい屋。鹿にとってせんべいはおやつ。

 

1(木) 家に友人夫婦を招いて夕食。友人がスマホを利用してパソコンのネットをつなぐ方法を教えてくれた。テザリングという魔法らしい。え?魔法ではない?そうか裏技か!え?それでもない?とにかく僕から言わせると「イッツ・ア・マジック!」に等しい。スマホってメチャ便利やん。でもラインはせんぞ。

 

2(金) 誰もいない犬鳴山へドライブ。大阪に居ると、まるで人目を避けて逃亡生活をしているみたいや。そんな大阪のコロナ罹患者が東京を抜いてとうとう全国一になった。天童よしみの『道頓堀(とんぼり)人情』にこんな歌詞がある♪負けたらあかん~負けたらあかんで東京に~♪ これに勝ってどないすんねん。

 

3(土) 帰山の日。山口に連れ帰ろうとしたが母に突っぱねられた。強気は昔から。むしろ、隣のおばちゃんが涙を流して見送ってくださった。今回はコロナのせいで会いたかった友人ら、特に入院や施設に居る連中には面会できず。CDをかけ、お菓子をむさぼり、血糖値を上げて、帰り道を間違えながら西へ。