周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

3月23―29日

2014年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_2神学生時代、学校の農場にカボチャを植えた。苗を植え付ける穴の深さや間隔を計測し、草取りや追肥もした。その結果できたのは、どれも直径10cmほどのミニカボチャ。ある日、寮の裏に直径25cmもある巨大なカボチャが出現。一体誰が植えたのか?・・・次週に続く。写真はイチョウの木の下に撒いた種から育ったパクちゃん。

3/23(日) 泣いているのか笑っているのか、顔を見ただけでは分からない鶴竜が幕下初優勝。来場所は横綱昇進や。福ちゃんが「新入幕感謝献金」を捧げた千代丸も勝ち越した。弟の千代鳳は9勝6敗。小結に昇進するかも。そんな春場所が終わった。福ちゃんが周防に来て今日で10回目の説教担当。何勝何敗やろ?

24(月) 慰労やら祝いやら何やかんやで10名が集まり、真っ昼間から焼肉屋へ繰り出した。ありがたかったのは柳井のショウヘイと周防のショウヘイが来られなかったということ。やつらは二人で5~6人前は軽く食うからな。今日のスポンサーは僕やから、ささ、みんな遠慮せずにどんどんなるべく安い肉を注文してくれ。

25(火) 朝6時に天語が家を出た。28日に石垣へ出発するまで、今日から彼女と大阪に行き、僕の実家に泊まりながら関西近辺で最後のデートを楽しむことになっている。しかしよく彼女の親が許してくれたもんや。もっとも、出された条件は「彼女は婆ちゃんの部屋で寝る」こと。おお、これぞまさに番犬ならぬ、番ババアか。

26(水) それにしても天語の奴、僕のバイクから外した籠を元に戻しておけとあれほど言っておいたのにそのままにして行きやがった。倉庫の整理やら、雨どいに溜まった落ち葉の掃除もやらせておくべきやった。そんなことどこ吹く風で、今頃あいつは彼女とデート中やと思うと・・・なんやらだんだん腹が立ってきたぞ。

27(木) 大阪の商店街で阪神優勝マジック144が点灯されたらしい。虎ファンなればこそやで。本物と見まがう『阪神優勝実況中継』疑似テープにしろ、負けた時に歌う『ハイハイ敗』にしろ、ほんまに虎ファンのやる事は底が知れん。明日から始まるペナントレース。優勝を夢見るファンたちのほとんどの予想は・・本音Bクラス。

28(金) ええっ31日にもう出て行っちゃうの?出発は来週の後半頃やと思ってたのに。どうすんの!『裸の大将』の録画が9回分も溜まっとるで。『吉本新喜劇』の録画も2回分ある。明後日の臨時役員会で緊急動議《録画を全部観終わるまで福ちゃんを宇部教会に転任させない件》が提出されるようなことにならねばええが。

29(土) 昨日、石垣入りした天語が「バイクを買おうと思う」と言う。十万円?アホぬかせ!まだ初任給ももらってないのに何がバイクじゃ。自転車に乗れ!と応えつつ思った。(いつか僕が石垣を訪ねた時に天語のバイクに籠を取り付けて、懲らしめのために外せないようネジ山を潰してやろう)。よっしゃ、買ってもええぞ。


3月16―22日

2014年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo牧師であり、児童書の作家でもある福井智さんとは母教会が同じで、彼は僕の先輩であり、そして後輩であり、なおかつ同級生でもあるという妙な関係。その福井さんが「村田にそっくりな挿絵を描いた」と送ってくださった。なんじゃこりゃ?ガキの落書きか?全然・・似てるがな!

3/16(日) 今月はやるべきことが多い。忘れないようにメモに書いて机の前に貼ってある。しかし困ったことが時々起こる。急いでメモる時など用件を略して書くこともあり、後から読み返して「これって何やったっけ?」と思い出せないことがある。現在内容不明メモが2件。どなたの用か知りませんが忘れていたら許してね。

17(月) 営繕作業をしに天語を連れて保育園へ。ある園児が「家来は?」と聞いてきた。それって福ちゃんのこと?そうか福ちゃんは僕の家来か。今日は来てないよ。また、作業している僕を見た別の園児が「大きくなったら大工さんになりたい」と言った。そうか今日の僕は大工か。確かに大工は牧師よりも社会の役に立つよ。

18(火) 文房具屋で色つきの和紙を買おうと思ったら色があせている。しかも一枚や二枚どころではない。半分以上が日焼けの不良品や。店員を呼んで値切ったら、「お客様でお決めください」と言う。僕が値段を決めてもええの?と思ったら「買うも買わないも自由」って意味。殿様商売か!お客様が殿様・・いや神様じゃ!

19(水) 会う人、会う人が彩七の結婚式で必ず僕が泣くなどと言う。あほくさ。花嫁の父が泣くなんてのはドラマの中だけです。皆さんテレビの見過ぎですよ。だまされてはいけません。現実は違うのです。ちなみに『裸の大将』は色んな意味で結構泣けます。式が終わったら、また福ちゃんと溜まった大将の録画を観よっと。

20(木) 明日の結婚式に獺祭スパークリングを買いに行く。5~6本あれば充分と思って酒屋に行くと品切れ。蔵元に電話すると「二ヶ月待ち」だと。ええ!ついこないだまで余ってたやん。いつの間にこんな事態になったの?憐れみを乞い事情を話すと「一本で良ければお分けします」とのこと。さすが獺祭!地元で良かった。

(金) 山の中で突然クマに出くわしたら、決して目をそらしてはいけないという。今日は目の前のウェディングドレス姿の彩七と決して目を合わせまいと必死やった。見たら負けや。淡々と式を進めた。何度も「ヤバっ」と思う場面があったがこらえた。泣くのはドラマだけ。式も大詰め。もう少しで終わる。あ・・・目が合った。

22(土) 日をあらため今日は結婚式場で披露宴。実は以前ここの式場チャペルで僕も結婚の司式をしていた。ゆえに感動を呼ぶ披露宴を企画し来客はもちろん、特に花嫁の父を泣かせようとする魂胆くらい承知よ。バリアを張って感情を遮断。最大の関門は両親への手紙の時間。今だATフィールド!・・まさか・・活動限界。


3月9―15日

2014年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo霜降りの特上カルビの焼き方にはコツがある。ガスと炭でも違うが、最初の返しのタイミングが肝心。もちろん焼き過ぎは最悪やがコロコロ返してもいかん。片面を焼いていてジッと待つ。肉の表面が透明な汗をかき始め、肉全体に赤みが差してきた瞬間に返せ。 裏面が焦げ気味の狐色ならグレイト。10秒以内に迷わず食え。

3/9(日) マスクはしていたものの、やっぱり昨日の屋外3時間はいけんかった。アレルギー症状は一気に悪化し、ここ十数年無かったほどの苦痛にうめいている。とにかく花粉が飛ぶ時期はなるべくおんもに出ないで教会にこもっていたからなあ。そして明日、再び意を決して福ちゃんの為にこの命かけてみせよう。

10(月) 福ちゃんの「荷物だけ引越し」の日。ええ機会なので若い衆に『奉仕』というものを教えてやった。僕の若い頃は『教会の用=無償』が常識。銭がもらえるなどと考える若者に喝や!その夜。スポンサーより預かった引っ越し諸経費から食事代としてちょっとだけ出していただく。焼肉代。3人でほんの2万円ほど。

11(火) 今日は福ちゃんと天語を連れて愛隣幼児学園の礼拝へ。名目は周防の副牧師と、今春保育士になる息子をみんなに紹介するためやったが、実際にはここで僕がどれだけ子供たちに好かれた牧師さんであるかを見せびらかすのが魂胆!・・のはずやった。子供らは福ちゃんや天語にまとわりつく。く・・くそガキども。

12(水) 大島教会で役員会をする度に思う。協力牧師である辻牧師は陪席者として出席。事実上、大島教会の全面的な牧会は辻牧師が行なってくださっているゆえ、本当は僕の方が陪席の立場やのに、宗教法人上の規則で僕が代表。なんとも間抜けな光景。そのかわり何か事件が起こればいつでも僕がお縄になります。

13(木) 確定申告へ。市から応援派遣された担当者が僕の申告の仕方は間違っているという。んなこと言われてもなあ、今さら。こっちは役場で指導された通り30年間やってきたんや。あれこれ問答して、「そんな訳なら今回はこれくらいにしといたります」と認めてもらう。しかし教区援助の内実まで説明させられるとは。

14(金) 午前2時過ぎに揺れた直後、携帯から地震警報。震源地は山口と愛媛の間で玖珂周辺は震度4~5やった。幸い被害は無かったけど、一つだけ言わせてもらいます。あのけたたましい警告音「地震です!地震です!」。そんなこと言われんでも揺れとるから地震だってことくらい分かるわい。逆にパニくってしまうがな。

15(土) とにかく揺れる前の警報なら役にも立つが、揺れている最中の警報はケンカするガキに「やれやれ!」とあおるようなもん。分かります?祭りで神輿を担いでいる人を大うちわで扇ぐようなもん。分かります?いずれにせよこれからの警報は、宇宙人が攻めてきたとか、ゴジラが出現した時にだけお願いいたします。


3月2―8日

2014年03月09日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo8日の集会には県内外から7000人が集まった。オープニングのステージに立ったのは高石友也。こんな所で昔憧れた人に会えるなんて。しかし覚悟はしていたが、この季節無謀にも3時間も屋外に居た僕は完全に打ちのめされてしまった。マスクが役に立つのは少しの外出だけ。これより我、修羅に入らせていただきます。

3/2(日) 天語が錦帯橋ハーフマラソンに参加した。リタイアせずに走りぬいたが、死ぬ思いでゴールしたらしい。11km時点で下手さんの顔を見て頑張れたとか。凄いな仲間の応援って。100mごとに応援してもらえりゃ僕も出られるかもな。ハーフで200人か。そんなに友達おるかな。でも大丈夫。10人目あたりで倒れると思う。

3(月) 東西中国教区の集会が岡山の和気で開かれた。石垣島から来られた小倉牧師が夜の冷え込みに震えあがっておられた。石垣は夜でも20℃くらいだという。夜9時で和気は0℃やもんな。でもええ経験されましたね。それだけに宿の温泉は気持ちよかったでしょう。ところで今回は放射能の勉強をしたが、ラジウム温泉

4(火) やラドン温泉の放射能の話題が出て、みんな「温泉は大丈夫やろか?」と懸念されておりましたがご心配なく。温泉が含む放射能と原発や核兵器が生み出す放射能とは比較になりません。ちなみに今回の宿の温泉には放射能は含まれておりません。むしろお上(女将にあらず)の命令で放り込まれた塩素の方が心配や。

5(水) お昼から中華のコース料理をM牧師にご馳走してもらった。メインゲストは小倉牧師なんやけど、僕は付き人のように紛れ込んだわけです。たらふく食った後、最後のデザートに桃饅頭を二つだけ注文。半分ずつ分けるつもりがなんと2皿も出てきた。2皿じゃなくて2個だっせ。どえらい間違いや。どないすんねん!この10個。

6(木) 小倉牧師を広島空港に送る途中、晴れているのに雪が降ってきた。雨じゃないから狐の嫁入りではないな。狸の嫁入り、ではヒネりが無い。「まさか雪が見られるとは思わなかったなあ」と喜ぶ小倉牧師。小倉・・おぐら・・もぐらの嫁入りなんてのはいかが?いずれにせよ思わぬ「なごり雪」はええ大和土産になったでしょ。

7(金) ロシアさんやってくれるな。オリンピックが終わると同時にウクライナへ軍事介入ですか?まだパラリンちゃんが残ってまっせ。どうせオマケの福祉ゲームやからね。もちろん日本政府は見て見ぬふり。そこで亀の里アパートからの声明を読み上げます。「一級一種の障害者手帳保持者もパラリンちゃんに出場させろ!」

8(土) 反原発県民集会。僕の目の前で高石友也が『陽気にゆこう』を歌っている。それが聴けただけで満足。思えばフォークに目覚めたのは中学生。高石友也&ザ・ナターシャー7がきっかけ。♪嵐吹き荒れても、望み奪われても、悲しみは通り過ぎゆく、日も輝くだろう♪どや!このストレートな歌詞にローティーンの心はえぐられた。


2月23日―3月1日

2014年03月02日 | 日記・エッセイ・コラム

20140223132928中学校の同級生に平田君という友達がいた。ヒラタグモとアダ名されてもおかしくはないと思ったが、幸いクモの種類に興味を持つ奴が周囲に居なかった。ちなみに、ヒラタグモは平べったい体が名の由来。教会のある引き出しを開けたら立派な巣を発見した。アンテナ状の糸に触れたお客さんは「お越しやす」という運命になる。

2/23(日) 周防教会研修会。教区内では「周防がT氏を呼んで聖餐論を闘わせるらしいぞ」と上を下への大騒ぎ。オープン聖餐VSクローズ聖餐の大バトル!TV取材は来るわ、屋台が出るわ、ダフ屋が横行するわ・・・と言いたいとこやが、例年よりも少し多い程度の出席者。さてその研修内容は!直接周防教会に尋ねてチョ。

24(月) 前から疑問に思っていたことがある。僕は教会学校時代から育った信者やが、お祈りの時には目を閉じるようにと学んできた。ところが教区の集会なんかに出席すると祈祷中に目を開けている牧師が結構おる。開けているだけではなく、中には「みんな何してんの?」と言わんばかりの顔をしてキョロキョロと周囲を

25(火) 見回している牧師もおる。昨日今日と開かれた集会では開眼6名(内キョロちゃん3名)を確認。思うに奴らは他宗派から潜り込んだスパイか宇宙人やろ。目的は何や?たぶん神聖なるお祈りを無力化することに違いない。よし、今後は僕がキョロキョロしてスパイを見張っててあげるから、みんな安心して祈ってね。

26(水) 臨時教会総会で福ちゃんを来月末で懐妊・・・もとい、解任することが決議された。そこで少し早いが個人的送別会をする。場所は相撲大好き福ちゃんをねぎらって、『白法山(ビャクホウヤマ)』にした。ここは元十両力士が開いているお店。昔この店の子供らは教会学校にも来ていた。メニュー?もちろん福ちゃんこですよ。

27(木) 昨日、白法山で座敷から降りようとした時、手をつく場所を間違って土間に転げ落ちてしまった。相撲でご説明いたします。「ただ今の決まり手は、はたき込み。はたき込みで白法山の勝ち」。そして今日になって負傷した部分が判明。左足甲擦傷、同足首捻挫、左手親指突指、右脇腹打撲で一週間の休場と相成ります。

28(金) 夜な夜な福ちゃんと昼間録画した『裸の大将』を観るのが最近の日課。長年、知的障害者施設で働いていた福ちゃんが複雑な笑みを浮かべつつ山下清役の雁之助を見ている姿を見るのが面白い。時にはおむすびを食べながら、今日の清は皆から優しくしてもらえるやろか?手におむすび・・・いや、汗にぎって観る。

1(土) 花粉症の症状は一週間前から。今年の飛散量?そんな数値など病歴38年の僕には興味が無い。今回も戦国漫画『花の慶次』のセリフを借りると「これより我ら修羅に入る」のみ。本音を言うと毎年この時期は三か月ほど休場したい気分や。花粉の飛ばない沖縄か北海道の牧師さん!季節限定交換講壇してくんない?