周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

6月24―30日

2018年06月24日 | 日記・エッセイ・コラム

ちょっとの間に献金箱に張られたヒラタグモの巣。クモが巣を張るような教会を憐れんで、どこかの誰かが、た~んと献金を入れてくれたら嬉しいが、逆にクモ嫌いに献金を拒まれるかも。以前にも紹介したがこの献金箱は僕の親父の骨壺の箱を改造したもの。うちの週報に書かれてある言葉⇒『思わずこの教会に献金したくなった方は下記の郵便振替口座へ!』

(口座番号)01390-8-34554(名義)日本キリスト教団周防教会

 

6/17(日) 朝7時から活動を開始。もちろん礼拝の準備などではない。町内一斉清掃の準備。自治会長として初の清掃作業の取り仕切り!しかしその役割と言えば、ゴミ袋を用意する。作業者の安全を見る。草刈機の燃料代を配る。草ぼうぼうの空き地の苦情を聞く。冷やしたドリンクを配る。今日は交換講壇日。疲れを引きずり下松教会へ。礼拝で寝そうになった。

 

18(月) 廃車にする古いリフトバスのタンクから軽油を抜き取る。満タンのままで廃車に出すのはもったいないからな。駐車場の片隅で、改造したポンプのホースを給油口に差し込みポコポコしている姿はまるで燃料ドロボウさながら。1時間で30ℓ弱。金額にして約四千円。自給としては高いがこれでお縄になるのは割りが合わん。燃料ドロボウはやめた方がええ。

 

19(火) 教会玄関の出入り口にツバメが営巣を始めた。なかなかええ場所に目をつけたもんやと感心していたが、運んでくるドロが玄関マットの上に散乱。もしこれで巣が完成してヒナが生まれた日にゃ、真下は糞の直撃で大変なことになるやろな。頭から糞をかぶるとなると・・・そうか、教会ゆえツバメの洗礼を受けたということになる訳や。こりゃ楽しみが増えたで。

 

20(水) 天神総代会。議題は秋祭りに関して。「寄附金が減った」「若いもんがおらん」「将来祭りが無くなる」どっかで聞いたことがある。教会と同じやん。だが「子々孫々祭りは絶やせねえ!」というご高齢の方々の熱意がヒシヒシと伝わる。♪村の鎮守の神様の~今日はめでたいお祭り日~ドンドンヒャララ~ドンヒャララ~♪どうやらこの牧師様を本気にさせましたね。

 

21(木) 福祉員として高齢一人暮らしの方々の家に今月の訪問に回る。もちろん先月ひと波乱があった「湯あみ時」は避けることにした。それくらいのことは僕でもちゃんと学習しまんがな。「へえ~お孫さんはもう高校生ですか!」と、ややオーバーデスチャーを交えて言ったら「前回もそう言いましたよ」と返された。高齢者といってあなどることなかれ。学習せにゃ。

 

22(金) やや形になってきていたツバメの巣がドサッと落ちた。作る場所はええんやが、教会の壁の素材がツルツルしているので土が安定せんのや。会堂建築の時にツバメのことまで考えが及ばんかった。反省すると同時に、どうしても教会の皆さまにはツバメの洗礼を受けてほしい!との切なる思いから、発砲スチロールで棚を作った。お気に召して頂ければええが。

 

23(土) 説明すると却ってややこしくなりそうなので略しますが、パソコンの調子がまたおかしくなった。明石教会のベムと呼ばれる牧師が「神のご加護を祈っています」と言ってくれたが、それって訳すと「あきらめなさい」という教会用語やん。しかしそのご加護があってかどうか夜十時に正気に戻ってくれた。やっぱ土曜日のパソコントラブルはスリルの満点度が違うなあ。


6月10―16日

2018年06月17日 | 日記・エッセイ・コラム

カープのスタジアムに行く道に飾られていた傘が由宇にある海水浴場『みなとオアシスゆう』に移設されたらしい。陽が差すと地面にきれいな影が映る。夏がすぐそこに。子供の頃、6月半ばになると夏休みが待ち遠しくて仕方がなかった。あの時の興奮は今でも忘れられない。そして8月末の焦りは、もっと忘れられない。ある意味PTSDの一種かも。

 

6/10(日) 午後広島の某氏がアポ無しで来会(ちょっとアポなんて言葉を使ってみたかっただけ)。ゆっくりお話ししたことがなかったので雑談に花が咲く。「今まで村田さんのことが恐かった」と言われて驚いた。何ゆえ「恐い」などと申される?教区総会でのヤジか?見た目の容姿か?でも会って話して「普通の変人」であったことに気付いてくださってとても嬉しいです。

 

11(月) ちゃんと設計図を読まずに悪戦苦闘した末、うまくゆかず「天神祭りが終わったら取り付けてやる!」と放置していたクーラーの設置を今日完了。『取り付け簡単30分!』との触れこみはやや大げさにしても1時間もありゃ充分取り付けられるやん。手抜きはいけまへん。ちなみに自分のお気に入りのプラモデルを作る時、それはそれは念入りに設計図を読む。

 

12(火) 部分入れ歯洗浄剤が切れたので薬局へ買いに行く。いつも店員さんにこう言って買う。「え~っと、親父のやつ何て言っとったかなあ?何とかデントとか・・・」「ポリデントですか?」「そうそう、それ!」。どや!これで完璧や。僕が使うのではないですよということがアピールできた。僕って・・・見栄っ張りですか?そう言えば死んだ親父も見栄っ張りやった。

 

13(水) 大島教会の帰り、海岸に降りてみるとテトラポッドの隙間に何かある。折り畳み式のカートや。誰やこんな所に捨てたのは。以前ならスイスイ動けたが体が硬くなって結構命がけで拾う。命がけと言えば、川に流された500円のボディボードを濁流の中マジで死にそうになって回収したことがあった。僕って・・・欲張りですか?親父は欲張りじゃなかったな。

 

14(木) 愛隣幼児学園の評議委員会。園児たちが「牧師さんだ!」と言いながら集まってきて口々に言う「なんでおるん?」「また紙芝居?」。やっぱり僕は牧師さんという名の紙芝居のおっさんであることがよく分かった。「また今度紙芝居持ってくるからね」と言ったら、こんな返答「面白いのを持ってきてよ」。言うのう。めちゃビビる夏向きの怪談を持って来てやる!

 

15(金) 辻牧師のお見舞いへ。「ここは上げ膳据え膳、風呂で背中を流してくれるし、ゆっくり読書もできるし、天国」とのこと。それに牧師と知って職員が色んな話をしに来るとか。違うぞ。僕が入院していた病院とは様子が違う。その病院では看護師が他の患者に僕のことを「この人これでも牧師なんですよ」などと告げ口しとった。同じ牧師なのにどこが違うんやろ?

 

16(土) 明日行なわれる町内一斉清掃の準備をする。自治会長として初のお掃除デビューや。一つだけ心配なのは明日の交換講壇で講師の麻ちゃんとの会食に出す料理。作り置きをしているみたいやが冷蔵庫は清掃参加者に配るドリンクで満杯。でもご安心あれ。僕は下松に行くので、たとえ食中毒が起きたとしても牧師だけは安全です。皆さんに神のご加護を。


6月3―9日

2018年06月10日 | 日記・エッセイ・コラム

以前何かで「名もなき花」という表現に、「花や草には必ず名前があって、もし本当に名前が無かったら新種発見!」と反論する文章を読んだことがある。確かに言えているが、誰もが植物学者ではない。ある意味での詩的表現のひとつや。教会の玄関前に咲いた名もなき花。え?ツツジの一種やろって?正式名が分かったら教えてくれい!

 

6/3(日) リフトバスで山陽自動車道を西に向かっていた時、ふと気がつくと左のバックミラーが明後日の方向(誰が言い出した言葉か?「おととい来やがれ」よりも意味は伝わりやすいけれど)を向いていた。おかしいなあ?ぶつけた記憶は無いが・・・と不思議に思っていたが、この車の特徴をまた一つ発見。時速100kmを超えたら風圧でミラーがひょこゆがむ。

 

4(月) パソコンの調子がおかしくなった。いじくっていると画面が真っ暗に!まだ週の初めやから焦りは少ないが、しかし何でや?思い当たるのはひとつだけ。福ちゃんから届いたメールを読んでいる矢先に急におかしくなったという事実。当然ながら福ちゃんを疑う。ウィルスを送り付けやがったな!そこで先生(この場合は大阪の智光君を指すけれど、教えてくれ

 

5(火) る人すべてが僕には先生)に夜遅く電話をして聞きながら操作をした。だがすぐには直らず自然治癒を待ち、18時間放置したら徐々に目覚めてくれた。この時点で福ちゃんの冤罪が判明したが、これがもし週末の出来事ならば焦りはいかなるものか。「こら!福!そこに直れ!」と罪無き者を断罪したかも。気持ちに余裕が無い時の判断には注意しましょう。

 

6(水) カープファンなら喉から手が出るほど欲しがる観戦券が2枚余っているとのことで僕が誘われたが、このようなプラチナチケットは真正カープファンがもらうべし!僕のような1985年限定阪神ファンには畏れ多いと、何人かに電話をしてみた。そして3件目の電話で広島在住の牧師の手に。さて、なんぼで売り付けようか?とも考えたが定価で分けることにした。

 

7(木) 娘の友佳が「聞いた」とは言っているが、僕はまだ確認していないアオバズクの声。悪いがこれだけは自分の耳で確かめねば信用できない。しかし嬉しいことにアオバではないが、夜のしじまにフクロウの声が聞こえた。この町で暮らして36年。フクロウは初めてのこと。ところでフクロウとミミズクの違いやいかに?と問われるが、生物学的には両者は全く同じ。

 

8(金) 先日開かれた亀の里フェスタの手伝いに来なかったので頭に来て「二度と帰って来るな!」というメールを帆波に出していたが、広島に出たついでに一緒に夕食を取ることに。メールに「帰って来るな」とは書いたが「会わない」とは書いていなかったよな。マリーナホップのレストランでの食事代は帆波が支払ってくれた。勘当は・・・延期してやることにしよう。

 

9(土) 夜、天神祭りの寄り合い。昨年10月から会合を重ねていたが11月の祭りまで早や半年を切ってしまった。パレードの踊り手がまだまだ少ないので「僕も踊りたいけれど実行委員長が出ると支障があるので」と言ったら「当日の実行委員長は何もすること無いですよ。是非踊ってください」と、みんなから言われた。じ、上等やないか!お、踊ってやろうやないか!


5月27日―6月2日

2018年06月03日 | 日記・エッセイ・コラム

大島教会からの帰りの国道437号。大島大橋を渡って本州に入り、広島カープ2軍球場の横を通り、ひと山越えて玖珂盆地。都会で渋滞にあえぐ人に思わず「ざまみろ」と言いたくなるようなドライブコース。ただこれからの季節、この道で何匹ものタヌキが轢死する。田舎道やからといってぶっ飛ばすべからず。

 

5/27(日) 礼拝出席常習犯クリス・グリーンさん(とは言ってもバリバリの日本人やが)の姿がない。今日は友達に誘われて王国会館の礼拝に行くと言っとった。教区のカルト問題特別委員会委員長である僕の教会の信徒が大した度胸やで。でも実はこちらも興味津々。昼過ぎに帰って来た栗栖さんにさっそく感想を尋ねた。「楽しかったです」。そんだけかい!

 

28(月) 事業団の会計監査の帰りに立ち寄った洋食屋でポークカツ定食を注文し、出されたカツを見て驚いた。こ、これは!サンプルとかけ離れていること甚だしい。どうすりゃこんなに薄く肉を切れるんや?こんな料理を抵抗もなく出せるその心境とは。もしもシェフが「いかがですか?」なんて、テーブルに来たら僕は必ずこう言ってやる!「ある意味で感動した」と。

 

29(火) 今でも孫の希与に会うと、つい泣かしてしまう。希与も僕のことを警戒し、すぐには近づいて来ない。今日も泣かしてしまった。でもな、これも僕より父方の爺ちゃんのことを好きになってもらうために心を鬼にしての行動や。まさに『泣いた赤鬼』を演ずるため!と言いたいところやが全面的に嘘です。まず泣かせた後に喜ばせるという単なる僕の悪趣味です。

 

30(水) 今日の幼児礼拝は来週の「虫歯の日」を前に『ムシバーマンがんばる』の紙芝居。問題は虫歯とキリスト教をどこでどうやって繋げるかや。まあ最初から無理やろなあと思っていたので、エンディングで部分入れ歯を外し、口の中でレロレロしながら、「歯磨きをしないとこうなるぞ!」と見せたら、園児のみならず、教師までドン引きさせてしまった。アーメン。

 

31(木) 町内一斉掃除に出られない人からは千円を徴収するという決まりがある。あるお方から「高齢で出られぬ御仁より取り立てるのは無体な。なんとかご赦免はできぬものか?」との直訴を受けた。ここは一発大岡裁きの見せ所。でも・・・個人差もあるしなあ、それに同居家族に元気な人が居る家もあるし・・・こりゃ困ったなあ。越前さん、あなたならどうする?

 

1(金) 昨日から農伝の先輩、綱島牧師夫妻が来られている。農伝のキリストと呼ばれた綱島牧師との思い出はいっぱいあるが、中でも真冬に丹沢の塔ノ岳1491mに夜間登山をしたことは忘れられない。素人登山丸出しで、雪山なのに僕はGパンに長靴。しかも前日はほぼ徹夜。死ぬ思いをしながら登った。40年前の話。彼と行動すると常に殉教の覚悟がいる。

 

2(土) 20数年冷房の無い部屋で寝ていた友佳の部屋に窓型クーラーを買ってやった。取り付け30分とあるし、温水便座取付から車の部品交換まで営繕は得意なので1時間もかかるまいと高をくくったのが過ち。説明書もろくに読まず先走って細かな部品を何度も買いに行った後で気付く。補助部品は最初から全て付いていた。1時間で完成?早くても明日やろ。