周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

12月22―28日

2013年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Masここ数年、大島教会と合同でキャンドル礼拝を開いている。大島と言えば、TV出演も多い天才フラ少女のあ。今年もクリスマスフラを披露してくれた。でも彼女が有名になったら来てくれんやろなあ。よし今から福ちゃん夫婦を猛特訓してフラダンサーに・・・。関西人ならここで当然思い出してほしいところ。暁伸&ミスハワイを。アーイーヤー。

12/22(日) クリスマス礼拝で聖餐式のパンを配る際にうっかり半分ほど床に落としてしまった。世に言う『三秒ルール』に従って拾ったが、無事なパンと床のパン、会衆はいったいどちらを選ぶのか?真っ先に福ちゃんが床パンを手に取った。食卓から落ちたパンくずを子犬が食べると聖書にある。ますます忠犬フク公や。

23(月) 第3次みかん収穫。今年は寒さがあまり気にならない。温かいのかな?それとも今年から履き始めたタイツのおかげ?それはそうと、作業中に福ちゃんがやたらとゲップや放屁をする。先日の猪出没事件があるので、その音が猪の鼻息のようにも聞こえるから、作業している者らがその度におびえる。調教すべきか。

24(火) 来年からキリスト教の保育園に就職する天語やが、牧師の子のくせに何も知っちゃいない。他の牧師の子らは何であんなにしっかりしているのか不思議でならん。ま、僕が何も教えんかったからやけどね。そこで今夜のキャンドル礼拝の司式を体験させた。おお!ええ?あっちゃ~。25点。見事な落第点やぞ天語。

25(水) 皆がいる前で福ちゃんが僕を大声で怒鳴った「あんたが率先してやらんから皆が混乱するんや!何でも人任せにして!この無責任もの!」。そんな夢で目が覚めた。昔、柳井教会の角ちゃんにも怒鳴られる夢を見たことがある。二人とも普段は実に温厚な性格やが・・心ではそう思ってるんやろな。朝から反省しました。

26(木) みかん収穫最終日は雨。ポンチョが破れてしまった僕は全身ビショ濡れ状態。しかし作業中は汗が出るくらいなので寒さはあまり感じない。福ちゃんは一個一個モグたびに気合というか、猪の鼻息というか、不気味な声を発している。彼なりのラストスパートらしい。早よ次の教会を見つけにゃ来年もみかんモギやで。

27(金) あんなに取得を拒否していた友佳が免許を手に入れた。試験場から笑顔で出てきた友佳を初心者マークをつけた車で迎える。さあさっそく運転せろ(せろ=しなさい。山口弁)。教会まで75km。前半は国道2号。後半は高速道。山間部では雨あり雪あり。街では渋滞あり。父さんが運命を共にしてやる。南無阿弥陀仏・・・

28(土) 一昨日の夕食時に歯の詰め物の銀が外れてしまい、あろうことか、うっかり飲み込んでしまった。なのに今日、同じものが再び奥歯に装着されている。明日帰省しても母には言うなと口止めされているので、こうしてジャーナルにだけそっと載せます。お通じの良い体に産んでくれた母にあらためて感謝。良いお年を!


12月15―21日

2013年12月22日 | 日記・エッセイ・コラム

Photoみかん畑に現れた猪。出たな。こんな日のため数々のマタギ文学を読んできたんや。今夜はボタン鍋じゃ!とばかり角材を手に向かった。素早さでは敵わんので「襲って来いや!」と怒らせることにしたが、逃げ回るだけの猪。お前・・臆病者か?賢いの?心優しいの?いずれにせよ、いつの世も好戦的な奴の方が歴史的にみてもバカ。

12/15(日) 金曜から弟妹と石垣島を旅行中の母から電話。雨続きで行く所が無いから平真教会の礼拝に出ると。教会なんて行ったことのない4人が暇つぶしに礼拝?胸騒ぎがする。案の定イビキかいて寝たらしい。すんません小倉さん。午後からはカラオケに行ったって?石垣でカラオケ?ほんまに行くとこ無かったんやな。

16(月) ベムに頼まれて20人ほど乗せて福岡を往復したマイクロバスをレンタ屋に返しに行く。昨日は往復500kmの楽しいドライブやった。「大型免許は取っておけ」と先輩に勧められたのは20歳の時。幼稚園のある教会に行った時や、牧師を首になった時に役立つというのがお勧めの理由。いずれにせよ役立っています。

17(火) 岩国にて基地問題の緊急集会。毎日嫌な報道ばかり見聞きする僕にとって、こういう集まりに出るのは精神的にとてもリラックスを覚える。リラックスしすぎて寝てしまった。これじゃ礼拝で寝た身内と大差ないかも知れんが、僕の居眠りと暇つぶしの居眠りとでは質が違うのだ!いくらなんでもこれは強引な言い訳やな。

18(水) 帆波が南岩国でうろついている時に飲み屋の接客バイトをしないかとの勧誘を受けたらしい。ほら見ろ。普段からチャラチャラした格好をしているからお水系にピッタリやと思われるんや。父さんがこの歳になるまで(自衛隊の勧誘はあったが)一度もホストの勧誘をされなかったのは普段からキチッとしてるからや。

19(木) 岩国のYMCA専門学校でクリスマス礼拝を行なった。謝礼をいただいて車に戻って人を待つ。しばらくして反戦情報の森居さんがやってきた。そこで年末カンパを手渡す。謝礼の滞在時間15分。昔サザエさんで読んだことがあるぞ。ボーナスの出た日に会社の前で待つ飲み屋のママたち。懐かしい師走光景よのう。

20(金) 初雪が舞った。今日はみかん収穫に行く日やったが大島は雨で果実も濡れているということで明日へ延期となる。前回、貯水槽に落ちるというハプニングにみまわれた福ちゃんが「僕も行きます」と言っておったが、あの時の痛手は相当やったろうに。何という忠犬ハチ公ぶりや。もう一度言うとくけど労災は無いよ。

21(土) 第2次みかん収穫作業へ。もちろん忠実なる福ちゃんも一緒。ところで今日は穴落ちのハプニングは無かったが、畑に猪が現れるというハプニングがあった。姿からして若いオスだと思われるが、さほど人を恐れる様子もなく畑をトコトコ走り回る。みかんに被害は与えんが、今こそチャンスや!行け!忠犬フク公!


12月8―14日

2013年12月15日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo あー!という悲鳴に振り返ったら福ちゃんの姿が消えていた。古い貯水タンクのコンクリート蓋が割れて、中に堕ちたのだ。厚さ10cmほどの蓋に左足を挟まれている。瞬時に「シャッターチャンスや」と思ったが、まず助けなくてはと思い直し蓋をどけた。痛さとショックで呆然とする福ちゃんの顔を観ていると・・・やっぱり写メを撮ってしまった。

12/8(日) 先日岩国カトリック教会の信者さんたちが機関紙を持って訪ねて下さった。ところでカタギ(キリスト信者ではない人のことを我々クリスチャンはこう呼びます。たぶん)の方には、カトリックとプロテスタントの違いを知らない人が多い。カトリックは神父。プロテスタントは牧師。そして両者の共通点はおそらくヤクザです。

9(月) 岩国医療センターへ。ここの敷地内には小さな喫煙小屋があって、いかにも煙草を吸いそうな人らで賑わっている。いかにも吸いそうな人らは、どこかクセのある風貌をしているのですぐに分かる。その証拠に「え?まさかこんな人が!」と思うような人はまずいない。逆にそんな人がいるとなぜか勇気づけられる。

10(火) 連日氷点下の朝。なるべく暖房は入れたくないので僕は寒さに耐えるため寝袋で寝ている。メーカーの発表では冬山使用可能。-12℃までOKという代物やが、実際は「これで冬山はごめんやで」と思える程度のシロ物。その寒さを我慢できるのは今読んでいる小説『氷結の森』のおかげ。人間、気の持ちようやな。

11(水) 久しぶりに旅人さんが「泊まらせて」とやってきた。その着ぶくれしている姿を見て『氷結の森』の中に出てくる北の民族ニブヒを連想する。一番上に羽織っているコートは宇部の太作ちゃんから貰ったものらしい。あちこちの教会やお寺を巡っている旅人。よし。教団の大きな教会をいっぱい紹介してやろっと。

12(木) 猫のめかりが帰って来なくなり十日ほどが過ぎようとしている。家族の中に重い沈鬱な空気が漂う。みんなめかりが帰ってきた夢まで見ている。かく言う僕もほぼ毎晩見る。うちの子が家出してもたぶんここまで落ち込むことはないやろ。見つけて下さった方には百万円程度のお礼を考えている。考えているだけやけど。

13(金) イエスが磔刑に処せられたのが13日の金曜だという俗説があるが、信者からすれば人類の罪を負って死んだ日やから、ある意味めでたいはずなのに何故か不吉とされる日。後で気付いたが先週顔合わせをした日は大安吉日。なんで平日に?とは思っていたが全く気付かんかった。ちなみに今日は先負。午後が吉。

14(土) 楽天優勝セールで買った品々の最後の一品「干し芋」が届いた。セールで買ったのは13品。ただ怖いことがある。13品全てがカード決済ときている。支払いはいつするの?後でしょ!なんて言っとる場合ではない。いつもニコニコ現金払いが僕の身上ゆえ、これは大きな試練や。こんなセールを教えてくれたベムを逆恨むわ。


12月1―7日

2013年12月08日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo まるで修道士のような従順さで(修道士の実際はよく知らんけど)、みかんの収穫作業をする福ちゃん。彼はわがままマイペースの主任牧師に少しも逆らわず仕事や奉仕をこなしてくれる。こんな牧師を招聘できたら、その教会に必ず「福」が来るぞ。ところで、このあと福ちゃんの身に起こる悲劇を誰が予想していたろう。次回を乞うご期待!

12/1(日) 先週、某会議で委員の交通費が多すぎると言ったが、どうやらこれには日当や食事代が入っているかららしい。でも僕だけ交通費ピッタリしかもらってないぞ。どないしょう。あんな大見得を切った手前、「あのう・・・僕の日当と食事代が出てないんですけど・・・」なんて今さら言えますか?さあ、あなたならどうする!

2(月) うちの週報には「思わずこの教会に献金したくなった方は下記の郵便振替口座へ」と書いてある。なんとそれを見た福ちゃんの母上がご献金下さった!これで献金者は二人目。ありがとうございます!三人目の犠牲者・・・いや、ご献金者のお振込をお待ちしています。01390-8-34554(名義=日本キリスト教団周防教会)

3(火) 彩七の婚約者のご両親と顔合わせの日。場所は岩国教会の隣の半月庵。案内されて座敷に通される。何を話していいのやら。まるで僕がお見合いしているみたいな感覚になる。食事と共に徐々に話が進み、とても立派なご両親であることが伝わる。言っておくべきか・・・「こんな父親でもいいんでしょうか?」って。

4(水) 急に体の節々が痛くなったと思ったら、やはり熱が出た。測ったら37.7度。ヤブ医者がなんでもかんでも「葛根湯を飲みなさい」という落語があるが、実は僕もこれさえ飲めば少々の風邪くらいは治ると信じている。ところで葛根湯には製薬会社で随分と価格差があるのに売り名は全て『葛根湯』。やっぱなんか怪しい。

5(木) 教区書記から(福ちゃんからも)尻を叩かれ、今日やっと福ちゃんの担任牧師登録申請書類を教区事務所に持って行った。総会で決議してから二カ月経っている。でもね、自慢じゃないが僕は周防に着任した時、登録を何年もほったらかしとった。それに比べりゃ二カ月で提出なんてあんた、異例の速さやと思わんか?

6(金) 某カルト教団の元信者に、ある記事を読んでもらったことがある。するとこんな感想を語ってくれた。「カルトにいた時にこんな内容の新聞をよく読みましたね。懐かしいです」と。実はその記事は日本伝道なんたらとかいう会が出していたもの。そう言えば教団新報にも同じような記事が時々載るぞ。そうか。懐かしいかい。

7(土) 週報にはこう書いて奉仕者を募った。『寒さに強い。体力がある。腰痛や肩こりが無い。報酬はいらない。寒さに弱いし体力も無いけれど根性だけはある人』。こんな触れ込みにもめげず命知らず6人(大丈夫か?全員50歳以上やで)が集合。さあ壮絶みかん収穫だ!エイエイオー!では作業をする前にまず休憩。


11月24―30日

2013年12月01日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo こんな風に楽しんでから召し上がれと饅頭屋のポスターに書いてあったのでその通り帆波に実演させた。普段は「死ね。くそジジイ」などと僕にたいそう冷たい娘やがこういうことは協力してくれる。やっぱり受け継いでるんやなあ僕のDNA。ところでこの『目玉おやじ饅頭』は一個350円もするが老舗の饅頭屋が作っていてかなり美味しい。

11/24(日) 先日福ちゃんと泊まった博多のホテルやが、どうやら僕はレディースプランで予約していたらしい。道理で二人で朝食付き5000円以下という格安料金やった訳や。あの夜、僕は本を読まないと眠れんのに福ちゃんが色々と話しかけてきた。相撲に行けるのが嬉しかったんやろなあ。でも次からは静かに眠らせてね。

25(月) 亀の里募金全国発送の日。奉仕者20名ほどで作業に取りかかる。教団には現在1700ほどの教会がある。もし1教会が千円送ってくれたら随喜の涙もんや。もし二千円も送ってくれたらお釣りを返さにゃいけん。けど実際は募金してくれる教会は全体の7%。これ!そんな言い方をしたら93%の教会に失礼でしょ。

26(火) 某会議で委員の交通費の補助額が高すぎるなどと言った奴がいた。他の会議や集会で出される交通費に比べるとあまりに高かったのでつい口走ってしまったらしい。いらんこと言いかお前は。時々いるよなあこういう奴。真面目というか融通が利かんというか空気が読めんというか世間知らずというか・・・。僕です。

27(水) 去年、喜寿の母を温泉に連れて行った。その時は「これからは温泉くらい毎年連れて行ったる!」などと大きなことを言ったが、今夜、母はたぶん一人で実家の風呂に入っている。そのかわり米寿(傘寿は近すぎるし)にはハワイや!などと考えて過ごす母の誕生日。せめて温泉の素でも送っておくべきやったか。

28(木) 柳井教会員の粟屋さんの治療院に行く。按摩をしてもらっている間、プロ(生まれつき)の視力障害者である粟屋さんに、アマチュア(中途失明)のベムをぜひとも鍛えてやってほしいと頼んでおいた。あ!按摩で思い出したぞ!子供のころ友達にされた電気按摩。あれをされている時ってなんで笑いが止まらんのやろ?

29(金) 来年就職する予定の保育園を訪ねて出発した天語から朝6時過ぎに電話。飛行機に手荷物を預けるのに金が必要で、しかもカード払いでしか受け付けてくれんという。寝ボケ頭のままで僕のカード番号を告げた後、ボーッと考えてみたが意味がよくわからん。天語の奴、実の親に振り込めサギを働いたんやなかろうな。

30(土) 別の表現をしてみた。領海侵犯した中国機に自衛隊がスクランブル発進⇒他所の組がなわばりに入って来たのでチャカを持たせた若い組員を向かわせた。天皇が小さな墓を望んだ⇒満漢全席をやめてフランス料理にした。全国学力テストの成績を公表⇒誰の屁が一番臭いかを国が競わせた。僕にはそう聞こえる。