周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

4月20―26日

2014年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Photoこんなん人間の食いもんちゃう!初めてトムヤムクンを食った時僕はそう思った。レモングラス?単に酸っぱい藁やがな!だが今は夢中。日清が出したトムヤムクンヌードルが売れ過ぎて製造中止になったと知り買ってきた。さすが田舎のコンビニ。まだ売り切れてないぞ。でもなんで売れ過ぎたら製造中止になるんやろ?

4/20(日) イースターには庭に卵を隠して子供たちに探させるというイベントをする教会がある。うちではほとんどやったことがない。理由は隠した場所を大人の方が忘れてしまうからや。見つけそこなった卵は数日後に悪臭を放つまで分からない。さあガキどもよ。今年は楽しませてやるから必ず全部探し出せよ。

21(月) 沖縄から北上し平和を訴えながら日本全国を一年かけて旅をするという青年が昨日から来泊している。沖縄キリスト教学院在学の知念優幸君22歳。とにかく熱い青年や。今日は朝から岩国米軍基地の愛宕山跡地利用抗議の座り込みに行っている。暑い島から来た、厚い情の、熱い青年。明後日まで周防泊。

22(火) 知念君は朝から上関原発計画地を視察に行き、夜は常置委員の前で講演。そのあと有志と焼肉を食べに行った。注文した肉は6人前。ひぃふぅみぃ・・・みんなで8人おるで。あとから追加するんやなと思ったがそれも無し。確かにイエスは数人分の食い物を数千人で分けたという。こうなりゃ早いもん勝ちや。

23(水) 知念君は「祝島に行ってきます」と言い残し旅立った。明日から広島~島根と移動し、日本海側を北に向かうとか。ほんまに熱い青年やった。が、泊まっていた部屋を見てビックリ。机にはビール缶や皿が出しっぱなし。布団は寝たままの状態。ゴミの分別はしていない。こら!優幸!お前はキム・ソンヒョか!

24(木) 熱い青年の今後を思い、親になったつもりで「しつけメール」を出したらすぐに反省メールが返ってきた。よろしい。ところで旅館などで布団をキチッと畳んで帰る客がいるが、畳み方によっては却って仲居さんの手間を増やすこともあるそうな。難しいねえ。あなたの礼儀は大丈夫?この僕がしつけてあげましょか?

25(金) 亀の里フェスティバルのチケットを作成する案が昨夜の委員会で急に決まった。明け方までかかって300枚作成。郵送では遅いので今日中に分区の全教会に配らにゃならん。配達に出る前にマッサージ椅子でチョット体でもほぐしてから出発や!しかし、そのチョットが僕を深い眠りの世界へと招待したのでした。

26(土) 昼過ぎに走野から『ガッツ石松』と題された写メールが届いた。まあ確かに石松にも見える。エテ公にも見える。歴史的に今日はチェルノブイリ原発事故から28年目の日。4月26日で「良い風呂」の日。当初の予定日より10日早くこの世に顔を出してくれたのかい。ようこそ、あまり明るくない時代へ。我が初孫よ。


4月13―19日

2014年04月20日 | 日記・エッセイ・コラム

Photoハーバーランドの夜空にひときわ目立つ観覧車。先に並ぶと言って小走りに立ち去った母。乗る気満々なんや。結局行列など無く、楽々と乗れた。観覧車の中でも一人喋りまくっている母。ただ一つ意外やったのは割引でも650円の乗車料を「安い」と言ったこと。大阪は500円でもっとデカいで。神戸~泣いてどうなるのか~♪

4/13(日) 正午から大島教会の総会があるので、周防の礼拝が終わって昼飯抜きで向かう。田舎道を南へ南へと走り、ひと山越えると20分チョイで瀬戸内海に出る。橋を渡って島に入り、海沿いを15分ほど走ると大島教会。いつ走っても楽しくなってくる道。あ、途中お薦めの立ちションスポットもあります。 一言多いか?

14(月) 牧師会にて夕食を食べながら6月の旅行先について話し合った。近隣の温泉地は行き尽くしたので、今年は思い切って大阪方面に決定。一日目は関西学院大学を表敬訪問する。どや、なんとなく牧師の旅行らしいやろ?二日目は吉本新喜劇を観る。どや、間違いなく山口東分区の牧師の旅行らしいやろ?

15(火) 学習のために読まねばならなかった本を全て読み終えたので、やっと好きな熊さんの本が読めることになった。夜、寝床に入るのが嬉しくってならない。さて今夜の本は『春マタギ』。課題本とは違ってどんどん物語の世界に入ってゆける。一度でええから野生の熊を見たいなあ。そして死なん程度に襲われたいなあ。

16(水) 水曜礼拝。今日から新しく年少児が礼拝に加わった。このオッサン誰?という顔で年少児たちが僕を見つめる。保母さんが「村田牧師さんです」と紹介してくれたが、そもそも子供に牧師とは何ぞやを説明できるものではない。ゆえにここの園児たちにとって牧師とは「紙芝居のオッサン」以外の何者でもない。

17(木) 真冬を乗り切って見事に育った庭のパクチーを試食することにした。家族は「カメムシの臭い」だと言って避ける。この日のために取っておいたタイ料理の缶詰を用いて「ガパオ」を作り一人で食べる。完璧や!これぞアジアの味覚!待てよ・・・。料理の仕方でカメムシも食えるかも知れんぞ。実験してみる価値はあるな。

18(金) 石垣の天語からヤエヤマボタルの写メが送られてきた。メチャうらやましい。石垣かぁ~。他にもヤシガニとか、オオコウモリとか、タイワンサソリモドキとか見てみたいなあ。嵩田植物園の焼きビーフンや、甘もち天ぷらはまだあるかなあ。角島の珠実が6月に石垣に遊びに行くなどと言うとる。台風が来ますように。

19(土) 明日のイースターは僕が牛スジカレーを作ることにした。週報の予告では「たぶんオードブルになる」と書いたが僕の独断でカレーに変更。牧師様自らが料理してくださるとは、なんと罰当たりなこった。万が一、カレーを食って腹具合が悪くなったとしても、それは食中毒ではなくバチであることは言うまでもない。


4月6―12日

2014年04月13日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo奈良県は宇陀市にある又兵衛桜。戦国武将、後藤又兵衛がこの地に落ち延びて僧侶となり一生を終えたという伝説から命名されたらしい。散々人々を殺傷してきた武将がここで改心でもしたんかなあ?牧師になって散々周囲に迷惑をかけたり混乱させてきた僕が死んだら何が植えられるやろか?やっぱボケとナスやろなあ。

4/6(日) 今日は礼拝後に教会総会が開かれる。総会開始まであと20分。みんなにうどんを急がせて食わせるところからスタート。総会後には役員会が待っとる。大島教会の役員会もある。それが終わったら大阪の実家に帰らにゃならんのよ。さあ、それ食え、やれ食え、ヤケドしてでも食え!誰やおかわりしとんのは!

7(月) 何年かぶりで梅田の阪神百貨店へ。もちろん目的はタイガース・ショップ。え、ここが?というほどチンケになっていた。大した品も無かったので「春のジャケットでも買って帰ろ」と紳士服売り場へ。な、なに!そうか、ここは「しまむら」じゃなかった。桁の違う洋服の横を店員に声をかけられぬよう足早に通り過ぎる。

8(火) 母を連れて奈良の宇陀まで桜見物。大野寺の桜と又兵衛桜。いずれも見事なしだれ桜やったが見物客もまた見事。携帯やデジカメを手にオッサン・オバハンらが写真を撮る。「すんません。そこのオレンジのジャケットの方どいてくれます?」「あの禿頭じゃまやなあ」。満開の桜の下で繰り広げられるおぞましい人間模様。

9(水) 梅田で『ビッグイシュー』(ホームレス支援雑誌)を買った。販売のおっちゃんが消費税の値上がりで雑誌が350円になったことを「すんまへん。値上がりしましたんで」などと謝る。「おっちゃんは悪ないがな。それは政府が言うセリフやで」と応える。それでも「すんまへん」を繰り返すおっちゃん。福ちゃんを思い出す。

10(木) 実家の猫が発情中。内蔵の機能が悪く避妊手術ができないので外には出せない。この時期、猫とは思えぬ凄まじい大声を上げて鳴く。二階で寝ていても目が覚める。そもそも望んで飼いはじめた猫ではないので、母は「早よ死んでくれたら楽やのに」などと愚痴る。ほんまに死んだら母が凄まじく泣くに決まっとる。

11(金) 母と叔母の性格はそっくりや。叔母を助手席に乗せていたら「もう少しスピード出しても平気よ」と言う。穏やかな口ぶりやったが、岸和田弁に訳せば「もっと飛ばさんかえ!」という意味や。母を乗せていて信号が黄色から赤に変わった時、助手席で叫んどった「行けぇ!」。ちなみに叔母は前期、母は後期高齢者。

12(土) 今回の営繕は妹の家の物置の解体,実家の風呂場の隙間補修,その他細々したこと全てミッション遂行。久米田教会の役員夫婦や樋口牧師にも会えたし、走野夫婦と食事も出来た。昨日今日と阪神は巨人に連覇。意気揚々と帰山。母がまた寂しがると心配したが「これからプールや」と。そ、そりゃ結構なこって。


3月30日―4月5日

2014年04月06日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo(先週の続き)寮の大カボチャのツルをたどってみると、なんと生ゴミを捨てるために掘られた穴にたどりついた。誰かが捨てた種から育ったのだ。写真は牧師室で大事に大事に育てたパクちゃん。最後のひと鉢が無残にも枯れてしまった。この瞬間僕は神を感じた!わけはなく「そやから人生っておもろいんや」と悟ったのでした。

3/30(日) 夜11時過ぎから福ちゃんと『裸の大将』6本を一気に観る。ドラマから「ルンペン」という言葉が消え、「僕は生まれつき頭が弱いので」の決まり文句が消え、線路を歩くシーンまで消え去っていた。おそらくどっさりクレームがきたんやろなあ。そして最後は藤山寛美のアホ丁稚の芝居と同じ目にあったんやろなあ。

31(月) 正座をして三つ指をついて「今まで育ててくださってありがとうございました」と挨拶された。そう言って深々と頭を下げるのは先日結婚をした彩七。ではなく、今日宇部に嫁ぐ・・いや、着任する福ちゃんや。そんなことをされたら泣けてくるがな父さんは。幸せにな。愛される嫁・・いや、牧師さんになるんだぞ。

1(火) 人生で初めてのことやと思うが、今日が僕の大好きなエイプリルフールだということをすっかり忘れていた。しかもこんな日に限って誰かを騙せるチャンスがいっぱいあったのに!ただただ悔しい。それもこれも最近急に忙しくなったからや。忙しいという漢字は心を亡くすと書く。心を亡くすと人も騙せなくなるんやな。

2(水) 宇部教会に福ちゃんのバイクを運ぶ。運転免許がありながら車の運転ができないという特技をもつ福ちゃんは鹿児島にいる時も原チャリで行動していたらしい。一つだけ不安がある。ここは志布志や玖珂ではなく宇部や。こんな都会で原チャリを乗りこなせるんやろか?ちょっとした大道芸牧師になる気がする。

3(木) 雨がそぼ降っていたが桜の名所錦帯橋に夜桜を見に行った。それなりにキレイやったけれど、やっぱり雨はいかんな。屋台で焼きそばやうどんを買って桜の下で食べるという最大の楽しみが奪われる。ええい!花より団子!傘さしてしゃがんで食えばええねん。でもなあ、そこまでして何の花見かな。帰ろ帰ろ。

4(金) 教会総会の議案報告書を作る。と言っても資料は書記と会計役員が作ってくださるので、僕の仕事は天下御免のマンガを挿絵に貼りつけて印刷をするだけ。これによって到底人様には見せられんふざけた報告書ができる。毎年毎年「こんなことしてええんかな?」と自問自答する。考えんでも常識でアウトやろ。

5(土) どうりで寒いと思った。今朝は0℃。さすがに毛布一枚は厳しい。色んな夢を見た。中でも山奥の民家に引っ越した夢は圧巻。あちこちから隙間風が吹き込んでくる。暖を求めて囲炉裏を探したが、何故かどの部屋も便所。あまりの寒さに風呂に入ったら湯舟がポッチャン便所。0℃が見せた脳の中の世界。